- PR: 記事内にアフィリエイト広告のリンクを含みます。
- 信頼性への取り組み: 入手先と各サイトの中身は2026年11月1日に調べた。壁紙の画像そのものは、権利がIBM・Lenovoにあるためこの記事には載せていない。リンク先には公式でないサイトも含まれるので、本文で公式かどうかを分けて書いている。
昔のThinkPadを開くと出てきた、紺色の地に赤いロゴの壁紙や、世界地図に時刻が並ぶ壁紙。あの画面をもう一度、今のパソコンで見たいという人は多い。ただ、IBMの公式サイトの配布ページはすでになく、検索で出てくるのは出どころの分からない画像ばかりである。この記事では、IBM時代からLenovoのものまで、ThinkPadの壁紙が手に入る場所を、公式かどうかで分けて紹介する。
- 公式で手に入るのは、Lenovo中国のサポート記事とLenovoのFlickr。出荷時に入っていた壁紙と、20周年記念の壁紙が落とせる
- IBM時代の壁紙を年代や機種で探すなら、ファンのアーカイブ。MacDatとoemfilesが詳しい。どちらも公式ではない
- 世界地図の「World Time」は、今のWindowsでは動かない。動く壁紙はWindows XPまでのしくみで作られていたため。静止画の再現版を使う
- 画像の権利はIBM・Lenovoにある。自分のパソコンの背景にするだけにして、SNSで配ったり、ブログに載せたりはしない
ThinkPad壁紙の入手先一覧
先に、この記事で紹介する入手先をまとめる。迷ったら、公式の2つから見るとよい。
| 入手先 | 中身 | 公式か |
|---|---|---|
| Lenovo中国 出荷時の壁紙 | ThinkPad・ThinkCentreに入っていた壁紙のまとめ(RAR) | 公式 |
| Lenovo中国 ThinkPad専用壁紙 | ThinkPad向けの壁紙約5枚。2019年12月の更新版 | 公式 |
| Lenovo公式Flickr 20周年 | 2012年の20周年記念の壁紙49枚。赤と黒、最大2048×1536 | 公式 |
| MacDat | IBM時代の純正壁紙を機種・地域・解像度ごとに | 非公式 |
| ThinkPad Customization Files(oemfiles) | リカバリー用のイメージから取り出した壁紙を、Windowsの版・機種ごとに | 非公式 |
| Laptop Retrospective | 世界地図の壁紙「World Time」の解説と入手先 | 非公式 |
「非公式」はファンや個人が集めたもので、IBM・Lenovoの許可があるかは分からない。リンクは2026年11月1日時点のもの。
公式で手に入る壁紙
IBMが2000年代に自社サイトで配っていた壁紙のページは、今は残っていない。いま公式に落とせるのは、Lenovoが出しているものだけである。
Lenovo中国のサポート記事
Lenovoの中国のサポートサイト(乐享知识库)に、ThinkPadとThinkCentreに出荷時から入っていた壁紙をまとめたページがある(Lenovo中国)。Windowsを自分で入れ直すと、メーカーの壁紙はなくなってしまう。その壁紙を取り戻すための記事で、RAR形式の圧縮ファイルが付いている。
もう1つ、ThinkPad専用の壁紙を約5枚まとめた記事もある(Lenovo中国)。2019年12月12日に更新した版を使うよう書かれていて、どれも動かない静止画である。ページは中国語だが、ブラウザーの翻訳を使えば手順は分かる。
- 記事では、展開した壁紙をWindowsのフォルダーに入れる手順を案内している。ただ、背景にするだけなら、展開したフォルダーから選べば足りる
- Windowsのフォルダーにコピーするなら、管理者の権限が必要になる。もとからあるファイルを上書きしないようにする
- 添付ファイルの名前や中身は、記事の更新で変わることがある
LenovoのFlickr(20周年の壁紙)
Lenovoの公式Flickrには、2012年のThinkPad 20周年のときに作られた壁紙のアルバムがある(Flickr)。49枚あり、赤と黒の2種類が、1280×768から2048×1536までの解像度でそろう。
別のアルバムには、長くThinkPadのデザインを率いたデビッド・ヒル氏が、20周年の本のために作った壁紙もある(Flickr)。どちらも2013年ごろに一時非公開になったことがあり、また見られなくなる可能性はある。
IBMのロゴが入った壁紙ではないが、黒と赤のThinkPadらしい色づかいで、今のパソコンにも合わせやすい。ThinkPadの歩みは歴代モデルの一覧にまとめている。
IBM時代の純正壁紙を探す
IBMのロゴが入った当時の壁紙は、ファンのアーカイブで探すことになる。どれも、昔のThinkPadのハードディスクやリカバリーCDから壁紙を取り出して集めたものである。IBMやLenovoの許可を得ているという記載は見当たらないので、使うときは著作権の節も読んでほしい。
| サイト | 探せる壁紙 |
|---|---|
| MacDat | ThinkPad 360C・755CSの欧州版(640×480)、「Blue」(640×480〜1024×768)、「Montage」、Windows XP初期の「Leaves」、欧州版の「Map」(2001〜2002年)など。画像を解像度ごとにそのまま落とせる |
| oemfiles | Windows 3.1・98・2000・XPから、8・10・11まで、Windowsの版ごと・機種ごとに整理。T23・T30・T41・T43・X41 Tabletなど。2000年代にIBMがサイトで配っていた追加の壁紙9枚もある |
| Internet Archive | T30に入っていた「IBM Americas Map」「IBM Mechanical」「Leaves」。BMP形式で800×600と1024×768 |
| GitHub(thinkpad-wallpaper-archive) | Windows 3.1から10までの壁紙を、IBMとLenovoに分けて年代順に並べている |
最初に見るならMacDatである。ページを開けばそのまま画像が並び、解像度を選んで落とせる。機種やWindowsの版から探したいならoemfilesが詳しい。たとえば「T41で見ていた壁紙」のように、使っていた機種が分かっているときに向く。
同じ壁紙でも、地域で絵柄が違うことがある。当時のIBMは、地球の絵の壁紙を北米・欧州・アジアの3種類で作り分けていた。日本で売られたThinkPadの壁紙が見つからないときは、アジア版を探してみるとよい。
当時の壁紙は、多くが800×600や1024×768の小さな画像である。今のThinkPadの画面(1920×1200など)に広げると、ぼやけて見える。きれいに映すコツは後の節で書く。
世界地図の壁紙「World Time」
「ThinkPad 壁紙 世界地図」で探されているのは、多くがIBM時代のWorld Time(Time Zone)という壁紙である。世界地図の上に主な都市の時刻が並び、昼と夜の境目がゆっくり動いていく。Windows 98からXPのころのThinkPadに入っていた。
この壁紙は、Windowsの「アクティブデスクトップ」という、Webページを壁紙として表示するしくみで動いていた。アクティブデスクトップはWindows Vistaでなくなったため、Windows 10・11では当時のファイルを入れても動かない。夏時間には対応していなかったので、当時から時刻が1時間ずれる地域もあった。
今のパソコンで使うなら、静止画にした版を選ぶ。Laptop Retrospectiveは、World Timeの版ごとの違いと入手先をまとめた英語の記事である。北米・欧州・アジアの3つの地域版と、有志が作った高い解像度の再現版(最大1920×1200)が紹介されている。当時のファイルそのものは、ロシアのサイトmocom.ruにあるが、つながらない日もある。
壁紙まとめサイトの注意点
「ThinkPad 壁紙」で検索すると、WallpaperSafariやWallpaperAccessのような壁紙のまとめサイトが上に出てくる。1920×1080などの大きな画像が見つかりやすい一方で、次の点に気をつけたい。
- 純正とファンが作ったものが混ざっている。「Lenovo Official」と書かれていても、公式の配布とは限らない
- 出どころが分からない。利用者が投稿した画像を集めたもので、誰が作ったかが書かれていないことが多い
- 広告が多い。ダウンロードのボタンに見える広告を押さないようにする
当時の純正の壁紙がほしいなら、まとめサイトではなく、公式かMacDat・oemfilesのような機種ごとに整理されたアーカイブで探すほうが確実である。
著作権と使ってよい範囲
壁紙は、IBMやLenovoが作った著作物である。会社の名前で出した作品は、日本の法律では公表から70年守られるので、30年前の壁紙でも権利は残っている。使ってよい範囲は、次のように考えるとよい。
| 使い方 | 考え方 |
|---|---|
| 公式から落として、自分のPCの背景にする | 問題ない |
| ファンのアーカイブから落として、自分のPCの背景にする | 2021年から、無断でアップロードされたと知りながら落とすことは違法とされた。ただ、罰則は有料で売られている作品を繰り返し落とした場合などに限られる。気になるなら公式のものを使う |
| 画像をSNSやブログに載せる・配る | しない。壁紙を設定した画面を少し見せる程度でも、画像そのものを配る形は避ける |
| 画像を加工して、グッズや商品にする | しない。ロゴは商標でもある |
著作権法の改正(侵害コンテンツのダウンロード違法化、2021年1月施行)は文化庁の解説を参照した。法律の判断が必要なときは専門家に相談してほしい。
ThinkNaviがこの記事に壁紙の画像を載せていないのも、同じ理由である。気に入った壁紙は、リンク先から落として、自分のパソコンの中だけで楽しんでほしい。
ダウンロードと設定の手順
Windows 11で、落とした壁紙を背景にする手順は次のとおり。
- 画像を落とす:画像を右クリックして保存するか、ZIP・RARのファイルを落とす
- 圧縮ファイルを展開する:ZIPはそのまま開ける。RARは、2023年以降の更新が入ったWindows 11なら標準で開ける。開けないときは7-Zipなどのソフトを使う
- ウイルスを確かめる:公式でないサイトのファイルは、展開する前に右クリックからMicrosoft Defenderでスキャンしておく。拡張子が「.exe」のものは開かない
- 背景に設定する:画像を右クリックして「デスクトップの背景として設定」を選ぶ。または「設定」→「個人用設定」→「背景」で画像を選ぶ
ロック画面にも同じ画像を使いたいなら、「設定」→「個人用設定」→「ロック画面」で画像を選ぶ。
今のThinkPadできれいに映すコツ
昔の壁紙は、画面の縦横の比が4:3(800×600、1024×768など)のものが多い。今のThinkPadは16:10(1920×1200など)が中心なので、そのまま広げると横に伸びたり、上下が切れたりする。Windowsの「背景」の画面にある「デスクトップ画像に合うものを選択」で、表示のしかたを選べる(呼び名はWindowsの版で少し違うことがある)。
| 表示のしかた | 向いている画像 |
|---|---|
| ページ幅に合わせる | 画面いっぱいに広げ、はみ出した上下を切る。地図や模様のように、端が切れても困らない画像 |
| 画面のサイズに合わせる | 画像全体を収め、余った左右に背景色を付ける。ロゴが中央にある4:3の画像。背景色を黒や紺にするとなじむ |
| 中央に表示 | 画像を元の大きさで真ん中に置く。小さなロゴだけの画像 |
| 並べて表示 | 画像を敷きつめる。模様の壁紙 |
小さな画像を大きな画面に広げると、どうしてもぼやける。気になるなら、MacDatやoemfilesでいちばん大きな解像度の版を選ぶか、20周年の壁紙のように新しいものを使うとよい。画面の種類による見え方の違いは画面の選び方の記事にまとめた。
よくある質問
- ThinkPadの公式の壁紙はどこでダウンロードできますか?
-
Lenovo中国のサポートサイトにある「出荷時の壁紙」と「ThinkPad専用の壁紙」の記事、LenovoのFlickrにある20周年記念の壁紙が公式である。IBMが昔配っていたページは残っていない。
- IBMロゴの入った昔の壁紙はありますか?
-
公式の配布はない。MacDatやoemfilesといったファンのアーカイブに、当時のThinkPadから取り出した壁紙が集められている。どちらも公式ではない。
- 世界地図に時刻が出る壁紙は今のWindowsで使えますか?
-
当時の動く版は、Windows Vistaでなくなったしくみで動いていたため、Windows 10・11では動かない。静止画にした再現版なら背景にできる。
- Windowsを入れ直したら、ThinkPadの壁紙が消えました。
-
メーカーの壁紙は、Windowsを自分で入れ直すと消える。Lenovo中国のサポート記事に、出荷時の壁紙をまとめたファイルが付いている。
- 壁紙をブログやSNSに載せてもいいですか?
-
壁紙の権利はIBM・Lenovoにあるので、画像そのものを載せたり配ったりはしないほうがよい。紹介したいときは、入手先のリンクを伝える。
- 昔の壁紙がぼやけて見えます。
-
当時の壁紙は800×600や1024×768の小さな画像が多いためである。いちばん大きな解像度の版を選ぶか、「画面のサイズに合わせる」で元の比のまま表示するとよい。
まとめ
ThinkPadの壁紙を探すなら、まず公式のLenovo中国のサポート記事とLenovoのFlickrを見る。IBMのロゴが入った当時の壁紙は、MacDatやoemfilesのようなファンのアーカイブで、機種やWindowsの版から探せる。世界地図のWorld Timeは、今のWindowsでは静止画の版を使う。どれも権利はIBM・Lenovoにあるので、自分のパソコンの背景として楽しむにとどめたい。
当時のThinkPadの話は、次の記事にもまとめている。



今のThinkPadも、黒い本体と赤いTrackPointはそのままである。昔の壁紙が似合う最新の機種の価格は次のとおり。






