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ThinkPadのメモリ増設・SSD換装ガイド【2026年】対応機種一覧と確認方法

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  • 信頼性への取り組み: Lenovoの公式仕様書(PSREF)とLenovo公式ストアの製品仕様を基に、機種ごとに確認して執筆している。
  • 主な参考元: ThinkPad 製品仕様書(PSREF) | Lenovo公式ストアの製品仕様 | ThinkPad ユーザー・ガイド(CRU一覧) | Lenovo公式YouTube

ThinkPadのメモリを増やせるか、SSDを大きくできるかは、シリーズ名だけでは決まらない。たとえば同じT14でも、Gen 7のIntel版はLPCAMM2、Gen 7のAMD版はSO-DIMM、Gen 6のILL(Lunar Lake)はオンボードと、世代とCPUで方式が変わる。

2026年モデルの結論は次のとおりである。

  • 容量を変えられない(オンボード):X1 Carbon Gen 14、X1 2-in-1 Gen 11、X9-14・X9-15・X9-15p Gen 1、X13 Gen 7(Intel・AMD)、T14s Gen 7(全CPU)、T14s 2-in-1 Gen 2、L13 Gen 6(2-in-1を含む)
  • 追加・交換で増やせる(SO-DIMM):T14 Gen 7 AMD、T16 Gen 5 AMD、E14 Gen 8・E16 Gen 4、L14 Gen 7・L16 Gen 3、P14s Gen 7 AMD、P16v Gen 3、P16 Gen 3、T16g Gen 3
  • 1枚の交換で増やせる(LPCAMM2):T14 Gen 7 Intel、T16 Gen 5 Intel、P14s Gen 7 Intel、P16s Gen 5(Intel・AMD)、P1 Gen 9、T1g Gen 9
  • SSD:調べた機種はすべてM.2 SSDで、交換(換装)できる。2台目を追加できるかは、機種と構成(WWANの有無など)で決まる
この記事について
  • メモリとSSDの仕様は、Lenovoの公式仕様書(PSREF)を主な根拠にしている。国内ストアで選べる構成は補足として載せた(2026年10月14日時点)
  • 同じ機種名でも、CPUや構成で仕様が変わる。作業や購入の前に、自分の型番のPSREFで最終確認してほしい
  • 分解・交換は自己責任で行う。不安な場合は、購入時の構成でメモリ・SSDを選ぶのが確実
目次

メモリ方式と増設可否

ThinkPadのメモリは、次の4つに分けられる。容量を変えられるかどうかは、この方式でほぼ決まる。

方式中身容量変更
オンボード(直付け)メモリが基板にはんだ付けされている。ILL(Lunar Lake)はCPUと一体不可(購入時の容量のまま)
SO-DIMM(スロット)ノートPC用の差し替えできるメモリ。現行機はDDR5可(追加・交換)
LPCAMM2省電力メモリ(LPDDR5X)を交換できる形にした薄型モジュール。1枚可(大容量の1枚に交換)
オンボード+スロット一部が直付けで、スロットが1つ。旧モデルに多い可(スロット側だけ)

オンボードは薄く軽く作れて省電力だが、後から容量を変えられない。LPCAMM2はスロットが1つなので、「足す」のではなく大容量の1枚に入れ替えて増やす。

最大容量の見方

「最大メモリ」には、意味の違う3つの数字がある。この記事の表では、PSREFの最大を主に、国内ストアの上限を補足として載せている。

数字意味
PSREFの最大Lenovoの仕様書に載っている上限。PSREFの注記にあるとおり、Lenovoが提供するメモリでの試験結果に基づく
国内ストアの上限日本のLenovo公式ストアで注文時に選べる構成の上限。PSREFの最大より小さいことがある
市販品での動作市販メモリでPSREFを超える容量が動いた報告もあるが、Lenovoの保証外。この記事では扱わない

現行モデルの増設可否一覧

2026年モデルの一覧である。機種名のリンクから、その機種のPSREFを開ける。中古・旧モデルの一覧はこちら。

モデル方式容量変更PSREFの最大国内ストア
X1 Carbon Gen 14オンボード不可64GB※64GB
X1 2-in-1 Gen 11オンボード不可64GB※64GB
X9-14 / X9-15 Gen 1オンボード不可32GB32GB
X9-15p Gen 1オンボード不可64GB※64GB
X13 Gen 7 Intelオンボード不可32GB64GB
X13 Gen 7 AMDオンボード不可32GB※32GB
T14s Gen 7 Intel / AMDオンボード不可64GB※64GB
T14s Gen 7 Snapdragonオンボード不可32GB※—
T14s 2-in-1 Gen 2オンボード不可—64GB
T14 Gen 7 IntelLPCAMM2×1可(1枚を交換)64GB※64GB
T14 Gen 7 AMD(Ryzen PRO 200)SO-DIMM×2可(追加・交換)64GB64GB
T14 Gen 7 AMD(Ryzen AI PRO 400)SO-DIMM×2可(追加・交換)96GB96GB
T16 Gen 5 IntelLPCAMM2×1可(1枚を交換)64GB※64GB
T16 Gen 5 AMD(Ryzen PRO 200)SO-DIMM×2可(追加・交換)64GB64GB
T16 Gen 5 AMD(Ryzen AI PRO 400)SO-DIMM×2可(追加・交換)96GB96GB
T1g Gen 9LPCAMM2×1可(1枚を交換)96GB96GB
T16g Gen 3SO-DIMM×4可(追加・交換)192GB※192GB
E14 Gen 8 / E16 Gen 4 Intel(Core Ultra)SO-DIMM×2可(追加・交換)64GB※32GB
E14 Gen 8 / E16 Gen 4 AMDSO-DIMM×2可(追加・交換)64GB※64GB
E14 Gen 8 / E16 Gen 4(Core シリーズ3)SO-DIMM×1可(1枚を交換)32GB※32GB
L13 Gen 6・L13 2-in-1 Gen 6オンボード不可32GB32GB
L14 Gen 7 / L16 Gen 3SO-DIMM×2可(追加・交換)64GB※64GB
P14s Gen 7 IntelLPCAMM2×1可(1枚を交換)96GB※96GB
P14s Gen 7 AMDSO-DIMM×2可(追加・交換)96GB※96GB
P16s Gen 5 Intel / AMDLPCAMM2×1可(1枚を交換)96GB※96GB
P1 Gen 9LPCAMM2×1可(1枚を交換)96GB96GB
P16v Gen 3SO-DIMM×2可(追加・交換)96GB※96GB
P16 Gen 3SO-DIMM×4可(追加・交換)192GB192GB
2026年モデル(国内ストアの上限は2026年10月14日時点)

※付きの値は、PSREF本体ではなく、販売店が掲載したPSREFの写しやLenovoの資料で確認したもの。—は確認できなかったもの。「国内ストア」は日本のLenovo公式ストアの製品ページの表記。X13 Gen 7 Intelは、国内ストアは64GBだが現在のPSREFは32GBまでのため、PSREFの値を載せた。リンクのない機種は、PSREFで機種名を検索してほしい。

軽さを売りにするX1・X9・X13・T14sの2026年モデルは、すべてオンボードである。これらを選ぶなら、メモリ容量は購入時に決める必要がある。

2025年モデル(型落ち)

2025年モデルは、同じシリーズでもCPUごとに方式が違う。ILL(Lunar Lake)はオンボード、IAL(Arrow Lake)やAMDはSO-DIMMという組み合わせが多い。

モデル方式容量変更PSREFの最大国内ストア
X1 Carbon Gen 13オンボード不可32GB32GB / 64GB(IAL)
X1 2-in-1 Gen 10オンボード不可32GB(一部構成は64GB)64GB
X13 Gen 6 Intel / AMDオンボード不可32GB32GB
T14s Gen 6 Intel / AMDオンボード不可AMD:64GB32〜64GB
T14 Gen 6 Intel(ILL)オンボード不可—32GB
T14 Gen 6 Intel(IAL)SO-DIMM×2可(追加・交換)64GB64GB
T14 Gen 6 AMDSO-DIMM×2可(追加・交換)64GB64GB
T16 Gen 4 Intel(IAL)SO-DIMM×2可(追加・交換)64GB64GB
T16 Gen 4 AMDSO-DIMM×2可(追加・交換)64GB64GB
E14 Gen 7 / E16 Gen 3 Intel(ILL)オンボード不可32GB32GB
E14 Gen 7 / E16 Gen 3 Intel(IAL)SO-DIMM×2可(追加・交換)64GB32GB
E14 Gen 7 / E16 Gen 3 AMDSO-DIMM×2可(追加・交換)64GB※32GB
P14s Gen 6 Intel / AMDSO-DIMM×2可(追加・交換)96GB96GB
P16s Gen 4 Intel / AMDSO-DIMM×2可(追加・交換)96GB※96GB
L14 Gen 6 / L16 Gen 2SO-DIMM×2可(追加・交換)64GB※—

※X1 Carbon Gen 13は、PSREFは32GBまでだが、国内ストアではIALモデルに64GBの表記がある。T16 Gen 4 AMDは、国内ストアの表記は「オンボード」だが、PSREFは「DDR5 SO-DIMM×2」のためPSREFに合わせた。

中古・旧モデルの増設可否

中古で人気の旧モデルも、メモリの方式は世代によってばらばらである。メモリ増設の検索が多い機種を中心に、PSREFの記載をまとめた。

モデル方式容量変更PSREFの最大SSD
X1 Carbon Gen 8 / Gen 9オンボード不可16GB / 32GBM.2 2280×1
X13 Gen 1 / Gen 2オンボード不可32GBM.2×1(Gen 1は2242か2280のどちらか)
X390 / X395オンボード不可32GB / 16GBM.2×1(2242か2280のどちらか)
X280オンボード不可16GBM.2×1
L13 Gen 1 / Gen 2オンボード不可16GBM.2×1(2242か2280のどちらか)
L13 Gen 3オンボード不可32GBM.2 2242×1
L380 / L390SO-DIMM×2可(追加・交換)32GBM.2×1(1台のみ)
L580SO-DIMM×2可(追加・交換)32GB2.5インチとM.2 2280は排他(どちらか1台)。2台目のM.2 2242はWWANと排他
L590SO-DIMM×2可(追加・交換)64GB2.5インチとM.2 2280は排他。M.2 2242を同時搭載できる
L15 Gen 2SO-DIMM×2可(追加・交換)64GB「2.5インチ+M.2 2242」か「M.2 2280×1」の選択式
T480SO-DIMM×2可(追加・交換)32GB2.5インチとM.2 2280は排他。2台目のM.2 2242はWWANと排他
T480sオンボード+SO-DIMM×1可(スロット側)24GBM.2 2280×1
T490オンボード+SO-DIMM×1可(スロット側)48GBM.2×1(2242か2280のどちらか)
T14 Gen 1 / Gen 2 Intelオンボード+SO-DIMM×1可(スロット側)48GBM.2 2280×1(2242も可)
E14 Gen 5 Intelオンボード+SO-DIMM×1可(スロット側)40GB / 48GBM.2 2242×2(同時搭載できる)
E14 Gen 6 AMDSO-DIMM×2可(追加・交換)64GBM.2 2242+2280(同時搭載できる)
P1 Gen 8 / T1g Gen 8LPCAMM2×1可(1枚を交換)64GBM.2 2280×2(同時搭載できる)
旧モデルのメモリ方式とSSD(PSREFほか)

※最大容量は、直付けメモリの容量やCPUで変わる場合がある。SSD欄の「排他」は、どちらか一方しか使えないという意味。

X13 Gen 1やL13は「メモリ増設」の検索が多いが、どちらもオンボードのため容量を変えられない。足りない場合は、容量の大きい個体への買い替えが現実的である。

自分の機種を調べる方法

一覧にない機種や、細かい構成を確かめたいときは、次の順番で調べる。

1. 型番(マシンタイプ)を確認する

本体の裏のラベルにある「Type」や「MTM」の欄に、21SX0084FJ のような10桁の英数字が書かれている。Lenovo Vantage(Commercial Vantage)でも確認できる。

2. PSREFで確認する

Lenovo PSREF(英語)で型番か機種名を検索し、「Memory」と「Storage」の欄を見る。

PSREFの表記意味
solderedオンボード。容量を変えられない
SO-DIMM slotsスロット式。数がスロット数
LPCAMM2(CAMM2)交換式モジュール
Max MemoryPSREFの最大容量
Storage SlotM.2のサイズ(2242・2280)とスロット数。2台目の条件もここに書かれる

3. Windowsのタスクマネージャーで見る

タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)の「パフォーマンス」→「メモリ」に、「使用されているスロット」が表示される。「1/2」なら空きスロットが1つある目安だ。ただしオンボードの機種では正しく表示されないことがあるので、最終確認はPSREFで行う。

メモリ交換の手順と注意点

SO-DIMMやLPCAMM2の機種で、メモリを追加・交換する流れである。細かい手順は機種ごとに違うので、作業前に自分の機種のユーザー・ガイドとCRU区分(後述)を確認してほしい。

対応するメモリを選ぶ

  • 規格を合わせる:最近のモデルはDDR5、数年前までのモデルはDDR4が中心。形が違うので互換性はない。自分の機種の規格はPSREFで確認する
  • 容量と枚数:2枚の容量をそろえると、デュアルチャネルで本来の速度が出やすい(例:16GB×2で32GB)
  • 最大容量を超えない:PSREFの最大容量を目安にする
  • LPCAMM2の機種:交換用モジュールの選択肢はSO-DIMMより少ない。純正部品の入手はLenovoのサポートに確認するのが確実

作業の流れ

  • データをバックアップし、ACアダプターを外す
  • 内蔵バッテリーを無効にする:BIOSの「Config」→「Power」→「Disable Built-in Battery」を選ぶと電源が切れ、内蔵バッテリーからの給電が止まる(作業後にACアダプターをつなぐと元に戻る)
  • 底面カバーを外す:ネジをゆるめ、すき間からカバーの爪を外す。ThinkPadのネジは外れずにカバーに残るタイプが多い
  • 静電気を逃がしてから、メモリを差し込む(SO-DIMMは斜めに差して倒す。LPCAMM2はネジで固定する)
  • カバーを戻して起動する:最初の起動は「メモリーの再トレーニング」で数分かかることがある
  • 容量を確認する:Windowsの「設定」→「システム」→「バージョン情報」の「実装RAM」を見る

Lenovo公式の交換動画(メモリ)

Lenovo Support(YouTube公式)が、機種ごとの交換手順を動画で公開している。対象の機種・世代・CPUが違うと手順も変わるので、自分の機種の動画を選び、ユーザー・ガイドのCRU区分もあわせて確認してほしい。

対象:T14 Gen 7 AMD・P14s Gen 7 AMD(SO-DIMM)

Replacing Your Memory Module|ThinkPad T14 Gen 7 AMD & P14s Gen 7 AMD(Lenovo Support)

ほかの機種の公式動画:

メモリ交換後の最初の起動では、ESC・F1・F4のランプが順番に点滅することがある。メモリーの再トレーニング中の合図なので、電源を切らずに待とう。点滅が続いて起動しない場合は、次の記事を参考にしてほしい。

SSDの換装と追加

メモリと違い、SSDはほとんどのThinkPadで交換できる。ThinkPadのSSDは基本的にM.2スロットに挿すタイプで、この記事で調べた機種に、SSDが基板に直付けされたものはなかった。

SSDの作業は、目的で2つに分かれる。

作業意味
換装今のSSD(Windows入り)を、大容量のSSDに入れ替える。データの移行が必要
追加空いているスロットに2台目のSSDを足す。データ用に使い、Windowsはそのまま

サイズ(2242・2280)と2台目の条件

M.2 SSDの数字の後ろ2桁は長さ(mm)で、2242は42mm、2280は80mmである。スロットが対応していない長さのSSDは固定できない。2台目については、PSREFの表記を次の3つに読み分けるとよい。

  • 同時搭載できる:スロットが2つあり、2台を同時に使える
  • 選択式(排他):2.5インチベイとM.2 2280のように、どちらか一方しか使えない
  • WWANと排他:2台目のスロットが、モバイル通信(WWAN)モジュールと共用。WWAN搭載モデルでは2台目を追加できない
モデルスロット2台目
X1 Carbon Gen 14・T14 Gen 7 IntelM.2 2280×1不可(1台のみ。換装のみ)
X9-14 / X9-15 Gen 1・L13 Gen 6M.2 2242×1不可(2242のみ)
T14s Gen 7 SnapdragonM.2 2242×1不可(2242のみ)
E14 Gen 8 / E16 Gen 4(Core Ultra)・E14 Gen 7 IntelM.2 2242+2280同時搭載できる(出荷時は2242に1台)
E14 Gen 8 / E16 Gen 4(Core シリーズ3)M.2 2242×1不可(1台のみ)
P1 Gen 9・T1g Gen 9M.2 2280×2同時搭載できる。WWAN搭載モデルは1台(WWANと排他)
P16v Gen 3M.2 2280×2同時搭載できる
P16 Gen 3・T16g Gen 3M.2 2280×3同時搭載できる(最大3台)
SSDスロットの例(PSREFほか)

換装の手順(OS入りSSDを入れ替える)

  • BitLockerの回復キーを控える:Windows 11はドライブの暗号化が有効なことが多い。Microsoftアカウントでサインインしていれば、回復キーはアカウントのページで確認できる
  • 移行方法を決める:今の環境をそのまま移すなら「クローン」(USB接続のケースとクローンソフトが必要)、まっさらにするなら新しいSSDにWindowsをインストールする
  • データをバックアップする:クローンに失敗しても困らないようにしておく
  • メモリと同じ手順でカバーを外し、SSDのネジを外して入れ替える。熱伝導パッドや金属プレートは新しいSSDに付け替える
  • 元のSSDは保管する:修理に出すときに元の状態に戻せるようにしておく

追加の手順(2台目を足す)

  • 空きスロットのサイズを確認する:Eシリーズは2242のスロットが空いていることが多い
  • 固定用のネジやブラケットを用意する:空きスロットには固定ネジが付いていない場合がある。必要な部品はLenovoのサポートか、ユーザー・ガイドの部品一覧で確認する
  • 取り付け後、Windowsで初期化する:「ディスクの管理」で新しいディスクを初期化し、ボリュームを作る

共通の注意点

  • 規格:NVMe(PCIe)のSSDを選ぶ。古いSATA方式のM.2は、最近の機種では使えないことが多い
  • 厚み:薄型の機種では、部品が片面だけの「片面実装」のSSDが無難

Lenovo公式の交換動画(SSD)

SSDの交換も、機種ごとに公式動画がある。ネジの位置や放熱プレートの有無は機種で違うので、対象の機種を確かめてから参考にしてほしい。

対象:X1 Carbon Gen 13

Replacing Your M.2 Solid-State Drive|ThinkPad X1 Carbon Gen 13(Lenovo Support)

ほかの機種の公式動画:

自分で交換していい部品か確認する

ThinkPadのユーザー・ガイドには、ユーザー自身で交換できる部品として「CRU(Customer Replaceable Units)」の一覧が載っている。メモリやSSDの区分は機種によって違い、たとえばP1 Gen 8 / T1g Gen 8ではSSDが「セルフサービスCRU」、LPCAMM2メモリが「オプションサービスCRU」に分かれている。CRUに載っていない部品の交換は、Lenovo認定の修理拠点で行うよう案内されている。

作業中に部品を壊した場合は、保証の対象外になるおそれがある。不安なら、次の章のとおり購入時にメモリとSSDを決めておくのがいちばん確実だ。

増設できない場合の選び方

今の機種がオンボードで容量を変えられない場合や、これから買う場合は、購入時のメモリ容量がそのまま使い続ける容量になる。Lenovo公式ストアでは、購入時にメモリとSSDを選べる。迷ったら次の目安で選ぼう。

容量向いている使い方
16GBメール・ブラウザ・Office中心。最低ラインとして選ぶ
32GBタブを大量に開く、写真編集、プログラミング。5年以上使うならこちら
64GB以上仮想マシン、大きなデータの分析、ローカルでのAI処理

後から増設できる機種を選びたい人は、SO-DIMMのスロットが2つあるモデルが候補になる。手ごろな価格ならE14 Gen 8・E16 Gen 4のAMD版、仕事用の定番ならT14 Gen 7のAMD版、性能重視ならP14s Gen 7 AMDである。LPCAMM2のT14 Gen 7 Intelも、1枚の交換で容量を上げられる。

ThinkPad E16 Gen 4 AMD

E16 Gen 4 AMD

¥140,690〜/16インチ/1.63kg~

ハロウィンフェスティバル(10/29まで)

ThinkPad E14 Gen 8 AMD

E14 Gen 8 AMD

¥165,880〜/14インチ/1.34kg~

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ThinkPad T14 Gen 7 AHP (AMD)

T14 Gen 7 AHP (AMD)

¥293,326〜/14インチ/1.29kg~

ThinkPad T14 Gen 7 Intel

T14 Gen 7 Intel

¥295,592〜/14インチ/1.27kg~

ThinkPad P14s Gen 7 AMD

P14s Gen 7 AMD

¥317,262〜/14インチ/1.29kg~

※価格は2026年10月16日時点のLenovo公式の最安構成。構成やセールで変わる。

よくある質問

自分でメモリを増設すると保証はなくなる?

ユーザー・ガイドの「CRU」一覧に載っている部品は、ユーザーが交換できる部品としてLenovoが定めている。ただし、作業中に部品を壊した場合は保証の対象外になるおそれがある。メモリやSSDがどの区分かは機種ごとに違うので、自分の機種のユーザー・ガイドを確認してほしい。

8GBのモデルを買ってしまった。増やせる?

SO-DIMMか、オンボード+スロットの機種なら増やせる。オンボードだけの機種は増やせないので、使わないアプリやブラウザのタブを減らして負担を軽くするか、16GB以上のモデルへの買い替えを考えよう。

LPCAMM2は普通のメモリと何が違う?

オンボードと同じ省電力・高速なメモリ(LPDDR5X)を、交換できるモジュールにした規格である。スロットが1つなので「足す」ことはできず、大容量の1枚に入れ替えて増やす。SO-DIMMに比べると、交換用の選択肢はまだ多くない。

PSREFの最大を超えるメモリは使える?

PSREFの最大容量は、Lenovoが提供するメモリでの試験結果に基づく上限である。市販メモリでそれを超える容量が動いた報告はあるが、Lenovoは保証していない。安定して使いたいなら、PSREFの範囲で選ぶのが無難だ。

中古で買うときに気をつけることは?

オンボードの機種は、買ったあとにメモリを増やせない。中古ではメモリ容量(16GB以上がおすすめ)を必ず確認しよう。SSDは後から交換できるので、容量が少なくても大きな問題にはならない。

Lenovo公式の参考情報

この記事は、以下のLenovo公式情報を基にまとめた。自分の型番の仕様は、PSREFで最終確認してほしい。

まとめ

ThinkPadのメモリ増設・SSD換装のポイント
  • 方式はシリーズ名ではなく、世代とCPUで決まる。型番でPSREFを確認する
  • 2026年モデルのX1 Carbon Gen 14・X9・X13 Gen 7・T14s Gen 7・L13 Gen 6はオンボードで、容量を変えられない
  • T14 Gen 7 AMD・T16 Gen 5 AMD・E14 Gen 8・E16 Gen 4・L14 Gen 7・L16 Gen 3・P14s Gen 7 AMDなどはSO-DIMMで、追加・交換できる
  • T14 Gen 7 Intel・T16 Gen 5 Intel・P14s Gen 7 Intel・P16s Gen 5・P1 Gen 9はLPCAMM2で、1枚の交換で増やせる
  • 最大容量はPSREFの値を基準にする。国内ストアの上限はそれより小さいことがある
  • SSDはほぼ全機種で換装できる。2台目の追加は「同時搭載」「排他」「WWANと排他」を確認してから

ThinkPadの買いどきを知りたい方へ

今すぐ買わなくても大丈夫です。Lenovo公式の価格は毎日記録しているので、値下がりやセールを待ってから選べます。

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