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- 信頼性への取り組み: 機種ごとのCopilot+ PCの表記は、Lenovoの日本の製品ページで確かめた(2026年10月23日時点)。NPUの値は製品ページ(一部はオーストラリア版)の記載と、CPUごとの公表値を使った。Microsoftの条件や機能は、Microsoftのサポート情報にもとづく。確かめられなかった点は本文でそう書いている。
最近のノートパソコンには「NPU搭載」「Copilot+ PC」と書かれたものが増えた。ThinkPadも、2026年のモデルはほとんどがNPUを積んでいる。ただ、NPUが何をしてくれるのか、なくても困らないのかは、カタログを見てもよく分からない。この記事では、NPUのしくみとCPU・GPUとの違い、Copilot+ PCの条件とできること、そしてどのThinkPadがCopilot+ PCに当たるかを整理する。
- NPUは、AIの処理を少ない電力でこなす専用の回路。今のノートパソコンでは、CPUの中に入っている
- ChatGPTやCopilot(チャット)はクラウドで動くので、NPUは使わない。NPUが働くのは、Web会議の背景ぼかしや字幕など、パソコンの中で動くAI
- Copilot+ PCは、有料サービスではなくパソコンの規格。NPUの性能が40TOPS(1秒に40兆回の計算)以上などの条件を満たしたPCを指す。「NPU搭載」と書かれていても、Copilot+ PCとは限らない
- ThinkPadを選ぶなら、CPUとメモリーを見る。Core Ultra 200V・シリーズ3、Ryzen AI 300・400、Snapdragon X2で、メモリー16GB以上ならCopilot+ PC。同じ機種名でもCPUで分かれる(ThinkPadの一覧)。AIをクラウドのサービスでしか使わないなら、こだわらなくてよい
- 2026年のThinkPadのCPU(Core Ultra シリーズ3など)の性能は2026年モデルのCPUの記事に、型番の読み方は用語集にまとめている
NPUとは?AI処理専用のプロセッサー
NPUは「Neural Processing Unit(ニューラル・プロセッシング・ユニット)」の略で、AIの計算を専門に受け持つプロセッサーである。AIの処理は、たくさんの掛け算と足し算を同時に行う。NPUはその計算に合わせて作られているので、CPUやGPUよりずっと少ない電力でこなせる。Microsoftは、NPUがAIの処理を受け持つことで、電源につないでいないときのバッテリー駆動時間が延びると説明している(Windows公式ブログ)。
今のノートパソコンでは、NPUは別の部品ではなく、CPUと同じチップの中に入っている。Intelは「インテル AI Boost」、AMDは「Ryzen AI」(Copilot+ PCに当たるRyzen AI 300・400はXDNA 2)、Qualcommは「Hexagon」と呼ぶ。名前は違うが、どれもNPUのことである。
NPUが働くのはパソコンの中で動くAI
よくある誤解が、「NPUがあればChatGPTが速くなる」というものだ。ChatGPTやCopilotのチャットは、インターネットの向こうのサーバーで計算している。手元のパソコンの性能はほとんど関係なく、NPUがなくても同じように使える。
NPUが働くのは、パソコンの中だけで完結するAIである。たとえばWeb会議のカメラの背景ぼかしや、マイクの雑音を消す処理、音声に字幕を付ける処理など、ずっと動かしておきたい軽いAIが得意だ。
タスクマネージャーで0%のままなのは普通
Windows 11では、NPUのあるパソコンなら、タスクマネージャーの「パフォーマンス」に「NPU」が表示されることがある。ふだんは使用率が0%のままのことが多い。NPUを使う機能やアプリを動かしたときだけ働くので、故障ではない。ゲームや動画の書き出しは、多くがCPUやGPUで動くため、NPUはほとんど使われない。
動くか試すなら、Windows Studio Effectsの背景ぼかしをオンにして、カメラを使うアプリで自分を映してみるとよい。NPUのグラフが上がれば働いている。「NPU」の項目自体が出ないときは、Windows UpdateやLenovo Vantageでドライバーを最新にしてみてほしい。2024年ごろのThinkPadに多いCore Ultra シリーズ1は、NPUはあるが約11 TOPSと小さく、Copilot+ PCの条件には届かない。
CPU・GPU・NPUの違い
CPU・GPU・NPUは、どれも計算をする部品だが、得意なことが違う。
| 部品 | 得意なこと | 電力 |
|---|---|---|
| CPU | どんな処理もこなす。アプリの動作やWindowsそのもの | 中くらい |
| GPU | 画像や映像のような大量の計算を一気にこなす。ゲーム、動画編集、重いAI | 多い |
| NPU | AIの計算だけを、少ない電力でずっとこなす | 少ない |
「NPUとGPUはどちらがいいか」という質問をよく見るが、役割が違う。画像を生成するAIや、手元で大きな言語モデル(ローカルLLM)を動かすような重い処理は、今もGPUが主役である。外付けのGPUや最新の内蔵GPUは、NPUより計算の量(TOPS)が大きい。一方で、Web会議の背景ぼかしのように何十分も動かし続ける処理をGPUでやると、電池がすぐ減る。ずっと動かす軽いAIはNPU、重いAIはGPUと使い分けると考えればよい。
TOPSとは|NPU性能の目安
NPUの性能は「TOPS」で表す。TOPSは「Trillions of Operations Per Second」の略で、1秒間に何兆回の計算ができるかを示す。50 TOPSなら、1秒に50兆回である(Lenovoの用語集・英語)。
主なCPUのNPUの性能は次のとおり。
| CPU | NPU(最大) | Copilot+ PC |
|---|---|---|
| Core Ultra シリーズ3 | 50 TOPS | 対象 |
| Core Ultra 200V(シリーズ2) | 48 TOPS | 対象 |
| Core Ultra 200U・200H・200HX(シリーズ2) | 約11〜13 TOPS | 対象外 |
| Core Ultra シリーズ1 | 約11 TOPS | 対象外 |
| Core シリーズ3(Ultraなし) | 約16〜17 TOPS | 対象外 |
| Ryzen AI 300・Ryzen AI 400 | 50 TOPS | 対象 |
| Ryzen 200・Ryzen PRO 200 | 最大16 TOPS(NPUのないモデルもある) | 対象外 |
| Snapdragon X2 Elite・X2 Plus | 80 TOPS | 対象 |
| Snapdragon X Elite・X Plus(前の世代) | 45 TOPS | 対象 |
Lenovoの製品ページ(X9 14、P1 Gen 9、P14s Gen 7 AMD、T14s Gen 7 Snapdragon、T16g Gen 3など)の記載と、CPUメーカーの公表値を伝える報道をもとに整理した。Core シリーズ3と前の世代の値は報道による。
ここで注意したいのは、「Core Ultra」「シリーズ2」という名前だけでは判断できないことだ。同じCore Ultra シリーズ2でも、200VはCopilot+ PCの条件を満たし、200Uや200Hは満たさない。2026年は「Core Ultra シリーズ3」と、Ultraの付かない「Core シリーズ3」が並んで売られている。AMDも、「Ryzen AI」と付く300・400は対象で、付かないRyzen PRO 200は対象外である。
TOPSだけで性能は決まらない
Lenovoの用語集も、TOPSだけで実際の性能は決まらないとしている。メモリーの速さや計算の精度、電力効率でも変わる。また、カタログには「CPU・GPU・NPUの合計のTOPS」が書かれていることがある。たとえばX9 14の製品ページは、NPUの最大48兆回と、システム全体の最大118兆回を並べている(Lenovo)。Copilot+ PCの条件はNPU単体で40 TOPS以上なので、合計の数字と取り違えないようにしたい。
Copilot+ PCとは|条件と対応CPU
Copilot+ PCは、Microsoftが決めたAI向けのパソコンの規格である。月額料金のかかるサービスではない。Microsoftは、次の条件を挙げている(Microsoft・英語)。
- NPU:40 TOPS以上
- メモリー:16GB以上
- ストレージ:SSD 256GB以上
メモリーの条件にも気をつけたい。たとえばE16 Gen 4 Intelの仕様には、メモリーに8GBの選択肢が書かれている(Lenovo)。CPUの条件を満たしていても、メモリーが合計8GBの構成ではMicrosoftの条件に届かない。
CopilotやAI PCとの違い
- Copilot:Microsoftのチャット型AI。クラウドで動くので、Copilot+ PCでなくても使える。キーボードの「Copilotキー」も、Copilot+ PCではないThinkPadに付いている
- AI PC:NPUを積んだパソコン全般を指す呼び方で、決まった条件はない。Lenovoの製品ページでも、NPUが13 TOPSの機種が「AI対応」と書かれている
- Copilot+ PC:AI PCの中で、Microsoftの条件を満たしたもの。Windowsの一部のAI機能は、Copilot+ PCでしか使えない
Copilot+ PCでできること
Copilot+ PCで使える主なWindowsの機能は次のとおり。NPUが働くのは、主にこうした機能を使うときである。
| 機能 | できること |
|---|---|
| Windows Studio Effects | Web会議のカメラの背景ぼかし、目線の補正、自動で顔を中央に映すなど。TeamsやZoomでも効く |
| ライブキャプション | パソコンで流れる音声に字幕を付ける。Copilot+ PCでは翻訳もでき、日本語などの音声に英語の字幕を付けられる。翻訳先は英語が中心で、Intel・AMDの機種はWindowsの言語の設定によっては使えないことがある |
| リコール(Recall) | 画面の記録を保存し、「先週見た青いグラフ」のような言葉で探せる。最初はオフで、自分で有効にする |
| Click to Do | 画面の文字や画像を選ぶと、次の操作を提案する(画像の背景を消す、文字を検索するなど)。文章の要約は今のところ英語などが対象 |
| Windowsの検索 | ファイル名を覚えていなくても、言葉の意味で設定やファイル、写真を探せる |
| ペイントのコクリエイター | 手描きの絵と文章から、画像を作る |
Microsoftの発表とサポート情報(英語)、Lenovoの「Copilot+ PC体験」ページをもとに整理した。
使える機能や日本語への対応は、まだ広がっている途中である。Lenovoの日本のページでも、リコールとClick to Doは「プレビュー」と書かれている(Lenovo)。英語の音声を日本語の字幕にする翻訳ができるかは、今回は確かめられなかった(Microsoft)。
Windows Studio Effectsは、Copilot+ PCより前のNPU(Core Ultra シリーズ1など)でも一部の機能が使える。カメラの設定に項目が出ないときは、カメラ・マイクの記事も見てほしい。リコールは、記録を保存するかどうかを自分で選べる機能で、会社のPCでは管理者が無効にしていることがある。
ThinkPadのソフトとアプリ
ThinkPadのAura Edition(X1 Carbon Gen 14、X1 2-in-1 Gen 11、X9)には、AIが使い方に合わせて設定を切り替える「Smart Modes」がある。ただ、どこまでNPUで処理しているかはLenovoは書いていない。Lenovoのソフトは独自ソフトの記事にまとめた。
ほかのアプリでは、DaVinci ResolveがSnapdragonのNPUでマスクの切り抜きなどを速くするなど、一部の機能でNPUを使い始めている。どのCPUで使えるかはアプリや版によって違う。手元でAIの言語モデルを動かす「ローカルLLM」は、今のところGPUやCPUで動かすのが主流で、NPUで動くのは一部のツールとモデルに限られる。
Core Ultra・Ryzen AI・Snapdragon
ThinkPadのCPUは、Intel・AMD・Qualcommの3社から選べる。NPUの呼び方と、選ぶときの注意をまとめた。
| CPU | NPU | 注意 |
|---|---|---|
| Intel Core Ultra | インテル AI Boost。シリーズ3は最大50 TOPS | 同じ世代でも型番の末尾で分かれる(上の表) |
| AMD Ryzen AI | XDNA 2。最大50 TOPS | 「Ryzen AI」と付くかで分かれる |
| Qualcomm Snapdragon | Hexagon。X2 Eliteは80 TOPS | Armのため、一部のアプリや周辺機器が動かないことがある |
IntelとAMDは、昔からのWindowsのアプリがそのまま動く「x86」というしくみのCPUである。どちらを選んでも、ふだんの使い方で困ることは少ない。Copilot+ PCに当たるCPUなら、使えるWindowsのAI機能は3社で同じである。Core Ultra シリーズ3の世代ごとの違いは2026年モデルのCPUの記事にまとめた。
Snapdragon(Arm版)の注意点
Snapdragonは、スマートフォンと同じ「Arm」というしくみのCPUである。NPUの性能が高く、電池が長持ちしやすいのが強みだ。ThinkPadでは、T14s Gen 7 SnapdragonがX2 Elite・X2 Plusを積み、NPUは80 TOPSある(Lenovo)。
気をつけたいのは、アプリと周辺機器である。Lenovoは、多くのWindowsアプリは「Prism」というWindowsの変換のしくみ(エミュレーター)で動くとしている。一方で、次のようなものは従来のパソコン(x86)のほうが力を出しやすいとしている(Lenovo・英語)。
- 独自のドライバーや古いドライバーに頼るアプリ
- 高度なGPU処理や、Windowsの奥深くで動く拡張が必要な作業
- 設計や本格的な映像制作の一部のプロ向けソフト
- 高い性能を求めるゲーム
具体的には、プリンターやペンタブレットのドライバー、一部のVPNやセキュリティソフト、ゲームのチート対策などが当てはまりやすい。
使いたいアプリと周辺機器がArm版のWindowsで動くかを、買う前に確かめておきたい。アプリ名に「Arm64」を付けて、メーカーのサポートページを探すのが早い。会社や学校で使うなら、業務アプリやVPNが対応しているかを担当者に聞く。
NPUやCopilot+ PCの機能が目的なら、Snapdragonを選ぶ必要はない。T14s Gen 7はIntel版・AMD版もCopilot+ PCで、使えるWindowsの機能は同じである。Snapdragonを選ぶ理由は、電池の持ちのよさにある。前の世代の使い心地はT14s Gen 6 Snapdragonのレビューに書いた。
NPUは必要?いらない人・活きる人
2026年のThinkPadは、主力の機種のほとんどがNPUを積んだCopilot+ PCである。迷うのは、IWLやAHPのような価格を抑えた構成や、メモリー8GBの構成を選ぶときだ。NPUの弱点は、今のところNPUを使うアプリが少なく、すぐに違いを感じる場面が限られることにある。
- Web会議が多く、背景ぼかしや雑音の除去をよく使う
- 電源のない場所で長く使いたい
- 4〜5年使うつもりで、これから増えるWindowsのAI機能も使いたい
- リコールやライブキャプションの翻訳を試したい
- AIはChatGPTやCopilotなど、クラウドのサービスで使う
- 会社のPCで、Windowsの新しいAI機能が管理者に止められている
- 画像生成やローカルLLMを本格的に使いたい(NPUよりGPUが大事)
- 予算を抑えたい。その分をメモリーやSSDに回したい
迷ったら、Copilot+ PCに当たる構成を選んでおくのが無難である。ただし、NPUのためだけにメモリーやSSDを削るのはおすすめしない。どの機種が当たるかは、次の一覧で確かめてほしい。
ThinkPadのCopilot+ PC一覧
2026年10月時点で売られている主なThinkPadを、Copilot+ PCかどうかで分けた。同じ機種名でも、CPUで分かれるものがあるので、型番の末尾やCPU名まで見て選びたい。
見分け方は3つある。
- CPU名を見る:Core Ultra 200V・シリーズ3、「Ryzen AI」と付くもの、Snapdragon X2なら当たる。Ultraの付かない「Core 5 320」、「Ryzen PRO 200」、Core Ultra 200U・200H・200HXは当たらない
- メモリーを見る:16GB以上
- 製品ページの表記を見る:Lenovoの製品ページの上のほうに「Copilot+ PC」と書かれているか
表の「AGP」「AHP」「IWL」は、Lenovoが同じ機種の中で構成を分けるために付ける記号である(用語集)。
| シリーズ | 該当 | 該当しない |
|---|---|---|
| X1・X9 | X1 Carbon Gen 14、X1 2-in-1 Gen 11、X9 14・15・15p | なし |
| X13 | X13 Gen 7(Intel・AMD) | なし |
| T14s | T14s Gen 7(Intel・AMD・Snapdragon)、T14s 2-in-1 Gen 2 | なし |
| T14・T16 | T14 Gen 7・T16 Gen 5のIntelと、AMDのAGP(Ryzen AI PRO 400) | T14 Gen 7・T16 Gen 5のAMDのAHP(Ryzen PRO 200) |
| E14・E16 | E14 Gen 8・E16 Gen 4のIntel(Core Ultra)とAMD(Ryzen AI) | IWL(Core シリーズ3)、メモリー8GBの構成 |
| L | L14 Gen 7、L16 Gen 3 | L13 Gen 6(Core Ultra 200U) |
| P・T1g | P1 Gen 9、P14s Gen 7、P16s Gen 5、T1g Gen 9 | P16 Gen 3、P16v Gen 3、T16g Gen 3(Core Ultra 200H・200HX) |
Lenovoの日本の製品ページの「Copilot+ PC」の表記をもとに整理した(2026年10月23日時点)。構成によって異なることがあるので、購入時は製品ページで確かめてほしい。
取り違えやすいのがT14 Gen 7のAMDである。製品ページが2つあり、Ryzen AI PRO 400を積むAGPはCopilot+ PC、Ryzen PRO 200を積むAHPは違う。E14 Gen 8のIWL(Core 5 320)も、ページには「AIビジネスノートPC」とあるが、Copilot+ PCの表記はない(Lenovo)。T16g Gen 3は、GPUのTOPSがとても大きくても、NPUは13 TOPSなのでCopilot+ PCではない(Lenovo・オーストラリア版)。
Copilot+ PCのThinkPadの価格
Intel・Snapdragon・AMDのT14s・T14から1台ずつと、軽さとデザインで選ばれるX9 14(Core Ultra 200V)を並べた。X9 14は日本のサイトで一時的に在庫切れのことがある。
よくある質問
- NPUとGPUはどちらがいいですか?
-
役割が違う。Web会議の背景ぼかしのように、ずっと動かす軽いAIは電力の少ないNPUが向いている。画像生成やローカルLLMのような重いAIは、GPUのほうが速い。
- NPUは必要ですか?
-
AIをChatGPTなどクラウドのサービスでしか使わないなら、なくても困らない。Web会議が多い、電池の持ちを重視する、これから増えるWindowsのAI機能を使いたいなら、あったほうがよい。
- AI PCとCopilot+ PCの違いは?
-
AI PCはNPUを積んだパソコン全般の呼び方で、決まった条件はない。Copilot+ PCは、その中でNPUが40 TOPS以上、メモリー16GB以上などMicrosoftの条件を満たしたものである。
- Copilot+ PCは有料ですか?
-
有料のサービスではなく、パソコンの規格である。Copilot+ PCの機能はWindowsに入っていて、月額料金はかからない。Microsoft 365 Copilotのような有料のサービスは別にある。
- CopilotはCopilot+ PCでないと使えませんか?
-
使える。Copilotのチャットはクラウドで動くので、普通のパソコンでも使える。Copilot+ PCでしか使えないのは、リコールやClick to Doなど、パソコンの中で動く一部の機能である。
- NPUが入っているか確かめる方法は?
-
Windows 11のタスクマネージャーの「パフォーマンス」に「NPU」が出ていれば入っている。CPUの名前からも分かる。Core Ultra 200V・シリーズ3、Ryzen AI 300・400、Snapdragon X2(前の世代のSnapdragon Xを含む)ならCopilot+ PCの条件を満たすNPUである。
- Core Ultraなら全部Copilot+ PCですか?
-
違う。Core Ultra 200V・シリーズ3は当たるが、Core Ultra 200U・200H・200HXとシリーズ1は当たらない。CPUの型番まで確かめたい。
- Copilotキーがあれば Copilot+ PCですか?
-
違う。Copilotキーは、Copilot+ PCではないThinkPadにも付いている。CPUと製品ページの「Copilot+ PC」の表記で確かめる。
- NPUでローカルLLMは速くなりますか?
-
今のところ、ローカルLLMはGPUやCPUで動かすのが主流である。NPUで動かせるツールやモデルもあるが、まだ限られる。
- Snapdragon搭載のThinkPadはやめたほうがいいですか?
-
使うアプリと周辺機器が動くかどうかで決まる。電池の持ちとNPUの性能は強みだが、独自のドライバーが必要な機器や一部のVPN、ゲームは動かないことがある。買う前に確かめたい。
まとめ
NPUは、AIの計算を少ない電力でこなす、CPUに内蔵された回路である。ChatGPTのようなクラウドのAIには関係なく、Web会議の背景ぼかしや字幕など、パソコンの中で動くAIで働く。
Copilot+ PCは、NPUが40 TOPS以上、メモリー16GB以上などの条件を満たしたパソコンの規格である。2026年のThinkPadは主力機のほとんどが当たるが、IWL・AHP・Core Ultra 200U/200H/200HXの機種と、メモリー8GBの構成は当たらない。選ぶときは、機種名だけでなくCPUとメモリーまで確かめたい。
ThinkPadのほかの部品のしくみは、次のハブ記事から読める。





