1kgを切る14型のThinkPadが欲しいけれど、最新のGen 14は高く、1世代前のGen 13で後悔しないか迷っている人へ。結論から言うと、メモリ32GBまでで足り、USB-Aを2つ使いたいなら、ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ILL(Aura Edition)は今も選ぶ価値のあるモデルです。2026年10月のLenovo公式価格では、最安構成どうしでGen 14より約7.5万〜15.4万円安く買えます。Gen 14・IAL(Arrow Lake搭載のIntel版)との違いは、後半の比較表で詳しく紹介しています。
Lenovo公式の商品名は「ThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Edition(14型 Intel)」で、型番の「ILL」はIntelの開発名Lunar Lake(Core Ultra シリーズ2の200V)を載せたモデルという意味です。重さは最小構成で約986gで、海外レビューでは静かさと熱の少なさが評価されています。ただし、メモリは後から増やせず、最大32GBなので、64GBが必要な人には不向きです。
- 1kgを切る14型で、USB-Aも使いたい
- メモリ32GBまでで足り、価格を抑えたい
- 64GBのメモリが欲しい(→Gen 14)
- 重い処理を長時間回す(→Gen 13 IAL)
X1 Carbon Gen 13 ILLのLenovo公式価格:¥270,688〜(11月5日時点)
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Aura Edition(ILL)の仕様
| 項目 | X1 Carbon Gen 13 ILL |
|---|---|
| CPU | Core Ultra 5 226V Core Ultra 7 256V/258V/266V/268V |
| GPU | CPU内蔵(インテル Arc グラフィックス) |
| メモリ | 16GB/32GB(本体に直付け、増設不可) |
| ストレージ | 512GB/1TB/2TB(SSD) |
| 画面 | 14型・16:10 2.8K有機EL 120Hz/WUXGA液晶(タッチ) |
| 重さ | 約986g〜 |
| サイズ | 約312.8×214.75×8.08〜14.37mm |
| バッテリー | 57Wh |
| 駆動時間 | 動画再生 約16.6時間(JEITA 3.0、最大) |
| 端子 | Thunderbolt 4×2、USB-A×2、HDMI、イヤホン |
| 通信 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、5G(注文時に追加できる) |
| カメラ | 800万画素+IR/フルHD+IR、プライバシーシャッター付き |
| 色 | ブラック |
※Lenovo公式の製品ページ(2026年10月26日に確認)より。重さは最小構成の値で、タッチ対応の画面を選ぶなど構成によって重くなります。駆動時間は最大値で、画面などの構成で変わります。
有線LANとSDカードスロットはありませんが、USB-AとHDMIがあるので、マウスのレシーバーや会議室のモニターに変換アダプターなしでつなげます。カメラはどちらもIR付きで、どの構成でもWindows Helloの顔認証が使えます。
約986gの軽さとLunar Lake

X1 Carbonは、カーボン素材の天板を使ったThinkPadの軽量モデルです。Gen 13 ILLは最小構成で約986gと1kgを切りながら、米軍の調達規格MIL-STD-810Hに沿った試験を受けていて、ThinkPadらしい頑丈さも保っています。
CPUのLunar Lakeは、メモリをCPUと同じパッケージに載せて、消費電力を抑えた設計です。海外レビュー(Notebookcheck)は、前の世代で指摘されていた発熱と電池の持ちが改善したとして、Gen 13を高く評価しています。負荷をかけてもファンの音は控えめで、本体も熱くなりにくいという評価が複数のレビューで一致しています。

性能とCPUの選び方
2026年10月時点のLenovo公式ページで選べるCPUは5種類です。Core Ultra 5は226Vだけで、ほかの4つはCore Ultra 7です。末尾が「6V」の226V・256V・266Vはメモリが16GB、「8V」の258V・268Vは32GBと、CPUごとにメモリの容量が決まっています。266Vと268Vは、会社で遠隔管理するためのvProに対応しています。
内蔵GPUは、226VがArc 130V、それ以外がArc 140Vです。Word・Excel・ブラウザ・Web会議は軽くこなし、写真の編集もできます。一方で、複数のコアを使う重い処理は得意ではなく、海外レビューでも価格のわりにマルチコア性能が低いと指摘されています。動画の書き出しなどを長時間回すなら、Core Ultra 200Hを選べるGen 13 IALが向いています。
Lenovo公式はGen 13 ILLをCopilot+ PCとして販売していて、Windowsの新しいAI機能を使えます。AIの処理を受け持つNPUの性能はCPUによって違い、最上位の268Vで48 TOPS(毎秒48兆回)です。
※CPUごとのメモリ容量・GPU・NPUの値は、海外のCPU資料によります。注文時はLenovo公式のカスタマイズ画面で確認してください。
メモリは32GBがおすすめ
Gen 13 ILLのメモリは本体に直付けで、後から増やせません。最大も32GBです。16GBでもOfficeやWeb会議は動きますが、ブラウザのタブを多く開いたままTeamsを使う人や、数年使うつもりの人は32GBを選んでおくと安心です。米Forbesに載ったレビュー(Moor Insights)も、16GBの構成はあまり勧めないとしています。
32GBにするには、Core Ultra 7 258Vか268Vを選びます。2026年10月時点の公式ページでは、Core Ultra 5(226V)は16GBだけです。64GBが必要なら、最大64GBのGen 13 IALかGen 14を選びましょう。
有機ELと液晶の選び方

画面は2種類です。2.8K有機EL(2880×1800)は120Hz・400nitで、DCI-P3 100%の色の広さがあり、写真や動画がきれいに見えます。WUXGA液晶(1920×1200)は光沢のないタッチパネルで、省電力タイプです。液晶はタッチ付きの1種類だけで、タッチなしの液晶は選べません。公式の注記によると、タッチ対応の画面を選ぶと重くなります。1kgを切ることを最優先するなら、有機ELを選びましょう。
もう一つの違いは電池の持ちです。液晶は省電力タイプのパネルで、有機ELより電池が長持ちしやすいとされています。海外レビューの電池テストは有機ELの構成で行われたものが多く、ウェブ閲覧で約11〜12時間でした。電池を重視する仕事用なら液晶、写真や動画の色を重視するなら有機ELがおすすめです。なお、有機ELは明るさの調整で画面がちらつく方式(PWM)だと指摘するレビューもあります。
バッテリーの持ち
バッテリーは57Whで、Lenovo公式の駆動時間(JEITA 3.0)は、動画再生で最大約16.6時間です。この値は最も長持ちする構成のものです。海外レビューのウェブ閲覧テスト(有機EL・明るさ150nit)では、約11〜12時間でした。
Notebookcheckの比較では、同じ有機EL・57WhのGen 12(Core Ultra 7 155H)が約7.8時間だったのに対し、Gen 13(258V)は約11時間で、3時間ほど長くなりました。ただし、同じ価格帯の薄型ノートより特別に長いわけではない、という評価もあります。
※数値はNotebookcheck・Tom’s Hardware・Laptop Magなどの海外レビューの結果です。構成や使い方で変わります。
キーボードと使い勝手
キーボードは89キーの日本語配列で、TrackPointとCopilotキーが付いています。打ちやすさは国内外のレビューで一致して好評です。一方、価格.comのクチコミには、右Ctrlの場所がCopilotキーになったことや、電源ボタンの位置が変わったことへの不満もあります。Ctrlキーをよく使う人は、店頭などで配列を確かめておくと安心です。
Aura Editionには、Lenovoの「Smart Modes」などのソフトが入っていて、使い方に合わせて設定をまとめて切り替えられます。通信は、Wi-Fi 7のほかに、注文時に5Gを付けられます。
Gen 14・IAL・Gen 12との違い
| Gen 13 ILL | Gen 13 IAL | Gen 14 | |
|---|---|---|---|
| 公式価格 | ¥270,688 | ¥292,996 | ¥399,850 |
| CPU | Core Ultra 200V | Core Ultra 200U/200H | Core Ultra シリーズ3 |
| メモリ | 最大32GB | 最大64GB | 最大64GB |
| 重さ | 986g〜 | 1.01kg〜 | 977g〜 |
| USB-A | 2 | 2 | 1 |
| Thunderbolt | 2 | 2 | 3 |
| 動画再生 (JEITA) | 約16.6時間 | 約15.5時間 | 約18.9時間 |
※Lenovo公式の製品ページより。公式価格は最安構成の割引後(11月5日時点)で、毎日自動で更新しています。駆動時間は最大値です。
Gen 14は、メモリが最大64GBになり、Thunderbolt 4が3つに増えた代わりに、USB-Aは1つに減りました。カメラも1000万画素になっています。USB-Aを2つ使いたい人や、価格を抑えたい人はGen 13 ILLが合います。詳しくはX1 Carbon Gen 14の解説で紹介しています。
同じGen 13のIALは、Core Ultra 200U/200H(開発名Arrow Lake)を載せたモデルで、メモリを64GBまで選べ、重い処理にも強い一方、約1.01kg〜と少し重くなります。違いはX1 Carbon Gen 13 IALの解説にまとめています。
Gen 12はLenovo公式での販売を終えていて、買うなら中古になります。Notebookcheckの有機ELどうしの比較では、Gen 13はGen 12より電池が3時間ほど長く持ち、熱も抑えられています。中古の価格や注意点はX1 Carbon Gen 12レビューで紹介しています。世代ごとの違いはX1 Carbonの世代比較で比べられます。
失敗しない構成の選び方
Gen 13 ILLはCPUごとにメモリの容量が決まっているので、CPUから選ぶのが近道です。迷いやすい項目を順に見ていきます。
① CPU:32GBなら258V
メモリ32GBが欲しいなら、Core Ultra 7 258Vが基本です。会社で遠隔管理するならvPro対応の268Vを選びます。16GBで足りて価格を抑えたいなら、Core Ultra 5 226Vも候補です。
② 画面:電池なら液晶
電池の持ちを重視するなら液晶、写真や動画の色や1kgを切る軽さを重視するなら有機ELです。
③ ストレージ:512GBから
SSDは512GB・1TB・2TBから選びます。資料中心なら512GBで足ります。写真や動画を本体に保存するなら1TB以上が安心です。
おすすめ構成
- 仕事用の本命:Core Ultra 7 258V(32GB)+512GB+液晶(1kg未満にこだわるなら有機EL)
- 写真・動画も見る:Core Ultra 7 258V(32GB)+1TB+有機EL
- 価格を抑える:Core Ultra 5 226V(16GB)+512GB+液晶
ThinkPadは日によって割引の幅が変わり、構成どうしの価格差も動きます。注文前に、16GBと32GBの構成の差額をその日の価格で確かめましょう。
よくある質問
- Aura Editionとは?IALとの違いは?
-
Aura Editionは、Lenovoが一部の機種につけている呼び名で、Smart Modesなどの独自の機能が入っています。Lenovo公式の製品ページでは「X1 Carbon Gen 13 Aura Edition(14型 Intel)」がLunar Lakeを載せたILLで、Arrow Lakeを載せたモデルは「Gen 13 IAL」の名前で売られています。見分けるときはCPUの型番を見て、末尾が「V」ならILLです。IALはメモリを64GBまで選べ、重い処理に強いモデルです。
- X1 Carbon Gen 13はいつ発売された?
-
Lenovo公式ページの比較表では、Gen 13の販売開始は2024年9月です。後継のGen 14は2026年4月から販売されていて、今は両方を公式で買えます。
- メモリは後から増設できる?
-
できません。メモリは本体に直付けで、最大32GBです。容量はCPUで決まるので、32GBにしたいならCore Ultra 7 258Vか268Vを選びましょう。
- Gen 14とどっちを買うべき?
-
メモリ32GBまでで足り、USB-Aを2つ使いたいならGen 13 ILLです。2026年10月の公式価格では、最安構成どうしでGen 14より約7.5万〜15.4万円安く買えます。64GBのメモリやThunderbolt 4を3つ使いたいならGen 14を選びましょう。
- 1kgを切るのはどの構成?
-
Lenovo公式の約986g〜は最小構成の値です。公式の注記では、タッチ対応の画面を選ぶと重くなります。液晶はタッチ付きだけなので、1kgを切ることを最優先するなら有機ELを選びましょう。
ほかの機種と迷ったら
この機種で決めきれないときは、用途・予算別のおすすめや、X1の中での比較を見てから選ぶと失敗しにくいです。


まとめ:軽さと価格のバランス型
X1 Carbon Gen 13 ILL(Aura Edition)は、約986g〜の軽さとUSB-A・HDMIを備えた14型に、Lunar Lakeの静かさと電池の持ちを組み合わせたモデルです。2026年10月の公式価格では、Gen 14よりかなり安く買えます。
- Gen 13 ILLが向く人:メモリ32GBまでで足り、軽さと価格を重視する人
- おすすめ構成:Core Ultra 7 258V(32GB)+512GB+液晶(1kg未満にこだわるなら有機EL)
- 弱点:メモリは最大32GBで増設できず、重い処理のマルチコア性能は控えめ
- 64GBや重い処理なら:Gen 13 IALかGen 14
X1 Carbonの今日の公式価格です(11月5日時点、安い順)。
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X1の2-in-1とも比べたいならThinkPad X1の比較、歴代モデルを知りたいならX1の歴代モデル一覧も参考にしてください。
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