ThinkPad X1シリーズの中でも、360度ヒンジとタッチ・ペン入力に対応するのが「ThinkPad X1 2-in-1」です。
2026年の最新はGen11 Aura Editionです。1つ前の2025年モデルGen10には、省電力のILL(Lunar Lake)と性能重視のIAL(Arrow Lake)の2種類があります。
結論から言うと、選び方は次のとおりです。
- 最新モデルを長く使うならGen11
- 省電力・バッテリー重視ならGen10 ILL
- CPU性能重視ならGen10 IAL
- 中古で選ぶならGen9以降
この記事では、3モデルの違いを価格とスペックの表で比べ、旧「X1 Yoga」からの変化、X1 Carbonとの違い、中古の選び方まで整理します。
現在買えるX1 2-in-1
2026年に選べるのはGen11とGen10(ILL・IAL)の3モデルです。Lenovo公式の価格は次のとおりです(毎日更新)。
X1 2-in-1
10月17日時点では、Gen10はILL・IALとも公式サイトで「在庫なし」の日がほとんどです。新品で買うなら実質Gen11が中心で、Gen10は在庫が出たときや中古で狙うモデルになっています。
Gen10のILLとIALは、同じGen10でも性格が異なります。ILLは省電力・モバイル重視、IALはCPU性能重視と考えると分かりやすいでしょう。
では、Gen11・Gen10 ILL・Gen10 IALの中から、どのモデルが自分に合うのかを先に整理してみましょう。
結論|おすすめモデル
2026年にX1 2-in-1を選ぶなら、最新性・省電力・CPU性能のどれを重視するかで決めると分かりやすいです。
| こんな人におすすめ | 選ぶモデル |
|---|---|
| 最新モデルを長く使いたい | X1 2-in-1 Gen11 |
| 省電力・バッテリーを重視したい | X1 2-in-1 Gen10 ILL |
| CPU性能を重視したい | X1 2-in-1 Gen10 IAL |
3モデルの位置づけを図で整理すると、次のようになります。

中古まで含めて価格を抑えたい場合は、後半で紹介するGen9以降も選択肢になります。
次に、Gen11・Gen10 ILL・Gen10 IALの主な違いを比較していきます。
Gen11・Gen10を比較
X1 2-in-1のGen11・Gen10を比べると、大きな違いはCPU世代と、どこに性能の重点を置いているかです。
最新のGen11はIntel Core Ultra シリーズ3へ進化。Gen10は、Lunar Lakeを搭載するILLとArrow Lakeを搭載するIALに分かれ、省電力性とCPU性能のどちらを重視するかで選べます。
| 比較 | Gen11 | Gen10 ILL | Gen10 IAL |
|---|---|---|---|
| CPU | Core Ultra シリーズ3 | Core Ultra 200V | Core Ultra 200U/H |
| Copilot+ PC | ○(全CPU) | ○ | ― |
| 最大メモリ | 64GB | 32GB | 64GB |
| 最軽量 | 約1.15kg~ | 約1.30kg~ | 約1.22kg~ |
| 公式価格 | ¥430,760 | 在庫なし | 在庫なし |
- Gen11は、2026年の最新世代です。Core Ultra シリーズ3を搭載し、最大64GBのLPDDR5X(省電力で高速なメモリ規格)メモリやPCIe 5.0 SSDにも対応。最新世代を長く使いたい場合は、まず候補にしたいモデルです。
- Gen10 ILLは、Lunar Lake世代のCore Ultra 200Vシリーズを搭載。メモリをCPUパッケージ上に配置するMoP(Memory on Package)を採用しており、モバイル利用や省電力性を重視した構成です。
- Gen10 IALは、Arrow Lake世代のCore Ultra U / Hシリーズを搭載。ILLとは方向性が異なり、CPU処理性能やマルチタスク、大容量メモリを重視したい人に向いています。構成によって最大64GBメモリを選択できます。
ここからは、まず最新モデルのGen11から詳しく見ていきます。
Gen11|最新世代
ThinkPad X1 2-in-1 Gen11 Aura Editionは、2026年モデルの最新X1 2-in-1です。
Intel Core Ultra シリーズ3へ世代が進み、360度ヒンジやタッチ・ペン入力といった2-in-1ならではの使い方を維持しながら、CPU・メモリ・ストレージなどの基本性能が強化されています。
重量は構成によって約1.15kg〜と、360度回転ヒンジを備えた14インチ2-in-1として高いモビリティを維持。最大64GBのLPDDR5Xメモリ、58Whバッテリー、PCIe 5.0 SSDにも対応しています。
Gen11の進化点
Gen11で注目したいポイントは、次のとおりです。
- Core Ultra シリーズ3を搭載
- 最大64GBのLPDDR5Xメモリ
- PCIe 5.0 SSDに対応
- 58Whバッテリーを搭載
- 約1.15kg〜の軽量設計
- 360度ヒンジ・タッチ操作に対応

最新モデルを長く使いたい人や、CPU世代や基本性能の新しさを優先したい人にはGen11が向いています。Gen11は選べるすべてのCPUが「Copilot+ PC」の条件を満たし、Gen10のようにCPUによってAI機能の差が出ることもありません。
一方、最新世代にこだわらなければGen10も有力です。特にGen10は、省電力重視のILLとCPU性能重視のIALを選べるため、用途がはっきりしている場合は価格差も含めて比較するとよいでしょう。
Gen11のCPU、ディスプレイ、ペン入力、各モードでの使い勝手などをさらに詳しく知りたい方は、個別レビューで解説しています。

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最新世代よりも省電力性やCPU性能の方向性を選びながら価格を抑えたい場合は、次のGen10をチェックしてみましょう。
Gen10|用途で選ぶ
ThinkPad X1 2-in-1 Gen10は、2025年モデルです。
Gen10の特徴は、同じ世代の中にILL(Lunar Lake)とIAL(Arrow Lake)の2モデルがあり、使い方に合わせて選べることです。
最新のGen11にこだわらず、省電力性やCPU性能など重視するポイントが明確な人には、Gen10も有力な選択肢です。
ILLとIALの違い
選び方をシンプルにすると、次のようになります。
- Gen10 ILL:Lunar Lake|省電力・バッテリー重視
- Gen10 IAL:Arrow Lake|CPU性能・マルチタスク重視
ILLは、Core Ultra 200Vシリーズを搭載した省電力重視のモデルです。外出先で長時間使うことが多い人や、バッテリー持ちを重視する人に向いています。
一方のIALは、Arrow Lake世代のCore Ultraを搭載。CPU処理性能やマルチタスクを重視する場合はこちらが候補です。
つまり、
持ち運び・バッテリー重視 → Gen10 ILL
処理性能・マルチタスク重視 → Gen10 IAL
と考えると分かりやすいでしょう。

主なスペックの違いは次のとおりです。
| 比較 | ILL | IAL |
|---|---|---|
| CPU | Core Ultra 200V | Core Ultra 200U/H |
| コードネーム | Lunar Lake | Arrow Lake |
| 得意分野 | 省電力・AI | CPU性能 |
| NPU | 最大48 TOPS | 最大13 TOPS |
| Copilot+ PC | ○ | ― |
| メモリ | 最大32GB | 最大64GB |
| 最軽量 | 約1.30kg~ | 約1.22kg~ |
| おすすめ用途 | 外出・Office・Web会議 | 開発・高負荷処理 |
Lenovo PSREFでは、ILL(Lunar Lake)を「Copilot+ PC」、IAL(Arrow Lake)を「AI PC」と分類しています。64GBメモリを選べるのはIALだけで、どちらもメモリは基板実装のため購入後の増設はできません。
Officeやブラウザ、Web会議が中心ならILLで十分です。仮想環境や大量のデータ処理など、CPUコア数や64GBメモリが効く使い方ならIALを選びましょう。なお、Lenovo Yoga Penは構成によって付属しない場合があるため、購入時に確認してください。
省電力・バッテリーを重視する方はこちら。

CPU性能を重視する方はこちら。

\ 在庫と最新価格を公式で確認 /
Gen10は、最新世代より価格を抑えながら、自分の使い方に合わせてILLとIALを選べるのが魅力です。公式の在庫は少ないので、見つけたらGen11との価格差を確認してから決めましょう。
続いて、現在の「X1 2-in-1」が、従来のX1 Yogaからどのように進化してきたのかを簡単に整理します。
Yogaからの進化
現在のThinkPad X1 2-in-1は、以前「ThinkPad X1 Yoga」と呼ばれていたシリーズの流れを受け継いでいます。
360度回転するヒンジを使い、ノートPCとしてだけでなく、スタンド・テント・タブレットのように使える基本コンセプトは現在も共通です。
大きな転換点となったのがGen9です。
この世代からシリーズ名が「X1 Yoga」から「X1 2-in-1」へ変更され、製品の特徴である2-in-1スタイルが、より分かりやすい名称になりました。
名称変更とペンの進化
名称だけでなく、ペンの使い方も変化しています。
従来のX1 Yogaでは、本体内部に収納できる小型のペンが特徴でした。一方、近年のX1 2-in-1では、より使いやすいサイズのペンを利用するスタイルへ移行しています。
シリーズの流れを年表で整理すると、次のようになります。
- 2016〜2023X1 Yoga(Gen1〜Gen8)360度ヒンジと本体に収納できるペンを備えたプレミアム2-in-1。
- 2024X1 2-in-1 Gen9名称を「X1 2-in-1」に変更。ペンは本体の外に付けるタイプへ。
- 2025X1 2-in-1 Gen10省電力のILLと性能重視のIALの2種類に。
- 2026X1 2-in-1 Gen11Core Ultra シリーズ3を搭載し、全CPUがCopilot+ PCに。

名前は変わりましたが、360度ヒンジ・タッチ操作・ペン入力を活用できるX1シリーズの2-in-1モデルという基本的な位置づけは変わっていません。
Gen8以前のX1 Yogaを含め、過去のX1シリーズを詳しく確認したい方は、歴代モデルの記事も参考にしてください。

続いて、X1 2-in-1ならではの360度ヒンジとペン入力の使い方を整理します。
2-in-1ならではの特徴
X1 2-in-1の魅力は、通常のノートPCとして使えるだけでなく、360度回転ヒンジとタッチ・ペン入力を活用して使い方を変えられることです。
仕事ではノートPC、打ち合わせではスタンド、資料を見るときはタブレットと、シーンに合わせてスタイルを切り替えられます。
360度ヒンジ
ディスプレイを360度回転できるため、主に次の4つのスタイルで使えます。
- ノートモード:通常のPC作業
- スタンドモード:動画視聴やプレゼン
- テントモード:省スペースで画面を見せたいとき
- タブレットモード:タッチやペン操作
通常のクラムシェル型ノートにはない、利用シーンに合わせて形を変えられる柔軟性がX1 2-in-1の大きな特徴です。

ペン入力
X1 2-in-1はペン入力にも対応しており、画面へ直接書き込めます。
PDFへのコメント、会議中のメモ、資料への手書き、簡単なスケッチなど、キーボードとマウスだけではしにくい操作を直感的に行えるのがメリットです。
特に、資料を見せながら説明したり、その場で画面へ書き込んだりする使い方では、通常のノートPCとの違いを感じやすいでしょう。
一方、360度ヒンジやペン入力をほとんど使わず、軽さを最優先するならX1 Carbonの方が向いている場合があります。
次に、X1 CarbonとX1 2-in-1の違いを簡単に整理します。
Carbonとの違い
X1 CarbonとX1 2-in-1は、どちらもX1シリーズの14インチモバイルPCですが、選ぶポイントは明確に異なります。
軽さを優先するならX1 Carbon、タッチ・ペン・360度ヒンジを活用したいならX1 2-in-1が基本です。最新世代どうしで比べると、2-in-1は約170g重くなります。
| 比較 | X1 Carbon Gen 14 | X1 2-in-1 Gen 11 |
|---|---|---|
| 重さ | 約977g~ | 約1.15kg~ |
| 公式価格 | ¥398,420 | ¥430,760 |
| 360度ヒンジ | ― | ◎ |
| タッチ操作 | △ | ◎ |
| ペン入力 | △ | ◎ |
| タブレット利用 | ― | ◎ |
| 通常のPC作業 | ◎ | ◎ |
X1 Carbonは、薄型・軽量なクラムシェル型ノートとして、持ち運びやすさを最優先したい人に向いています。
一方、X1 2-in-1は少し重量が増える代わりに、画面を360度回転させてタブレットのように使ったり、ペンで直接書き込んだりできるのが大きな違いです。
そのため、
- 軽さ・持ち運び重視 → X1 Carbon
- タッチ・ペン・画面回転重視 → X1 2-in-1
と考えると選びやすいでしょう。
X1 Carbonを含めた現行X1シリーズ全体の違いは、こちらの記事で詳しく比較しています。

X1 2-in-1を選ぶことが決まったら、次は新品だけでなく中古・型落ちまで含めて、どの世代を狙うかを考えてみましょう。
中古はGen9以降
X1 2-in-1を中古で選ぶなら、ThinkNaviではGen9以降をひとつの目安としています。
Gen9は、従来の「X1 Yoga」からX1 2-in-1へ名称が変わった最初の世代です。現在のシリーズにつながるモデルとして分かりやすく、中古価格を重視する場合の候補になります。
中古での優先順位をシンプルに整理すると、
- Gen10:型落ち・中古の第一候補
- Gen9:価格重視なら候補
- Gen8以前:積極的にはおすすめせず、価格や状態をよく確認
と考えるとよいでしょう。
Gen10はILL・IALとも比較的新しい世代なので、新品との価格差が大きければ中古も有力です。
さらに購入価格を抑えたい場合はGen9まで広げて探せますが、中古品では世代だけでなく、バッテリー状態・メモリ容量・SSD容量・ペンの有無・保証の有無も確認しておきましょう。
中古の購入先
中古は、販売店の中古品や整備済み品がそろうAmazonで探すのがおすすめです。
\ 中古の価格・在庫をチェック /
中古を含めても、2026年時点ではGen11・Gen10・Gen9の中から予算に合わせて選ぶと整理しやすいでしょう。
X1 2-in-1のよくある質問
- Gen10は今も新品で買える?
-
10月17日時点では、Lenovo公式でILL・IALとも「在庫なし」の日がほとんどです。在庫が出るとGen11より安く買えることがあるので、価格はThinkPad価格ウォッチで毎週確認できます。
- X1 YogaとX1 2-in-1の違いは?
-
同じシリーズで、Gen9から名前が「X1 2-in-1」に変わりました。大きな違いはペンで、X1 Yogaは本体に収納する細いペン、X1 2-in-1は本体の外に付ける大きめのペンです。
- ペンは付属する?
-
構成によって付属しない場合があります。購入するときに、構成内容にLenovo Yoga Penが含まれているか確認してください。
- X1 Carbonとどっちがいい?
-
軽さを優先するならX1 Carbon(約977g~)、画面を回してタブレットとして使ったりペンで書き込んだりするならX1 2-in-1(約1.15kg~)です。X1 Carbonの選び方はX1シリーズの比較で詳しく比べています。
まとめ|おすすめモデル
2026年にX1 2-in-1を選ぶなら、最新性・省電力・CPU性能・価格のどれを重視するかで決めると分かりやすいです。
- 最新モデルを長く使う → Gen11
- 省電力・バッテリー重視 → Gen10 ILL
- CPU性能・マルチタスク重視 → Gen10 IAL
- 中古で価格を抑える → Gen9以降
迷ったら、新品はGen11、価格を抑えるならGen10の在庫か中古から探すのが近道です。
さらに価格を抑えたい場合は、Gen10の型落ち・中古や、Gen9まで広げて探す方法もあります。
X1 2-in-1は、360度ヒンジとタッチ・ペン入力によって、通常のノートPCとは違った使い方ができるのが魅力です。
軽さだけでなく、画面を回転させて使う場面やペン入力を活用するかどうかも含めて選ぶと、自分に合ったモデルが見つかりやすくなります。
現在の販売価格や構成は変わるため、購入前にLenovo公式で最新情報を確認してみてください。
\ シリーズ全モデルの価格を公式で比較 /
まだ迷うなら 価格ウォッチで値下がりを待つ
X1以外も含めてThinkPad全体から選びたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

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