ThinkPadはなぜ人気?プロに選ばれる9つの理由を徹底解説!

ThinkPadと聞くと、あまり詳しくない人でも、黒いボディにキーボードの赤ポッチのノートパソコンを思い浮かべる人が多いでしょう。それぐらい日本でもなじみのあるブランドとして有名なThinkPadですが、世界的にもビジネスノートパソコンとして抜群の知名度と人気があります。

それほど有名なThinkPadですが、歴史や人気の理由について理解していない人もいるのではないでしょうか。そこで、この記事ではThinkPadの歴史や人気の理由について徹底解説していきます。

この記事を読めば、ThinkPadがなぜ人気なのかわかります。この記事を書くにあたっては、私の主観だけでなく、公式サイトのThinkPad情報やYoutubeチャネルなどを参考にして客観的な視点でまとめました。ThinkPadについて知りたい方はぜひ最後まで読んでみてください。

目次

ThinkPadの歴史を振り返る

ThinkPadの歴史から人気の秘訣を振り返ります。ThinkPadの歴史について「日本で生まれたThinkPad」,「人気モデルが次々と生み出された90年代」,「IBMからレノボの傘下になったThinkPad」の3つに分けて説明します。

ThinkPadというブランドが、世界中のユーザーに認知されるようになった背景を知りたい人はしっかりチェックしておきましょう。

日本で生まれたThinkPad

初代ThinkPad 700Cは1992年に発売されました。

このThinkPadを生み出したのは、当時の日本IBMのパソコン開発部隊です。

初代 ThinkPad 700C

出典:Thinkシリーズのデザイン哲学

米国のIBMは1980年代後半からノートパソコンの開発に取り組んでいましたが、市場ではあまり成功しませんでした。そこで、IBMは、液晶パネル、ハードディスク、基板の高密度実装などの要素技術が進んでいた日本IBMの大和研究所にノートパソコンの開発を委託。デザインはIBMのデザイン顧問であったリヒャルト・ザッパー氏が手がけ、日本伝統の松花堂弁当に着想を得て、黒い筐体と赤いトラックポイントを特徴とする現在のThinkPadの基礎となるデザインを完成させました。

ちなみに、ThinkPadという名前の由来は、当時のIBMの標語であった『Think』とエンジニアが持ち歩いていたメモ帳『Note Pad』を組み合わせてできたそうです。

人気モデルが次々と生み出された90年代

日本IBMの大和研究所は、初代ThinkPad 700Cに続いて、歴史に名を残すThinkPadを次々と生み出していき、ビジネスノートパソコンとして確固たる地位を築いていきます。以下に代表的なThinkPadを紹介します。

ThinkPad 750 (1993年): はじめて宇宙(国際宇宙ステーション)で使用されたノートパソコン

ThinkPad755(1994年): 世界初CD-ROM ドライブを内蔵ノートパソコン

ThinkPad 750s(1995年):独特のキーボードギミック「バタフライキーボード」を搭載

ThinkPad s30(2001年): 筐体から飛び出したキーボードが特徴のノートパソコン

ThinkPad T42(2004年): 世界初の指紋認証搭載ノートパソコン

2005年にIBMからレノボの傘下になったThinkPad

2005年、IBMはThinkPadを含むパソコン事業を、中国のレノボに譲渡しました。レノボは、ThinkPad ブランド継承後も、ノートパソコンの開発の中心を日本の大和研究所に据え、ラインナップなどの拡充を図りながらブランドを強化していきました。

2008年には今のX1シリーズの元祖とも言われるThinkPad X300が発表。DVDドライブ搭載で、厚さ2cm以下、重さ1.5kg以下という目標のもと、世界初のカーボン素材を天板に採用し、当時業界内でも最高クラスのノートパソコンを完成させました。

その後、2012年には初代X1 Carbon、2020年には世界初の折りたたみ画面PCであるX1 Foldを発売。2021年には13.3インチでThinkPad史上最軽量のThinkPad Nanoを発表しました。ThinkPadはレノボの傘化になったあとも、日本IBM時代からの伝統を受け継ぎ、時代のニーズと最新の技術を取り入れ進化し続けています。

ThinkPadが人気の理由9つ

ThinkPadは、日本ではそのブランド自体がレノボという会社名よりも有名になっている珍しいノートパソコンです。しかし、人気の秘訣はそのデザインだけではありません。そこで、ThinkPadが現在でも幅広い人からの支持を得ている理由を9つ紹介します。

ブレないThinkPadの開発哲学

ThinkPadは、お客様の成功をサポートするために開発が続けられています。その理念は2018年に「ThinkPad 開発哲学の木」として具現化されました。この哲学は、お客様のニーズ、イノベーション、技術の種をベースに、信頼される品質、親しみやすさ、先進性を軸にノートパソコンを開発するというものです。

この一貫した哲学に基づいてThinkPadの開発が続けられているため、途中で買い替えても、そのまま安心して、違和感なく使い続けられます。たとえば、飽きのこない黒い筐体、打ちやすいキーボード、使い勝手のよいトラックポイントは30年間良い意味で変わっていません。

レノボの社員に配られているという『ThinkPad 開発哲学の木』のカード

大和研究所について – レノボ・ジャパン公式サイト

ThinkPadの使い勝手へのこだわり

打ちやすいキーボード

ThinkPadといえばキーボードと呼ばれるほど、キーボードのタイピングの良さに定評があります。ThinkPadのキーボードの良さについて次の4つポイントで詳しく説明します。

十分なキーピッチ:キーピッチとは各キーの間隔のことです。ThinkPadのキーピッチは、昔のIBMタイプライターや、デスクトップのキーボードと同じく標準的な19mmとなっています。ちょうど人の手の大きさに馴染み、違和感なくキータイピングできます。別メーカーのパソコンだと、キーとキーの間隔が狭く、打ちにくかったりします。

十分なキーストローク: キーストロークとはキーの押し込みの深さのことです。最近のThinkPadでは1.5mm程度あり、ほどよい打鍵感が得られます。最近はノートパソコンの筐体を薄型化を優先させて、キーストロークを1.1-1.3mm程度と浅くしている他社製品もありますが、キーストロークが浅いとタイピングした際に底づき感があり、打ち心地が悪くなります。さらに、長時間のタイミングの際には、常に指に負担がかかり腱鞘炎(指の付け根などに痛みが出る)の原因にもなります。わずか数mmのキーストロークの違いですが、指への負担は全く異なるのでキーストロークはとても重要です。

曲面キーキャップ形状:キーキャップは指の形状に合わせて曲面に設計されています。キーボードの各キーはパンタグラフ構造となっており、キーの中央を押すときにベストな打鍵感が得られます。ThinkPadのひとつひとつのキーが曲面設計になっており、指先が自然にキーの中央にフィットするようになっており、正確で快適なタイピングができます。

ソフトランディング設計: ThinkPadのキーは、底づきとキータイピング音を低減するためにソフトランディング設計が施されています。これにより、静かで快適なタイピング体験が得られます。特に新幹線や静かな図書館などで使用するときなどは、タイピング音が静かなのはとても助かります。

ThinkPad 30周年記念第5回大和魂 – レノボ・ジャパン公式Youtubeチャネル


また、その他のキーボードの細かいこだわりとして、よく使う矢印キー(カーソルキー)をキーボード外枠からキーを半分ほどを飛び出させた構造になっています。これにより、間違えて他のキーとの押し間違いもなく、資料のページ切り替えなどが快適に行えます。

トラックポイント(赤いポッチ)

ThinkPadは、キーボードの中央にトラックポイントと呼ばれる赤いゴムのポッチがあります。指でこのポッチをグリグリやるとマウスのように画面のポインターを動かすことが可能になります。

え、マウスやタッチパッド使えばいいのでは?

と思われる方もいると思いますが、トラックポイントを使いこなせるようになると便利すぎて手放せなくなります。

赤ポッチはキーボードの真ん中にあります。つまり、タイピングしながらそのまま手を大きく動かすことなくマウスの操作が可能なんです。さらに、スペースバーの下のトラックポイントボタンと組み合わせて使うことにより、ドラッグ操作やスクロール、画面の縮尺といったマウスで通常行っている操作が可能です。

赤ポッチ、最初は使い慣れないかもしれませんが、少し練習すればだれでも使いこなせるようになりますので、ぜひThinkPadを使っている方には積極的に使っていただき、その良さを実感していただければと思います。

また、実はあまり知られていませんが、赤いポッチ(ラバーキャップ)もソフトリムタイプや、ドームキャップといったものがあり、好みに応じて取替可能です。

熱設計へのこだわり

ノートパソコンはCPUやメモリーなど動作する際に熱を発するパーツを搭載しています。 デスクトップパソコンと異なり、ノートパソコンはコンパクトなので、内部の空間が狭く熱がこもる傾向があります。こもった熱は、フリーズやエラーを引き起こす熱暴走の原因になるだけでなく、最悪の場合、故障にもつながりますので、ノートパソコンでは冷却性能の良し悪しもとても重要です。レノボではベストな冷却性能を提供するために自社開発で熱設計を行っています。

ThinkPadで特徴的なのはインテリジェントクーリング機能です。インテリジェントクーリングは、ユーザーの使い方や電源設定に合わせてファンの回転数を自動調整し、最適な冷却とパフォーマンスを実現します。大きく2つの機能があります。

1つ目は、膝上検出機能です。システム内部のセンサーを使用し膝上か机かを検知し、膝の上では筐体温度を優先し、逆に机の上では最大のパフォーマンスができるように自動的に制御されています。

2つ目は、インテリジェントクーリングモードと呼ばれる機能で、予めセットされた電力、ファンの速度、筐体温度のプロファイルを選択できる機能です。これは、Windows OSのパフォーマンス電源スライダーと連携しており、次の3つのモードを選択することができます。

エコ:バッテリー重視モード。パフォーマンスを抑えて、低ファン音量、低温。
自動(バランス):消費電力、ファンの速度とパフォーマンスのバランスが動的に調整。
パフォーマンス:パフォーマンス重視。高ファン音量。
*ウルトラパフォーマンス:高い表面温度、高ファン音量と引き替えに、最高のパフォーマンスを提供
*一部の機種のみ

このモード選択により、例えば、外出先でバッテリーが心配なときは、エコモードにしてバッテリーの持ちを優先したり、一方で室内でパソコンに高い負荷をかけてバリバリ作業するときなどはパフォーマンスモードにするなど、使用状況に合わせたモード選択ができます。

インテリジェント・クーリング – レノボ公式サイト

長時間バッテリー&急速充電

ThinkPadは、長時間のバッテリー持ちと急速充電の機能を備えており、外出先や移動中でも安心して使えます 。

例えば、最新のThinkPad X1 Gen11の公式サイトの情報とみると、公称値28.5時間、実際の使用時間は9時間41分とのデータがでており、1日外出する際にも電源アダプターを持ち歩かなくても良さそうです。

前述の「PCMark 10」を使ってバッテリー駆動時間を計測したところ、テスト開始から9時間41分でバッテリー切れとなり休止状態へ移行した。公称値では「最大 約28.5時間」とされているがこれはバッテリー消費量をかなり抑えた状態での結果であって、実作業レベルでの駆動時間を表わすものではない。今回はバッテリー消費量の大きい状態でテストを行なっているのと、解像度の高いディスプレイを搭載しているのとで、バッテリー消費量が大きくなっているのだろう。ディスプレイの明るさや電源プランなどを変更すれば、もう少し駆動時間が延びるはずだ。

新世代ThinkPad X1 Carbon Gen11 第13世代Coreプロセッサ搭載を体感しよう!

堅牢性へのこだわり

ThinkPadは、レノボ独自の拷問テストと呼ばれる厳しい品質テストが行われています。例えばレノボ独自の品質テストで有名なものは、ディスプレイ開閉の長時間ヒンジ耐久試験、角落下試験、静電気試験、温湿度耐久試験、振動テスト、ダストテストなどです。実際のユーザーの使用状況を元にテストが作られてきており、さまざまな環境や使用状況を想定することで、ThinkPadは高い信頼性が担保されています。

ThinkPadの開発哲学 – レノボ・ジャパン公式チャネル

さらに、ThinkPadはレノボ独自のテストに加えてMIL-STD-810Gと呼ばれる米国の軍用規格にも準拠しており、その点でも確かな堅牢性が確保されてることが証明されています。

ThinkPadの開発哲学 – レノボ・ジャパン公式チャネル

また、公式サイトの情報によると、国際宇宙ステーションとミール宇宙ステーションの両方に ThinkPad を持ち込んででおり、その高い堅牢性は地球のみならず宇宙でも証明されているようです。

また、火事現場から発掘されたThinkPadが起動したなど、高い耐久性にまつわる様々な伝説が残されています。

高いセキュリティ

ThinkPadのセキュリティ機能は高く、特に指紋認証と顔認証においてスプーフィング防止機能(偽造防止)やマッチオンチップ(指紋、顔データは専用のチップに保存される)などが組み込まれ、信頼性が確保されています。これにより、ユーザーは高い安心感のもとでThinkPadを利用できます。

また、地味に安心できるポイントがThink Shutterと呼ばれる、ユーザーのプライバシーを保護してくれるカメラーシャッターです。Think Shutterは、内蔵カメラのレンズの横にある物理的なスライダーカバーです。これによりカメラが不要なときには物理的にカバーを閉じることで、不意のカメラ起動や、不適切な映像の流出を防ぐことができます。

ThinkPadの開発哲学 – レノボ・ジャパン公式チャネル

拡張性へのこだわり

ThinkPad はユーザーの働き方や使用方法に合わせて、柔軟にカスタマイズできるように、十分な拡張ポートをもたせ、豊富な純正のアクセサリーが準備されています。また、ThinkPadのメモリやSSDなども自分で交換できるようになっています(一部の機種では交換不可)。

メモリ、SSDなど自分で簡単に交換可能

ThinkPadは、内部へアクセスしやすい構造になっており、自分でメモリやSSDなど簡単に交換できるようになっています。マシン毎に部品の交換方法が詳しく説明されているハードウェア保守マニュアルがウェブ上で公開されていますので、ドライバー1本あれば自分で交換作業可能です。

豊富なI/O port

ThinkPadは、USB、HDMI、Ethernet、Thunderbolt(TypeC)などの様々な拡張ポートを備えており、各種の外部機器に簡単に接続できます。

各社のプレミアムモデルで拡張ポートを比較してみましょう。ThinkPad X1, HP Dragon fly, Dell XPS 14で拡張ポートを比較してみると、ThinkPad X1 が一番サポートしている拡張ポートの数が多いです。とくにUSB端子については、最近はType-Cのみの割り切った製品も少なくないですが、ThinkPadはUSB Type-Aをふたつもサポートしており、出先でも安心です。

スクロールできます

ThinkPad X1 Carbon Gen11

Dell XPS13 Plus

HP Dragonfly G3
USB Type-A2非対応非対応
Thunderbolt
(USB Type-C)
222
HDMIあり非対応あり
マイクロフォンジャックあり非対応あり
各製品の拡張ポートの比較

豊富な純正の周辺機器

ThinkPadには、ドッキングステーション、モニター、キャリングケース、キーボード、マウスなどの豊富な純正の周辺機器も用意されており、作業環境や用途に合わせてカスタマイズできます。周辺機器も同じデザイン言語や色調となっており、全ての機器がシームレスに調和し、ユーザーが一貫して統一感ある環境で作業できます。これはプロフェッショナルな印象を損なわず、仕事に集中できる環境をつくりだせます。

また、純正の周辺機器は、ThinkPadとの高度な連携が保証されています。例えば、ドッキングステーションはシンプルな接続で拡張性を向上させ、モニターやキーボードなどがノートパソコンとの親和性を持っています。さらに、ハードウェアとの最適な組み合わせが保証されており、互換性や安定性の面で高い信頼性を提供します。また、これらの機器に関するサポートもThinkPadブランドのもとで統一されているため、トラブルが発生した場合でも迅速かつ確実な対応が期待できます。

ThinkPadの開発哲学 – レノボ・ジャパン公式チャネル

余計なソフトがプリインストールされていない

ThinkPadは、余計なソフトウェアを最小限に抑えており、ユーザーに信頼性の高い製品といえます。とくに日系メーカーに多いのが、余計な体験版のソフトが沢山インストールされていることで、パフォーマンスの低下やセキュリティリスクを引き起こすことがあることです。

また、最初のセットアップで余計なソフトを削除するという手間が省けるのも嬉しいところです。

日系メーカーのビジネスモデルと比較して安価

ThinkPadは、日系メーカーのビジネスモデルと比較して、同じ性能や機能を持つパソコンでも、価格が安いことが多いです 。これは、レノボが、グローバルな生産・販売ネットワークやコスト削減の努力によって、コストパフォーマンスの高いパソコンを提供できるからです 。

例えば、日系のパソコンブランとして有名なPanasonic, Sony のモデルと似たような構成で比較してみると、ThinkPadの方が安いのが分かります。

スクロールできます

ThinkPad X1 Carbon Gen 11

Let’s note FV(FV4RSBCP)

VAIO® SX14
CPUIntel Core i7-1345UIntel Core i7-1345UIntel Core i5 1340P
RAM16GB16GB16GB
ストレージ512GB512GB 512GB
画面サイズ14インチ14インチ14インチ
重量約1.13kg約1.2kg約1kg
価格約21.4万円約29.1万円約25.8万円
ThinkPad X1 とPanasonicとVAIOのビジネスモデルの価格比較 (2024/01/28時点)

豊富なシリーズ

ThinkPadには、さまざまなシリーズやモデルがあり、ユーザーのニーズや予算に合わせて選ぶことができます 。例えば、ThinkPadには、以下のようなシリーズがあります。

X1シリーズ:最先端のテクノロジーとデザインを持つプレミアムノート
X13シリーズ:安価な13インチのモバイルノート
Tシリーズ:堅牢で拡張性の高いスタンダードノート
Eシリーズ:コストパフォーマンスに優れたエントリーノート
Pシリーズ:高性能なグラフィックスや処理能力を持つモバイルワークステーション
Lシリーズ:環境に優しい素材や機能を備えたエコノート

根強いコミュニティ

ThinkPadは、世界中に多くのファンや愛好者がおり、インターネット上にはThinkPadに関する情報や交流の場が数多く存在しています 。これは、ThinkPadが、高品質・高信頼性・高性能なパソコンとして、長年にわたってユーザーの満足度を高めてきたからです 。

例えば、レノボは、ThinkPadに関するQ&Aコミュニティを運営しており、ユーザー同士が問題の解決や情報の共有を行うことができます。また、ThinkPadの歴史や製品の紹介、カスタマイズの方法などを詳しく解説したブログやサイトも多数あります。

日本で人気の高いThinkPadシリーズ

ここまで読んでいただきありがとうございます。ThinkPadの人気の理由についてご理解いただけたかと思います。ここからはThinkPadに興味を抱いた人に向けて、特に日本で人気の高いモデルを3つを紹介していきます。

ThinkPad X1 Carbon/Yoga(2-in-1)

ThinkPad X1はThinkPad のフラグシップモデル(最上級製品)であり、人気の高いモデルになります。

X1 Carbon/Yoga は、レノボの大和研究所の最新技術が凝縮されており、最新のCPUパフォーマンスに、軽量かつスリムなデザイン、先進のセキュリティ機能、長時間バッテリー、フルサイズのキーボードを備え、ビジネスプロフェッショナルにとって理想的な製品になっています。さらに、14インチ画面に高解像度の画面を搭載しており、十分な作業スペースを確保できます。

正直、プレミアム製品であるため価格は少し高いです。ただ、それに似合った性能が手に入ります。予算に余裕がある方は迷わずThinkPad X1 Carbonを購入されることをおすすめします。

ThinkPad X13

ThinkPad X13は、コンパクトで軽量、耐久性のある構造の13.3型のモバイルノートPCです。持ち運びに最適なモデルで、外で使う場合が多い方や、社内の会議等で頻繁に持ち運ぶ方におすすめです。また、最新とCPUを搭載しておりパフォーマンスも問題ないです。また、長時間バッテリー駆動にも対応しています。

さらにX13は9万円代から購入できるので、予算が厳しい学生の方におすすめできるモデルです。

実際のユーザーレビューや評価では、ThinkPad X13 がそのパフォーマンスとデザインのバランスが高く評価されています。特に、移動中やお客様先での利用に適したサイズと軽さが、多くのユーザーに好評を博しています。

ThinkPad T14/T16 Gen4

ThinkPad T14/T16 は、一言でいうとなんでもこなせる相棒。高いパフォーマンス、堅牢な構造、優れた拡張性を兼ね備えたビジネス向けノートパソコンです。X1やX13と比較するとひとまわり大きいので、デスクトップパソコンの据え置きで、たまに持ち運ぶ方におすすめです。

これらのモデルは、厳格な信頼性テストをクリアし、会社内や外出先、あるいは移動中でも、場所を問わず安心して使用できます。また、長時間駆動のバッテリーや、豊富なI/Oポート(インターフェース)など生産性を高める機能が豊富に搭載され、さらにSSD/メモリが自分で交換しやすくなっているので、購入後も用途に合わせて柔軟にアップグレードできる点が大きな魅力です。

ユーザーレビューや専門家の評価では、ThinkPad T14/T16 Gen4がその頑丈な構造、高いパフォーマンス、優れたキーボードなどにより高い評価を獲得しています。ユーザーからのコメントには、特に信頼性の高さと多様なビジネスニーズに対応できる柔軟性が強調されています。

T14とT16の違い: T14とT16の主な違いは、画面サイズとキーボードの10キーありなしです。T14は14インチのディスプレイを搭載し、一般的なビジネスタスクに適しています。一方で、T16は16インチのディスプレイで、クリエイティブな作業や大規模なデータ処理に向いています。またT16は10キーが付いているので、数字をよく打ち込む方はT16を検討されるのもよいかとおもいます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次