ThinkPad Tシリーズは、性能・堅牢性・拡張性のバランスに優れた、ThinkPadを代表するビジネスノートPCです。
現在の主力は、軽量・薄型の「T14s」、携帯性と拡張性を両立した「T14」、16型の大画面を備える「T16」の3モデル。一見するとよく似ていますが、持ち運びやすさや画面サイズ、拡張性など、それぞれ得意とする使い方が異なります。
さらに近年は、P1やP16をベースにした高性能モデル「T1g」「T16g」もTシリーズに加わり、動画編集や3D、AI処理など高い性能を求める用途まで選択肢が広がっています。
結論からいえば、軽さを重視するならT14s、迷ったらバランスのよいT14、大画面での作業性を重視するならT16がおすすめです。さらにGPU性能まで求めるなら、T1gやT16gが候補になります。
本記事では、2026年の最新ラインナップをもとに、ThinkPad Tシリーズ各モデルの違いと、自分に合った1台の選び方を分かりやすく解説します。
ThinkPad Tシリーズの最新価格・キャンペーンを公式サイトで確認する
結論|Tシリーズの選び方

ThinkPad Tシリーズ選びで迷ったら、まずは「携帯性」「画面サイズ」「性能」のどれを重視するかで考えると分かりやすいです。
| モデル | 特徴 | おすすめな人 |
|---|---|---|
| T14s | 軽量・薄型の14型 | 持ち運びが多い人 |
| T14 | バランス型の14型 | 迷ったらまず候補 |
| T16 | 大画面の16型 | 作業性を重視する人 |
| T1g | 薄型+高性能GPU | 動画編集・GPU処理をする人 |
| T16g | 大型+高性能GPU | 性能を最優先する人 |

一般的なビジネス用途なら、まずはT14s・T14・T16の3モデルから選ぶのが基本です。
さらに、動画編集や3D、AI処理などで高いCPU・GPU性能が必要なら、PシリーズをベースにしたT1g・T16gも候補になります。
T14s|軽さ重視

- 通勤や出張でPCをよく持ち歩く
- 14型でも軽さを重視したい
- 性能とモバイル性を両立したい
ThinkPad T14sは、Tシリーズの中でも薄型・軽量化を重視した14型モデルです。
T14と同じ14型クラスながら携帯性を高めており、オフィスと自宅を行き来するハイブリッドワークや、出張の多いビジネスユーザーに向いています。
「ThinkPadらしい使いやすさは欲しいけれど、できるだけ軽いモデルを選びたい」という人なら、まず検討したい1台です。
T14|万能な14型

- どのThinkPadを選ぶか迷っている
- 携帯性と作業性を両立したい
- 拡張性や使いやすさも重視したい
ThinkPad T14は、性能・携帯性・拡張性のバランスに優れた14型モデルです。
T14sほど薄型・軽量に特化してはいませんが、その分、構成の選択肢や拡張性などを含めた総合力の高さが魅力です。
仕事用ノートPCとして幅広い用途に対応できるため、「Tシリーズが欲しいけれど、どれを選べばよいか分からない」という人なら、まずT14から検討するとよいでしょう。
T16|大画面重視

- 16型の大画面で仕事をしたい
- Excelや資料作成をよく行う
- 持ち運びより作業性を重視したい
ThinkPad T16は、16型ディスプレイによる作業性を重視したモデルです。
T14とは兄弟機種にあたり、世代によって基本的なプラットフォームやI/O構成など多くの部分を共有しています。そのため、性能差よりも「14型の携帯性」と「16型の作業性」のどちらを重視するかで選ぶと分かりやすいでしょう。
複数のウィンドウを並べたり、ExcelやPowerPointを長時間使ったりするなら、T16の広い画面は大きなメリットになります。
T1g|薄型高性能

- GPUを使った処理を行いたい
- 動画編集や3D制作をする
- 高性能でも薄型を重視したい
ThinkPad T1gは、通常のT14やT16とは少し異なる、P1シリーズをベースにした薄型・高性能モデルです。
高性能CPUに加えてGeForce GPUを搭載できるため、一般的なオフィスワークだけでなく、動画編集や3D処理、AIを活用したワークロードなどにも対応できます。
「モバイルワークステーション級の性能は欲しいが、できるだけ薄型の筐体で持ち運びたい」という人に適したモデルです。
なお、T1gはGen 1から始まったシリーズではなく、P1の世代番号に合わせてT1g Gen 8から登場しています。
T16g|最高性能重視

- CPU・GPU性能を最優先したい
- 大容量メモリや高い拡張性が必要
- 携帯性より処理性能を重視したい
ThinkPad T16gは、P16シリーズをベースにした大型・高性能モデルです。
名前はT16に似ていますが、一般的なT16を単純に高性能化したモデルではなく、設計のベース自体が異なります。高性能CPUやGeForce GPUを搭載でき、重いクリエイティブ作業やGPU処理にも対応します。
その分、T14s・T14・T16のような一般的なビジネスノートとは用途が異なり、携帯性よりも処理性能や拡張性を優先したい人向けです。
T16gもT1gと同様に世代番号が途中から始まっており、P16 Gen 3に合わせてT16g Gen 3から登場しています。
迷ったときは、軽さならT14s、バランスならT14、大画面ならT16、高いGPU性能が必要ならT1g・T16gと考えると選びやすいでしょう。
Tシリーズとは

ThinkPad Tシリーズは、性能・堅牢性・携帯性・拡張性をバランスよくまとめた、ThinkPadの主力シリーズです。
薄さや軽さを最優先するX1シリーズほどプレミアム志向ではなく、価格を抑えたE・Lシリーズよりも性能や筐体設計に余裕を持たせているのが特徴です。
現在は、軽量なT14s、標準的なT14、大画面のT16を中心に、高性能なT1g・T16gまでラインナップが広がっています。
Tシリーズの特徴
Tシリーズの魅力は、特定の性能だけに特化するのではなく、仕事で毎日使うノートPCとしての総合力が高いことです。
主な特徴は次のとおりです。
- 性能と携帯性のバランスがよい
- ビジネス用途に必要なポートを備える
- ThinkPadらしいキーボードを搭載
- 14型と16型からサイズを選べる
- Intel・AMDなど複数のCPUを選択できる
- 法人利用を意識した堅牢性や管理機能を備える
特にT14とT16は、持ち運びやすさと実用性を重視したThinkPadらしいモデルです。
一方、より軽さを求めるユーザー向けにはT14s、高いCPU・GPU性能を必要とするユーザー向けにはT1g・T16gが用意されています。
用途に合わせてモデルを選びやすいことも、現在のTシリーズの大きな特徴です。
他シリーズとの違い
ThinkPadにはTシリーズ以外にも、X1・X・L・Eなど複数のシリーズがあります。
大まかな位置づけを整理すると、次のようになります。
| シリーズ | 主な特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| X1 | 軽量・薄型・高級 | 品質や軽さを最優先 |
| X | 小型・モバイル | コンパクトさを重視 |
| T | 総合バランス型 | 仕事用PCを幅広く選びたい |
| L | 実用性と価格重視 | コストとのバランスを重視 |
| E | エントリー向け | 価格をできるだけ抑えたい |
Tシリーズは、その中でも「性能も携帯性も妥協したくないが、X1ほど薄さや高級感に特化する必要はない」人に適したシリーズです。
例えば軽量性を最優先するならX1 Carbonが有力ですが、ポート構成や拡張性、価格とのバランスまで考えるとT14やT14sが魅力的な場合もあります。
反対に、予算を抑えることを最優先するならEシリーズやLシリーズも候補になります。
つまりTシリーズは、ThinkPadの中でも仕事用ノートPCとして最も「王道」に近い位置づけと考えると分かりやすいでしょう。
主力3モデルを比較
ThinkPad Tシリーズの中心となるのが、T14s・T14・T16の3モデルです。
T14sとT14はどちらも14型、T16は16型ですが、単純に画面サイズが違うだけではありません。携帯性や拡張性、キーボードの使い勝手など、それぞれ重視しているポイントが異なります。
まずは大まかな違いを比較してみましょう。
| 比較項目 | T14s | T14 | T16 |
|---|---|---|---|
| 画面サイズ | 14型 | 14型 | 16型 |
| 携帯性 | ◎ | ○ | △ |
| 薄さ・軽さ | ◎ | ○ | △ |
| 作業スペース | ○ | ○ | ◎ |
| 拡張性 | ○ | ◎ | ◎ |
| テンキー | なし | なし | あり |
| おすすめ用途 | モバイル | 万能 | デスクワーク |
3モデルの中で迷った場合は、T14sとT14は「軽さと拡張性」、T14とT16は「14型と16型」の違いを見ると選びやすくなります。
ThinkPad Tシリーズの最新価格・キャンペーンを公式サイトで確認する
T14sの特徴
T14sは、Tシリーズの中で携帯性を重視した14型モデルです。
同じ14型のT14より薄型・軽量に仕上げられているため、通勤や出張などでPCを持ち歩く機会が多い人に向いています。
一方で、薄型化を優先しているため、モデルによってはメモリの増設性などでT14より制約があります。
そのため、
- 持ち運びの頻度が高い
- できるだけ荷物を軽くしたい
- 拡張性よりモバイル性を重視したい
という人にはT14sが適しています。
特に「X1 Carbonほどプレミアムでなくてもよいが、軽量な14型ThinkPadが欲しい」という場合には、有力な選択肢です。
T14の特徴
T14は、Tシリーズの中でも最もバランスの取れた王道モデルです。
14型という持ち運びやすいサイズを維持しながら、性能やポート、拡張性などをバランスよくまとめています。
T14sと比べると薄さや軽さでは一歩譲りますが、仕事用PCとしての実用性を重視するなら、その差がむしろメリットになることもあります。
また、T16とは兄弟機種にあたり、同じ世代では基本的なプラットフォームや性能が近いケースが多いため、T14とT16で迷った場合は性能差よりも画面サイズを重視して選ぶとよいでしょう。
- 持ち運びにも使いたい
- 拡張性も重視したい
- 14型で長時間仕事をしたい
- どれを選ぶべきか迷っている
という人には、T14が最も無難な選択です。
T16の特徴
T16は、16型の大画面を採用した作業性重視のモデルです。
基本的な立ち位置はT14に近く、T14をそのまま大画面化した兄弟機種と考えると分かりやすいでしょう。
大きなディスプレイは、ExcelやPowerPoint、Webブラウザなど複数のウィンドウを同時に表示する際に有利です。また、テンキーを備えているため、数字を頻繁に入力する仕事にも向いています。
その一方で、筐体が大きくなるため、毎日の持ち運びではT14やT14sの方が扱いやすくなります。
- ノートPC単体で長時間作業する
- 大画面を重視したい
- Excelで数字をよく入力する
- 外部モニターなしでも快適に仕事をしたい
という人には、T16がおすすめです。
T14s・T14・T16は、単純な上位・下位の関係ではありません。
軽さを最優先するならT14s、バランスならT14、大画面による作業性ならT16。
この3つの基準で考えると、自分に合ったモデルを選びやすくなります。
高性能なT1g・T16g
通常のT14s・T14・T16とは別に、ThinkPad Tシリーズには高いCPU・GPU性能を重視した「T1g」「T16g」があります。
名前だけを見るとT14やT16の高性能版にも見えますが、実際にはそれぞれP1・P16シリーズをベースにした派生モデルです。
| モデル | ベースモデル | 特徴 |
|---|---|---|
| T1g | ThinkPad P1 | 薄型・高性能 |
| T16g | ThinkPad P16 | 大型・最高性能 |
一般的なオフィスワークならT14s・T14・T16で十分ですが、動画編集や3D、AI処理などでGeForce GPUを活用したい場合はT1g・T16gが候補になります。
T1gとは
T1gは、ThinkPad P1をベースにした薄型・高性能モデルです。
P1の薄型筐体や高性能CPUをベースとしながら、GeForce GPUを採用できるのが特徴。通常のビジネスノートより高いグラフィックス性能が必要な用途に向いています。
例えば、
- 動画編集
- 写真編集
- 3D制作
- AI処理
- GPUを使うクリエイティブ作業
などを行いながら、できるだけ薄型のPCを持ち運びたい人に適しています。
通常のT14やT16とは用途が異なり、「持ち運べる高性能PC」という位置づけで考えると分かりやすいでしょう。
T16gとは
T16gは、ThinkPad P16をベースにした大型・高性能モデルです。
T16という名前が入っていますが、通常のT16を単純に高性能化したモデルではありません。P16由来の大型筐体を活かし、高性能CPUやGeForce GPU、大容量メモリなどを搭載できる点が特徴です。
そのため、
- CPU・GPU性能を最優先したい
- 大容量メモリが必要
- 重い動画編集や3D処理を行う
- 携帯性より性能を重視する
といった用途に向いています。
日常的に持ち運ぶビジネスノートというより、デスクトップPCに近い性能をノートPCで実現したい人向けと考えるとよいでしょう。
世代番号が飛ぶ理由
T1gやT16gを見て、
「なぜT1gはGen 8から?」
「T16g Gen 1やGen 2はないの?」
と疑問に思う人もいるでしょう。
これは、T1gとT16gが独立した新シリーズとしてGen 1から始まったのではなく、ベースとなったPシリーズの世代番号を引き継いでいるためです。
- T1g Gen 8 → P1 Gen 8と同世代
- T16g Gen 3 → P16 Gen 3と同世代
そのため、T1g Gen 6やGen 7、T16g Gen 2といった過去モデルが存在していたわけではありません。
T1gは最初からGen 8、T16gは最初からGen 3として登場しています。
さらにT1gはその後Gen 9へ更新されており、今後もP1側の世代更新に合わせてナンバリングが進むと考えると理解しやすいでしょう。
つまりTシリーズは現在、
- T14s・T14・T16=一般的なビジネス用途
- T1g・T16g=Pシリーズ由来の高性能用途
という2つの系統に広がっています。
最新モデル一覧
2026年のThinkPad Tシリーズは、T14s・T14・T16の主力3モデルに加えて、2-in-1や高性能なT1g・T16gまで幅広く展開されています。
ここでは、現在の中心となるモデルを整理します。
| シリーズ | 最新世代 | 主な選択肢 |
|---|---|---|
| T14s | Gen 7 | Intel / AMD / Snapdragon |
| T14 | Gen 7 | Intel / AMD |
| T16 | Gen 5 | Intel / AMD |
| T14s 2-in-1 | Gen 2 | Intel |
| T1g | Gen 9 | Intel+GeForce |
| T16g | Gen 3 | Intel+GeForce |
T14sの最新モデル
T14sの中心はThinkPad T14s Gen 7です。
Intel、AMD、Snapdragonの3プラットフォームが用意されており、Tシリーズの中でも特に選択肢が豊富です。Intel版とAMD版はもちろん、省電力性を重視したSnapdragon版も選べます。
また、通常のクラムシェル型とは別に、ディスプレイを360度回転できるT14s 2-in-1 Gen 2もラインナップされています。
T14sはCPUによって特徴が大きく変わるため、詳しい違いはT14s完全ガイドで比較しています。
T14の最新モデル
T14はThinkPad T14 Gen 7が最新世代です。
Intel版に加えてAMD版も用意されており、AMDモデルにはAGP・AHPなど異なるプラットフォームがあります。
T14はT14sほど薄型・軽量に特化していない一方、実用性や拡張性を重視した王道の14型ThinkPadです。
CPUの違いだけでなく、メモリやバッテリー、ディスプレイなどの構成も確認しながら選ぶとよいでしょう。
T16の最新モデル
T16はThinkPad T16 Gen 5が最新世代です。
T14と同様にIntel版とAMD版があり、AMDではAGP・AHPの2系統が展開されています。
T14と基本設計を共有する兄弟モデルですが、16型の大画面とテンキーを備えていることが大きな違いです。
CPU性能だけで比較するより、14型の携帯性を取るか、16型の作業性を取るかでT14とT16を選ぶのがおすすめです。
T1gの最新モデル
高性能モデルのT1gは、ThinkPad T1g Gen 9へ世代交代しています。
T1g Gen 9はP1系の薄型高性能設計を受け継ぎながら、高性能CPUとGeForce RTXシリーズを搭載できるモデルです。
一般的なTシリーズとは用途が異なり、動画編集や3D、AI処理などGPU性能を必要とするユーザーが主なターゲットになります。
なお、初代にあたるT1g Gen 8も販売されており、価格差によっては型落ちモデルとして狙い目になる可能性があります。
T16gの最新モデル
T16gはThinkPad T16g Gen 3が現行モデルです。
P16 Gen 3をベースとした大型・高性能モデルで、高性能CPUとGeForce GPUを組み合わせられるのが特徴です。
通常のT16とは名前こそ似ていますが、設計思想や想定用途は大きく異なります。
一般的なオフィスワークならT16、CPU・GPU性能を最優先するならT16gと考えると分かりやすいでしょう。
なお、ThinkPadは旧世代も併売されることが多く、「最新世代=必ず一番お買い得」とは限りません。 セール時にはGen 6やGen 4などの型落ちモデルが大きく値下がりすることもあるため、最新モデルと価格を比較して選ぶのがおすすめです。
購入時の注意点
ThinkPad Tシリーズはカスタマイズの自由度が高い一方、モデルやCPUによって選べる構成が異なります。
購入後に変更しにくい項目もあるため、特にメモリ・ディスプレイ・バッテリー・ポート構成は事前に確認しておくのがおすすめです。
メモリ容量
長く使うなら、メモリは16GBを最低ライン、余裕を持つなら32GBがおすすめです。
OfficeやWeb会議、ブラウザ中心なら16GBでも十分ですが、複数のアプリを同時に使う場合や、写真編集、動画編集、開発用途では32GB以上あると余裕があります。
特にT14sなど薄型モデルは、構成によってメモリが基板上に実装されており、購入後に増設できない場合があります。
そのため、数年使う予定なら少し余裕を持った容量を選ぶと安心です。
ディスプレイ
ThinkPad Tシリーズは、同じモデルでも複数のディスプレイを選べることがあります。
仕事用なら、解像度だけでなく輝度・色域・消費電力も確認しましょう。
一般的な事務作業なら標準パネルでも十分ですが、写真編集やデザイン用途では100% sRGBクラスの色域を持つディスプレイがおすすめです。
また、外出先で使うことが多い場合は、明るい場所でも見やすい高輝度パネルや、省電力タイプも候補になります。
バッテリー
同じT14やT16でも、構成によってバッテリー容量が異なる場合があります。
持ち運びが多いなら、できるだけ大容量のバッテリー構成を選ぶと安心です。
一方、主にデスクで使う場合は、バッテリー容量よりも重量や価格を優先してもよいでしょう。
また、CPUによっても消費電力の傾向が異なるため、バッテリー駆動時間を重視する場合は、CPUとバッテリー容量をセットで確認するのがおすすめです。
ポート構成
TシリーズはThinkPadの中でも比較的ポートが充実していますが、モデルや世代によって構成は異なります。
特に確認しておきたいのは次の端子です。
- USB Type-A
- USB Type-C / Thunderbolt
- HDMI
- 有線LAN
- microSDカードスロット
- オーディオ端子
ドッキングステーションを使う場合は、USB-CやThunderboltの対応状況も重要です。
また、T1gやT16gのような高性能モデルでは、通常のT14s・T14・T16とはポート構成が異なる場合があります。
購入前には、普段使っている周辺機器をそのまま接続できるか確認しておきましょう。
ThinkPad Tシリーズは構成の選択肢が多いからこそ、CPUだけでなく、メモリ・ディスプレイ・バッテリー・ポートまで含めて選ぶことが重要です。
型落ちは狙い目?
ThinkPad Tシリーズは、最新モデルの登場後も旧世代がしばらく併売されることが多く、セール時には大きく値下がりすることがあります。
そのため、最新世代にこだわらなければ、型落ちモデルはかなり狙い目です。
特にT14s・T14・T16は毎年モデルチェンジしますが、世代によっては筐体や使い勝手が大きく変わらず、CPUやAI機能の更新が中心になることもあります。
旧世代のメリット
型落ちモデルの最大のメリットは、やはり価格です。
- セール対象になりやすい
- 同じ予算で上位構成を選びやすい
- メモリやSSDを増やしやすい
- 実用性能は十分高いことが多い
例えば、最新世代の標準構成を選ぶより、1世代前のモデルで32GBメモリや大容量SSDを選んだ方が、実際の使い勝手がよいケースもあります。
Office、Web会議、ブラウザ、軽い写真編集などが中心なら、1世代前でも性能不足を感じることは少ないでしょう。
最新世代との違い
一方で、最新世代には次のようなメリットがあります。
- 新しいCPUやNPUを搭載
- AI性能が向上
- バッテリー効率が改善
- 筐体やディスプレイが刷新される場合がある
- 長期間使う場合の将来性が高い
特にAI PCとして使いたい場合や、最新CPUの性能・省電力性を重視する場合は、新世代を選ぶメリットがあります。
そのため、型落ちモデルを選ぶときは「何世代前か」だけで判断するのではなく、最新モデルとの価格差と仕様差を比較することが重要です。
目安としては、最新世代との価格差が小さいなら最新モデル、価格差が大きく、必要な性能を満たしているなら型落ちモデルがおすすめです。
ThinkPadはセール価格の変動が大きいため、購入時には最新モデルと旧世代モデルの価格を一度比較してみるとよいでしょう。
よくある質問
- T14sとT14の違いは?
-
T14sは薄型・軽量化を重視した14型モデル、T14は携帯性と拡張性のバランスを重視した14型モデルです。
持ち運びの多さを重視するならT14s、拡張性や実用性まで含めてバランスよく選びたいならT14がおすすめです。
- T14とT16の違いは?
-
T14とT16は兄弟モデルで、同じ世代では基本的なプラットフォームや性能が近いケースが多いです。
大きな違いは画面サイズと筐体サイズで、T14は14型で携帯性重視、T16は16型で作業性重視です。T16はテンキーを備えているため、数字入力が多い人にも向いています。
- T1gはT14の上位版?
-
単純な上位版ではありません。
T1gはP1シリーズをベースにした高性能モデルで、GeForce GPUを搭載できる点が大きな特徴です。
一般的なビジネス用途ならT14、動画編集や3D、AI処理など高いGPU性能が必要ならT1gと考えると分かりやすいでしょう。
- T16gはT16の上位版?
-
T16gも、通常のT16を単純に高性能化したモデルではありません。
T16gはP16シリーズをベースにした大型・高性能モデルで、CPU・GPU性能や拡張性を重視した設計です。
大画面の仕事用PCならT16、モバイルワークステーションに近い性能が必要ならT16gが候補になります。
- X1 Carbonとの違いは?
-
X1 Carbonは、ThinkPadの中でも薄さ・軽さ・高級感を重視したプレミアムモデルです。
一方、Tシリーズは軽さだけでなく、性能・ポート・拡張性・価格まで含めた総合バランスを重視しています。
できるだけ軽い14型が欲しいならX1 Carbon、実用性や価格とのバランスまで重視するならT14sやT14がおすすめです。
- IntelとAMDはどっち?
-
幅広い業務ソフトや周辺機器との互換性を重視するならIntel、性能と価格のバランスを重視するならAMDが選びやすいでしょう。
ただし、実際の性能やバッテリー駆動時間はCPUの世代やモデルによって異なるため、最終的には各製品の仕様を比較するのがおすすめです。
- 型落ちでも大丈夫?
-
OfficeやWeb会議、ブラウザなど一般的な用途なら、1世代前のモデルでも十分な性能を持っているケースが多いです。
特にThinkPadは旧世代がセール対象になることがあるため、最新モデルとの価格差が大きければ型落ちは有力な選択肢です。
ただし、AI性能や最新CPU、省電力性を重視する場合は最新世代を選ぶメリットがあります。
T14sは薄型・軽量化を重視した14型モデル、T14は携帯性と拡張性のバランスを重視した14型モデルです。
持ち運びの多さを重視するならT14s、拡張性や実用性まで含めてバランスよく選びたいならT14がおすすめです。
まとめ|おすすめは?
ThinkPad Tシリーズは、現在ではT14s・T14・T16を中心に、高性能なT1g・T16gまで幅広く展開されています。
選び方をシンプルに整理すると、次のとおりです。
- 軽さ・持ち運びやすさ重視 → T14s
- 性能・携帯性・拡張性のバランス重視 → T14
- 16型の大画面・作業性重視 → T16
- 薄型でも高いGPU性能が欲しい → T1g
- 携帯性より最高性能を優先 → T16g
一般的なビジネス用途なら、まずはT14s・T14・T16の3モデルから選べば十分です。
その中でも迷った場合は、持ち運びが多いならT14s、バランス重視ならT14、大画面で長時間作業するならT16を基準にすると選びやすいでしょう。
一方、動画編集や3D、AI処理などでGeForce GPUを必要とする場合は、PシリーズをベースにしたT1g・T16gが候補になります。
また、ThinkPadは旧世代モデルが大きく値下がりすることもあるため、最新世代だけでなく型落ちモデルの価格も合わせて確認するのがおすすめです。
購入前には、CPUだけでなく、メモリ容量、ディスプレイ、バッテリー、ポート構成まで確認して、自分の使い方に合ったモデルを選びましょう。

