ビジネスノートPCの絶対定番「ThinkPad E14」シリーズ。 2025〜2026年モデルとなる「Gen 7」は、搭載CPUによって中身が全く異なる3つのモデルに分かれており、選び方が非常に複雑になっています。
- 「Intel版とAMD版、どっちがいい?」
- 「メモリが増設できないモデルがあるって本当?」
- 「型落ちのGen 6を買うのはアリ?」
本記事では、これらの疑問をすべて解決します。 最新のベンチマーク情報と実機レビューに基づき、用途別のおすすめ構成から、購入前に知っておくべき「落とし穴」までを徹底解説。これを読めば、あなたに最適な1台が必ず見つかります。
現在、公式サイトで販売されているモデルは以下の4種類です。

E14 Gen7 AMD
¥107,987~/14インチ/約1.41kg~

E14 Gen6 AMD
¥114,235~/14インチ/約1.44kg~
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【30秒で分かる】E14 Gen 7 / Gen 6 の選び方チャート
2026年現在、検討すべきモデルは以下の4つです。 見た目は同じでも、「得意なこと」と「弱点」が明確に分かれています。
① 最新世代(Gen 7)の3モデル比較
| モデル名 | ILL (Lunar Lake) | IAL (Arrow Lake) | AMD (Ryzen) |
| 特徴 | モバイル特化 | バランス・拡張性 | コスパ特化 |
|---|---|---|---|
| CPU | Core Ultra (Series 2V) | Core Ultra (Series 2) | Ryzen 200シリーズ |
| バッテリー | ◎ 最強 | ○ 標準 | △ 普通 |
| メモリ増設 | × 不可 (オンボード) | ◎ 可能 (スロット2) | ◎ 可能 (スロット2) |
| ディスプレイ | ◎ 2.8K選択可 | ◎ 2.8K選択可 | △ WUXGAのみ |
| おすすめ | 持ち運び重視の人 | 長く使いたい人 | 安く性能が欲しい人 |
| 詳細 | ILLのレビューを見る | IALのレビューを見る | AMDのレビューを見る |
② 旧世代・アーカイブモデル
- E14 Gen 6 AMD (Ryzen 7000)
- 最強の節約モデル。 型落ちですが性能は現役。とにかく安くThinkPadが欲しいならこれ一択。メモリ・SSDの増設も可能です。
- Gen 6 AMDのレビューを見る
- E14 Gen 7 IRL (Raptor Lake)
- 販売終了。 第13世代Intel搭載の廉価モデルでしたが、現在は直販終了しています。中古市場での検討用情報は以下をご覧ください。
- IRLのスペック解説(アーカイブ)を見る
2. CPUの種類と違いを完全理解
「Core Ultra」や「Ryzen 200」など、名称が複雑ですが、以下のようにシンプルに考えると選びやすくなります。
Intel系(Gen 7)
- Lunar Lake (モデル名: ILL)
- 「省電力の天才」。バッテリー持ちが劇的に良く、AI処理性能(NPU)も高いです。ただし、構造上メモリがCPUに統合されているため、後からの増設が絶対にできません。
- Arrow Lake (モデル名: IAL)
- 「パワーと拡張性の優等生」。高い処理能力を持ちながら、従来のノートPCのようにメモリの増設が可能です。Thunderbolt 4などの周辺機器接続も万全。デスクワーク中心なら最も安心な選択肢です。
AMD系
- Ryzen 200シリーズ (モデル名: AMD Gen 7)
- 「最新コスパの王者」。Intel版と同等の処理速度を、より安い価格で実現しています。AI性能は控えめですが、実務性能は抜群です。
- Ryzen 7000シリーズ (モデル名: AMD Gen 6)
- 「熟成された名機」。Gen 6に搭載。最新ゲームやAI処理をしないなら、このCPUで困ることはまずありません。価格が非常に安くなっています。
📊 CPUスペック比較表
| CPUモデル | コア/スレッド | AI性能 (NPU) | メモリ増設 | おすすめユーザー |
| Core Ultra 7 258V (LNL) | 8C/8T | 高 (48 TOPS) | × | AI活用・バッテリー重視 |
|---|---|---|---|---|
| Core Ultra 7 255H (ARL) | 16C/16T | 中 | ◎ | 動画編集・マルチタスク |
| Ryzen 7 260 (Ryzen 200) | 8C/16T | 低 | ◎ | コスパ・性能バランス |
| Ryzen 7 7735HS (Gen 6) | 8C/16T | なし | ◎ | 予算重視のハイパワー |
3. 失敗しないカスタマイズの鉄則(メモリ・画面)
E14を買う際、特に注意すべきカスタマイズポイントを解説します。
① メモリ (RAM) の罠
- ILLモデル (Lunar Lake) を買う場合:
- 絶対に「16GB」以上、できれば「32GB」を選んでください。 オンボードメモリのため、後から増設できません。8GBでは将来的に不足する可能性が高いです。
- それ以外 (IAL / AMD / Gen 6) を買う場合:
- 「8GB」で安く買って、自分で増設するのが一番お得です。スロットが2つあるため、Amazonなどで安いメモリを買って挿せば、簡単に容量アップできます。
② ディスプレイ
- 事務作業メインなら: 標準の「WUXGA (1920×1200)」でOK。
- 写真・動画を見るなら: 「100% sRGB」 オプション(+数千円)を追加しましょう。標準パネル(45% NTSC)は色が薄く、写真が綺麗に見えません。
- 最強を求めるなら: IAL/ILLモデル限定の**「2.8K (2880×1800) OLED/IPS」**がおすすめ。圧倒的な高精細さと滑らかさ(120Hz)で、作業効率が段違いです。
③ ストレージ (SSD)
- E14は全モデルで「M.2スロット」を2つ持っています。
- 購入時は少なめの容量(256GB/512GB)にしておき、足りなくなったら2つ目のスロットにSSDを追加するのが賢い運用です。
4. 他シリーズとの比較(X1, E16)
E14は「標準」ですが、他のThinkPadと迷った場合の指針です。
vs ThinkPad X1 Carbon Gen 13
- X1 Carbon: 重さ約980g。圧倒的に軽いですが、価格はE14の2倍以上。
- E14: 重さ約1.3kg〜。少し重いですが、拡張性が高く、キーボードの沈み込みが深くて打ちやすいです。
- → 「毎日持ち歩くならX1」「基本はデスク、たまに移動ならE14」

vs ThinkPad E16 Gen 3
- E16: 16インチ大画面+テンキー付き。重さ約1.8kg。
- E14: 14インチ+テンキーなし。重さ約1.3kg。
- → 「据え置きで経理作業などをするならE16」「会議室への移動など機動力が欲しいならE14」

主要4モデルのスペック比較
ここでは、2025年時点で公式サイトに掲載されているThinkPad E14の主要5モデル
(Gen7 Intel LNL/Gen7 Intel ARL/Gen7 AMD 200シリーズ/Gen6 AMD 7000シリーズ)
の仕様を一覧で比較します。
性能差だけでなく、重量・サイズ・メモリ構成・インターフェース・無線LAN規格など、使い勝手や拡張性に直結する項目にも注目しました。
特に以下のポイントは、購入後の満足度に影響しやすいため、スペック表をチェックしながら比較検討するのがおすすめです。
- 重量・厚み:持ち運び頻度が高い人ほど軽量モデルが有利
- メモリ仕様:LNLはオンボード固定、その他は増設可能(最大64GB対応モデルあり)
- USB4対応状況:高速転送や外部GPU利用を考えるなら対応ポートの有無を要確認
- 無線LAN規格:Wi-Fi 7対応はGen7 AMD 200のみ(オプション)
- カメラ性能:高解像度やIR対応はオンライン会議の画質・利便性に直結
この比較表を参考に、自分の用途に合った1台を効率的に絞り込みましょう。
| 項目 | E14 Gen7 Intel LNL モデル | E14 Gen7 Intel ARL モデル | E14 Gen7 AMD 200 モデル | E14 Gen6 AMD 7000 モデル |
|---|---|---|---|---|
| 初期導入OS | Windows 11 Pro 64bit(他エディション選択可) | 同左 | 同左 | 同左 |
| プロセッサー | Core Ultra 7 258V Core Ultra 5 228V Core Ultra 5 226V | Core Ultra 7 255H Core Ultra 5 225H Core Ultra 7 vPro 265U Core Ultra 5 vPro 235U Core Ultra 5 225U | Ryzen 7 250 Ryzen 5 230 Ryzen 5 220 Ryzen 3 210 | Ryzen 7 7735U Ryzen 5 7535U Ryzen 3 7335U Ryzen 7 7735HS Ryzen 5 7535HS |
| セキュリティチップ(TPM) | あり | あり | あり | あり |
| その他セキュリティ機能 | パワーオンPW、スーパーバイザーPW、システムマネジメントPW、HDD(NVMe)PW、ケーブルロックスロット | 同左 | 同左 | 同左 |
| メモリー | オンボード16GB/32GB 最大32GB(MOP) | スロット8GB/16GB 最大32GB(2スロット) | スロット8GB/16GB 最大32GB(2スロット) | スロット8GB/16GB/32GB 最大64GB(2スロット) |
| ストレージ | 512GB / 1TB SSD | 256GB / 512GB / 1TB SSD | 同左 | 同左 |
| 光学ドライブ | なし | なし | なし | なし |
| ビデオチップ | CPU内蔵(Intel Arc) | CPU内蔵(Intel Arc ) | APU内蔵(Radeon 740M / 760M / 780M) | APU内蔵(Radeon 660M / 680M) |
| ディスプレイ | 14″ 2.8K IPS(2880×1800、100% sRGB、ブルーライト軽減、非光沢) 14″ WUXGA IPS(1920×1200、45% NTSC、タッチ対応可、非光沢) | 同左 | 14″ WUXGA IPS(1920×1200、100% sRGB または 45% NTSC、タッチ対応可) | 14″ 2.2K IPS(2240×1400、非光沢、ブルーライト軽減) 14″ WUXGA IPS(1920×1200、タッチ対応可、非光沢) |
| インターフェース | USB4×2、USB3.2 Gen2(Powered)×1、USB3.2 Gen1×1、HDMI、音声コンボジャック、RJ-45 | USB4×1、USB-C 3.2 Gen2x2×1、USB3.2 Gen2(Powered)×1、USB3.2 Gen1×1、HDMI、音声コンボジャック、RJ-45 | USB4(Video-out)×1、USB-C 3.2 Gen1×1、USB3.2 Gen2(Powered)×1、USB3.2 Gen1×1、HDMI、音声コンボジャック、RJ-45 | USB-C 3.2 Gen2×1、USB-C 3.2 Gen1×1、USB3.2 Gen2(Powered)×1、USB3.2 Gen1×1、HDMI、音声コンボジャック、RJ-45 |
| ワイヤレスLAN | Wi-Fi 6E、BT 5.3 | Wi-Fi 6E または Wi-Fi 6、BT 5.3 | Wi-Fi 7 または Wi-Fi 6、BT 5.4 | Wi-Fi 6E または Wi-Fi 6、BT 5.3 |
| 有線LAN | 10/100/1000Mbps | 同左 | 同左 | 同左 |
| オーディオ機能 | Dolby Atmos 対応 | 同左 | 同左 | 同左 |
| カメラ | FHD+IR Hybrid(1080p) *シャッター付き | 5MP / FHD+IR / HD *シャッター付 | 同左 | FHD RGB+IR / FHD RGB / HD *全てシャッター付 |
| カードスロット | なし | なし | なし | なし |
| キーボード | フルサイズ89キー、バックライト有(選択可)、TrackPoint付 | 同左 | 同左 | 同左 |
| 指紋センサー | 選択可 | 選択可 | 選択可 | 選択可 |
| 本体寸法(W×D×H) | 約313×220.3×10.1–15.25mm、最厚19.7mm | 同左 | 同左 | 約313×219.3×17.99mm |
| 本体質量 | 約1.32kg~ | 約1.34kg~ | 約1.41kg~ | 約1.44kg~ |
| バッテリー | 3セル48Wh / 4セル64Wh | 同左 | 同左 | 固定式3セル47Wh / 57Wh |
| 駆動時間(JEITA3.0) | 測定中 | 最大 約11.6h(動画再生) / 約23.6h(アイドル) | 最大 約12h(動画再生) / 約20.9h(アイドル) | 最大 約11.8h(動画再生) / 約21.8h(アイドル) |
| 本体カラー | ブラック | ブラック | ブラック | ブラック |
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5. まとめ:あなたにおすすめのモデルはこれ!
2026年のThinkPad E14選び、正解は以下の4パターンです。
- 「バッテリー持ち最強で、カフェや出先でバリバリ使いたい」
- 👉 ThinkPad E14 Gen 7 ILL (Lunar Lake) が正解。
- 注意:メモリは最初から大きめを選ぶこと!
- 「自宅やオフィスがメイン。長く使うために拡張性も欲しい」
- 👉 ThinkPad E14 Gen 7 IAL (Arrow Lake) が正解。
- Thunderbolt 4対応でドック接続も完璧です。
- 「最新モデルで安く、でも動作が遅いのは嫌だ」
- 👉 ThinkPad E14 Gen 7 AMD (Ryzen 200) が正解。
- 浮いた予算でモニターやキーボードを買いましょう。
- 「予算重視。型落ちでも十分使えるPCが欲しい」
- 👉 ThinkPad E14 Gen 6 AMD (Ryzen 7000) が正解。
- 在庫があるうちがチャンスです。
用途に合ったモデルを選んで、快適なThinkPadライフを手に入れてください!







