ThinkPad X1 Carbon Gen 13は、2025年に登場したレノボの最新フラッグシップモバイルPCです。
14インチの薄型・軽量ボディに、Intelの次世代CPU「Lunar Lake」「Arrow Lake」を搭載した2つのバリエーションが登場し、AI性能・処理速度・携帯性のバランスが大きく進化しました。
さらに注目なのが、LenovoとIntelが共同開発した「Aura Edition」。AI機能に特化したCopilot+対応モデルとして、Smart ModeやTrackPoint連携の独自UXを実現し、まさに“AI時代のThinkPad”へと進化を遂げています。
とはいえ、「Gen12から何が変わったの?」「LunarとArrow、どっちを選ぶべき?」「カスタマイズ項目は何を重視すれば?」といった疑問も多いはず。
本記事では、ThinkPad専門ブログの視点から「X1 Carbon Gen 13」の特長、違い、選び方、メリット・デメリットまで、プロの目線でわかりやすく徹底解説します。
購入を検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。
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ThinkPad X1 Carbon Gen13とは?

「ThinkPad X1 Carbon Gen 13」は、レノボを代表するフラッグシップ・ビジネスノート「ThinkPad X1シリーズ」の2025年最新モデルです。
14インチの薄型・軽量な筐体に、高性能な最新CPUと充実したインターフェース(USBやHDMIなどの接続端子)を搭載し、頑丈さ・携帯性・拡張性のバランスに優れた1台です。
2025年の X1 Gen13では、1つの製品名でありながら、実は「2種類のCPU系統」が存在します。見た目は似ていても、中身の構成や性能、得意分野が大きく異なるため、購入前にこの違いをしっかり理解しておくことがとても重要です。
- Intel Lunar Lake(Core Ultra 200V):NPU 40TOPSを搭載し、Microsoftの新基準「Copilot+ PC」にも準拠。AI処理に最適化された最新設計です。
- Intel Arrow Lake(Core Ultra 200U/H):高クロックのPコアを採用し、最大64GBメモリにも対応。処理性能と拡張性を重視した構成です。
この記事では、そんな2つのCPU系統を軸に、スペック・使い勝手・おすすめ構成やカスタマイズのコツまで、初心者にもわかりやすく丁寧に解説していきます。
特に、CPU名や見た目では判断しづらい違いがあるため、しっかり読み込んでから選ぶことで、後悔のない購入ができます。
下は公式サイトで現在販売しているThinkPad X1のラインナップです。
若干ややこしいですが、X1 Carbon Gen 13 Aura Edition (14型 Intel)がIntel Lunar Lake(Core Ultra 200V)、X1 Carbon Gen 13 IAL(14型 Intel) がIntel Arrow Lake(Core Ultra 200U/H)モデルととなります。

公式サイトの製品名の最後ついてくる3文字の「ILL」, 「IAL」はそれぞれIntel Lunar Lake, Intel Arrow lakeの略です。


X1 Carbon Gen13 Aura Edition
(Intel Lunar Lake)
14インチ/約986g~


X1 2-in-1 Gen10 ILL Aura Edition
(Intel Lunar Lake)
14インチ/約1.35kg~


X1 Carbon Gen13 IAL Aura Edition
(Intel Arrow Lake)
14インチ/約1.01kg~


X1 2-in-1 Gen10 IAL Aura Edition
(Intel Arrow Lake)
14インチ/約1.35kg~
公式サイトで販売中のモデル一覧(2025年7月)
発売年 | 製品名 | サイズ | 重さ | CPU | 販売価格 (▲先週からの価格上昇) (▼先週からの価格下落) | 現在のキャンペーン内容 |
---|---|---|---|---|---|---|
2025 | X1 Carbon Gen 13 Aura Edition (14型 Intel) | 14型 | 約986g | Core Ultra シリーズ2 (200V) | ¥268,906~(▲¥6,600) | クレイジーキャンペーン対象 還元祭でポイント10倍(7/10まで) |
2025 | X1 2-in-1 Gen 10 ILL (14型 Intel) | 14型 | 約1.35kg | Core Ultra シリーズ2 (200V) | ¥291,203~(▲¥8,800) | クレイジーキャンペーン対象 還元祭でポイント10倍(7/10まで) |
2025 | X1 Carbon Gen 13 IAL(14型 Intel) | 14型 | 約1.01kg | Core Ultra シリーズ2 (200U/200H) | ¥216,700~ | クレイジーキャンペーン対象 還元祭でポイント10倍(7/10まで) |
2025 | X1 2-in-1 Gen 10 IAL(14型 Intel) | 14型 | 約1.35kg | Core Ultra シリーズ2 (200U/200H) | ¥257,708~ | クレイジーキャンペーン対象 還元祭でポイント10倍(7/10まで) |
2024 | X1 Carbon Gen 12 (14型 Intel) | 14型 | 約1.08kg | Core Ultra シリーズ1 | ¥197,494~(▼¥3,476) | クレイジーキャンペーン対象 還元祭でポイント10倍(7/10まで) |
2024 | X1 2-in-1 Gen 9 (14型 Intel) | 14型 | 約1.35kg | Core Ultra シリーズ1 | ¥267,465~(▲¥22,000) | クレイジーキャンペーン対象 還元祭でポイント10倍(7/10まで) |
2023 | X1 Carbon Gen 11 (14型 Intel) | 14型 | 約1.01kg | 第13世代 Intel Core | ¥189,860~(▲¥14,960)) | クレイジーキャンペーン対象 還元祭でポイント10倍(7/10まで) |
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Aura Editionとは?AI時代の快適UXを実現


Lunar Lake/Arrow Lakeの両モデルとも、IntelとLenovoが共同開発した特別仕様「Aura Edition」となっています。
このAura Editionは、AI時代のユーザー体験を高めるために設計された、ThinkPad独自のプレミアム仕様です。
AI活用を前提とした設計が施されており、以下のような独自のユーザー体験(UX)機能を搭載しています。
- Smart Mode:使用シーンに応じて「集中」「コラボ」「セキュリティ」「ウェルネス」などの最適な状態に自動調整
- TrackPointクイックメニュー:トラックポイントをダブルタップすることで、AIやコラボレーション関連機能へ即アクセス
- AIに最適化されたファームウェアとUI設計による、直感的かつ快適な操作性
特にLunar Lake版のAura Editionは、MicrosoftのCopilot+ PC規格にも準拠しており、40TOPS級のNPUによるローカルAI処理に対応。バッテリー効率とAIレスポンスを両立する構成です。
一方のArrow Lake版Aura Editionは、より高いCPUパフォーマンスや大容量メモリ構成に対応しつつ、AuraならではのUI/UX統合機能を維持。ハイスペック志向のユーザーにも快適な操作体験を提供します。
2つのCPUタイプ:Lunar Lake と Arrow Lakeモデル
「ThinkPad X1 Carbon Gen 13」は、同じモデル名ながら搭載されているCPUアーキテクチャによって性格が大きく異なります。
AI性能と電力効率を重視した「Lunar Lake(Core Ultra 200Vシリーズ)」と、処理性能と柔軟な構成が魅力の「Arrow Lake(Core Ultra 200U/Hシリーズ)」――それぞれに強みがあり、ユーザーの用途や優先順位によって選ぶべきモデルは変わってきます。
ここでは、両者の主なスペックや仕様を一覧表にまとめ、違いをわかりやすく比較します。選び方に迷っている方は、まずはこの一覧から自分の使い方に合ったモデルを見つけてみてください。
スペック比較一覧 : Lunar Lake と Arrow Lakeモデル
項目 | X1 Carbon Gen 13 Aura Edition (200 V|Lunar Lake) | X1 Carbon Gen 13 IAL (200 U/H|Arrow Lake) |
---|---|---|
発売時期 | 2024年10月 | 2025年6月 |
対応OS | Windows 11 Pro(他エディション選択可) | 同左 |
プロセッサ構成 | Core Ultra 7 268V / 266V Core Ultra 7 258V / 256V Core Ultra 5 226V | Core Ultra 7 265H / 255H Core Ultra 5 235H / 225H Core Ultra 7 265U / 255U Core Ultra 5 235U / 225U |
NPU性能 | 40 TOPS(Copilot+ PC準拠) | 10〜20 TOPS(Copilot+非準拠) |
メモリ | オンボード16 / 32 GB(最大32 GB) | オンボード16 / 32 / 64 GB(最大64 GB) |
ストレージ | 512 GB / 1 TB / 2 TB SSD | 256 GB / 512 GB / 1 TB / 2 TB SSD |
内蔵GPU | Intel Arc Graphics | Intel Arc Graphics または Intel Graphics |
ディスプレイ選択肢 | 14.0型 2.8K OLED(2880 x 1800)、ブルーライト軽減 14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、マルチタッチ対応(10点)、省電力、ブルーライト軽減、光沢なし | 14.0型 2.8K OLED(2880 x 1800)、マルチタッチ対応(10点)、ブルーライト軽減 14.0型 2.8K OLED(2880 x 1800)、ブルーライト軽減 14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、Privacy Guard、、ブルーライト軽減、光沢なし 14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、マルチタッチ対応(10点)、省電力、ブルーライト軽減、光沢なし 14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、省電力、ブルーライト軽減、光沢なし |
ポート類 | TB4×2、USB-A×2、HDMI、Audio | 同左 |
無線通信 | Wi-Fi 7、BT 5.4、5G Sub-6 | Wi-Fi 7または6E、BT 5.4、4G/5G Sub-6 |
質量 | 約 986 g〜(OLED) 約 1.1 kg〜(IPS) | 約 1.01 kg〜(OLED) 約 1.1 kg〜(IPS) |
バッテリー | 57 Wh/最大16.6 h(動画) | 57 Wh/最大15.5 h(動画) |
堅牢性 | MIL-STD-810H準拠 | 同左 |
セキュリティ | TPM 2.0、指紋、IRカメラ、ThinkShield | 同左 |
特記事項 | ・Copilot+ PC要件クリア ・Smart Modes / Lenovo AI Now対応 | ・メモリ最大64 GB ・Privacy Guarde液晶 |
Lunar Lakeは何がすごい?CPUとメモリが一体化した革新設計


「Lunar Lake(ルナーレイク)」は、インテルが開発した新世代のモバイル向けCPUで、ThinkPad X1 Carbon Gen 13の一部モデルに搭載されています。最大の特徴は、CPUとメモリが一体となったアーキテクチャ(構造)を採用していることです。これは「オンパッケージメモリ」と呼ばれ、LPDDR5Xメモリ(最大32GB)をCPUの上に直接載せた構成となっています。
この設計により、CPUとメモリの距離が物理的に短くなり、処理の高速化と省電力化が可能になります。たとえば、電力効率は従来構成に比べて最大40%改善され、バッテリー持ちにも貢献します。また、部品点数を減らせるため、本体の小型・軽量化にもつながります。X1 Carbon Gen 13では、最軽量で約986gという驚異的な軽さを実現しています。
さらに、Lunar LakeはAI処理専用のNPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)を内蔵しており、最大48TOPSという高いAI演算性能を発揮します。これにより、画像補正や背景ぼかし、音声処理などのリアルタイムAIタスクを、電力を抑えながら快適にこなせます。Microsoftが定めた「Copilot+ PC」の基準も満たしており、AI機能をフル活用したいユーザーには最適な選択肢です。
Lunar Lakeは、省電力・軽量・高性能という特性をバランスよく兼ね備えており、とくにモバイル重視・AI活用を考えているユーザーにとって、非常に魅力的なアーキテクチャと言えるでしょう。
Arrow Lakeモデルの魅力:高性能かつコスパ重視!
Arrow Lakeは、インテルが開発した高性能なモバイル向けプロセッサで、特に処理能力と拡張性を重視する方に適しています。ThinkPad X1 Carbon Gen 13では、このArrow Lake搭載モデルがLunar Lakeモデルと並んで用意されており、自分の使い方に合わせてCPUのタイプを選べるのが特長です。
Arrow Lakeには、用途に応じて「Uシリーズ」と「Hシリーズ」の2種類があります。Uシリーズは電力効率が高く、軽快な操作性とバッテリー持ちの良さが特長。メールやWeb、Office作業など一般的なビジネス用途に向いています。一方のHシリーズはより高クロック・高性能で、動画編集や開発用途など、負荷の高い作業を日常的に行う方に最適です。
さらに、Arrow Lakeモデルはメモリ最大64GBまで選択でき、業務用としても十分な拡張性を確保。メモリはマザーボード直付け(オンボード)で交換はできませんが、初期構成でしっかり選んでおけば後悔は少ないはずです。
加えて、Arrow Lakeは従来のCPU構造(メモリ非統合)を踏襲しているため、先進的なLunar Lakeに比べて本体価格が抑えられているのも魅力です。高性能ながらコストを抑えたい方や、AI処理よりも汎用性・コストパフォーマンスを重視する方にとって、非常にバランスの良い選択肢といえます。
後悔しないためのポイント:X1 Carbon Gen 13のメモリ上限を確認しよう
ThinkPad X1 Carbon Gen 13では、選択するCPU(Lunar Lake か Arrow Lake)によって、搭載できるメモリ容量の上限が異なります。これはCPUの設計(アーキテクチャ)に起因しており、購入前にしっかり確認しておきたいポイントです。
Lunar Lakeモデルでは、CPUとメモリが一体型(オンパッケージ)になっており、選べるのは「16GB」または「32GB」のみです。この構造により、省電力性や処理効率が向上する一方で、あとからメモリを増設・変更することはできません。将来的な使い方に合わせて、最初に適切な容量を選ぶことが重要です。
一方、Arrow Lakeモデルは従来と同様、メモリがCPUと分離された構成のため、最大「64GB」までの大容量メモリに対応しています。動画編集や仮想マシン、多数のアプリを同時に使うといったヘビーな作業を想定している方には、Arrow Lakeモデルが安心でしょう。
Arrow Lake限定!「Privacy Guard」でセキュリティを強化
ThinkPad X1 Carbon Gen 13(Arrow Lakeモデル)では、一部のWUXGA液晶モデルに「Privacy Guard(プライバシーガード)」を搭載可能です。これは、左右からの視野角を制限し、隣の人からのぞき見されにくくするセキュリティ機能です。
カフェや新幹線、飛行機など、周囲に人がいる場所での作業が多いビジネスユーザーにとっては、情報漏洩リスクを大幅に軽減できる重要なポイントです。ボタン一つで有効・無効を切り替えられるため、普段使いでも利便性を損なわず使えます。
なお、Lunar Lakeモデル(Aura Edition)ではPrivacy Guard搭載モデルは選べないため、情報セキュリティを重視する方は、Arrow Lakeモデルを検討するのがおすすめです。
持ち運び重視ならLunar Lake!Arrow Lakeとの重量差は?
Lunar Lake(200V)モデルは、ついに重量約986gと1kgを切る軽量設計を実現。X1 Carbonシリーズ史上でも最軽量クラスで、モバイルワークや出張が多い方にとって、持ち運びのしやすさは大きな魅力です。一方で、Arrow Lake(200U/H)モデルは約1.01kgとわずかに重くなりますが、その分メモリ64GBまで対応するなど拡張性の高さが魅力。
「とにかく軽さ最優先ならLunar Lake」、「性能や拡張性も重視するならArrow Lake」というように、用途に応じて選べるのがX1 Carbon Gen 13の魅力です。
Lunar Lakeは圧倒的な省電力設計
Lenovo公式仕様(JEITA 3.0動画再生テスト)では、Lunar Lake構成のX1 Carbon Gen 13が最長約16.6時間、Arrow Lake構成は約15.5時間と公表されています。すでに公称値で約1時間の差があることがわかります。
実機レビューでも傾向は同じです。Tom’s HardwareによるWebブラウジングテスト(150 nits)では、Lunar Lakeモデルが11時間28分を記録し、同条件で測定したGen 12 Arrow系構成より約2時間長く持続しました。
差の理由はアーキテクチャです。Lunar LakeはCPUとメモリをワンパッケージ化し、メモリ信号線の電力ロスを最大40 %削減できるとIntelが説明しています。この省エネ効果が軽~中負荷時の駆動時間に直結します。結果として、同じ57 Whバッテリーでも1〜2時間ほど長く使えるケースが多いわけです。
「ACアダプターを持ち歩きたくない」「長時間の移動中に使いたい」という人は、バッテリー効率に優れるLunar Lakeモデルが第一候補になります。一方で「GPU性能や最大64 GBメモリなど拡張性を重視する」という場合は、多少持続時間が短くてもArrow Lakeモデルを選ぶ価値があります。
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Gen12 からGen3への進化ポイント
ThinkPad X1 Carbonは、毎年着実に進化を重ねていますが、2025年の最新モデル「Gen13」では、特にAI時代に対応した革新が目立ちます。前世代のGen12と比べてどこが変わったのか、主な進化ポイントをまとめてご紹介します。
Gen12 vs Gen13 スペック比較
項目 | X1 Carbon Gen 12 (Core Ultra 100 U/H) | X1 Carbon Gen 13 (Core Ultra 200 U/H) | X1 Carbon Gen 13 (Core Ultra 200 V) |
---|---|---|---|
発売時期 | 2024年6月 | 2025年6月 | 2024年10月 |
Copilot+ PC準拠 | ―(非対応) | ―(非対応) | ◯ 対応 |
NPU TOPS | 34 TOPS(目安) | 10〜20 TOPS | 40 TOPS |
CPUコードネーム | Meteor Lake | Arrow Lake | Lunar Lake |
CPUラインアップ | Ultra 7 165U / 155U / 155H Ultra 5 135U / 125U / 125H | Ultra 7 265H / 255H / 265U / 255U Ultra 5 235H / 225H / 235U / 225U | Ultra 7 268V / 266V / 258V / 256V / Ultra 5 226V |
メモリ上限 | 64 GB | 64 GB | 32 GB |
ストレージ構成 | 256 GB〜2 TB SSD | 256 GB〜2 TB SSD | 512 GB〜2 TB SSD |
ディスプレイ選択肢 | 2.8K OLED(タッチ有無) WUXGA IPS(Privacy Guard/タッチ/省電力) | 2.8K OLED(タッチ有無) WUXGA IPS(Privacy Guard/タッチ/省電力等) | 2.8K OLED WUXGA IPS(タッチ) |
無線通信 | Wi-Fi 6E、BT 5.3、4G/5G | Wi-Fi 7/6E、BT 5.4、4G/5G | Wi-Fi 7、BT 5.4、5G |
質量(最小) | 約1.08 kg | 約1.01 kg | 約986 g |
バッテリー(動画) | 約12.8 h | 約15.5 h | 約16.6 h |
- CPUアーキテクチャが2系統に分化
- Gen13では、AI処理に最適化された「Lunar Lake(200Vシリーズ)」と、高性能かつカスタマイズ性の高い「Arrow Lake(200U/Hシリーズ)」の2系統から選べます。
- Copilot+ PC対応モデルが登場
- Lunar Lake搭載のAura EditionはCopilot+ PCに準拠。ローカルで動くAI処理や、バッテリー効率に優れた設計など、次世代体験が可能です。
- AI UX「Smart Mode」などの新機能
- 集中、コラボレーション、ウェルネスなど、シーンに応じてPCの動作を自動で最適化。
- 重量が約1kgまで軽量化(OLEDモデル)
- Gen12の約1.08kgから、Gen13では約986g(Lunar Lake OLEDモデル)へとさらに軽量に。
- Wi-Fi 7やBluetooth 5.4対応(モデルによる)
- 最新の無線技術により、通信の安定性と速度が向上。
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購入前チェック!おすすめ構成とカスタマイズの注意点
ThinkPad X1 Carbon Gen 13は、用途に応じて構成を柔軟に選べるのが大きな魅力です。しかし、Lunar LakeモデルとArrow Lakeモデルでは、選べる項目や仕様の制約が異なるため、事前にしっかりチェックしておくことが重要です。
このセクションでは、以下に分けてモデル別のカスタマイズポイントと注意点を解説していきます。どちらのモデルを選ぶか迷っている方も、自分に合った構成を見つけるヒントになるはずです。
それぞれの特徴を理解して、納得のいく1台を選びましょう。
Lunar Lake モデル: CPUの選び方
ThinkPad X1 Carbon Gen 13(Lunar Lakeモデル)では、4種類のIntel Core Ultra 200VシリーズからCPUを選べます。これらはすべてAI処理用のNPU(Neural Processing Unit)を内蔵し、Microsoftの「Copilot+ PC」要件にも対応しているのが特長です。
注意点として、Lunar Lakeではメモリ(RAM)がCPUダイ上に統合されている「MOP:Memory On Package」仕様となっており、CPUを選択すると同時にメモリ容量も自動的に決まります。
そのため、性能だけでなく搭載できるメモリ容量や帯域も含めて、CPUを選ぶ必要があるのです。
型番 | コア構成 | Pコア最大 | LPEコア最大 | メモリ帯域 | NPU性能 | 特徴 | 価格差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Core Ultra 5 226V | 8コア(P2+LPE6) | 最大4.50GHz | 最大3.50GHz | 16GB MOP | 40TOPS | 標準搭載。コスト優先・一般業務向け | ¥0 |
Core Ultra 7 258V | 8コア(P2+LPE6) | 最大4.80GHz | 最大3.70GHz | 32GB MOP | 40TOPS | バランス型。快適なAI処理&マルチタスクに◎ | +¥60,500 |
Core Ultra 7 266V vPro | 同上 | 最大5.00GHz | 最大3.70GHz | 16GB MOP | 40TOPS | セキュリティ&管理性重視の法人向け | +¥72,600 |
Core Ultra 7 268V vPro | 同上 | 最大5.00GHz | 最大3.70GHz | 32GB MOP | 40TOPS | フルスペック+vPro搭載。法人・クリエイティブ業務向け | +¥89,100 |
- コストを抑えたいなら「226V」
標準搭載のCore Ultra 5 226Vは、ビジネス文書作成・Web会議・クラウド作業などには十分な性能。NPU搭載でCopilot+も使用可能なため、AI機能も最低限カバーできます。 - 快適な作業環境を求めるなら「258V」
上位モデルの「258V」は、Pコア性能の向上に加え、32GBの広帯域メモリにも対応。画像処理・同時作業・Teams会議+資料編集などの「ながら作業」でも快適に使えます。 - 法人や管理用途なら「266V / 268V」
vPro搭載モデルは、リモート管理やセキュリティポリシー対応が必要な法人環境に最適。管理部門・情シス目線での導入なら、こちらを選ぶのが安心です。メモリ帯域の差で「268V」がおすすめ。
Arrow Lake モデル: CPUとメモリの選び方
ThinkPad X1 Carbon Gen 13(Arrow Lakeモデル)では、Intel Core Ultra 200U / 200Hシリーズの6種類からCPUを選択できます。こちらはLunar Lakeと異なり、従来どおりメモリがCPUとは別になっている(非MOP構成)ため、CPUとメモリをそれぞれ自由に選べるのが特長です。
また、Copilot+ PCには非対応ですが、高クロックのPコア(Performanceコア)やEコア(Efficiencyコア)を搭載し、画像・動画処理や開発用途にも向く高性能モデルです。
Arrow Lakeモデル:CPUスペック比較表
型番 | コア構成 | Pコア最大 | 価格差 | 用途別 |
---|---|---|---|---|
Core Ultra 5 225U | Eコア: 8 Pコア: 2 LPEコア: 2 | 最大 4.80GHz | 標準 | 最軽量構成向け、バッテリー重視 |
Core Ultra 5 225H | Eコア: 8 Pコア: 4 LPEコア: 2 | 最大 4.90GHz | +6,600円 | 軽作業+少しパワーが欲しい人向け |
Core Ultra 7 255U | Eコア: 8 Pコア: 2 LPEコア: 2 | 最大 5.20GHz | +40,700円 | Uシリーズで性能を求める人に |
Core Ultra 7 255H | Eコア: 8 Pコア: 6 LPEコア: 2 | 最大 5.10GHz | +47,300円 | 高負荷作業にも対応した中上位構成 |
Core Ultra 7 265U vPro対応 | Eコア: 8 Pコア: 2 LPEコア: 2 | 最大 5.30GHz | +73,700円 | セキュリティ重視の法人用途向け |
Core Ultra 7 265H vPro対応 | Eコア: 8 Pコア: 6 LPEコア: 2 | 最大 5.30GHz | +83,600円 | 法人&高負荷業務にも対応した最上位 |
Arrow Lakeモデルでは、16GB / 32GB / 64GBの3種類のオンボードメモリが用意されています。用途に応じて適切な容量を選ぶことで、パフォーマンスとコストのバランスを最適化できます。
容量 | 規格 | 備考 | 追加費用(税込) |
---|---|---|---|
16GB | LPDDR5X-8533MT/s(オンボード) | 最小構成、軽作業中心 | 標準 |
32GB | LPDDR5X-8533MT/s(オンボード) | 標準構成、汎用性高 | +¥19,800 ※モデルにより異なる |
64GB | LPDDR5X-8533MT/s(オンボード) | 重作業・長期運用に最適 | +¥33,000 |
- 16GB:Webブラウジング、Office系ソフト、Zoom会議など、軽量な日常業務に最適。ただし、将来の作業負荷を考えるとやや心許ない面もあります。
- 32GB:動画編集、画像処理、マルチタスクなどにも余裕。ビジネス用途で迷ったらまずこの構成がおすすめです。
- 64GB:AI関連処理、仮想マシン構築、4K動画編集など重負荷作業を日常的に行うプロフェッショナルユーザー向け。メモリを多用する用途が明確な方に。
Lunar LakeモデルはCPUとメモリが一体化(オンパッケージ)しており、Arrow Lakeモデルもメモリがマザーボードに直付け(オンボード)されているため、どちらの構成でも購入時に選んだ容量が固定となります。メモリは使い方に合わせて慎重に選びましょう。
ThinkPad X13 Carbon カスタマイズの解説
Windowsの選び方:HomeとProはどう違う?


ThinkPad X1 Carbon Gen 13では、初期導入OSとして「Windows 11 Home」または「Windows 11 Pro」を選ぶことができます。どちらも基本的な操作性や見た目は同じですが、セキュリティ機能やリモート操作、企業向けの管理機能などに違いがあります。
たとえば「Windows 11 Pro」では、BitLocker(ビットロッカー)という機能を使ってPC内のドライブを暗号化できます。これにより、もしPCを紛失したり盗まれても、中のデータが勝手に見られないように守られます。
また、リモートデスクトップの機能を使えば、自宅や外出先から職場のPCにアクセスして作業することも可能。さらに、ドメイン参加という機能を使えば、会社のネットワークにPCを登録して、IT部門が一括で管理したり設定できるようになります。
こうした機能は「Windows 11 Home」には搭載されていないため、ビジネス用途やテレワークでの利用を想定している場合は、Proの選択がおすすめです。
Windows 11 HomeとProの主な違い
機能 | Windows 11 Home | Windows 11 Pro | 説明 |
---|---|---|---|
BitLocker | ❌ 利用不可 | ✅ 利用可能 | ドライブ全体を暗号化し、盗難・紛失時のデータ漏えいを防ぎます。 |
リモートデスクトップ | ❌ 接続先にはなれない | ✅ 他のPCから接続可能 | 外出先や自宅から、職場PCを遠隔操作できます。 |
ドメイン参加 | ❌ 利用不可 | ✅ 利用可能 | 会社や学校などのネットワークにPCを登録し、IT部門が一括管理できます。 |
価格(X1 Carbon構成時) | 約 -¥16,500(安い) | 標準搭載(価格込み) | Homeは安価ですが、Proはより多機能で法人向けに適しています。 |
Office付きは必要?Microsoft Officeの選び方と注意点


ThinkPad X1 Carbonでは、Microsoft Officeソフトの有無を購入時に選べます。オプションには「なし」のほかに、**Office Home and Business 2024(個人向け/法人向け)の2種類があり、どちらもプリインストール型の買い切り版(永続ライセンス)**です。価格はどちらも+35,200円と高額なので、慎重に選ぶのがおすすめです。
個人向けと法人向けの違いは、利用規約とサポート対象の範囲にあります。たとえば、法人向けライセンスは法人名義での導入や再ライセンスが認められているため、企業や団体での利用に適しています。一方、個人向けは家庭や個人事業主向けで、家庭用PCなどに導入するのに最適です。ソフトの内容(Word、Excel、PowerPoint、Outlook)は同じです。
以下のような方には、Office付き構成を選ぶメリットがあります。
- サブスクリプション形式が苦手で、一度買い切りで済ませたい人
- Word、Excel、PowerPointなどをオフラインでも長く使いたい人
- 法人用途で、Officeソフトが必須条件になっている環境
一方で、最近はGoogleドキュメントやスプレッドシートなど、無料のクラウド型オフィスツールも充実しており、軽めの文書作成や表計算なら代用可能なケースも増えています。オンライン作業が中心の方には、そちらでも十分かもしれません。
そのため、「Officeどうしようかな…」と迷う場合は、まず“なし”を選んで、必要になった時にあとから導入するのが安心です。また、学生や教職員の方であれば、教育機関向けの無料または割引プログラムを活用するのもおすすめです。
ストレージの選び方:Gen4とGen5の違い、容量の目安もわかりやすく解説


ThinkPad X1 Carbon Gen 13では、ストレージ(1st SSD)として最大2TBまでの大容量が選べます。標準は512GB(Gen4)ですが、より高速なGen5 SSDにアップグレードすることも可能です。
SSDの種類には「Gen4」と「Gen5」があり、Gen5の方が新しく高速です。とくに、大容量の画像・動画を扱う方や、日々の作業でスピードを重視したい方には、Gen5へのアップグレードがおすすめです。
また、すべてのSSDは「TLC方式」で、コストと性能のバランスが良く、多くのビジネスPCに採用されています。さらに「OPAL対応(自己暗号化機能付き)」のため、BitLockerなどと併用することでセキュリティ面も安心です。
なお、256GBモデルは現在在庫切れとなっており、選択肢には含まれていません。
ただし、ストレージをアップグレードすると価格が上がりやすいため、利用スタイルに応じて選ぶのがポイントです。クラウドストレージを併用する場合は、標準の512GBでも十分なケースが多いでしょう。
ストレージ構成比較表(2025年6月時点)
容量 | 規格 | 特徴 | 価格(税込) |
---|---|---|---|
512GB | Gen4 TLC OPAL対応 | 標準構成。速度・容量ともにバランス良好 | 搭載済み(追加費用なし) |
512GB | Gen5 Performance TLC OPAL対応 | Gen4より高速な最新世代SSD | +17,600円 |
1TB | Gen4 TLC OPAL対応 | 容量重視派に。大容量データ保存に最適 | +41,800円 |
1TB | Gen5 Performance TLC OPAL対応 | 大容量かつ高速性も欲しい方向け | +57,200円 |
2TB | Gen5 Performance TLC OPAL対応 | 最大構成。プロ用途や大量データ処理向き | +145,200円 |
用途に応じて選べる5つのディスプレイ構成。OLEDやPrivacy Guardも選択可


ThinkPad X1 Carbon Gen 13では、14インチ・16:10比率のディスプレイを5つの構成から選ぶことができます。標準はWUXGA(1920×1200)の省電力IPSパネルで、100%sRGB・500nitの高輝度・非光沢仕様。マルチタッチ非対応ですが、ビジネス用途では最もバランスの良い選択肢です。
+6,600円の追加でマルチタッチパネル付きにも変更可能で、タブレット的な使い方や直感的な操作を求める方におすすめです。
映像重視の方には、有機EL(2.8K OLED, 2880×1800)ディスプレイが2種類用意されており、いずれもDolby Vision™、HDR、DCI-P3 100%など高い色再現性を持ちます。上位モデルでは120Hzリフレッシュレートと500nitの明るさに対応し、動画編集や映像鑑賞にぴったりです。
また、のぞき見防止機能を搭載した「Think Privacy Guard」付きWUXGAモデルもラインナップにありますが、2025年7月時点では販売開始前の状態のようです。購入希望の場合は、今後の在庫更新や法人向け販売チャネルを定期的に確認するのが良いでしょう。
- 【省電力・軽さ重視】→ 標準IPSパネル(非タッチ)またはタッチ付き
- 【映像・色再現性重視】→ OLEDパネル(2.8K)
- 【セキュリティ重視】→ Privacy Guard搭載モデル(※販売未定)
購入時は、価格差と用途のバランスを考慮して選びましょう。特にOLEDは高画質ですがバッテリー消費がやや増える傾向があるため、使用スタイルに応じた選択が重要です。
どこでも通信したい人に!WWAN(モバイル通信)対応オプション


ThinkPad X1 Carbon Gen 13は、オプションでWWAN(モバイル通信)機能を追加できます。これにより、Wi-Fi環境がない場所でも、4Gや5G回線を使ってインターネットに接続することが可能になります。
選べるのは以下の2タイプ:
- 4G対応(Quectel EM160R-GL 4G CAT16):+29,700円
- 5G対応(Quectel RM520N-GL 5G Sub6):+48,400円
5Gモデルはより高速な通信が可能で、大容量データのやり取りやリモート会議も快適に行えます。出張や外出が多いビジネスパーソンや、リモートワークを外でも行いたい人には大きなメリットとなるでしょう。
ただし、WWANを使うには、別途SIM契約(データ通信プラン)が必要です。国内主要キャリアのnanoSIMやeSIMに対応しています。
なお、購入時のカスタマイズでしか追加できない項目ですので、必要な方は忘れずに選択してください。後からの後付けは基本的にできません。
操作感で選べる!クリックパッドと触覚タッチパッドの違い


ThinkPad X1 Carbon Gen 13では、ポインティングデバイス(タッチパッド)を2種類から選択できます。それぞれ操作感に特徴があるため、自分の使い方に合ったものを選びましょう。
標準構成の「クリックパッド」は、物理的なクリック感がある従来タイプ。左右の物理ボタンがしっかり押し込めるため、ThinkPadらしい確かな操作感を求める方におすすめです。マウス操作に近い感覚を好むユーザーに向いています。
一方、オプション(+8,800円)の「触覚タッチパッド(Haptic TouchPad)」は、MacBookにも採用されているような触覚フィードバック方式。実際に動く部品はなく、圧力に応じて振動で擬似的なクリック感を演出します。滑らかな操作性と静音性が魅力で、スマートな使用感を求める方に最適です。
ただし、触覚タッチパッドを選ぶとWWANが非対応になる点には注意が必要です。外出先でも通信したい方は、クリックパッド構成を選ぶのが無難です。
選べるタッチパッド | 特徴・違い |
---|---|
クリックパッド![]() ![]() 出典: Lenovo公式サイト | 物理的にボタンが上下に動くタイプ。クリック時にしっかりとしたフィードバックがあり、ThinkPadらしい確かな操作感が特徴です。マウスに近い感覚を求める人におすすめ。 |
触覚タッチパッド(Haptic TouchPad)![]() ![]() 出典: Notebookcheck | MacBookのような方式。物理的な可動部がなく、触った際の圧力に応じて振動モーターが擬似的なクリック感を生み出します。なめらかなスクロールやクリック感の調整ができ、より静かでスムーズな操作体験が得られます。 |
どちらもタッチパネル自体の精度は非常に高いため、操作性そのものに大きな差はありません。「確実な物理フィードバック重視ならクリックパッド」、「先進的な操作感や静音性重視なら触覚タッチパッド」を選ぶのが基本。
快適なタイピングのために:日本語配列と英語配列、キーボード選びのポイント
ThinkPadといえば「キーボードの打ちやすさ」に定評がありますが、最新のX1シリーズでもいくつかのキーボード構成を選ぶことができます。
選び方次第で、作業効率や快適性が大きく変わるため、しっかり押さえておきましょう。以下、選べる主なキーボード構成になります。
項目 | 特徴 | こんな人におすすめ |
---|---|---|
日本語配列(JIS) | 日本語入力に最適化されており、かな入力や変換キーも使いやすい構成です。 オフィス文書作成や一般業務が中心なら、日本語配列を選ぶのが安心です。 | 日本語文書作成が多い、慣れた配列がいい人 |
英語配列(US) | シンプルな配列。エンターキーが横長で使いやすい。 キー配置がシンプルで、Enterキーも横長。アルファベット入力やプログラミング作業には英語配列が向いています。 英文メール作成、コードを書く仕事が多い人には、英語配列の快適さが魅力です。 | 英文作成やプログラミングが多い、ミニマル派 |
バックライトあり/なし | 暗所作業に便利。視認性アップ。 | 出張や夜間作業が多い人 |
日本語キーボードと英語キーボード


バックライトキーボードが光っている様子


電源アダプターの選び方- 標準ACとスリムGaN/Nano GaNの違い
ThinkPad X1シリーズでは、電源アダプター(充電器)も用途に応じてカスタマイズが可能です。標準装備のものに加えて、軽量・コンパクトなGaN(窒化ガリウム)仕様のアダプターがオプションで選択できます。
現在、選べるアダプターは以下の3種類です。
種類 | 特徴・メリット | 価格差 |
---|---|---|
65W ACアダプター![]() ![]() | 最もスタンダードなモデル。堅牢でコスト重視。やや大きめ・重めだが信頼性重視派向け。 | 追加料金なし(標準) |
65W スリムGaN ACアダプター![]() ![]() | GaN素材を採用し、従来比で小型・軽量化。持ち運びが多い人におすすめ。コンパクト設計。 | +2,200円 |
65W ウォールマウントNano GaN ACアダプター![]() ![]() | GaN技術採用+壁コンセント直付け設計。最も小型・軽量。カフェや出張先でも省スペースでスマートに使える。 | +3,300円 |
- 自宅やオフィス据え置きメインなら → 標準ACアダプター
- 出張やモバイル中心なら → スリムGaNアダプター
- カフェ・出張先でスマートに充電したいなら → ウォールマウントNano GaNアダプター



特に「持ち歩く機会が多い人」や「荷物を少しでも軽くしたい人」は、Nano GaNタイプにアップグレードすることで大きなメリットを感じられるでしょう。
変換アダプターで接続性を拡張しよう


ThinkPad X1 Carbon Gen 13はスリムな筐体設計のため、VGAやLANポートといった一部のレガシー端子は搭載されていません。必要に応じて変換アダプターを活用することで、さまざまな周辺機器との接続が可能になります。
ビデオ変換アダプターでは、HDMIからVGAへ変換するアダプター(+2,200円)を追加できます。プロジェクターや旧型モニターへの接続が必要な方にとっては、あると安心なアイテムです。
また、標準でUSB Type-C → RJ45(有線LAN)変換アダプターも同梱されています。無線接続が不安定な場面や企業のセキュリティポリシーにより有線LAN接続が求められる環境でも安心です。
接続周りに不安がある方は、構成時にアダプターの有無をしっかり確認しておきましょう。
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どんな人におすすめ?用途別の選び方
出張や外出が多い方には、Lunar Lakeモデル(Core Ultra Vシリーズ)がおすすめです。軽さ約986g、バッテリー駆動時間約16.6時間(動画再生)と優れたモバイル性能を誇ります。静音性や電力効率も高く、会議やカフェなどの静かな場所でも快適。16GBメモリ構成で一般的な業務は十分対応可能です。
AI処理やCopilot+を活用したい方は、NPU 40TOPSを搭載したLunar LakeのCopilot+ PC対応構成が最適です。映像のリアルタイム加工や画像生成などのAIタスクに強く、32GBメモリモデルなら、複数アプリの同時使用にも安心です。
動画編集や写真加工など高負荷作業には、Arrow Lake搭載モデルを推奨。最大14コアの高性能CPUと最大64GBメモリが選べるため、レンダリングや4K編集も快適です。2.8K OLEDディスプレイを選べば、色再現や視認性も抜群です。
まとめ – 自分に合った ThinkPad X1 Carbon Gen 13 を選ぼう
ThinkPad X1 Carbon Gen 13は、ビジネス用途に求められる「軽さ・堅牢性・パフォーマンス・拡張性」のすべてを高次元でバランスさせた、まさにThinkPadの象徴ともいえるモデルです。
今回は特に、2025年モデルとして登場した「Lunar Lake(200V)」と「Arrow Lake(200U/H)」という2つのCPUアーキテクチャに注目しながら、カスタマイズ項目の違いや選び方をご紹介しました。
- 軽量&バッテリー長持ちのLunar Lake(Copilot+対応)
- 拡張性や高性能重視のArrow Lake(最大64GBメモリ・Privacy Guardあり)
それぞれ特長が異なるため、予算・用途に合わせて適切な構成を選ぶことが、満足度の高いPC選びにつながります。
また、メモリ・ストレージ・ディスプレイ・キーボードなど、カスタマイズ項目が豊富だからこそ、「購入前にどう選ぶか」がとても重要。この記事を参考にしながら、ぜひご自身にぴったりの構成を見つけてください。
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