15型の大画面は欲しいけれど重いのは嫌、テンキーもいらない。そんな人に合うのがThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionです。結論から言うと、軽さとバッテリー持ちを重視するなら買いです。TrackPointが必要な人や、重い処理が多い人には向きません。
15.3型の有機ELで重さは約1.4kg〜、バッテリーは80Whrで、JEITA 3.0の動画再生は約24.6時間(Lenovo公表値)。11月5日時点で、Lenovo公式で新品を購入できます。
- 15型を毎日持ち歩きたい(約1.4kg〜)
- 充電器なしで1日使いたい(80Whr)
- TrackPoint(赤ポチ)が必要(→X1 Carbon)
- 動画編集など重い処理が多い(→X9 15p)
\ 今日の公式価格 ¥200,090〜(税込) /
X9 15 Gen 1とは

ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionは、省電力のCore Ultra(シリーズ2、開発名Lunar Lake)を載せた15.3型のノートPCです。X1シリーズとは別の新しいシリーズ「X9」の15型モデルで、TrackPointをなくした新しいデザインを採用し、2025年に発売されました。
15.3型で約1.4kgの軽さ

最大の特徴は、15.3型の大画面で重さが約1.4kg〜に収まっていることです。14型のX9 14(約1.21kg〜)との差は190gしかありません。
アルミニウムの筐体で、閉じたときの厚さは最も薄いところで6.75mm、厚いところで17.71mmです(Lenovo公表値)。

キーボードとタッチパッド

テンキーなしの配列
一般的な15型ノートはキーボードの右にテンキーがあり、文字を打つときの手の位置が左に寄ります。X9 15はテンキーをなくしたため、画面の正面で自然な姿勢のままタイピングできます。ただし、数字の入力が多い人には不向きです。
キーボードはJIS配列の85キーで、PgUp・PgDnキーとバックライトがあります(Lenovo公式の仕様)。海外のレビューでは、キーストロークが約1.1mmと浅めなことや、ファンクションキーが4つずつのグループに分かれていない点が挙げられ、打鍵感は「ThinkPadらしさは薄い」という声もあります。打ち心地にこだわる人は、店頭で試してから選ぶと安心です。
タッチパッドは2種類

テンキーをなくした分、パームレストには大きなタッチパッドが入っています。注文時には、標準のタッチパッド(公式の表記はマルチタッチパッド)と触覚タッチパッドの2種類から選びます。
触覚タッチパッドは物理的に沈み込まず、振動でクリック感を返す仕組みで、どこを押しても同じ感触です。海外のレビューでも評価が高いので、操作感にこだわるなら触覚タッチパッドを選びましょう。

※Lenovo公式の構成画面。標準のタッチパッドは「クリックパッド」と表示されています。追加料金は撮影時のもので、変わることがあります。
TrackPointはない
X9 15には、ThinkPadの象徴だったTrackPoint(赤ポチ)と物理クリックボタンがありません。操作はタッチパッドかマウスで行います。TrackPointが手放せない人は、X1 Carbonなどほかのシリーズを選びましょう。
画面は2.8Kの有機EL

画面は15.3型の2.8K(2880×1800)有機ELで、Lenovoの公表値では最大輝度500nit、リフレッシュレート120Hzです。タッチ対応と非対応の2種類があり、反射防止・防汚の加工がされています(Lenovo公表)。120Hzのため、スクロールも滑らかです。
映り込みとちらつきに注意
ただし、画面は有機ELのみで、非光沢のIPS液晶は選べません。反射防止の加工はあっても、非光沢の液晶ほど映り込みは少なくありません。
ちらつき(PWM調光)は、海外のレビューで評価が分かれています。RTINGSは明るさによらず約480Hzのちらつきを計測した一方、LaptopMediaは「ほぼない」としています。ちらつきで目が疲れやすい人は、店頭で実機を見てから選ぶと安心です。

バッテリーは実測約16時間
バッテリーは80Whrで、X9 14(55Whr)の約1.5倍の容量です。
- JEITA 3.0 動画再生:約24.6時間(Lenovo公表値)
- JEITA 3.0 アイドル時:約27.4時間(Lenovo公表値)
- Laptop Magの実測(Wi-Fiでウェブ閲覧):約16時間24分(同じテストでMacBook Air 15(M4)は約15時間8分)
1日の外出なら、充電器なしで使える計算です。
X9 14・15p・X1との違い
X9シリーズには、14型のX9 14と、2026年に登場した上位モデルのX9 15pもあります。3機種とも11月5日時点でLenovo公式で購入できます。
| X9 14 | X9 15 | X9 15p | |
|---|---|---|---|
| 重量 | 約1.21kg〜 | 約1.4kg〜 | 約1.5kg〜 |
| 画面 | 14.0型 | 15.3型 | 15.3型 |
| CPU | Core Ultra(シリーズ2) | Core Ultra(シリーズ2) | Core Ultra(シリーズ3) |
| メモリ | 最大32GB | 最大32GB | 最大64GB |
| バッテリー | 55Whr | 80Whr | 88Whr |
| USB-A | なし | あり | あり |
| HDMI | あり | あり | あり |
| 公式価格 | 在庫なし〜 | ¥200,090〜 | ¥426,470〜 |
※Lenovo公式の製品ページより(11月5日確認)。重量は最軽量構成です。価格は最安構成で、毎日変わります。
X9 14との差は190g
X9 14より190g重いだけで、バッテリーは約1.5倍になり、USB-Aも付きます。画面の大きさとバッテリー持ちを取るならX9 15、小さめのカバンに入れたい・少しでも軽くしたいならX9 14が向いています。X9 14についてはX9 14のレビューも読んでみてください。
性能が要るならX9 15p
X9 15pは新しいCore Ultra(シリーズ3)を載せ、メモリは最大64GBまで選べます。海外の比較レビューでは、X9 15が長く出せる電力は25W前後、X9 15pは約50Wで、CPU性能はX9 15pが4割ほど高いと推計されています。LaptopMediaのレビューでは、X9 15も長時間の高負荷で熱の管理は良いと評価されていますが、動画編集や開発など重い処理が多いならX9 15p、事務作業や持ち運びが中心ならX9 15が向いています。
詳しくはX9 15pのレビューと、3機種を比べたX9シリーズの解説で紹介しています。
X1 Carbonとの違い
X9 15と迷いやすいのがX1 Carbonです。X1 Carbon Gen 13は14型で約986g〜と、X9 15より400gほど軽く、TrackPointもあります。USB-Aも2つです(X9 15は1つ)。一方、X9 15は15.3型の大画面と80Whrのバッテリー(X1 Carbonは57Whr)で勝ります。TrackPointと軽さならX1 Carbon、大画面とバッテリー持ちならX9 15と考えると選びやすいでしょう。
X1 Carbonの選び方はX1の比較記事で紹介しています。
MacBook Air 15との違い
Windowsにこだわらなければ、MacBook Air 15も候補になります。海外のレビューでは、性能と価格はMacBook Air 15が有利という評価がある一方、X9 15はUSB-AとHDMIがあり、画面は120Hzでタッチ対応も選べます。バッテリー持ちは、Laptop Magの実測でX9 15が約1時間長い結果でした。
購入前に知りたい注意点
良い点の多いX9 15ですが、合わない人もいます。買う前に次の点を確認しておきましょう。
- TrackPointがない:物理クリックボタンもありません。
- メモリは後から増やせない:Core Ultra 5 226Vは16GB、それ以外のCPUは32GBで固定です。
- 重い処理は得意ではない:省電力のCPUのため、長時間の高負荷ではX9 15pに劣ります。
- 画面は有機ELのみ:非光沢のIPS液晶は選べません。
- キーの並びが従来と少し違う:長くThinkPadを使ってきた人は、慣れるまで時間がかかることがあります。
構成選びのチェック点
X9 15は後から変えられない部品が多いため、注文するときは次の3点を確認しておきましょう。
メモリは32GBがおすすめ

メモリはCPUと一体になっていて、購入後に増やせません。Core Ultra 5 226Vは16GB、228V以上は32GBで固定です。ブラウザやOfficeが中心なら16GBでも使えますが、長く使うなら228V以上を選んでおくと安心です。
SSDは512GB以上を目安に
SSDは256GB〜2TBから選べ、サイズは小さいM.2 2242です。市販の2242サイズのSSDは選択肢が少ないため、自分で交換する予定がなければ、最初から512GBか1TBを選んでおくと安心です。
触覚タッチパッドを選ぶ
操作感にこだわるなら、注文時に触覚タッチパッドを選んでおきましょう(違いは上の「タッチパッドは2種類」で説明しています)。
中古で探す場合も同じで、CPUの型番(メモリ容量)、SSDの容量、触覚タッチパッドかどうかを出品情報で確認してから選びましょう。
X9 15のスペックと端子
端子の構成

- 左側面:①USB4(Thunderbolt 4)、②マイク/ヘッドホン・コンボジャック、③USB 3.2 Gen 2(Type-A)
- 右側面:④HDMI、⑤USB4(Thunderbolt 4)
X9 14にはないUSB-Aが1つあるため、USBメモリやマウスのレシーバーを変換アダプターなしで挿せます。HDMIもあるので、会議室のプロジェクターにもそのままつなげます。
主な製品仕様
| OS | Windows 11 Pro ほか |
|---|---|
| CPU | Core Ultra 5 226V〜Core Ultra 7 268V(Lunar Lake) |
| メモリ | 16GB/32GB(増設不可) |
| ストレージ | 256GB〜2TB(M.2 2242) |
| 画面 | 15.3型 2.8K 有機EL(2880×1800)、120Hz、タッチあり/なし |
| バッテリー | 80Whr(動画再生 約24.6時間) |
| サイズ | 約339.55×228.5×6.75〜17.71mm |
| 重量 | 約1.4kg〜 |
| 無線 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 |
| カメラ | 8MP+IRカメラ(プライバシーシャッター付き) |
| 生体認証 | 指紋センサー、顔認証(IRカメラ) |
※Lenovo公式の製品ページの仕様より。構成によって異なります。
よくある質問
- X9 15は今も新品で買える?
-
はい。11月5日時点で、Lenovo公式で新品を購入できます。最安構成の価格は¥200,090〜です。
- キーボードの打ち心地はThinkPadらしい?
-
海外のレビューでは、キーストロークは約1.1mmと浅めで、「ThinkPadらしさは薄い」という声があります。打ち心地にこだわる人は、店頭で試してから選ぶと安心です。
- TrackPointがなくても使いやすい?
-
タッチパッドが大きく、触覚タッチパッドは海外レビューでも評価が高めです。ただし、TrackPointに慣れている人は戸惑うことがあります。不安ならマウスを併用しましょう。
- メモリ16GBで足りる?
-
ブラウザやOfficeが中心なら16GBでも使えます。ただし後から増やせないため、長く使うなら32GBの構成(Core Ultra 5 228V以上)を選んでおくと安心です。
- ファンの音や発熱は気になる?
-
省電力のCPUで、長く出せる電力は25W前後に抑えられています。LaptopMediaのレビューでは、長時間の高負荷でも熱の管理は良いと評価されています。ファン音を数値で比べたデータは見つかりませんでした。
まとめ:X9 15は買いか
ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionは、TrackPointをなくした代わりに、15型の大画面・約1.4kgの軽さ・80Whrのバッテリー・中央に寄ったキーボードを手に入れたモデルです。Lenovo公式で新品を購入でき、事務作業や持ち運びが中心の人には有力な候補になります。

X9 15を買うべき人
- 大画面と軽さを両立したい人:15.3型で約1.4kg〜。毎日リュックに入れて持ち歩けます。
- テンキーが不要な人:体の中心でタイピングでき、長時間の入力でも姿勢が崩れにくくなります。
- 充電器を持ち歩きたくない人:JEITA 3.0の動画再生で約24.6時間(公表値)、海外レビューの実測でも約16時間持ちます。
- USB-AやHDMIも使いたい人:変換アダプターなしで周辺機器やモニターにつなげます。
買わないほうがいい人
- TrackPointが必要な人:X1 Carbonなど、ほかのThinkPadを選びましょう。
- 重い処理が多い人:動画編集や開発が中心ならX9 15pが向いています。
- テンキーや非光沢の画面が欲しい人:X9 15はどちらも選べません。
X9シリーズ3機種の今日の価格です(11月5日時点、安い順)。
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