ThinkPad P1を完全解説!特徴・歴史・最新モデル(選び方)【2025年最新版】

クリエイティブ作業や高度なビジネス用途で、ハイスペックなノートPCを探している方へ。
「ThinkPad P1」が気になって検索したあなたに向けて、その真価と特徴をわかりやすく解説します。

ThinkPad P1シリーズは、Lenovoが展開する“モバイルワークステーション”の最上位モデル。その最新モデル「ThinkPad P1 Gen 7」では、インテル Core Ultra プロセッサーとNVIDIA RTX 3000 Ada世代GPU(またはGeForce RTX)を搭載し、動画編集・3DCG・CAD・AI開発といったプロ用途にも余裕で対応。ISV認証により主要ソフトとの互換性も万全です。

さらに、16型の高精細ディスプレイ、2基のSSDスロット、SDカードスロット、大容量バッテリーなど、プロが現場で必要とする機能を網羅しつつ、重量はわずか約1.8kgとモバイル性も妥協なし。

この記事では、ThinkPad P1の魅力や他シリーズとの違いを詳しく解説。後半では、最新のThinkPad P1 Gen 7モデルの選び方やカスタマイズ時の注意点まで、実用目線で完全ガイドします。

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目次

ThinkPad P1の特徴

ThinkPad P1シリーズの位置づけと魅力

ThinkPad P1は、Lenovoのハイエンドモデル群である「ThinkPad Pシリーズ」の中でも、薄型・軽量を重視したモバイルワークステーションです。Pシリーズは、3DCG制作やCAD、AI開発など、高度な処理能力が求められるプロフェッショナル向けに設計されたラインで、デスクトップ並みの性能をノートPCで実現することを目的としています。

その中でもP1は、性能とモビリティのバランスが取れた“プレミアム薄型モデル”という位置づけ。一般的なビジネスノートとは一線を画すハイスペックながら、重量は約1.8kgと軽量で、外出先での作業も現実的です。

一方で、同じPシリーズでも以下のようなモデルがあります:

  • ThinkPad P16:より高性能なCPU・GPUを搭載できる大型モデル。パフォーマンス重視の据え置き派向け。
  • ThinkPad P16s(旧P14s/P15s):省電力CPUを搭載した薄型モデルで、軽めの業務用CADや開発用途に最適。P1より軽量だが処理性能は控えめ。
  • ThinkPad P16v:一部地域や法人向けのバリエーションモデル(※国内市場ではあまり流通していないことも)

つまり、ThinkPad P1は「持ち運べるプロ仕様PCの決定版」として、Pシリーズの中でも特に人気が高く、プロフェッショナルからフリーランスまで、幅広いユーザーに選ばれています。性能・信頼性・携帯性のすべてを妥協したくない方にぴったりの1台です。

常に最新のCPUとNvidia GPUを搭載

ThinkPad P1は、毎年最新のテクノロジーをいち早く取り入れるモデルとして、業界最先端の高性能CPUとGPUを搭載しているのが大きな魅力です。

最新モデルであるThinkPad P1 Gen 7では、インテルの新世代「Core Ultra」シリーズの中でも、高性能な「Hシリーズ」を搭載。Core Ultra Hシリーズは、AI処理を支える専用ユニット「NPU(Neural Processing Unit)」を内蔵し、従来のCore i7/i9を超えるパフォーマンスと効率性を兼ね備えています。マルチスレッド処理にも強く、4K動画の編集や機械学習、複数アプリの同時作業などにも余裕で対応できます。

さらに、グラフィックス面ではNVIDIAの強力なGPUを選択可能。プロ向けには「NVIDIA RTX 2000〜5000 Ada世代(旧Quadro)」を、クリエイター向けには「GeForce RTX 4060/4070 Laptop GPU」などを搭載できます。これにより、CADや3DCG、映像編集、AI解析といったGPU依存の高負荷作業でも高い安定性と処理能力を実現。

こうした最新のCPUとGPUの組み合わせにより、ThinkPad P1は常に“その時点で最強クラスのノートPC構成”を提供しています。パフォーマンスを妥協せず、長く使えるマシンを求めるプロフェッショナルにとって、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。

常に最新のメモリー規格を搭載

ThinkPad P1シリーズは、CPUやGPUだけでなく、メモリ(RAM)にも業界最先端の技術を積極的に採用している点が大きな魅力です。

最新モデルであるThinkPad P1 Gen 7では、次世代規格のDDR5メモリを標準搭載。DDR5は、従来のDDR4と比べて転送速度が大幅に向上しており、大量のデータを高速に処理できます。そのため、動画編集や3Dレンダリング、AI解析などのメモリ負荷の高い作業でも快適に動作します。

加えて、ThinkPad P1 Gen 7では、新しいメモリモジュール規格「CAMM(Compression Attached Memory Module)」にも対応しています。これは従来のSODIMMよりも薄型・高密度で、冷却効率にも優れる新方式。CAMMを採用することで薄型筐体でも最大96GBという大容量メモリの搭載が可能になっており、ハイエンド作業にも十分な余裕を持てます。

また、CAMMはSODIMMに比べて将来的な転送速度の向上にも対応しやすく、今後の拡張性や進化のベースとしても有望な規格です。ThinkPad P1がいち早くこの技術を採用していることからも、Lenovoが本機を“長く使えるプロ向けマシン”として設計している姿勢が伺えます。

つまり、ThinkPad P1は**「ただ高性能なだけでなく、将来も見据えた拡張性と先進性」を両立している**、プロフェッショナルにふさわしいメモリ環境を備えていると言えるでしょう。

主要ソフトウェアベンダーのISV認証で互換性も問題なし

ThinkPad P1シリーズがプロフェッショナルから高く評価されている理由の一つが、主要ソフトウェアベンダー(ISV)による認証を多数取得している点です。

ISVとは「Independent Software Vendor(独立系ソフトウェアベンダー)」の略で、Adobe、Autodesk、Dassault Systèmes、Siemens、PTCなど、業界で使われる専門的なソフトウェアを開発している企業のこと。
これらのベンダーが自社ソフトをThinkPad P1で実際に動作確認し、「安定して使える」と公式に認めたものが「ISV認証」です。

例えば以下のようなソフトウェアで認証を取得しています:

  • Autodesk AutoCAD / Revit / 3ds Max
  • Dassault SOLIDWORKS / CATIA
  • Adobe Premiere Pro / After Effects
  • Siemens NX / Solid Edge
  • PTC Creo
  • ANSYS

ISV認証を取得していることで、これらのプロ用アプリがThinkPad P1上で安定かつ高速に動作することが保証されているため、業務でのトラブルや相性の不安がぐっと軽減されます。

特に設計、映像制作、建築、製造、シミュレーションなど高い精度と安定性が求められる分野では、このISV認証が非常に重要な指標になります。

一般的な高性能ノートPCと比べても、ThinkPad P1が“仕事で本気で使えるマシン”として選ばれているのは、このISV対応という信頼の裏付けがあるからこそです。

高いセキュリティ性能とプライバシー保護

ThinkPad P1は、単に高性能なだけでなく、セキュリティとプライバシー保護にも非常に優れた設計がされています。ビジネス用途や機密情報を扱うクリエイター・エンジニアにとって、これは非常に重要なポイントです。

まず基本機能として、指紋認証センサーや顔認証に対応したIRカメラを搭載。これにより、パスワード入力不要で素早くかつ安全にログインできます。また、Windows Helloに対応しており、マイクロソフト純正のセキュリティ基準に準拠した認証が可能です。

さらに、ThinkPadならではの「ThinkShield」と呼ばれる独自のセキュリティフレームワークも搭載されています。これは、BIOSからOS、ハードウェア、ネットワークレベルまで一貫して保護する設計で、外部からの不正アクセスやマルウェアの脅威を低減します。

加えて、物理的なプライバシー保護も万全。Webカメラには**物理シャッター(ThinkShutter)**が付いており、使用しないときはスライドでカメラを遮ることができます。テレワーク中の「うっかり映り込み」や、悪意あるリモート操作への対策としても安心です。

モデルによっては、画面の覗き見を防止する「PrivacyGuard(プライバシーガード)」といった機能にも対応。周囲の視線を気にせずに作業できるため、カフェや新幹線など外出先での作業にも最適です。

つまりThinkPad P1は、性能や携帯性だけでなく、情報を守るという観点でも非常に完成度の高いプロフェッショナルマシン。安心して業務に集中できる環境を提供してくれます。

16型の大型ディスプレイ

ThinkPad P1シリーズは、高性能な中に作業効率も最大化する工夫が詰まっています。その象徴ともいえるのが、搭載されている16インチの大画面ディスプレイです。

従来主流だった15.6型から一回り大きい16型になったことで、表示領域が広がり、マルチウィンドウ作業や映像編集、CAD作業などでも圧倒的に快適になりました。
特に縦方向の解像度が高い16:10のアスペクト比を採用しているため、ウェブ閲覧やドキュメント編集の際にスクロールの回数が減り、目線の移動や作業ストレスも軽減されます。

解像度も非常に高く、モデルによってはWQXGA(2560×1600)や4K+(3840×2400)に対応。さらに、広色域(AdobeRGB/DCI-P3)やX-Riteによる色校正済みモデルも選べるため、正確な色再現が求められる写真編集や映像制作にも安心して使えます。

ディスプレイはタッチ対応やHDRサポート、Dolby Vision対応モデルもあり、映像の美しさも一級品。これにより、エンタメ用途はもちろん、プロフェッショナルな映像確認作業にも活用できます。

つまりThinkPad P1の16型ディスプレイは、単なる「大きい画面」ではなく、「作業の質と効率を高めるために進化したプロ向けの表示環境」だと言えるでしょう。

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パワフルなのに、小型軽量、耐久性をすべて兼ね備えたプレミアム筐体

ThinkPad P1シリーズは、圧倒的な性能だけでなく、持ち運びやすさ・耐久性・放熱性のすべてを高次元でバランスした筐体設計も大きな魅力です。

最新モデルのThinkPad P1 Gen 7は、16型ディスプレイを搭載しながらも、本体重量は約1.8kgと驚くほど軽量。厚みも約18mmとスリムで、ビジネスバッグにもすっきり収まり、どこへでも気軽に持ち運べる機動力を備えています。

その軽さと強さの秘密は、使われている高機能素材の組み合わせにあります。
まず天板には、航空機にも使用されるカーボンファイバー(炭素繊維)を採用。軽量でありながら高い強度を持ち、外部からの衝撃にも強くしなやかに対応します。

そして筐体の骨格部分には、マグネシウム合金とアルミニウムを使用。これにより、優れた耐久性と軽さを両立しています。

特にアルミニウム素材は、金属の中でも熱伝導性が高く、放熱性能に優れているため、高性能なCPUやGPUを搭載していても熱がこもりにくく、長時間の高負荷作業でも安定した動作を維持できます。つまり、見た目のスマートさからは想像できないほど、内部設計にも信頼性が詰まっているのです。

また、米軍調達基準「MIL-STD-810H」に準拠した耐久テストもクリアしており、過酷な使用環境や外出先での利用でも安心して使えます。

ThinkPad P1の筐体は、まさにプロフェッショナルの現場に応える「軽くて強くて冷静」なプレミアム設計。美しさとタフさを両立した、妥協のない仕事道具と言えるでしょう。

豊富なI/Oポートで拡張性も抜群

ThinkPad P1シリーズは、高性能な本体に加えて、周辺機器との接続性=拡張性の高さも大きな強みです。クリエイティブワークやエンジニアリング用途では、外部ディスプレイやストレージ、各種デバイスとの接続が必要不可欠ですが、P1はそのニーズにしっかり応えてくれます。

最新のThinkPad P1 Gen 7では、以下のような多彩なインターフェースを搭載:

  • Thunderbolt 4(USB-C)×2
  • USB-A 3.2 Gen1 ×2
  • HDMI 2.1
  • フルサイズのSDカードスロット
  • ヘッドホン・マイクコンボジャック
  • ACアダプター専用ポート
  • セキュリティロックスロット

特に注目したいのがThunderbolt 4ポート。この高速規格は、外付けGPU(eGPU)や4K/8Kディスプレイ、超高速外付けSSDなどを接続できる拡張性を持ち、プロフェッショナルの作業環境を大きく広げてくれます。また、USB PD対応により、給電・データ転送・映像出力をケーブル1本で済ませることも可能です。

加えて、フルサイズのHDMIポートやUSB-Aポートも標準装備されているため、変換アダプタが不要なのも嬉しいポイント。プレゼンや会議、撮影現場などでも、機材との接続で困ることがありません。

また、フルサイズのSDカードスロットは、カメラで撮影したデータの取り込みに便利で、動画編集や写真管理などを日常的に行うユーザーには重宝します。

このように、ThinkPad P1はパフォーマンスだけでなく、実用性・利便性の面でもプロユースを徹底的に追求した設計。自宅でも外出先でも、どんな環境にも柔軟に対応できる“仕事の土台”となる1台です。

SSDスロットを2つ搭載

ThinkPad P1シリーズは、プロフェッショナル向けに設計されたモデルらしく、ストレージ構成にも高い自由度と拡張性を備えています。
その代表的な特徴が、M.2 SSDスロットを2基搭載している点です。

一般的なノートパソコンは1つのSSDしか搭載できないことが多いですが、ThinkPad P1では2枚まで搭載可能。これにより、最大で合計4TB(またはそれ以上)の超大容量ストレージ構成も実現可能です。

この構成のメリットは、単に容量が増えるだけではありません。用途に応じて次のような使い方ができます:

  • システム用とデータ用に分けて保存し、作業効率と整理性を高める
  • **RAID 0構成(高速化)RAID 1構成(冗長化)**にして、パフォーマンスやデータ保護を最適化
  • 編集用データやプロジェクトファイルを高速な内部ストレージで直接読み書きできるため、外付けドライブに頼らず快適に作業が可能

特に動画編集、3DCG、CAD、ソフトウェア開発など、大量のデータを扱うプロフェッショナルにとっては、内部ストレージの容量と速度は作業効率に直結します。

ThinkPad P1はその点で、薄型ながら“本格ワークステーション並みの拡張性”を備えていることが大きな強みです。

また、構成によってはカスタマイズやあとからの増設にも対応しており、長期的に使いたいユーザーにも安心な設計となっています。

大容量バッテリーで外出先でも安心

高性能なノートパソコンを選ぶうえで気になるのが、バッテリーの持ち時間。特に出先での作業が多い方にとっては、ACアダプターに頼らず、どれだけ長く使えるかは非常に重要なポイントです。

ThinkPad P1シリーズは、ハイパフォーマンスモデルでありながらも、しっかりと長時間駆動に対応しています。
最新のThinkPad P1 Gen 7では、90Whクラスの大容量バッテリーを搭載。これは一般的なビジネスノートのバッテリー容量(50〜60Wh程度)と比べて非常に大きく、高性能なCPUやGPUを搭載していながらも、最大で10時間前後の駆動が可能です(※使用状況により変動あり)。

さらに、急速充電にも対応しており、短時間の充電でも数時間分の作業がこなせるのも大きなメリット。移動の合間にコンセントでさっと充電し、次の作業場所にすぐ対応できるモバイル性を実現しています。

また、ThinkPad伝統の**バッテリー管理ツール(Lenovo Vantage)**を使えば、充電の最適化やバッテリー寿命の延命も簡単に行えるため、長く安定して使いたいユーザーにも安心です。

ThinkPad P1は、「高性能=バッテリーがすぐ切れる」という常識を覆す、パワフルで長持ち、しかもスマートに持ち運べるプロ仕様モバイルワークステーションです。

快適なキーボードと伝統のトラックポイント

ThinkPad P1シリーズは、その高い性能や拡張性だけでなく、長時間作業でも疲れにくい快適な入力環境も大きな魅力です。特に、キーボードの打ちやすさとトラックポイントの操作性は、長年ThinkPadを愛用しているユーザーからも高く評価されています。

まず、ThinkPad P1に搭載されているフルサイズのキーボードは、適度なキーストロークとしっかりとした打鍵感を両立した設計。長文の入力やコードの記述、複雑なショートカット操作もスムーズにこなせ、打鍵疲れを感じにくい“プロ仕様”の仕上がりとなっています。タイピングにこだわる人ほど、その違いを実感できるはずです。

さらに、ThinkPadならではの象徴的な存在といえば、赤いポッチ「トラックポイント」。これはキーボードの中央にあるスティック状のポインティングデバイスで、手をホームポジションから動かすことなくマウスポインタを操作できます。これにより、タイピングとポインタ操作をシームレスに切り替えられるため、作業効率が飛躍的に向上します。

もちろん、タッチパッドとの併用も可能で、操作スタイルに応じて自由に使い分けられる柔軟さも魅力。キーボード下には独立型のクリックボタンも用意されており、細かい操作も確実に行えます。

このように、ThinkPad P1はパフォーマンスだけでなく、入力デバイスにも徹底的にこだわった設計。長時間作業をするビジネスパーソンやクリエイターにとって、まさに「疲れない」「ミスが減る」仕事道具として信頼できる一台です。

リモートワークに最適な音声・映像機能

ThinkPad P1シリーズは、クリエイティブ用途や開発作業だけでなく、リモートワークやオンライン会議にも非常に適した設計がされています。ビジネスの現場では、単に高性能なPCであるだけでなく、「映像も音声もクリアに伝わる」ことが、もはや必須条件となっています。

まず、高性能なフルHD対応のIRカメラ(顔認証対応)を搭載しており、オンライン会議でも明るく自然な映像を相手に届けられます。また、顔認証はWindows Helloにも対応しているため、セキュアかつスムーズなログインも可能です。

音声面では、ノイズキャンセリング機能付きのデュアルマイクを内蔵しており、周囲の雑音を抑えつつ、自分の声をクリアに相手に伝えることができます。カフェやコワーキングスペース、自宅の生活音が気になるような環境でも安心して会話が可能です。

さらに、スピーカーはDolby Atmos対応のステレオスピーカーを採用しており、オンラインミーティングの音声はもちろん、動画視聴や音楽再生時にも立体感あるサウンドを楽しめます。

そして、Webカメラには物理的に開閉できる「ThinkShutter(カメラシャッター)」も搭載。使用していないときはカメラをオフにすることで、プライバシーをしっかり守ることができます。

このように、ThinkPad P1は“仕事で使える”映像・音声環境を最初から完備しているノートPC。追加機材を用意しなくても、快適で信頼性の高いリモートワーク環境がすぐに整います。

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ThinkPad P1はこんな人におすすめ

外出先でもハイエンド環境を求めるクリエイター

(例:動画編集者/写真家/モーショングラフィックスデザイナー)

4K動画の編集やAfter Effectsによるモーショングラフィックス制作、LightroomでのRAW現像など、重い作業を日常的にこなすプロクリエイターにとって、ThinkPad P1は非常に頼れるパートナーです。

高性能なCore Ultra HシリーズCPUとNVIDIA RTX GPU、広色域・高解像度の16型ディスプレイ、そして大容量メモリ・デュアルSSD構成により、スタジオ品質の作業がノートPC1台で完結します。さらに約1.8kgという軽さで、ロケ先や出張先でも作業環境を持ち出せるのが大きな強みです。

安定性とセキュリティを重視する法人ユーザー・エンジニア

(例:CAD設計者/製造業エンジニア/システム開発者)

AutoCADやSOLIDWORKS、MATLAB、Visual Studioなど、高度な処理と長時間安定稼働が求められる業務用途にもP1は最適です。ISV認証により主要な業務ソフトとの互換性が保証されており、突然のクラッシュや不具合のリスクを最小限に抑えられるのが大きな安心材料となります。

加えて、顔認証・指紋認証・TPM・ThinkShield・物理シャッターなどセキュリティ機能も充実しており、社外秘データを扱う業務でも安心して持ち運びが可能です。

「軽くてパワフル」な1台で全部こなしたいハイブリッドワーカー

(例:コンサルタント/フリーランス/スタートアップ経営者)

一日中外出しているが、社内会議もオンライン編集もプレゼンも全て1台でこなしたい――そんなハイレベルなフットワークと性能を両立したい人にもP1はうってつけです。

90Whの大容量バッテリーと軽量ボディでモバイル性も高く、SDカードスロットやHDMIなどの豊富なI/Oポートでプレゼンや撮影現場にも即対応。さらに、高性能マイクとWebカメラでWeb会議にも強く、どこでも快適に“いつもの仕事環境”を再現できます。

ThinkPad P1は、ただのハイエンドノートではなく、プロの“仕事道具”として設計された本格モバイルワークステーションです。「性能も、携帯性も、信頼性も、すべて妥協したくない」――そんなあなたにこそ選んでほしい1台です。

ThinkPad P1の歴代モデル

ThinkPad P1は、2018年に誕生したモバイルワークステーションの新たなスタンダードです。それまでLenovoのワークステーションといえば、P50やP70に代表される15〜17インチの大型モデルが中心で、性能は高いものの「据え置き型」に近い存在でした。

しかし、持ち運びが前提となる現代の働き方や、クリエイター・エンジニアのニーズに応えるべく、薄型・軽量・高性能を兼ね備えたP1シリーズが新たに登場したのです。

ここでは、初代Gen 1から最新のGen 7まで、ThinkPad P1がどのように進化を遂げてきたのかを、モデルごとの特徴や注目ポイントとともに振り返ります。それぞれの時代の技術トレンドやユーザーの要望を反映してきたP1の進化は、ノートPCの“最前線”そのものと言っても過言ではありません。

ThinkPad P1 Gen 1(2018年)

  • CPU:第8世代 Intel Core i7-8750H / Xeon E-2176M
  • GPU:NVIDIA Quadro P1000 / P2000
  • 重さ:約1.7kg
  • 特徴:カーボンファイバーとマグネシウム合金を組み合わせた軽量筐体。15.6インチディスプレイ搭載。
  • 解説:ThinkPad P1 Gen 1は、モバイルワークステーションとしての性能と、薄型・軽量なデザインを両立した初代モデルです。プロフェッショナル向けの性能を持ちながら、持ち運びやすさも兼ね備え、クリエイターやエンジニアに支持されました。

ThinkPad P1 Gen 2(2019年)

  • CPU:第9世代 Intel Core i7/i9 / Xeon E-2276M
  • GPU:NVIDIA Quadro T1000 / T2000
  • 重さ:約1.7kg
  • 特徴:OLED 4Kディスプレイオプション追加。Wi-Fi 6対応。
  • 解説:Gen 2では、ディスプレイにOLED 4Kオプションが加わり、色再現性が向上。Wi-Fi 6対応により、通信速度と安定性も強化され、より快適な作業環境を提供します。

ThinkPad P1 Gen 3(2020年)

  • CPU:第10世代 Intel Core i7/i9 / Xeon W-10855M
  • GPU:NVIDIA Quadro T1000 / T2000
  • 重さ:約1.7kg
  • 特徴:600nitのUHDディスプレイ、LTE対応オプション追加。
  • 解説:Gen 3では、より明るい600nitのUHDディスプレイが選択可能となり、屋外での視認性が向上。LTE対応オプションも追加され、モバイルワークの自由度が高まりました。

ThinkPad P1 Gen 4(2021年)

  • CPU:第11世代 Intel Core i7/i9 / Xeon W-11855M
  • GPU:NVIDIA RTX A2000~A5000 / GeForce RTX 3070 / 3080
  • 重さ:約1.8kg
  • 特徴:16インチディスプレイに拡大。筐体デザインを一新。
  • 解説:Gen 4では、ディスプレイが16インチに拡大され、作業領域が増加。筐体デザインも刷新され、冷却性能と拡張性が向上しました。

ThinkPad P1 Gen 5(2022年)

  • CPU:第12世代 Intel Core i7/i9
  • GPU:NVIDIA RTX A1000~A5500 / GeForce RTX 3070 Ti / 3080 Ti
  • 重さ:約1.8kg
  • 特徴:DDR5メモリ対応。冷却システムを強化。
  • 解説:Gen 5では、DDR5メモリに対応し、データ処理速度が向上。冷却システムも強化され、高負荷作業時の安定性がさらに高まりました。

ThinkPad P1 Gen 6(2023年)

  • CPU:第13世代 Intel Core i7/i9
  • GPU:NVIDIA RTX A1000~A5000 / GeForce RTX 4060 / 4070
  • 重さ:約1.8kg
  • 特徴:16:10のアスペクト比ディスプレイ。バッテリー容量増加。
  • 解説:Gen 6では、ディスプレイが16:10のアスペクト比となり、縦方向の作業領域が拡大。バッテリー容量も増加し、長時間のモバイル作業が可能になりました。

ThinkPad P1 Gen 7(2024年)

  • CPU:Intel Core Ultra 7/9
  • GPU:NVIDIA RTX 1000 Ada / GeForce RTX 4070
  • 重さ:約1.9kg
  • 特徴:AIワークロード対応。バッテリー駆動時間が大幅に向上。
  • 解説:Gen 7では、AIワークロードに対応したCore Ultraプロセッサを搭載。バッテリー駆動時間も大幅に向上し、モバイルワークステーションとしての完成度がさらに高まりました。

最新のThinkPad P1ラインナップ

2025年最新のThinkPad P1 Gen7

P1 Gen7 Intel
16インチ/約1.82kg~
¥375,342~

2025年時点で販売されている最新のThinkPad P1は、第7世代にあたるThinkPad P1 Gen 7です。
本モデルでは、従来あったIntel/AMDの選択肢やGPUの細かいバリエーションを整理し、Intel CPU × NVIDIA GPUのシンプルな1モデル構成に絞って展開されています。

CPUには、AI処理にも対応した最新のIntel Core Ultra 7またはUltra 9(Hシリーズ)を搭載。これにより、従来よりも高いマルチタスク性能に加え、AIワークロードへの対応力も大きく向上しました。GPUには、NVIDIA RTX 1000 Ada世代もしくはGeForce RTX 4070 Laptop GPUが搭載され、クリエイティブ用途から設計・開発まで幅広くカバーできるハイパフォーマンス仕様となっています。

これまでのような細かいスペック選びに悩まされることなく、「高性能な一台を迷わず選べる」分かりやすさが特徴。加えて、最新規格のDDR5メモリ、デュアルSSDスロット、16型WQXGAディスプレイ、Thunderbolt 4など、必要な要素はすべて標準装備。

「軽さ・パワー・安定性」を求めるプロフェッショナルにとって、2025年のThinkPad P1はシンプルに“最適解”が1台にまとまったモデルと言えるでしょう。

スペックの見方・カスタマイズの注意点

ThinkPad P1 Gen 7は、基本構成がシンプルとはいえ、CPU・GPU・メモリ・ストレージ・ディスプレイ・キーボードなど、選択肢が豊富に用意されており、用途に合わせた最適なカスタマイズが可能です。ただし、間違った選択をすると「性能を持て余す」「逆に足りなかった」「無駄に価格が高くなった」といった後悔につながることも。

このセクションでは、初心者でも迷わず自分に合った構成を選べるように、各スペック項目の見方や、カスタマイズ時に気をつけたいポイントをわかりやすく解説していきます。

プロユースを前提としたThinkPad P1だからこそ、「ちょうどいい」構成を選ぶことが、満足度の高い一台を手に入れる鍵になります。

CPUの選び方

ThinkPad P1 Gen 7では、搭載できるCPUとしてインテル Core Ultra 7(2種)と Core Ultra 9(1種)の3モデルが用意されています。いずれも高性能な“Hシリーズ”で、AI処理にも対応する最新世代です。

性能差はそこまで大きくないものの、「vPro対応の有無」や「最大クロック周波数の違い」によって、価格と用途のバランスで選ぶことがポイントになります。

以下に、各CPUの仕様とおすすめ用途を一覧でまとめました。

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モデル名最大クロック(Pコア)vPro対応価格差おすすめ用途
Core Ultra 7 155H最大4.80GHz非対応標準構成コスパ重視のパワーユーザー向け(開発・編集)
Core Ultra 7 165H vPro対応最大5.00GHz対応+33,000円法人利用、セキュリティ・リモート管理が必要な業務
Core Ultra 9 185H vPro対応最大5.10GHz対応+46,200円負荷の高いマルチタスクやAIワークロードも想定する方
  • 性能重視+コストも抑えたい方は、標準構成の Core Ultra 7 155H がおすすめです。日常的な動画編集・開発・事務作業には十分すぎるパフォーマンスです。
  • 法人での導入やリモート管理が必要な方は、vPro対応の165H/185Hを検討しましょう。管理機能やセキュリティ面での利点があります。
  • 将来的なAI処理や重いレンダリング、少しでも上を求める方は、最上位の Ultra 9 185H を選ぶ価値があります。

GPUの選び方

ThinkPad P1 Gen 7では、NVIDIA製の複数のGPUオプションから選択可能です。用途に応じて、クリエイター向けのGeForce系プロフェッショナル用途向けのRTX Ada(旧Quadro)系が用意されており、処理性能だけでなく、アプリケーションとの相性や安定性も考慮する必要があります。以下に、構成で選べるGPUのスペックと特徴を一覧にまとめました。

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GPU名メモリ用途タイプ特徴・おすすめ用途
RTX 1000 Ada 世代 (6GB)6GB GDDR6プロ向け(ISV)ISV認証あり。CAD・2D設計・安定重視のビジネス利用向け
GeForce RTX 4060 (8GB)8GB GDDR6クリエイター向け動画編集・3DCG・ゲーム向け。CUDA対応。コスパ重視に最適
RTX 2000 Ada 世代 (8GB)8GB GDDR6プロ向け(ISV)Quadro後継の本格モデル。3DCADや建築・設計・シミュレーション向け
GeForce RTX 4070 (8GB)8GB GDDR6クリエイター向け高負荷の動画編集・AI画像生成などにも対応する上位GPU
RTX 3000 Ada 世代 (8GB)8GB GDDR6プロ向け(ISV)大規模3D設計やシミュレーションなど、専門職用途に最適

CADや業務アプリの安定性を最重視するならRTX Adaシリーズ(1000/2000/3000)

  • ISV認証取得済みで、業務用ソフト(AutoCAD, SolidWorks, Revit等)との高い互換性があります。

映像・写真編集、ゲーム、AIツールなど幅広く使いたいならGeForce RTXシリーズ(4060/4070)

  • CUDAコアが豊富で、Premiere ProやBlenderなどGPU活用型アプリに強いです。

CPUによって選べるGPUが異なるので要注意!

ThinkPad P1 Gen 7では、CPUの選択によって、選択可能なGPUの種類が変わるという点に注意が必要です。
どの組み合わせも高性能ではありますが、「このGPUが使いたい」と決まっている場合は、先にGPUを基準にCPUを選ぶのも一つの考え方です。以下に、CPUごとの対応GPUをまとめた一覧を掲載します。

CPUモデル選択可能なGPU
Core Ultra 7 155H(非vPro)RTX 1000 Ada / GeForce RTX 4060 / RTX 2000 Ada
Core Ultra 7 165H(vPro対応)RTX 1000 Ada / GeForce RTX 4060 / RTX 2000 Ada / GeForce RTX 4070 / RTX 3000 Ada
Core Ultra 9 185H(vPro対応)RTX 2000 Ada / GeForce RTX 4070 / RTX 3000 Ada

選び方のポイント

  • GeForce RTX 4070 / RTX 3000 Adaを使いたいなら、Ultra 7 165H以上が必要です。
  • Ultra 9 185Hを選ぶと、RTX 1000 Adaや4060は選択不可になるため、コスパ重視のGPUを希望する場合は注意しましょう。
  • RTX 2000 Adaは全CPUで選択可能なので、性能と互換性のバランスを取りたい方におすすめです。

このように、ThinkPad P1のカスタマイズでは「CPUとGPUの組み合わせ制限」があるため、スペックを単体で見るだけでなく、セットで最適なバランスを考えることが満足度の高い選択につながります

メモリの選び方

ThinkPad P1 Gen 7では、LPDDR5X-7500MHzという最新・高速仕様のメモリが採用されており、最大64GBまで選択可能です。さらに、従来のSO-DIMMに代わり、**省スペースかつ高密度な次世代メモリモジュール「CAMM2」**を採用しているのも特徴です。

用途によっては16GBでも問題ありませんが、高解像度の映像編集やAI関連のタスク、RAW写真の現像、CAD/3Dモデリングなどを行う場合は32GB以上を推奨します。メモリ不足は処理速度の低下に直結するため、将来を見据えた余裕ある構成がポイントです。

メモリ構成と比較一覧

メモリ構成仕様価格差おすすめ用途
16GB LPDDR5X-7500MHz(CAMM2)標準構成0円軽めの事務作業・Web・Office系アプリが中心の方に最適
32GB LPDDR5X-7500MHz(CAMM2)Lenovoおすすめ構成+55,000円動画編集・写真現像・AI系アプリなどプロ用途に安心の容量
64GB LPDDR5X-7500MHz(CAMM2)最大構成/CAMM2による高密度+165,000円大規模3DCAD・仮想化・AIモデル学習など極めて重い処理向け

CAMM2搭載のメリットとは?
ThinkPad P1 Gen 7に採用されているCAMM2(Compression Attached Memory Module)は、従来のメモリ規格に比べて薄型・省スペースでありながら、高帯域・高密度を実現できる最新規格です。これにより、薄型筐体でも最大64GBという大容量を1枚構成で搭載可能となっており、排熱性やメンテナンス性にも優れています。

どの容量を選ぶべき?

  • 一般業務や軽作業中心の方:16GBで十分ですが、やや将来性に不安も。
  • クリエイティブ用途や多タスクを快適にしたい方:32GBがもっともバランス良くおすすめ。
  • 重たいデータを扱うエンジニアやプロフェッショナル:64GBなら安心・長寿命。

ストレージ(SSD)の選び方

ThinkPad P1 Gen 7では、最大で2基のSSD(M.2 2280 PCIe Gen4)を搭載可能です。
構成は「1stストレージ」と「2ndストレージ」に分かれており、購入時のカスタマイズでそれぞれを自由に選ぶことができます。

ストレージ構成例と価格差一覧

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スロット容量構成備考価格差
1stストレージ256GB Gen4 TLC OPAL最低構成(割引あり)-¥17,600
512GB Gen4 TLC OPAL標準構成±0円
512GB Gen4 Performance TLC OPAL高速モデル+¥8,800
1TB Gen4 TLC OPAL容量重視+¥61,600
1TB Gen4 Performance TLC OPAL容量+速度両立+¥66,000
2TB Gen4 Performance TLC OPALハイエンド構成+¥176,000
4TB Gen4 Performance TLC OPAL最大構成+¥396,000
2ndストレージなし追加しない±0円
512GB Gen4 TLC OPAL基本的なデータ保存用途+¥44,000
1TB Gen4 TLC OPAL大容量のデータ保存に最適+¥101,200

ストレージはあとから交換できるが、注意点あり

ThinkPad P1シリーズのSSDは、購入後に自分で増設・換装も可能です。ただし、以下のような点に注意が必要です:

  • 分解作業が発生するため、自己責任が伴う
  • SSD換装時にOSやデータのコピー(クローン)が必要
  • 交換によって保証対象外となるリスクもある

こうした手間やリスクを避けたい方、安心して長く使いたい方は、購入時に希望容量を選んでおくのが最も賢い選択です。特にデータ損失や保証面を重視する法人利用者には、メーカー構成のまま導入することを強くおすすめします。

選び方のポイント

  • OSやアプリは1stストレージに:起動・処理速度を左右するため、512GB以上の高速モデル(Performance)がおすすめ
  • データ保存は2ndストレージに:動画・画像・プロジェクトファイル用に1TB以上あると安心
  • 大容量が必要な方やRAID構成を検討する方は、2スロットをフル活用

ThinkPad P1は、高性能+拡張性に優れたモバイルワークステーションだからこそ、ストレージの選び方次第で使い勝手が大きく変わります。作業内容と今後の運用を見越して、後悔のないストレージ構成を選びましょう。

ディスプレイの選び方

ThinkPad P1 Gen 7は、すべてのモデルで16インチの大画面ディスプレイを採用していますが、解像度や発色性能、リフレッシュレートなどの違いによって、選べるパネルは3種類用意されています。
作業内容や好みに応じて選ぶことで、目の疲れを軽減しつつ、生産性や没入感を大きく高めることが可能です。

以下に、各パネルの仕様とおすすめポイントを比較してまとめました。

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ディスプレイタイプ解像度リフレッシュレート色域明るさ特徴・用途例価格差
WUXGA 液晶(標準)1920×120060Hz100%sRGB400nit標準的なビジネス用途に最適。目に優しいノングレア標準構成
WQXGA 液晶2560×1600165Hz100%sRGB500nit解像度アップ+高速表示。動画編集や写真編集にも快適+¥13,200
WQUXGA OLED(有機EL)3840×240060Hz100% DCI-P3400nit圧倒的な高精細&高発色。映像作品制作・HDR編集向け+¥72,600

どれを選べばいい?

  • 文字中心・資料作成が多いなら → 標準の WUXGA IPS液晶 で十分。低消費電力かつ目に優しいブルーライト軽減パネル付き。
  • 映像編集・写真加工・マルチタスクが多いなら → 解像度が高く、165Hz表示で滑らかな表示も可能な WQXGA IPS液晶 がおすすめ。
  • 4K画質の映像制作や色再現が最重要なクリエイター → HDRやDolby Visionに対応した WQUXGA OLED は唯一無二の選択肢。

注意点と選び方のコツ

  • OLEDはマルチタッチ対応で、動画・クリエイティブ作業の操作性が格段にアップ。ただし価格も高く、予算と相談が必要です。
  • WQXGAとWQUXGAは縦解像度が大きく増えるため、表計算・コーディングでもスクロール回数を減らせて実用性が高まります。
  • 高リフレッシュレート(165Hz)は、動画再生やアニメーション系の快適さを求める方に最適。

ThinkPad P1のディスプレイ選びは、「どんな作業に時間をかけるか」が最大の判断基準です。目に優しく、作業がはかどる最適なパネルを選んで、日々の仕事の質をワンランクアップさせましょう。

キーボード構成の選び方

ThinkPad P1 Gen 7では、すべてのモデルにバックライト付きキーボードが標準搭載されています。暗い場所でも快適にタイピングできるので、出張先や夜間作業でも安心です。

選べるキーボードの種類はシンプルで、以下の2タイプから選択できます:

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配列特徴価格差
日本語配列標準構成/かな刻印あり/JIS配列±0円
英語配列US配列/刻印すっきり/Enterキーが横長+¥1,100

どちらを選ぶべき?

普段から日本語入力が多く、かな入力や日本語JIS配列に慣れている方は、日本語キーボードがおすすめです。無理に英語配列へ変更する必要はありません。

一方、英語配列に慣れている方や、プログラミング・記号入力が多い方、あるいは見た目のスッキリさを重視する方には英語キーボード(US配列)が適しています。記号の配置が論理的で、英語の文章を打つ機会が多い方にも向いています。

英語配列を選ぶメリット

・キー配置が左右対称で、記号の位置が論理的に整っている
・かな印字がないため、見た目がスッキリして洗練されている
・海外ソフトやショートカットとの親和性が高い
・プログラミングやターミナル操作に向いている

ただし、JIS配列に慣れている方が英語配列に切り替える場合、Enterキーや記号の位置に最初は戸惑うこともあるため、ある程度の慣れが必要です。

まとめ

本記事では、ThinkPad P1シリーズの魅力や進化の歴史、そして2025年最新モデル「ThinkPad P1 Gen 7」の徹底解説をお届けしました。

ThinkPad P1は、ワークステーションクラスの性能を薄型・軽量なボディに凝縮した、まさにプロフェッショナルのための理想的な1台。初代から最新世代にかけて着実に進化を遂げてきたこのシリーズは、映像編集、3D設計、AI開発など、あらゆるクリエイティブワークやビジネスシーンで信頼され続けています。

記事内では、最新モデルの選び方についてもCPU・GPU・メモリ・ストレージ・ディスプレイ・キーボードまで丁寧に解説してきました。どんな用途にも対応できる自由度の高いカスタマイズが可能だからこそ、自分にぴったりの1台を選ぶことが、満足度の高い買い物につながります。

「これなら理想の構成が見つかりそう」「仕事や創作にもっと集中できそう」

そんな風に感じていただけたなら、今がまさに購入のチャンスかもしれません。

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