ThinkPad X1の特徴・選び方・おすすめ機種【2025】

「軽くて高性能なビジネスノートが欲しいけど、どれを選べばいいのか迷う」「ThinkPad X1ってよく聞くけど、実際どんな特徴があるの?」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

本記事では、ThinkPad X1シリーズについて徹底解説します!

マイク

この記事はこんな人におすすめ!
・ThinkPad X1シリーズの魅力や特徴を知りたい人
・歴代モデルや最新モデルを知りたい人
・最新モデルのカスタマイズについて知りたい人

最新機種のカスタマイズについては、CPU・メモリ・ストレージ・ディスプレイ・キーボードの選び方、カスタマイズの注意点についても詳しく解説。これを読むことで、あなたにぴったりの1台を自信をもって選べるようになります。

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目次

ThinkPad X1の特徴

ThinkPad X1 Carbon とThinkPad X1 2-in-1

ThinkPad X1シリーズの位置づけと魅力

ThinkPad X1シリーズは、Lenovoが誇るビジネスノートPCのフラグシップモデルです。常に最新のCPUをいち早く搭載し、時代の最先端を行くパフォーマンスを提供してきました。

その最大の魅力は、軽量・堅牢・高性能というビジネスノートに求められる要素をすべて高い次元で兼ね備えている点です。

軽さと耐久性を両立したプレミアム筐体

ThinkPad X1は、驚くほど軽量でありながら高い耐久性を誇る、まさにモバイルワークの理想形ともいえるノートPCです。その秘密は、航空機グレードのカーボンファイバーと、高強度マグネシウム合金という先進素材の融合にあります。

天板には航空機やF1マシンでも採用されるカーボンファイバーを使用。軽さと剛性を両立し、外部からの衝撃や圧力にも負けない屈強さを実現しています。

また、筐体の底面や内部構造には、マグネシウム合金が使われています。ThinkPad X1で使用されるマグネシウム合金は優れた強度と耐食性を備え、自動車部品、カメラボディ、航空機部品、さらにはスポーツ用品など、軽量化と強度が求められる分野で広く使われています。これにより、最新のThinkPad X1 Gen13 Carbonは堅牢性も確保しつつ約986gという驚異の軽さを実現しています。長期の出張や日々の持ち歩きでも安心できる設計です。

コンパクトな筐体に大きな14インチのディスプレイを搭載

ThinkPad X1シリーズの魅力のひとつが、モバイルノートながら14インチの大型ディスプレイを採用している点です。

一般的なモバイルノートが13.3インチ以下の中、ThinkPad X1は14インチという一回り大きな画面を搭載。
このわずかな差が、作業効率や快適さに大きな違いを生み出します。

良い点
  • 複数ウィンドウを並べても窮屈にならない
  • 表計算や資料作成もストレスフリー
  • Web会議でも細かい資料が見やすい
  • 疲れにくい大きめフォント表示も余裕
マイク

「画面の広さ」と「モビリティ」のベストバランスが、ThinkPad X1の大きな魅力ですね!

静音性と長時間バッテリーで外出先でも安心

静かでパワフルな冷却設計により、ファンの動作音を抑えつつ高いパフォーマンスを維持。さらに、大容量バッテリーと省電力設計と最適化により、外出先でも電源を気にせず作業に集中できます。

快適なキーボードと伝統のトラックポイント

ThinkPad伝統の打鍵感に優れたキーボードを搭載。長時間の入力作業でも疲れにくく、トラックポイント(赤ポチ)による快適なポインティング操作も健在です。トラックポイントとは指先のわずかな力で、マウスと同じように画面上をポインティングすることができます。

出典:ThinkPad 30周年記念第5回大和魂 – レノボ・ジャパン公式Youtubeチャネル
出典:ThinkPadトラックポイントチュートリアル動画

高いセキュリティ性能とプライバシー保護

指紋認証や顔認証といった生体認証機能を標準装備。さらに、物理シャッター付きの高画質Webカメラにより、プライバシーを確保しつつクリアな映像品質を提供します。

出典:ThinkPadの開発哲学 – レノボ・ジャパン公式チャネル

リモートワークに最適な音声・映像機能

ノイズキャンセリング機能付きマイクと高音質スピーカーを搭載し、リモート会議でもクリアな音声と臨場感のあるサウンドを実現。テレワークやハイブリッドワークにも強いモデルです。

豊富なインターフェースで拡張性も抜群

ThinkPad X1は、薄くて軽いデザインでありながら、外部機器と接続するためのインターフェース(ポート)がとても充実しています。USB-Cポートが2つあり、どちらも高速なデータ転送や映像出力もできるThunderbolt対応。最新の周辺機器とスムーズにつながります。

さらに、最近の薄型ノートPCでは省かれることも多い、昔ながらの「USB Type-A」ポートも2つ搭載。今まで使っていたマウスやUSBメモリ、外付けハードディスクなども、アダプターなしでそのまま使えます。

そして、外部モニターに映すための「HDMI」もフルサイズで搭載。プレゼンやサブモニター利用時に、変換アダプターを持ち歩かなくても安心です。

また、別売りのドッキングステーション(周辺機器をまとめて接続するためのアクセサリー)を使えば、複数のディスプレイ、キーボード、マウス、有線LANなども一度に接続可能。自宅でも職場でも、まるでデスクトップPCのような快適な環境を作れます。

どこでも快適に仕事をしたい。そんなビジネスパーソンの希望を、ThinkPad X1はしっかりサポートしてくれます。

最新のThinkPad X1 Carbon Gen13のインターフェースです

出典:Lenovo 公式サイト

高性能なのにコストパフォーマンスも優秀

これだけの高機能を搭載しながら、日系メーカーのビジネスモデル(例:Let’s noteなど)に比べて価格が抑えられている点も、ThinkPad X1シリーズが選ばれ続ける理由のひとつです。

ThinkPadとLet’s noteを同等の構成で比較してみました!

スクロールできます

ThinkPad X1 Carbon Gen 13

Let’s note FV5
CF-FV5HDNCR
価格約238,172円約290,000円
CPUIntel Core Ultra 5 225UIntel Core Ultra 7 155H
メモリ16GB LPDDR5X
(オンボード)
16GB LPDDR5X
(オンボード)
ストレージ512GB PCIe SSD512GB PCIe SSD
ディスプレイ14.0型 WUXGA
(1920×1200)
14.0型 QHD
(2160×1440)
無線Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3
重量0.99~1.09kg約1.099kg
バッテリー約57Wh
約10〜11時間前後(動画再生)
約9時間(動画再生)
セキュリティ顔認証+指紋認証顔認証+指紋認証
インターフェースHDMIx1
USB4 Type-C x2
USB 3.2 x2
マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャックx1
HDMIx1
USB3.1 Type-C x2
USB Type-Ax3
VGAx1
SDスロットx1
マイク

ThinkPad X1 Carbonの方が5万円ほど安いですね

ThinkPad X1はこんな人におすすめ

ThinkPad X1シリーズは、その高い完成度と信頼性から、さまざまなビジネスシーンで活躍しています。特に、次のような方におすすめできるモデルです。

外出先や出張が多く、軽さと性能を両立したPCを求めている人
マグネシウム+カーボン素材による超軽量・堅牢設計に加え、最新世代の高性能CPUを搭載しているため、どこでも快適な作業環境を持ち運ぶことができます。新幹線や飛行機での移動中、カフェやクライアント先など、どんな場所でも即戦力になります。

作業効率・信頼感・イメージアップを重視するビジネスパーソン
タイピングしやすいキーボード、素早い指紋・顔認証によるログイン、高品質なWebカメラとマイク・スピーカーは、リモート会議でもあなたのプロフェッショナルな印象を格段に高めます。信頼感あるブラックボディのデザインも、ビジネスシーンに自然と溶け込み、できるビジネスパーソンを演出してくれます。

ノマドワーカーやプロフェッショナル志向のユーザー
タフな筐体と長時間バッテリー駆動は、電源の確保が難しい場所でも安心。多彩なI/Oポートにより、カメラや外付けストレージ、外部モニターとの接続もスムーズ。どんな場所でも、自分らしく高いパフォーマンスを発揮したい人にぴったりの一台です。

ThinkPad X1の歴代モデル

ThinkPad X1は、2011年に初代モデルが登場して以来、軽量・高性能なビジネスモバイルの代名詞として進化を続けてきました。ここでは、ThinkPad X1 のCarbonと2-in-1(タブレットにもなるタイプ)の各世代の特徴を簡単に振り返ります。

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初代ThinkPad X1 とその後のCarbon シリーズ

ThinkPad X1(2011年)

  • CPU:第2世代Intel Core(Sandy Bridge)
  • 重さ:約1.72kg
  • 特徴:薄型化を追求したThinkPad初のプレミアムモデル。ゴリラガラスディスプレイを採用。
  • 解説:初代ThinkPad X1は、従来のThinkPadシリーズとは一線を画す「薄型・軽量・高性能」をコンセプトに開発されたプレミアムモデルです。当時、ビジネスモバイル市場では軽さを追求するノートPCが注目され始めていましたが、ThinkPadは堅牢性とキーボードの快適性を優先してきたため、薄型路線とは距離を置いていました。そんな中、レノボは「ThinkPadらしい信頼性とビジネス性能を維持しつつ、薄さも極める」ことを目指し、X1の開発に着手。ThinkPad史上最薄(最厚部で16.5mm)、かつ高い剛性を持つマグネシウム合金フレーム、ゴリラガラスを使用したディスプレイなど、最新技術を惜しみなく投入しました。キーボードの打鍵感にも徹底的にこだわり、薄型ボディでも従来のThinkPadらしさを損なわない設計が高く評価されました。このX1の誕生により、ThinkPadはモバイル市場でも存在感を一気に高め、その後のX1 Carbonシリーズへと続くプレミアムラインの礎が築かれたのです。
Gen

ThinkPad X1 Carbon Gen1(2012年)

  • CPU:第3世代Intel Core(Ivy Bridge)
  • 重さ:約1.36kg
  • 特徴:カーボンファイバー筐体を採用し、軽量化と堅牢性を実現。14インチディスプレイ搭載。
  • 解説:ThinkPad X1 Carbon Gen1は、初代X1のコンセプトを受け継ぎながら、さらに大胆な進化を遂げたモデルです。X1が掲げた「薄型・高性能」の思想をより突き詰め、14インチの大画面ディスプレイを搭載しながら、重量をわずか約1.36kgに抑えることに成功しました。特筆すべきは、筐体にカーボンファイバーを採用した点で、これにより剛性を損なうことなく、ThinkPad史上最薄・最軽量のモバイルノートが誕生したのです。また、ボディ形状はくさび型デザインを継承しつつ、さらにシャープでコンパクトなシルエットに仕上げられました。加えて、ディスプレイ周囲のベゼル幅を削減することで、X1よりも筐体サイズを小型化しつつ画面サイズを拡大するという、当時としては非常に先進的な設計思想が盛り込まれています。これらの挑戦により、X1 Carbonは単なる「薄いThinkPad」ではなく、「ビジネスモバイルの新たな基準」を打ち立てた存在となりました。
Gen

ThinkPad X1 Carbon Gen2(2014年)

  • CPU:第4世代Intel Core(Haswell)
  • 重さ:約1.31kg
  • 特徴:アダプティブキーボード(タッチ式ファンクションキー)を搭載。斬新な試みが話題に。
  • 解説:ThinkPad X1 Carbon Gen2は、初代Carbonのコンセプトを受け継ぎつつ、さらに軽量・薄型化を推し進めたモデルです。最大の特徴は、物理ファンクションキーを廃止し、タッチ操作に対応したアダプティブキーボード」を採用したことでした。これにより、用途に応じてファンクションキーの表示内容を切り替えられるという画期的な試みが導入されました。また、ディスプレイにはWQHD(2560×1440ドット)パネルを選択できるようになり、表示の精細さも大きく向上。加えて、Haswell世代のCPUにより、前モデルよりバッテリー駆動時間が延び、省電力性能も大きく改善されています。ただし、アダプティブキーボードは従来のThinkPadユーザーには賛否が分かれ、物理ボタンに慣れた層からは戸惑いの声も上がりました。この試みを通じて、ThinkPadは「伝統を守りつつも、新たなチャレンジに挑む」ブランドとしての姿勢を改めて示したと言えるでしょう。
Gen

ThinkPad X1 Carbon Gen3(2015年)

  • CPU:第5世代Intel Core(Broadwell)
  • 重さ:約1.31kg
  • 特徴:通常キーボードが復活し、ユーザビリティが向上。安定性重視の設計。
  • 解説:ThinkPad X1 Carbon Gen3は、第2世代で導入された新技術をブラッシュアップしつつ、ユーザビリティの大幅な改善を図ったモデルです。最大の特徴は、ユーザーから賛否両論あったアダプティブキーボードを廃止し、従来の6段配列の物理キーボードが復活したこと。これにより、従来のThinkPadユーザーが慣れ親しんだタイピング感覚が戻り、操作性が大きく向上しました。また、トラックポイント用の独立ボタンも再設計され、精密なポインタ操作が可能になっています。CPUには第5世代Intel Core(Broadwell)を採用し、省電力性と処理性能が向上。さらに、PCIe接続による高速SSDも選択可能になり、起動やファイルアクセスの速度が飛躍的に高まりました。筐体デザインは先代を踏襲しつつも、より洗練された印象となり、ビジネスモバイルとしての完成度が一層高まりました。X1 Carbon Gen3は、革新と伝統のバランスを見直すことで、多くのThinkPadファンの支持を取り戻した重要な世代といえます。
Gen

ThinkPad X1 Carbon Gen4(2016年)

  • CPU:第6世代Intel Core(Skylake)
  • 重さ:約1.18kg
  • 特徴:さらなる薄型・軽量化。携帯性と堅牢性のバランスを最適化。
  • 解説:ThinkPad X1 Carbon Gen4は、モバイルノートに求められる「軽さ」「堅牢性」「高性能」のバランスを、さらに高い次元でまとめ上げたモデルです。筐体素材には従来同様カーボンファイバーを採用しながらも、内部構造の最適化によって約1.18kgというさらなる軽量化を実現。厚さもわずか16.5mmと、14インチクラスのビジネスノートとしては驚異的な薄さを誇りました。CPUには第6世代Intel Core(Skylake)を採用し、処理性能だけでなく、グラフィックス性能や省電力性も大きく向上。
Gen

ThinkPad X1 Carbon Gen5(2017年)

  • CPU:第7世代Intel Core(Kaby Lake)
  • 重さ:約1.14kg
  • 特徴:狭額縁デザインを採用し、コンパクトなボディに14インチ画面を搭載。
  • 解説:これまで培ってきた軽量・堅牢・高性能のコンセプトをさらに洗練させたモデルです。最大の特徴は、狭額縁デザインを採用したこと。従来と同じ14インチディスプレイを搭載しながら、筐体サイズを一回り小型化し、携帯性を大幅に向上させました。また、厚さもわずか15.95mmとさらにスリムになり、重量も約1.14kgに抑えられています。加えて、インターフェースも刷新され、USB Type-C端子(Thunderbolt 3対応)を搭載することで、拡張性と汎用性が大きく向上。これにより、従来のThinkPadファンだけでなく、新しいビジネススタイルに対応したユーザー層にも強く訴求するモデルとなりました。
Gen

ThinkPad X1 Carbon Gen6(2018年)

  • CPU:第8世代Intel Core(Kaby Lake R)
  • 重さ:約1.13kg
  • 特徴:HDR(Dolby Vision)ディスプレイに対応。IRカメラ搭載モデルも登場。
  • 解説:これまでの完成度をさらに高めながら、時代のニーズに合わせた進化を遂げたモデルです。最大の特徴は、14インチWQHDディスプレイにHDR(Dolby Vision)対応パネルを搭載できるようになったこと。これにより、従来よりもはるかに広いダイナミックレンジと鮮やかな色再現性を実現し、ビジネス用途はもちろん、映像コンテンツ視聴にも対応できるマルチユースなモバイルノートへと進化しました。また、セキュリティ機能の強化として、顔認証用のIRカメラ搭載モデルも登場。指紋認証に加え、Windows Hello対応による顔認証ログインが可能になり、利便性と安全性が飛躍的に向上しています。
Gen7

ThinkPad X1 Carbon Gen7(2019年)

  • CPU:第8世代Intel Core(Whiskey Lake)
  • 重さ:約1.09kg
  • 特徴:14.95mmの薄型化。高音質スピーカー搭載でオーディオ性能も向上。
  • 解説:ThinkPad X1 Carbon Gen7は、シリーズの完成度をさらに高めつつ、モバイル性能と快適性を両立させたモデルです。デザイン面では、筐体の薄型化が進み、最厚部わずか14.95mm、重量も約1.09kgと、14インチクラスでは驚異的な携帯性を実現しました。さらに注目すべき進化が、オーディオ性能の強化です。新たに4つのスピーカー(Dolby Atmos対応)を搭載し、従来モデルに比べて立体感と迫力のある音場を実現。会議通話や動画視聴における音質体験が格段に向上しました。加えて、PrivacyGuard機能搭載モデルも用意され、セキュリティ面でも配慮されています。X1 Carbon Gen7は、ビジネスモバイルに求められる「軽さ・薄さ・堅牢性」に加え、「快適なユーザー体験」という新たな価値をプラスした一台となっています。
Gen

ThinkPad X1 Carbon Gen8(2020年)

  • CPU:第10世代Intel Core(Comet Lake)
  • 重さ:約1.09kg
  • 特徴:Wi-Fi 6対応。マイク・スピーカー性能もさらに改善。
  • ThinkPad X1 Carbon Gen8は、従来モデルの完成度をさらに磨き上げ、ビジネスモバイルPCとしての総合力を高めた一台です。筐体設計や基本デザインは前世代のGen7を踏襲しつつも、内部構成を刷新し、第10世代Intel Core(Comet Lake)プロセッサを搭載。これにより、マルチタスク性能と電力効率が向上しました。新たにWi-Fi 6に対応したことで、次世代無線通信環境下でも高速・安定した接続が可能になり、リモートワークやクラウド業務が一層快適になっています。また、マイクとスピーカーシステムも改良され、特に会議通話や動画視聴時の音声品質が大幅に向上。Dolby Atmos対応の4スピーカー構成により、薄型ボディながら豊かな音場を再現しています。
Gen

ThinkPad X1 Carbon Gen9(2021年)

  • CPU:第11世代Intel Core(Tiger Lake)
  • 重さ:約1.13kg
  • 特徴:画面比率が16:10に進化。バッテリー駆動時間が大幅に向上。
  • 解説:ThinkPad X1 Carbon Gen9は、これまでのシリーズの完成度を維持しつつ、設計思想を一段とブラッシュアップしたモデルです。最大の進化ポイントは、ディスプレイのアスペクト比が従来の16:9から16:10へと変更されたことです。これにより、縦方向の情報表示量が増え、ビジネス文書やウェブ閲覧、プログラミング作業などで作業効率が向上しました。また、第11世代Intel Core(Tiger Lake)プロセッサの採用により、パフォーマンスと省電力性が大幅に改善されています。さらに、バッテリー駆動時間も従来モデルに比べて長くなり、長時間外出先でも安心して使用できる実用性を備えました。
Gen

ThinkPad X1 Carbon Gen10(2022年)

  • CPU:第12世代Intel Core(Alder Lake)
  • 重さ:約1.12kg
  • 特徴:ハイブリッドアーキテクチャ採用。AIカメラ機能を強化。
  • 解説:ThinkPad X1 Carbon Gen10は、シリーズ10世代目にふさわしい大幅な進化を遂げたモデルです。最大の特徴は、インテル第12世代Core(Alder Lake)プロセッサを搭載し、ハイブリッドアーキテクチャ(Performance Core+Efficient Core構成)に対応したこと。これにより、負荷に応じて高性能と省電力を自動で切り替えるスマートな動作が可能になり、パフォーマンスとバッテリー駆動時間の両立が実現しました。さらに、Web会議需要の高まりを受けて、カメラ性能も大幅に強化。500万画素の高解像度IRカメラを搭載し、AIによるオートフレーミングや背景ぼかしなど、ビジネスシーンで役立つ機能が標準装備されました。
Gen

ThinkPad X1 Carbon Gen11(2023年)

  • CPU:第13世代Intel Core(Raptor Lake)
  • 重さ:約1.12kg
  • 特徴:冷却性能とバッテリー持続時間をさらに改善。筐体素材の最適化。
  • 解説:ThinkPad X1 Carbon Gen11は、長年磨き上げられてきたモバイルビジネスノートの完成度をさらに高めたモデルです。CPUには第13世代Intel Core(Raptor Lake)を採用し、パフォーマンスと省電力性能を両立。これにより、従来モデルに比べて一層スムーズなマルチタスク処理とバッテリー持続時間の向上が実現されています。
Gen

ThinkPad X1 Carbon Gen12(2024年)

  • CPU:Intel Meteor Lake(Core Ultra 5/7/9)
  • 重さ:約1.09kg
  • 特徴:NPU搭載によるAI省電力機能。さらに洗練されたデザイン。
  • 解説:ThinkPad X1 Carbon Gen12は、インテルの最新世代プラットフォーム「Meteor Lake」を採用し、さらなる性能と省電力性能を両立させたモデルです。最大の特徴は、CPUにCore Ultra 5/7/9シリーズを搭載し、加えてNPU(Neural Processing Unit)を内蔵した点にあります。これにより、AIによる省電力制御やシステム最適化が可能になり、従来モデルに比べてバッテリー駆動時間がさらに延び、スマートなパフォーマンス管理が実現されています。デザイン面でもブラッシュアップが施され、より薄型・軽量で洗練されたシルエットに。重さは約1.09kgと、14インチクラスのモバイルノートとしてトップクラスの携帯性を誇ります。さらに、セキュリティ機能やディスプレイ品質も強化され、ビジネスシーンだけでなく、クリエイティブ用途にも応えられる万能モデルに仕上がっています。ThinkPad X1 Carbon Gen12は、AI時代にふさわしい次世代型モバイルPCとして、ワークスタイルを新たなレベルへと引き上げてくれました。

ThinkPad X1 Carbonシリーズは、軽さ、強さ、使いやすさ、そして最新テクノロジーへの対応力を武器に、ビジネスモバイルのトップランナーであり続けています。

歴代ThinkPad X1 2-in-1(Yoga)シリーズ

ThinkPad X1 2-in-1 (Yoga)は、X1 Carbonと並ぶプレミアムビジネスノートのもう一つの柱です。

2-in-1モデルはタッチ操作とペン入力に対応し、ノートPCとしてもタブレットとしても使える柔軟性を備えています。

なお、Carbonシリーズと2-in-1シリーズはリリース時期が微妙に異なっているため、”Gen”の世代数にズレがあります。たとえば、CarbonがGen13となる2025年時点では、2-in-1(Yoga)がGen10です。これは、Yogaシリーズの立ち上げがCarbonシリーズよりも数年遅かったことと、モデル更新タイミングに差があるためです。

それでは、初代から最新まで、各世代の特徴を簡単に振り返りましょう。

初代 ThinkPad X1 Yoga(2016年)

  • CPU:第6世代Intel Core(Skylake)
  • 重さ:約1.36kg
  • 特徴:ThinkPad初の2-in-1。360度回転ヒンジと収納式ペンを搭載。
  • 解説:ThinkPad X1 Yoga(初代)は、ThinkPadブランドとして初めて2-in-1スタイルを採用した画期的なモデルです。360度回転するヒンジ構造により、ノートPCスタイルからタブレットスタイル、テントモードなど多彩な使い方が可能になり、ビジネスシーンにおける柔軟なワークスタイルを実現しました。CPUには第6世代Intel Core(Skylake)を採用し、モバイル性とパフォーマンスのバランスを両立。さらに、収納式のペン(ThinkPad Pen Pro)が標準搭載され、手書き入力や細かな操作もスムーズにこなせます。ディスプレイには高精細なパネルが用意され、特に上位構成では有機EL(OLED)ディスプレイ搭載モデルもラインナップ。圧倒的な色再現性とコントラストにより、ビジュアル表現にも優れるモバイル端末となりました。X1 Yogaは、従来の堅牢なThinkPadらしさを受け継ぎつつ、モバイル+タッチ+ペン+プレゼンテーションといった新しい働き方に応える製品として、高い評価を受けたモデルです。
Gen

ThinkPad X1 Yoga Gen2(2017年)

  • CPU:第7世代Intel Core(Kaby Lake)
  • 重さ:約1.42kg
  • 特徴:軽量化と薄型化を実現。OLEDディスプレイ搭載モデルも継続。
  • 解説:ThinkPad X1 Yoga Gen2は、初代モデルのコンセプトを継承しながら、さらなる軽量化と薄型化を実現した進化版です。CPUには第7世代Intel Core(Kaby Lake)を採用し、性能と省電力性が向上。360度回転ヒンジや収納式ペンといった2-in-1機能はそのままに、筐体設計を刷新することで堅牢性を維持しながら持ち運びやすさが向上しました。また、ディスプレイには高精細な液晶モデルに加え、鮮やかな発色と高コントラストが特長のOLEDディスプレイ搭載モデルも踏襲され、モバイルワークだけでなく、クリエイティブ用途にも対応する柔軟性を備えた一台に進化しています。
Gen

ThinkPad X1 Yoga Gen3(2018年)

  • CPU:第8世代Intel Core(Kaby Lake R)
  • 重さ:約1.4kg
  • 特徴:堅牢性を向上させつつ、HDRディスプレイとDolby Visionに対応。
  • 解説:ThinkPad X1 Yoga Gen3は、2-in-1設計の完成度をさらに高めたモデルです。第8世代Intel Core(Kaby Lake R)を搭載し、パフォーマンスと電力効率が向上。筐体は先代と同等の約1.4kgを維持しながら、耐久性や剛性を強化しました。ディスプレイにはHDR(Dolby Vision)対応パネルを選択可能となり、より広いダイナミックレンジと鮮明な映像表現を実現。タッチ操作やペン入力の精度も向上し、モバイルでのクリエイティブ作業やプレゼンテーションにも幅広く対応できる一台に進化しています。
Gen

ThinkPad X1 Yoga Gen4(2019年)

  • CPU:第8世代Intel Core(Whiskey Lake)
  • 重さ:約1.36kg
  • 特徴:フルアルミニウム筐体に刷新。大幅な小型・軽量化に成功。
  • 解説:ThinkPad X1 Yoga Gen4は、シリーズ初となるフルアルミニウム筐体を採用し、従来のカーボン+マグネシウム合金構造から大きく刷新されたモデルです。これにより、よりスリムでコンパクトなデザインを実現しながら、堅牢性を維持。重さは約1.36kgと軽量化され、モバイル性も大きく向上しました。CPUには第8世代Intel Core(Whiskey Lake)を採用し、パフォーマンスと省電力性を両立。さらに、HDR 4Kディスプレイ(Dolby Vision対応)も選択可能となり、ビジュアル体験も飛躍的に進化しました。モバイルワークに最適な、洗練された2-in-1モデルに仕上がっています。
Gen

ThinkPad X1 Yoga Gen5(2020年)

  • CPU:第10世代Intel Core(Comet Lake)
  • 重さ:約1.35kg
  • 特徴:Wi-Fi 6対応。新型ペン「ThinkPad Pen Pro」を標準装備。
  • 解説:ThinkPad X1 Yoga Gen5は、完成度をさらに高めた2-in-1モバイルノートです。第10世代Intel Core(Comet Lake)を搭載し、パフォーマンスと省電力性を強化。筐体はGen4と同様フルアルミニウム製で、堅牢性と軽量性を両立しています。新たにWi-Fi 6に対応し、通信環境の高速化と安定性も向上しました。さらに、標準搭載された新型のThinkPad Pen Proにより、ペン入力の応答性と精度が向上。これにより、手書きメモやクリエイティブ作業の快適性が大きくアップしています。モバイルワークやプレゼンテーションに最適な2-in-1デバイスです。
Gen

ThinkPad X1 Yoga Gen6(2021年)

  • CPU:第11世代Intel Core(Tiger Lake)
  • 重さ:約1.39kg
  • 特徴:16:10ディスプレイ採用。バッテリー持ち時間を大幅改善。
  • 解説:ThinkPad X1 Yoga Gen6は、シリーズ初の16:10ディスプレイを採用し、縦方向の情報量を増やすことで作業効率を大きく向上させたモデルです。CPUには第11世代Intel Core(Tiger Lake)を搭載し、パフォーマンスと電力効率を大幅に改善。さらに冷却機構の見直しにより静音性も向上しています。筐体デザインも刷新され、よりスタイリッシュで堅牢な仕上がりに。バッテリー持続時間も従来比で大幅に延長され、長時間の外出先作業にも十分対応可能です。2-in-1スタイルの柔軟性に加え、総合力を高めたビジネスモバイルの完成形と言えるモデルです。
Gen

ThinkPad X1 Yoga Gen7(2022年)

  • CPU:第12世代Intel Core(Alder Lake)
  • 重さ:約1.38kg
  • 特徴:パフォーマンスと電力効率を両立するハイブリッドアーキテクチャ採用。AIカメラ機能も進化。
  • 解説:ThinkPad X1 Yoga Gen7は、第12世代Intel Core(Alder Lake)を搭載し、パフォーマンスと省電力性を両立させたハイブリッドアーキテクチャ採用の2-in-1モバイルノートです。CPUの選択肢も豊富で、Uシリーズ・Pシリーズから用途に応じたカスタマイズが可能。360度回転ヒンジによる多彩なモード変形と、収納式スタイラスペンの利便性も引き継いでいます。さらに、AIカメラ機能が進化し、オートフレーミングや背景ぼかしといったリモートワークに便利な機能が充実。軽快なパフォーマンスと多機能性を両立した、ビジネスモバイルの最上位モデルです。
Gen

ThinkPad X1 Yoga Gen8(2023年)

  • CPU:第13世代Intel Core(Raptor Lake)
  • 重さ:約1.38kg
  • 特徴:冷却性能とオーディオ性能がさらに向上。タッチパッドの操作感も改善。
  • ThinkPad X1 Yoga Gen8は、第13世代Intel Core(Raptor Lake)を搭載し、処理性能と省電力性をさらに高めた2-in-1ビジネスノートです。冷却システムが改良され、長時間の高負荷作業でも安定したパフォーマンスを発揮できるようになりました。また、オーディオ面でもスピーカー配置と音質が改善され、リモート会議や動画視聴時の臨場感が向上。さらにタッチパッドの操作性が見直され、スムーズなカーソル操作とジェスチャー感度が実現されています。高い完成度と堅牢性を両立した、最新のモバイル2-in-1モデルです。
Gen

ThinkPad X1 2-in-1 Gen9(2024年)

  • CPU:Intel Meteor Lake(Core Ultra 5/7/9)
  • 重さ:約1.32kg
  • 特徴:NPU搭載でAI支援機能が充実。軽量化も進み、モバイル性能が向上。
  • 解説:ThinkPad X1 2-in-1 Gen9は、インテル最新のMeteor Lake世代Core Ultra 5/7/9プロセッサを搭載し、AI時代に最適化された2-in-1ビジネスノートです。内蔵NPU(Neural Processing Unit)によるAI支援機能が強化され、アプリの最適化や省電力制御がよりスマートに行われるようになりました。筐体設計も見直され、約1.32kgとさらに軽量化が進み、モバイル性能が向上。長時間のバッテリー駆動や快適なリモートワーク環境を支える機能性も充実しており、ビジネスシーンにおける柔軟な働き方を強力にサポートします。

ThinkPad X1 2-in-1シリーズは、ただノートPCをタブレットにできるだけでなく、ThinkPadらしい堅牢性、操作性、ビジネス性能を一切犠牲にせずに、柔軟な働き方を支えるために作られたシリーズです。常に最新技術を取り込みながら、2-in-1モデルの理想形を追求し続けています。

最新のThinkPad X1シリーズをチェック【2025年版】

最新のThinkPad X1ラインナップ4機種

2025年最新のThinkPad X1シリーズは、大きく分けてクラムシェル型の「Carbon」と、タブレットとしても使える「2-in-1」の2タイプがあります。さらに、それぞれにCPUのタイプ、200V(Lunar Lake)または200U/H(Arrow Lakeの違いがあり、合計で4機種のラインナップが展開されています。

X1 Carbon Gen13 Aura Edition
14インチ/約986g~
インテル® Core™ Ultra 200V
¥268,906~

X1 2-in-1 Gen10 ILL
14インチ/約1.35kg~

インテル® Core™ Ultra 200V
¥291,203~

X1 Carbon Gen13 IAL
14インチ/約986kg~
インテル® Core™ Ultra 200U/H
¥220,682~

X1 2-in-1 Gen10 IAL
14インチ/約1.35kg~
インテル® Core™ Ultra 200U/H
¥246,092~

ThinkPad Carbon2-in-1(Yoga)の違い

X1 Carbonは、軽さ・高性能・頑丈さをとことん追求した「ノートパソコンの王道スタイル」です。いわゆる「クラムシェル型」と呼ばれるタイプで、画面(ディスプレイ)とキーボードがパカッと二つ折りになった構造です。一般的なノートPCと同じ形なので、タイピングや資料作成、長時間の作業にぴったりです。

一方、X1 2-in-1(Yoga)は、通常の使い方に加えて、画面が360度ぐるっと回転できるので、タブレットのように使えたり、画面を立ててテントのような形にして動画視聴やプレゼンに使えたりするモデルです。用途にあわせて柔軟に形を変えられるので、外出先や打ち合わせ、クリエイティブ作業にも活躍します。

2-in-1のイメージ。出典:Lenovo.com
マイク

Carbonも2-in-1もThinkPadらしい耐久性とビジネス性能を備えていますが、価格、使い勝手、重さなどに違いがあります

Carbonと2-in-1の比較です

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項目X1 Carbon Gen13 (200V)X1 2-in-1 Gen10
重さ約0.98kg約1.32kg
画面開閉方式クラムシェル型360度回転ヒンジ
タッチパネル選択可能標準搭載
ペン入力モデルにより選択可能標準搭載(収納式ペン)
バッテリー持続時間長い(省電力設計)やや短め(タッチ搭載のため)
価格帯2-in-1よりやや安いやや高め
おすすめ用途軽量モバイル重視タブレット&プレゼン重視

このように、スペックや設計思想に明確な違いがあるため、選ぶ際には自分の使用スタイルをしっかりイメージすることが大切です。次に、2-in-1のモデルの「使い方の向き・不向き」をより具体的に整理してみましょう。

2-in-1のメリット・デメリット

メリットデメリット
タブレットモードでペン入力やタッチ操作ができる
外出先や商談シーンで柔軟に活用できる
プレゼンテーションや動画鑑賞時にテントモードが便利
同世代のCarbonに比べて重い
構造が複雑な分、価格が高め
通常のノートPCスタイルだけを求める人には、オーバースペックになりがち

このため、タブレットやタッチ操作を本格的に活用する予定がない場合は、X1 Carbonを選んだほうが賢明です。

Carbonはとにかく軽く、バッテリー持ちも良好。価格も2-in-1に比べて抑えられており、出張や外出先でのモバイル性能を最優先する人にぴったりです。

2-in-1がおすすめの人
タッチやペン入力を多用する人、プレゼンやデザイン作業が多い人、柔軟なスタイルが必要な人

X1 Carbonがおすすめの人
軽さと高性能を重視するビジネスパーソン、出張・外出が多い人、コストパフォーマンスを重視する人

このように、自分の使い方に合わせて選ぶことが、ThinkPad X1シリーズを最大限活用するコツです。

CPU(200V or 200U/H)とAI機能の違い

ここからは、ThinkPad X1 Carbonと2-in-1に共通する「頭脳部分」であるCPU(プロセッサー)の種類と、最近のAI機能について説明します。まず、CPUとはパソコンの頭脳で、処理速度や性能を決めるとても重要な部品です。CPUの有名なメーカーにはIntel、AMD、Qualcommなどがありますが、ThinkPad X1シリーズはIntel製のCPUのみ搭載しています。

次の2種類のCPUから選べます。

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比較項目200V(Lunar Lake)200U/H(Arrow Lake)
CPUCore Ultra 200Vシリーズ(AI対応最適化)Core Ultra 200U/Hシリーズ
AI機能Intel AI Boost + Lenovo独自最適化あり
NPUスコア:45 TOPS
Intel標準AI機能のみ
NPUスコア:10 TOPS
バッテリー最適化より高度なAIによる省電力調整標準的なパワーマネジメント
Copilot体験Copilot KeyによるAIアシスタントの深い統合Copilot Keyあり(機能は基本レベル)
対象ユーザー層ハイパフォーマンス・AI活用ユーザー向け一般的なビジネスユーザー向け

最近のCPUではAI(人工知能)の機能も重要になってきています。ここで登場するのが NPU(Neural Processing Unit/ニューラル・プロセッシング・ユニット) という部品です。NPUはAI専用の小さな頭脳のようなもので、背景のぼかし、ノイズ除去、写真補正、バッテリーの最適化など、AIに関係する作業をとても効率よくこなします。これにより、オンライン会議の映像がきれいになったり、動画の加工がスムーズになったりと、パソコンの体験がより快適になります。

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簡単にいうと、CPUはメインの頭脳。NPU はAIに特化した補助頭脳です。性能はTOPS(Tera Operations Per Second)で表し、「1秒間に何兆回の計算ができる」かという単位になります。この数値が大きければ大きいほど、AI処理をAI頭脳にお任せできるので、パソコン全体の負担が減り、よりスムーズで快適な動作が実現します。


特に、Core Ultra 200V搭載モデルはCopilot+ PC対応機種として先行リリースされ、AI支援機能をさらに強化した次世代PCとして注目されています。

Copilot PCとは?
Copilot PCとは、MicrosoftとIntelが提唱する次世代AI対応パソコンのことです。最新のインテル® Core™ Ultraプロセッサと内蔵NPU(Neural Processing Unit)を活用し、AIアシスタント「Copilot」と連携して、よりスマートな作業サポートを実現。

例えば、メール文作成、資料まとめ、スケジュール調整といった日常業務を自然な対話で効率化できます。また、画像加工や検索、翻訳といったクリエイティブ作業もAIがサポートし、作業時間を大幅に短縮。Copilot PC対応機種には専用キーが搭載され、ワンタッチでAI機能にアクセス可能。

忙しいビジネスパーソンや、作業効率を最大化したいユーザーに最適な、これからの標準となるAIパソコンです。

一方、Core Ultra 200U/Hモデルも性能は悪くないものの、Copilot+ PCの全機能には対応しておらず、標準的なAI機能と高いパフォーマンスを兼ね備えた構成となっています。

最新のX1 Carbon Gen13とX1 2-in-1 Gen10に 共通する機能

2025年最新のThinkPad X1シリーズ、X1 Carbon Gen13とX1 2-in-1 Gen10には、最先端のテクノロジーが惜しみなく搭載されています。ここでは、両モデルに共通する注目の最新機能を紹介します。

Aura Edition – IntelとLenovoが共同開発した最新のAI PC
これはIntelとLenovoが共同で開発したもので、PC全体にAI最適化を施した新しい体験を提供します。タスク管理、電力制御、応答性向上など、あらゆる動作をAIが自動で最適化してくれるのが特長です。

Efficiency Optimizer搭載
作業状況に応じてCPU・メモリ・ストレージの動作をリアルタイムでチューニングする機能。これにより、普段使いでは電力をセーブしつつ、必要なときは最大限のパフォーマンスを発揮するという賢い働き方が可能になりました。

最新のSmart Share対応
スマートフォンや他のデバイスとのデータ共有を極めてシームレスにする機能です。写真・動画・ドキュメントをワンタッチでPCに転送でき、仕事もプライベートも効率アップ。複数デバイスをまたいで作業する人には非常に便利な機能です。

500万画素の高解像度カメラ搭載
ビデオ会議やリモートワークの質を大きく左右するWebカメラも、500万画素へ大幅アップグレード。従来モデルと比べて格段にクリアで自然な映像を届けることができます。顔認証にも対応し、セキュリティと利便性も強化されています。

Colilot Key搭載
新たにColilot Keyという専用キーがキーボードに追加されました。これは、MicrosoftのCopilot(AIアシスタント)をワンタッチで呼び出すためのキーで、作業中にすぐにAIにヘルプを求められるなど、業務効率が飛躍的に向上します。

バッテリー交換が可能に!
ビジネスモバイルでは非常にうれしいニュースとして、バッテリー交換が可能な設計に戻っています。これにより、長期間使用してバッテリー性能が低下した場合でも、自分で交換してPCを延命できるので、長く大事に使いたいユーザーには大きなメリットです。

このように、最新のX1 Carbon Gen13とX1 2-in-1 Gen10は、AI・省電力・高性能・ユーザビリティのすべてを高い次元で兼ね備えた、まさに「次世代ビジネスモバイルPC」に仕上がっています。

スペックの見方・カスタマイズの注意点

ThinkPad X1シリーズは、構成のカスタマイズ幅が非常に広いのが特徴です。ここでは、特に重要なポイントに絞って、選び方や注意点を解説します。

CPUの選び方 : 200V ? 200U ? 200H?

ThinkPad X1シリーズ(2025年モデル)では、インテル® Core™ Ultra 200シリーズ(開発コード:Lunar Lake/Arrow Lake)が搭載されています。

CPU型番は「Core Ultra 5 235V」や「Core Ultra 7 256U」などの表記になっており、以下のように表します。

「Core Ultra 5/7/9の数字」→ 性能ランク
「200番台の数字」→ 世代とシリーズ(2=第2世代Ultra)
「末尾のV/U/H」→ 特性(V=高性能+AI最適化、U=省電力、H=高性能モバイル)

最新のX1シリーズには、インテルの新世代CPU「Core Ultraシリーズ(200V / 200U / 200H)」が搭載されていますが、さらに、200Hと200Uの違いも含めて、それぞれの特徴を下表にまとめました。

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CPUモデル特徴価格帯おすすめ用途
Core Ultra 200V高性能・AI最適化あり(Aura EditionかるCopilot PC対応)高度なマルチタスク、AI活用、将来性重視
Core Ultra 200H標準性能+やや高めのTDPで安定動作開発や重めの業務アプリ
Core Ultra 200U省電力・軽負荷向けオフィス作業、メール、ブラウジング

業務で動画編集やAIツールを使う方、将来の拡張性を重視する方には「200V」が最適です。
一般的なビジネス用途なら「200U」でも十分ですが、常時高負荷な作う業が多いなら「200H」が安心です。

さらに細かいCPUグレード表です。

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シリーズCPUクロック周波数(最大)メモリ搭載量
(MOP)
特徴・用途CPU性能AI性能GPU性能
200VCore Ultra 7 268VLPEコア 3.70GHz / Pコア 5.00GHz32GB最上位・法人セキュリティ対応★★★★★★★★★★★★★★☆
Core Ultra 7 258VLPEコア 3.70GHz / Pコア 4.80GHz32GB高速処理+大容量メモリ★★★★☆★★★★★★★★★☆
Core Ultra 7 256VLPEコア 3.70GHz / Pコア 4.80GHz16GBハイエンド業務向け★★★★☆★★★★★★★★★☆
Core Ultra 5 226VLPEコア 3.50GHz / Pコア 4.50GHz16GB高効率ビジネスモデル★★★☆☆★★★★☆★★★☆☆
200HCore Ultra 7 265HEコア 4.50GHz / Pコア 5.30GHz最上位Hシリーズ・vPro対応★★★★★★★★★☆★★★★☆
Core Ultra 7 255HEコア 4.40GHz / Pコア 5.10GHz高性能バランスモデル★★★★☆★★★★☆★★★★☆
Core Ultra 5 235HEコア 4.40GHz / Pコア 5.00GHz法人向け高性能モデル★★★☆☆★★★☆☆★★★☆☆
Core Ultra 5 225HEコア 4.30GHz / Pコア 4.90GHzコスパ型パフォーマンスモデル★★★☆☆★★★☆☆★★★☆☆
200UCore Ultra 7 265UEコア 4.20GHz / Pコア 5.30GHz高性能省電力・vPro対応★★★★☆★★★★☆★★★★☆
Core Ultra 7 255UEコア 4.20GHz / Pコア 5.20GHzハイパフォーマンス省電力モデル★★★★☆★★★★☆★★★★☆
Core Ultra 5 235UEコア 4.10GHz / Pコア 4.90GHz法人向け省電力モデル★★★☆☆★★★☆☆★★★☆☆
Core Ultra 5 225UEコア 3.80GHz / Pコア 4.80GHzコスト重視省電力モデル★★★☆☆★★★☆☆★★★☆☆

上の表ではこの分類に沿って、さらに「CPU性能」「AI性能」「GPU性能」を★5段階で相対的に評価しました。

表中にある「MOP(Memory On Package)」とは、CPUパッケージ上に組み込まれたメモリ容量を指しています。今回、VシリーズモデルではCPU本体に16GBまたは32GBのメモリが統合されており、選択時に容量が決まる仕様となっています。

一方、HシリーズとUシリーズについては、CPUとは別に本体側にオンボードメモリが搭載されるため、CPUスペック表にはメモリ記載がありません。このため、購入時にメモリ容量(16GB/32GBなど)を別途カスタマイズすることが可能です。

まとめると、ThinkPad X1のCPU選びでは、用途に応じたグレード選択がカギとなります。

重い作業やAI活用を本格的に考えているならVシリーズ、パフォーマンスと機動性を両立したいならHシリーズ、省電力性を重視するならUシリーズがおすすめです。それぞれの特徴をしっかり理解して、自分にぴったりの構成を選びましょう。

メモリの選び方:16GB or 32GB?


ThinkPad X1シリーズでは、16GBまたは32GBのメモリが選べます。

普段の仕事で使うWordやExcel、メール、Webブラウジング、Zoom会議などが中心であれば、16GBでも十分スムーズに動作します

でも、以下のような使い方をする方は32GBを選ぶと安心です。

32GBがおすすめな人

複数の作業を同時に行う(例えば、ブラウザをたくさん開いて、同時に動画編集や資料作成も…という方)
IllustratorやPremiere Proなどのクリエイティブ系ソフトを使う
「仮想環境」を使う仕事をしている方(例:開発者やIT系の人が、1台のパソコン上で「別のパソコン環境」を動かすような作業) → たとえば「VM(仮想マシン)」や「Docker」というツールを使うと、実質的に2台分以上の作業をしていることになるため、多くのメモリが必要になります。

なお、X1のメモリはオンボード(マザーボードに直付けタイプ)で後から増設不可なので、購入時の選択が非常に重要です。

ストレージ(SSD)の選び方:Gen4 or Gen5? 512GB or 1TB?

搭載可能な速度世代がGen4/Gen5あり、容量も512GB〜2TBまで幅広く選択できます。

速度の選び方のポイント
  • Gen4 SSD:ほとんどのビジネス用途に必要十分な高速性能
  • Gen5 SSD:より高速。大容量データ(動画、解析ファイル)を扱う人向き

また、容量の選び方も重要です。

容量の選び方のポイント
  • 512GB:オフィス文書、メール、クラウド連携中心の使い方なら十分。
  • 1TB以上:写真・動画・資料・ソフトウェアなどをローカルに多く保存したい人向け。特に出張が多くクラウドに頼れない場面がある人におすすめです。
  • 2TB:クリエイティブ用途や解析系など、非常に大容量のデータを扱うプロフェッショナル向け。

なお、X1のSSDは後から交換も可能ですが、保証やサポートの観点からは購入時に余裕を持って選んでおくのが安心です。

ディスプレイの解像度の選び方 – 作業内容や目への優しさで選ぼう

ThinkPad X1 Carbonでは、用途に合わせて5種類のディスプレイが用意されています。どれを選ぶかで「見やすさ」「色の美しさ」「バッテリーの持ち」「タッチ操作の有無」などが大きく変わるため、自分に合ったものを選ぶのが大切です。

X1 Carbonで選べるディスプレイです

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ディスプレイ仕様価格差(標準比)おすすめ用途
14″ WUXGA IPS (1920×1200), 非光沢, 非タッチ, 100%sRGB, 500nit, 60Hz, 省電力±¥0(標準構成)バッテリー重視・ビジネス作業向け(出張や外回りに最適)
14″ WUXGA IPS (1920×1200), 非光沢, タッチ, 100%sRGB, 500nit, 60Hz, ブルーライト軽減+¥6,600タッチ操作が必要なビジネス用途や教育現場向け
14″ 2.8K OLED (2880×1800), 非タッチ, 反射防止, Dolby Vision, HDR600, 100%DCI-P3, 500nit, 120Hz, ブルーライト軽減+¥27,500映像制作・写真編集など色再現性が重要なクリエイター向け
14″ 2.8K OLED (2880×1800), タッチ, 反射防止, Dolby Vision, HDR500, 100%DCI-P3, 500nit, VRR 30-120Hz, ブルーライト軽減+¥39,600エンタメ・動画視聴中心のユーザー、滑らかな表示が必要な人向け
14″ WUXGA IPS (1920×1200), 非光沢, 非タッチ, 100%sRGB, 500nit, 60Hz, Think Privacy Guard+¥51,700セキュリティ重視の業務環境(外出先・カフェ等)
X1 Carbonのディスプレイ選びのポイント
  • 外出先での作業が多く、のぞき見を防ぎたい → Think Privacy Guard付きモデルがおすすめ
  • 出張や長時間の作業ではバッテリー重視 → 省電力な「WUXGA(非光沢・非タッチ)」が最適
  • 画面に直接触れて操作したい → タッチ対応モデルを選ぶ
  • 色の正確さや映像の美しさが重要 → 高解像度なOLED(有機EL)モデル

ThinkPad X1 2-in-1では、すべてのディスプレイがタッチ対応で、ノートPCとしてもタブレットとしても使えるのが特徴です。表示の美しさ・反射の少なさ・高解像度かどうかなどに応じて、3つのパネルから選べます。

X1 2-in-1で選べるディスプレイです

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ディスプレイ仕様価格差(標準比)おすすめ用途
14″ WUXGA IPS (1920×1200), 反射防止, タッチ対応, 100%sRGB, 500nit, 60Hz, ブルーライト軽減±¥0(標準構成)画面の映り込みを防ぎつつ、タッチ操作も重視するビジネス用途向け
14″ WUXGA IPS (1920×1200), 非光沢, タッチ対応, 100%sRGB, 500nit, 60Hz, ブルーライト軽減+¥4,400自然な色味とタッチ操作を重視した作業向け(非光沢が好みの方向け)
14″ 2.8K OLED (2880×1800), 反射防止, タッチ対応, HDR500, 100%DCI-P3, 500nit, VRR 30-120Hz, ブルーライト軽減+¥26,400高解像度・色鮮やかで動画・デザイン・クリエイティブ用途に最適
X1 2-in-1 のディスプレイ選びのポイント
  • 外での使用や映り込み防止を重視したい方反射防止IPSパネル
  • 目に優しい非光沢で作業したい方非光沢IPSパネル
  • 色の美しさや高解像度を重視したい方OLEDパネル

キーボード構成の選び方

ThinkPadといえば「キーボードの打ちやすさ」に定評がありますが、最新のX1シリーズでもいくつかのキーボード構成を選ぶことができます。

選び方次第で、作業効率や快適性が大きく変わるため、しっかり押さえておきましょう。以下、選べる主なキーボード構成になります。

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項目特徴こんな人におすすめ
日本語配列(JIS)日本語入力に最適化されており、かな入力や変換キーも使いやすい構成です。 オフィス文書作成や一般業務が中心なら、日本語配列を選ぶのが安心です。日本語文書作成が多い、慣れた配列がいい人
英語配列(US)シンプルな配列。エンターキーが横長で使いやすい。
キー配置がシンプルで、Enterキーも横長。アルファベット入力やプログラミング作業には英語配列が向いています。 英文メール作成、コードを書く仕事が多い人には、英語配列の快適さが魅力です。
英文作成やプログラミングが多い、ミニマル派
バックライトあり/なし暗所作業に便利。視認性アップ。出張や夜間作業が多い人

日本語キーボードと英語キーボード

バックライトキーボードが光っている様子

飛行機や暗い環境で活躍

電源アダプターの選び方- 標準ACとスリムGaN/Nano GaNの違い

ThinkPad X1シリーズでは、電源アダプター(充電器)も用途に応じてカスタマイズが可能です。標準装備のものに加えて、軽量・コンパクトなGaN(窒化ガリウム)仕様のアダプターがオプションで選択できます。

現在、選べるアダプターは以下の3種類です。

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種類特徴・メリット価格差
65W ACアダプター
最もスタンダードなモデル。堅牢でコスト重視。やや大きめ・重めだが信頼性重視派向け。追加料金なし(標準)
65W スリムGaN ACアダプターGaN素材を採用し、従来比で小型・軽量化。持ち運びが多い人におすすめ。コンパクト設計。+2,200円
65W ウォールマウントNano GaN ACアダプター

GaN技術採用+壁コンセント直付け設計。最も小型・軽量。カフェや出張先でも省スペースでスマートに使える。+3,300円
選び方のポイント
  • 自宅やオフィス据え置きメインなら → 標準ACアダプター
  • 出張やモバイル中心なら → スリムGaNアダプター
  • カフェ・出張先でスマートに充電したいなら → ウォールマウントNano GaNアダプター
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特に「持ち歩く機会が多い人」や「荷物を少しでも軽くしたい人」は、Nano GaNタイプにアップグレードすることで大きなメリットを感じられるでしょう。

ポインティングデバイスの特徴

ThinkPad X1シリーズでは、タッチパッド(クリックパッド)の仕様をカスタマイズすることができます。選べるオプションは大きく2種類あり、それぞれ特徴が異なります。

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選べるタッチパッド特徴・違い
クリックパッド

出典: Lenovo公式サイト
物理的にボタンが上下に動くタイプ。クリック時にしっかりとしたフィードバックがあり、ThinkPadらしい確かな操作感が特徴です。マウスに近い感覚を求める人におすすめ。
触覚タッチパッド(Haptic TouchPad)

出典: Notebookcheck
MacBookのような方式。物理的な可動部がなく、触った際の圧力に応じて振動モーターが擬似的なクリック感を生み出します。なめらかなスクロールやクリック感の調整ができ、より静かでスムーズな操作体験が得られます。

どちらもタッチパネル自体の精度は非常に高いため、操作性そのものに大きな差はありません。「確実な物理フィードバック重視ならクリックパッド」、「先進的な操作感や静音性重視なら触覚タッチパッド」を選ぶのが基本です。

WWAN(4G/5G対応)の有無 – 外出先利用を考える

ThinkPad X1シリーズでは、一部モデルでWWANという機能を選べます。これは、スマホのようにモバイル通信(4G LTEや5G)を使ってインターネットに接続できる機能のことです。Wi-Fiがない場所でもネットが使えるようになるため、外出が多いビジネスパーソンにとってはとても便利なオプションです。

WWANって何?どんなメリットがあるの?
  • メール、クラウド作業、動画会議も外出先でスムーズにこなせます。
  • スマホと同じように通信できる機能です。カフェ・電車・公園など、Wi-Fiがない場所でもネットに接続できます。
  • USBドングルやスマホのテザリングを使わずに、パソコン単体でネットが使えるので手間が減ります。

WWAN機能を使うには、スマホと同じようにモバイル通信契約(SIMカード)が必要です。ドコモや楽天モバイルなどのデータ専用SIMを別途用意する必要があります。

本体価格もWWANありモデルは高めになることが多いため、頻繁にモバイル通信を使う予定がない人には不要なケースもあります。

最近は、外出先でもWi-Fiが使える場所が増えているため、「自宅+オフィス+たまにカフェで作業」くらいの使い方であれば、WWANなしモデルで十分という人も多いかとおもいます。

外出先でもネットが必要な人にとってWWANは非常に便利な機能ですが、「どこでもWi-Fiがあるから大丈夫」という方には、無理に高価なWWANモデルを選ばなくても問題ありません。自分のライフスタイルにあわせて、必要かどうかを見極めて選びましょう。

まとめ

ThinkPad X1シリーズは、登場以来、軽量・堅牢・高性能を極めたビジネスモバイルの最高峰として進化し続けてきました。

2025年モデルでは、最新のCore Ultraシリーズ、AI最適化技術(Aura Edition)、省電力設計と高画質ディスプレイなど、まさに次世代を見据えた革新が詰め込まれています。

それでは本記事のおさらいをしましょう。

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