ThinkPad E14は、14型の携帯性とビジネスに必要な機能を備えた、コストパフォーマンスに優れるThinkPadである。
2026年9月現在、Lenovo公式サイトでは最新のGen 8に加え、Gen 7やGen 6の一部モデルも取り扱われている。IntelとAMDだけでなく、同じ世代でもCPUやAI性能、メモリ・SSDの拡張性が異なるため、モデル名だけでは違いが分かりにくい。
本記事では、Lenovo公式サイトで現在取り扱われているThinkPad E14に絞って比較する。歴代のE14をすべて網羅するのではなく、いま実際に購入候補となるモデルの特徴と違いを整理し、用途や予算に合ったE14の選び方を解説する。
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E14全7モデルを比較
2026年9月現在、Lenovo公式サイトで取り扱われているThinkPad E14は、Gen 8・Gen 7・Gen 6の計7モデルである。
本記事では歴代のThinkPad E14すべてを比較するのではなく、現在Lenovo公式サイトで購入を検討できるモデルだけを対象としている。そのため、すでに公式サイトで取り扱いが終了した旧世代・旧構成は比較対象に含めていない。
基本的な14型の使いやすさは共通しているが、CPU、AI性能、メモリ・SSDの拡張性には違いがある。
まずは、現在選べる7モデルの全体像を確認してみよう。
| モデル | CPU | Copilot+ PC | メモリ | SSD |
|---|---|---|---|---|
| Gen 8 Intel | Core Ultra シリーズ3 | 対応 | 2スロット | 2スロット |
| Gen 8 IWL | Core シリーズ3 | 非対応 | 1スロット | 1スロット |
| Gen 8 AMD | Ryzen AI 300/400 | 対応 | 2スロット | 2スロット |
| Gen 7 IAL | Core Ultra シリーズ2 | 非対応 | 2スロット | 2スロット |
| Gen 7 ILL | Core Ultra シリーズ2 | 対応 | 固定式 | 1スロット |
| Gen 7 AMD | Ryzen 200 | 非対応 | 2スロット | 2スロット |
| Gen 6 AMD | Ryzen 7035 | 非対応 | 2スロット | 2スロット |
※掲載モデルは2026年9月時点でLenovo公式サイトに掲載・取り扱いのある製品を対象としている。販売状況や選択できる構成、価格は今後変更される場合がある。
現在販売中のE14
E14
最新Gen 8は、AI性能と拡張性を重視したIntel・AMD版と、一般的なビジネス用途に必要な機能へ絞ったIWLの3モデルに分かれる。
Gen 7にも、CPU性能と拡張性を重視したIAL、省電力性を重視したILL、実用性能と価格のバランスを狙うAMD版がある。
E14は世代番号だけで選ぶのではなく、CPUの種類や拡張性、そして現在の販売価格まで含めて比較することが重要である。
Gen 8の3モデルを比較
最新のThinkPad E14 Gen 8には、Intel Core Ultra、Intel Core、AMD Ryzen AIを搭載する3モデルが用意されている。
同じGen 8でも、AI性能や拡張性には明確な違いがある。
Core Ultra・Core・AMDの違い
| 比較項目 | Intel | IWL | AMD |
|---|---|---|---|
| CPU | Core Ultra シリーズ3 | Core シリーズ3 | Ryzen AI 300/400 |
| Copilot+ PC | 対応 | 非対応 | 対応 |
| NPU | 最大50 TOPS | 最大17 TOPS | 最大50 TOPS |
| メモリ | 2スロット | 1スロット | 2スロット |
| SSD | 2スロット | 1スロット | 2スロット |
| 高速USB-C | Thunderbolt 4×2 | Thunderbolt 4×2 | USB4×2 |
| 最小重量 | 約1.34kg | 約1.40kg | 約1.34kg |
※最大メモリ容量やNPU性能などは搭載CPU・販売構成によって異なる。

Gen 8 IntelとAMDは、Copilot+ PCに対応するNPUと高い拡張性を両立している。
一方、IWLはAI性能や拡張性を抑えた構成である。Office、Web会議、ブラウザ中心の業務であれば十分な性能を期待でき、最新世代をできるだけシンプルに使いたい場合の候補になる。
どのGen 8を選ぶ?
Core Ultra シリーズ3を搭載し、Copilot+ PCに対応する。メモリ2スロット、デュアルSSD、Thunderbolt 4×2を備え、購入後の拡張性も高い。
最新AI機能だけでなく、メモリやSSDを後から増設しながら長く使いたい人に向いている。

Core シリーズ3を搭載するモデルである。
Copilot+ PCには対応せず、メモリとSSDも各1スロットとなるが、OfficeやWeb会議、ブラウザ中心の業務なら十分に検討できる。
AI性能や大容量ストレージを必要とせず、価格を抑えて最新世代のE14を使いたい人に向いている。

Ryzen AI 300/400シリーズを搭載し、Copilot+ PCに対応する。
メモリ2スロット、デュアルSSD、USB4×2を備え、拡張性も高い。
Intel版とCPU・GPU性能や実売価格を比較しながら選びたいモデルである。

Gen 7の3モデルを比較
Lenovo公式サイトでは、Gen 7もIAL・ILL・AMDの3種類が引き続き取り扱われている。
最新Gen 8ではないものの、一般的なビジネス用途には十分な性能を備えており、価格次第では有力な購入候補となる。
IAL・ILL・AMDの違い
| 比較項目 | IAL | ILL | AMD |
|---|---|---|---|
| CPU | Core Ultra 200U/H | Core Ultra 200V | Ryzen 200 |
| CPU系統 | Arrow Lake | Lunar Lake | Ryzen 200 |
| Copilot+ PC | 非対応 | 対応 | 非対応 |
| メモリ | 2スロット | 固定式 | 2スロット |
| SSD | 2スロット | 1スロット | 2スロット |
| 高速USB-C | Thunderbolt 4 | Thunderbolt 4×2 | USB4 |
| 主な特徴 | CPU性能・拡張性 | 省電力・AI | 実用性・価格 |
Gen 7で特に注意したいのは、同じIntelモデルでもIALとILLでは性格が大きく異なることだ。
IALはCPU性能と拡張性を重視した構成で、メモリ・SSDの増設にも対応する。
一方、ILLはLunar Lakeを搭載し、Copilot+ PCに対応することが特徴である。省電力性に優れる反面、メモリは固定式となるため購入後の増設はできない。
AMD版はRyzen 200シリーズを搭載し、メモリ2スロットとデュアルSSDに対応する。最新AI機能よりも、実用性能と拡張性を重視した構成である。
今もGen 7を選ぶ理由
Gen 8が登場したからといって、Gen 7をすぐ購入候補から外す必要はない。
Lenovo公式サイトでは世代をまたいだキャンペーンや価格調整が行われるため、実売価格によってはGen 7の方が魅力的になることもある。
HシリーズCPUも選択でき、メモリ・SSDの増設に対応する。
開発用途や重めのマルチタスクなど、AI機能よりCPU性能や拡張性を優先する人に向いている。

Lunar Lakeを搭載し、Copilot+ PCに対応する。
バッテリー駆動や持ち運びを重視する人にとって、特徴の分かりやすいモデルである。
ただし、メモリは固定式のため、購入時に必要な容量を選んでおきたい。

Ryzen 200シリーズを搭載し、メモリとSSDの拡張性も確保されている。
Copilot+ PCが不要で、OfficeやWeb会議、資料作成などの一般業務を中心に使うなら十分に検討できる。
Gen 8との価格差が大きい場合は特に比較したいモデルである。

Gen 8とGen 7の違い
Gen 8では、主にAI性能、接続性、ディスプレイなどが進化している。
ただし、Gen 8 IWLのように価格を重視した構成もあるため、単純に「Gen 8ならGen 7よりすべて上」と考えるのは適切ではない。
| 比較項目 | Gen 8 Intel・AMD | Gen 7 IAL・AMD |
|---|---|---|
| CPU | Core Ultra シリーズ3 / Ryzen AI | Core Ultra シリーズ2 / Ryzen 200 |
| Copilot+ PC | 対応 | 非対応 |
| NPU | 最大50 TOPS | CPUにより異なる |
| メモリ | 2スロット | 2スロット |
| SSD | 2スロット | 2スロット |
| 高速USB-C | TB4×2 / USB4×2 | TB4 / USB4 |
| 標準WUXGA | 400nit | 300nit |
※Gen 7 ILLはCopilot+ PC対応、Gen 8 IWLは非対応。表は各世代の主要なIntel・AMDモデルを比較したもの。
Gen 8 Intel・AMDでは、Copilot+ PC対応のNPUとメモリ・SSDの拡張性を両立したことが大きな特徴である。
高速USB-Cポートも強化され、標準WUXGAディスプレイの明るさも向上している。
一方、Gen 7 IAL・AMDもメモリ2スロットとデュアルSSDを備えているため、一般的な業務用途であれば十分に実用的である。
最新AI機能や接続性を重視するならGen 8、価格差が大きければGen 7も比較する。
この考え方が分かりやすい。

Gen 6 AMDは今も買いか
2026年9月現在、Lenovo公式サイトではGen 6 AMDも引き続き取り扱われている。
Ryzen 7035シリーズを搭載する旧世代モデルで、最新AI機能には対応しない。
一方、メモリ2スロットとデュアルSSDを備えており、購入後の拡張性は確保されている。
Office、Web会議、資料作成などが中心なら、一般的なビジネス用途では十分に検討できる。
ただし、Gen 7 AMDやGen 8 IWLとの価格差が小さい場合は、より新しいモデルを優先して比較したい。
Gen 6 AMDは、公式サイトで型落ち価格になっている場合に検討したいモデルと考えると分かりやすい。

用途別おすすめE14
ここまでの違いを踏まえ、用途や重視するポイント別に比較したいモデルを整理する。
| 用途・重視するポイント | 比較したいモデル |
|---|---|
| 最新AI機能 | Gen 8 Intel / Gen 8 AMD |
| 一般的なビジネス用途 | Gen 8 IWL / Gen 7 AMD |
| CPU性能・拡張性 | Gen 8 Intel / Gen 7 IAL |
| バッテリー・携帯性 | Gen 7 ILL |
| 価格と性能のバランス | Gen 8 AMD / Gen 7 AMD |
| 型落ち特価 | Gen 6 AMD |
最新世代を長く使いたいなら、まずGen 8 IntelとGen 8 AMDを比較したい。
どちらもCopilot+ PCに対応しながら、メモリとSSDの増設にも対応しており、E14の中ではバランスの取れた構成である。
一方、OfficeやWeb会議が中心なら、AI性能を必要以上に追求する必要はない。Gen 8 IWLやGen 7 AMDも、実売価格によっては合理的な選択となる。
持ち運びやバッテリー駆動を重視するなら、Lunar Lakeを搭載したGen 7 ILLも特徴が明確である。ただし固定メモリのため、購入時に必要な容量を選んでおきたい。
また、Gen 6 AMDが公式サイトで大きく値下げされているなら、一般業務用のコスト重視モデルとして比較する価値がある。
E14はモデル数が多いため、CPU名だけで決めるのではなく、AI機能、拡張性、携帯性、そしてLenovo公式サイトでの実売価格を合わせて判断すると選びやすい。

まとめ
ThinkPad E14は、14型の扱いやすさと価格・性能のバランスが魅力のビジネスノートPCである。
2026年9月現在、Lenovo公式サイトではGen 8・Gen 7・Gen 6の計7モデルが取り扱われており、世代だけでなくCPUやAI性能、拡張性にも違いがある。
本記事では歴代E14をすべて紹介するのではなく、Lenovo公式サイトで現在購入を検討できるモデルに限定して比較した。
最新AI機能と拡張性を求めるならGen 8 Intel・AMD、一般的なビジネス用途ならGen 8 IWLやGen 7 AMD、省電力性を重視するならGen 7 ILLが候補となる。
Gen 6 AMDも、公式サイトで型落ち特価になっていれば比較する価値がある。
E14はモデル名だけでは違いが分かりにくいが、必要な機能と実売価格を整理すれば選択肢は絞りやすい。
16型の大画面やテンキーが必要なら、ThinkPad E16も比較したい。
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