「ThinkPad Xシリーズって、X1とどう違うの?」
「Xシリーズの特徴って何?」
「最新のX13は買いなの?」
――そんな疑問をお持ちの方へ。
本記事では、ThinkPadのモバイル定番モデルである「Xシリーズ」の特徴、歴代モデルの進化、そして2026年最新モデルの注目ポイントを分かりやすく解説します。
空港ラウンジで華やかに存在感を放つのが「X1」なら、日々の移動と実務を淡々と、しかし確実に支えるのが「ThinkPad Xシリーズ」です。
13インチ級のコンパクトなボディに、タフな設計、打ちやすいキーボード、そして実務で真価を発揮する安定性を凝縮した、まさに「現場最強の相棒」と言えるでしょう。
何を隠そう、今この記事を書いている私のメインPCも、Xシリーズ最新モデルの「X13 Gen 6」です。毎日の持ち運びや長時間の作業を通して、その圧倒的な軽さと信頼性を肌で感じています。
- Xシリーズの特徴と、多くのプロに選ばれる理由
- プレミアムな「X1シリーズ」との決定的な違い
- 最新モデル(X13 Gen 6)で実現した「900g台」の衝撃とAI対応
- あなたのワークスタイルに合った最適モデルの選び方
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ThinkPad Xシリーズとは?

ThinkPadには数多くのモデルラインが存在しますが、その中でも「軽量・モバイル性能を重視した定番シリーズ」として、長年多くのビジネスパーソンに支持されてきたのが「Xシリーズ」です。
モバイルノートの代名詞
Xシリーズは、2000年の初代モデル「X20」から始まり、Tシリーズと並ぶ長い歴史を持つThinkPadの看板モデルです。

「小型なのに高性能」「どこへでも安心して持ち運べる」という評価を確立し、「モバイルノートといえばThinkPad Xシリーズ」と言われるほどの地位を築いてきました。
現在の最新モデルであるX13 Gen 6も、この「持ち運びやすさと実務性能の両立」というDNAを色濃く受け継いでいます。
X1とXシリーズの関係:兄と弟の物語
現在、ThinkPadのフラッグシップとして君臨するのは「X1シリーズ」ですが、そのルーツは実はXシリーズから派生したモデルにあります。言わば、X1はXシリーズの「弟分」。

兄の背中を追って誕生しましたが、やがて独自の進化を遂げ、今ではプレミアムブランドとして独立しました。
しばしば混同されがちですが、XシリーズとX1シリーズは明確に異なるラインアップです。
- X1シリーズ: プレミアムモデル(Carbon、2-in-1など)。最新技術、高級素材、AI機能など「全部入り」を追求。
- Xシリーズ: メインストリームモデル(X13、X12 Detachableなど)。軽量・コンパクトさに加え、コストパフォーマンスとのバランスを重視。


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プレミアムX1との違い
ThinkPadを選ぶ際、多くの方が悩むのが「Xシリーズ(X13など)」と「X1シリーズ(Carbonなど)」の比較です。どちらも軽量モバイルですが、その設計思想やサイズ感には明確な違いがあります。
画面・キーボード・サイズの比較
両者の最大の違いは、画面サイズとそれに伴う筐体サイズ(フットプリント)、そしてキーボードにあります。
| 特徴 | X1 Carbon (Gen 13) | X13 (Gen 6) | 比較ポイント |
| 画面サイズ | 14.0インチ | 13.3インチ | X1は見やすい大画面 |
|---|---|---|---|
| 本体サイズ(幅x奥) | 約 312.8 x 214.8 mm | 約 299.3 x 207 mm | X13は一回りコンパクト |
| 厚み | 約 16.95 mm | 約 9.85-17.75 mm | X1は均一に薄い |
| キーピッチ | フルサイズ (約19mm) | ややコンパクト (約18.5mm) | X1はゆったり打てる |
【サイズ感の決定的な違い】
X1 Carbonは14インチの大画面を搭載するため、X13に比べて幅が約12mm、奥行きが約7mm大きくなります。一方で、厚みに関してはフラッグシップであるX1 Carbonの方が薄く、均一に作られています。
しかし、「カバンへの収納しやすさ」や「新幹線のテーブルでの圧迫感のなさ」という点では、フットプリントが一回り小さいX13に軍配が上がります。
【キーボードの違い】
X1 Carbonはフルサイズのキーボードを搭載していますが、X13は横幅が狭いため、キーピッチ(キーの間隔)がわずかに狭くなっています。この「わずかな差」が、毎日タイピングする人にとっては指の動かしやすさや疲れにくさに直結するため、重要なチェックポイントです。
設計思想の違い
- X1シリーズ: 最新技術や高級素材を惜しみなく投入した「プレミアムライン」。AI対応の最新CPU、Copilotキー、先端セキュリティ機能など、その時代の最高峰を目指した存在です。
- Xシリーズ: ビジネスモバイルに必要十分な性能と堅牢性を確保しつつ、導入しやすい価格帯を実現した「実務派ライン」。名機X220やX230の系譜に連なる、「現場でガシガシ使えるベーシックモバイルPC」という立ち位置です。
重量と価格の違い
かつてXシリーズの弱点とされていたのが重量でした。X1 Carbonが早くから1kg切りを実現していたのに対し、X13は1.2kg前後が標準でした。
しかし、2025年モデルのX13 Gen 6で歴史的な刷新が起こります。ついに最軽量構成で約933gを達成。長年の課題だった「X1より重い」という弱点を完全に克服し、実用性だけでなくモバイル性能でもX1に肉薄する存在となりました。
一方で、価格は引き続きX13の方が抑えられています。「X1並みの軽さ」と「優れたコストパフォーマンス」を両立したX13 Gen 6は、法人・個人問わず非常に魅力的な選択肢です。
ターゲット層の違い
- X1シリーズ: エグゼクティブ、経営層、最新技術や大画面、ブランド価値を重視するユーザー。
- Xシリーズ: 現場の営業・外勤スタッフ、学生、カバンへの収まりの良さを重視する実務家。
「最高峰の薄さと大画面ならX1」「コンパクトさと実用性のバランスならX」という選び方がシンプルです。
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Xシリーズが選ばれる5つの理由
ここでは、Xシリーズの中核モデルである「ThinkPad X13」を中心に、その人気の理由を5つの特徴から解説します。
① 持ち運びに強い軽量&コンパクト

Xシリーズ最大の魅力は、毎日ストレスなく持ち歩ける軽さとサイズ感です。 2025年モデルのX13 Gen 6では、ついに約933gを実現。
13.3インチのフル機能ノートPCで1kgを切る軽さは、通勤や出張の荷物を劇的に軽くします。
前述の通りフットプリントも小さいためカバンへの収まりも良く、カフェや新幹線のテーブルでも快適に作業できる「真のモバイル性能」を手に入れられます。
② 打ちやすいキーボード&トラックポイント
ThinkPadの代名詞である「極上のタイピング体験」は、X13でも健在です。 深めのキーストロークと心地よいクリック感は、長時間の資料作成やレポート執筆でも指への負担を軽減し、集中力を持続させます。

キーボード中央の「トラックポイント(赤ポッチ)」を使えば、ホームポジションから手を離さずにカーソル操作が可能。マウスが使えない狭い場所でも、効率的に作業を進められます。


③ 堅牢性と信頼性(MIL規格準拠)
「軽い=壊れやすい」ではありません。X13は、米軍の物資調達基準である「MIL-STD-810H」に準拠した過酷なテストをクリアしています。

落下、衝撃、振動、高温・低温、湿度など、様々な環境下での動作が確認されており、日々の持ち歩きや出張でのハードな使用にも耐えうるタフさを備えています。「現場で使う道具」としての信頼性は折り紙付きです。
④ 最新CPU・AI機能・テクノロジー対応
X13 Gen 6は、Intel版とAMD版で異なる最新プラットフォームを採用し、ニーズに合わせて選べます。
最新のCore Ultra シリーズ2(Arrow Lake)を搭載。高い処理性能と省電力性をバランスよく両立し、幅広いビジネス用途に対応します。(※Copilot+ PCには非準拠)

AI専用プロセッサー(NPU)を搭載したRyzen AI PRO 300シリーズを採用。マイクロソフトの「Copilot+ PC」要件を満たしており、オンデバイスでの高度なAI処理(リアルタイム翻訳、画像生成、会議の高品質化など)が可能です。将来的なAI機能の拡張にも対応できる先進性が魅力です。

「安定性と互換性を重視するならIntel」「最新AI機能を積極的に使いたいならAMD」という選び方ができます。
⑤ コスパの高さ(vs Let’s note)
プレミアムなX1シリーズと比較して、X13は導入しやすい価格設定が魅力です。軽量・堅牢・高性能というビジネスPCの必須条件を満たしながら、現実的な予算で手に入る点は、法人・個人問わず大きなメリットです。
同じモバイルノートとして比較されることの多い「Panasonic Let’s note」と比べても、X13は高いコストパフォーマンスを誇ります。
- Let’s note: 圧倒的な軽さと堅牢性、国内メーカーの手厚いサポートが魅力ですが、価格は高めです。
- ThinkPad X13: グローバルモデルとしての量産効果により、同等クラスの性能・堅牢性を持ちながら、よりリーズナブルな価格を実現しています。
「軽くて丈夫なPCが欲しいが、予算も賢く抑えたい」という実務派ユーザーにとって、X13は最適な選択肢となります。
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現行ラインナップと選び方
現在、ThinkPad Xシリーズは、標準的なクラムシェル型の「X13」と、タブレットとしても使える2-in-1型の「X12 Detachable」という2つのスタイルで展開されています。
それぞれのモデルの特徴と選び方を解説します。
現行モデル
選び方のポイント:スタイルで選ぶ
Xシリーズを選ぶ際の最大のポイントは、「どのようなスタイルで使いたいか」です。

- 特徴: オーソドックスなノートPCスタイル。Gen 6で900g台の軽量化を達成。
- メリット: 構造がシンプルで軽量、価格も2-in-1より抑えめ。キーボードの打鍵感も最も良い。
- おすすめの人: 営業職、学生、ライターなど、テキスト入力や資料作成が中心で、毎日持ち歩く人。「軽さこそ正義」という方に最適。

- 特徴: キーボードを取り外して、完全なタブレットとして使えるSurface Proのようなスタイル。
- メリット: タブレット単体では非常に軽量。ペン入力でのメモ書きやスケッチ、立ったままでの操作に最適。
- おすすめの人: 現場での点検業務、接客、プレゼン、教育現場など、タブレットとしての利用シーンが多い人。
以前は360度回転ヒンジを備えた「X13 Yoga」がありましたが、2025年モデルではラインナップから外れています。その役割は、兄弟モデルであるTシリーズの「ThinkPad T14s 2-in-1 Gen 6」などが引き継いでいます。回転型2-in-1が欲しい場合は、そちらも検討してみてください。
どんな人に選ばれているか
ThinkPad Xシリーズは、その「軽さ・堅牢性・使いやすさ」から、様々なフィールドで活躍するプロフェッショナルに選ばれています。
933gの軽さと長時間バッテリーは、外回りや出張が多いビジネスパーソンの最強の武器です。重い資料やサンプルと一緒でも、PCが軽ければフットワークは軽快に。移動中の隙間時間も、堅牢なボディと快適なキーボードで効率的なワークスペースに変わります。
大学生にとっては、日々の授業からレポート、卒論執筆まで、キャンパスライフを支える頼もしい相棒です。持ち運びやすいサイズと、ラフに使っても壊れにくいタフさは、アクティブな学生生活にぴったり。教員の方々にとっても、授業資料作成からオンライン授業、学会発表までオールラウンドにこなせる一台です。
「堅牢性・セキュリティ・コストパフォーマンス」の三拍子が揃ったX13は、企業の標準PCとして最適です。数百台規模での導入でも予算を抑えやすく、充実したサポート体制や管理機能により、IT部門の負担も軽減します。USB Type-AやHDMIなど、既存の設備と接続しやすいインターフェースも評価されています。
ThinkPad伝統のキーボードとトラックポイントは、テキスト入力が多い職業の方から絶大な支持を得ています。「思考を妨げない快適な打鍵感」は、執筆作業の生産性を高めます。どこへでも持ち運べる軽さは、取材やノマドワークにも最適です。
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Xシリーズ進化の軌跡
ThinkPad Xシリーズは、2000年の誕生以来、常に時代の最先端を行く「モバイルノート」として進化を続けてきました。その歴史は、まさにモバイルコンピューティングの歴史そのものです。
Xシリーズの原点。12.1インチ液晶を搭載し、モバイルPCとしての軽量性と堅牢性を両立。以降のXシリーズに共通する「持ち歩けるThinkPad」の方向性を決定づけました。
初のPentium III-M搭載で性能が大幅に強化。薄型軽量ながら、バッテリー駆動時間も延長され、「出張でも安心して使えるモバイルThinkPad」として評価されました。
ThinkPad史上初めて 1kg台前半(約1.2kg) を実現したモデル。「世界最軽量クラスの12インチノート」として話題になり、モバイルノートの象徴的存在に。
Intel Core Duoを搭載し、性能と携帯性のバランスが飛躍的に進化。また、X60 Tablet(タブレット型)が登場し、2-in-1の原点を築いた世代でもあります。
12.5インチの小型ボディにフルパワーCPUを搭載。「メインマシンとして使えるモバイル」を確立した名機。7列キーボードの最終形としても人気。
Ultrabook化の流れに乗り、薄型化と現在の6列アイソレーションキーボードへ刷新。デザインの大きな転換点となりました。
画面サイズを12.5インチから13.3インチへ拡大。ベゼルレス化を進め、現代的なモバイルノートのスタイルを確立。
製品名を「X13」に統一。AMDモデルを初投入し、高コスパモデルとしての地位を確立しました。
ついに約933gという歴史的な軽量化を達成。最新AIプロセッサーも搭載し、「軽さ・性能・先進性」を兼ね備えた、Xシリーズの新たな金字塔となりました。

まとめ:現場最強の相棒

ThinkPad Xシリーズは、華美な装飾よりも実用性を、スペック表の数字よりも現場での使い勝手を追求してきた「実務派のモバイルノート」です。
- 憧れのプレミアムモデルなら「X1シリーズ」
- 現場を支える頼れる相棒なら「Xシリーズ」
特に2025年の最新モデル「X13 Gen 6」は、長年の悲願であった「900g台の軽量化」と「最新AI機能への対応(AMD版)」を同時に実現し、モバイルPCとしての完成度を極限まで高めました。
「毎日持ち歩くから、少しでも軽い方がいい」「でも、キーボードや頑丈さには妥協したくない」「予算も賢く使いたい」――そんなあなたの声に応える最適解が、ここにあります。
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