「モバイルワークステーションが必要だが、種類が多すぎてどれを選べばいいか分からない」
「AI開発や3D CADに使いたいが、スペックの基準が曖昧だ」
2026年のThinkPad Pシリーズは、AI処理に特化したNPU搭載プロセッサー(Core Ultra / Ryzen AI) の全面採用や、世界初のメモリ規格「LPCAMM2」の導入など、かつてない進化を遂げました。
しかし、「P1、P16、P16v、P14s…型番の違いが複雑で分からない」という声も多く聞かれます。
この記事では、Pシリーズの基礎知識から最新モデルの比較、そしてあなたの業務に合わせた「正解の1台」までを徹底解説します。
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そもそも「ThinkPad Pシリーズ」とは?
ThinkPad Pシリーズは、Lenovoのラインナップの中で「モバイルワークステーション」に位置づけられる、プロフェッショナル専用のPCです。
見た目は一般的なビジネスノート(X1 CarbonやTシリーズ)と似ていますが、中身の設計思想は決定的に異なります。TシリーズやXシリーズが「事務・一般業務」向けであるのに対し、Pシリーズは以下の2点において、専門業務に特化しています。
1. 「ISV認証」による動作保証

Pシリーズ最大の特徴は、ISV(独立系ソフトウェアベンダー)認証を取得している点です。
AutoCAD、SolidWorks、Adobe Premiere Proといった高度な業務アプリケーションベンダーと連携し、「このPCならソフトが正常に動作する」というお墨付きを得ています。一般的なPCで起こりがちな「相性問題によるフリーズ」や「特定の機能が動かない」といったトラブルを未然に防ぎ、業務の信頼性を担保します。
2. 「長時間高負荷」に耐える設計
一般的なノートPCは、Web会議や資料作成など「断続的な負荷」を想定して作られています。
対してPシリーズは、レンダリングやAI学習など「CPUやGPUを100%使い続ける作業」を想定しています。そのため、強力な冷却ファンやヒートパイプ、専用のNVIDIA RTX GPUを搭載しており、長時間負荷をかけ続けても性能が低下(サーマルスロットリング)しにくい設計になっています。
型番の「アルファベット」で分かる選び方
「P14s」「P16v」「P16」……。Pシリーズは型番の末尾につくアルファベットを見るだけで、その機種のコンセプト(性能と価格のバランス)が分かります。これを知っておくと、モデル選びで迷わなくなります。
| 末尾 | 意味 | コンセプト・特徴 |
| s | Slim (スリム) | 【機動力重視】 Tシリーズの筐体をベースにした薄型軽量モデル。持ち運び頻度が高い営業職やエンジニア向け。価格も比較的安価。(例:P14s, P16s) |
|---|---|---|
| v | Value (バリュー) | 【コスパ重視】 sシリーズより排熱とパワーを強化しつつ、筐体コストを抑えたモデル。「予算は限られるが、パワーは妥協したくない」層向け。(例:P16v) |
| なし | Standard (無印) | 【絶対性能】 分厚く重いが、最高性能を誇るフラッグシップ。デスクトップPCを置き換える、妥協なきプロ仕様。(例:P16) |
| P1 | Premium (プレミアム) | 【薄型最高峰】 Pシリーズの技術を結集し、薄さと性能を両立させた別格のモデル。MacBook Proの対抗馬となる高級機。 |
【一覧表】2026年 Pシリーズ スペック比較
全モデルの立ち位置を比較表で整理しました。右に行くほど性能が高く、左に行くほど携帯性が高くなります。
| シリーズ | P14s / P16s | P16v | P1 | P16 |
| コンセプト | 【機動力】 軽量&コスパ | 【実用性】 性能と価格のバランス | 【薄型プレミアム】 最高級の携帯性&画質 | 【絶対性能】 最強のデスクトップ級 |
|---|---|---|---|---|
| 画面サイズ | 14型 / 16型 | 16型 | 16型 | 16型 |
| 重量 | 約1.39kg〜 | 約2.1kg〜 | 約1.84kg〜 | 約2.54kg〜 |
| CPU | Core Ultra (U/H) Ryzen AI | Core Ultra (H) | Core Ultra (H) | Core Ultra (HX) |
| 最大GPU | RTX 500 / 内蔵 | RTX 2000 (60W) | RTX 2000 (75W) | RTX 5000 |
| 最大メモリ | 96GB | 96GB | 64GB (LPCAMM2) | 192GB |
| 価格帯 | 20万円前後〜 | 25万円前後〜 | 40万円前後〜 | 50万円前後〜 |
各モデルの詳細解説:あなたに合うのはどれ?
1. ThinkPad P14s Gen6 / P16s Gen 4
〜 迷ったらこれ。最も売れている万能モデル 〜
最も身近で、多くのエンジニアやビジネスマンに選ばれているシリーズです。2026年モデルはIntel版とAMD版で性格が異なります。
- P14s (14インチ): 毎日持ち歩く営業職やエンジニア向け。
- P16s (16インチ): テンキーが必要な経理・設計・開発者向け。
| 構成 | 特徴・おすすめな人 |
| Intelモデル | NVIDIA RTX GPUが選べるのが最大の強み。 3D CADや映像編集をするならこちら一択。 |
| AMDモデル | コスパと省電力性が最強。 GPUは内蔵のみだが、CPUパワーは強力。事務・プログラミング・Linux用途に。 |
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2. ThinkPad P16v Gen 3
〜 コストを抑えて「プロスペック」を手に入れる 〜
「sシリーズではパワー不足だが、予算も限られている」という層に向けた、コストパフォーマンス特化モデルです。
- ⭕️ ここが良い:
- 拡張性: メモリとSSDのスロットが各2つあり、購入後の増設が容易。
- バッテリー: 90Whの大容量バッテリーで、実測14時間以上の駆動が可能。
- ⚠️ ここは注意:
- GPU(RTX 2000)の出力が60Wに制限されており、カタログスペックほどの3D性能は出ない。
- 筐体がプラスチック質感で、高級感は控えめ。
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3. ThinkPad P1 Gen 8
〜 クリエイターが憧れる「薄型最強」のスタジオ 〜
MacBook Proの対抗馬となる、薄型・軽量・高性能なフラッグシップモデルです。
- ⭕️ ここが良い:
- ディスプレイ: Tandem-OLED(2層有機EL) が圧巻。600nit以上の明るさと完璧な色再現。
- 質感と軽さ: メタルボディで約1.84kg。所有欲を満たす高級感。
- 新技術: 次世代メモリ「LPCAMM2」やThunderbolt 5をいち早く搭載。
- ⚠️ ここは注意:
- 薄型ゆえの排熱制約で、GPUはRTX 2000まで。重い3Dレンダリングには不向き。
- 価格が高い。
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4. ThinkPad P16 Gen 3
〜 妥協なき「持ち運べるデスクトップ」 〜
重さや厚さを度外視し、「性能」と「拡張性」を極限まで追求した化け物スペックのマシンです。
- ⭕️ ここが良い:
- 最強性能: Core Ultra HX + RTX 5000 という頂点の構成が可能。
- 異次元の拡張性: メモリ最大192GB、SSD最大12TB(3基)。他機種では不可能な構成。
- 冷却: 巨大なファンとヒートパイプで、長時間の全力稼働でもへこたれない。
- ⚠️ ここは注意:
- 重い(約2.54kg〜)し、分厚い。持ち運びには覚悟が必要。
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P16 Gen3 Intel
¥386,936~/16インチ/約1.84kg~
【結論】あなたにおすすめのモデルはこれだ!
これまでの比較を元に、用途別の推奨モデルを提示します。
💻 一般的なビジネス・開発・事務
- コスパ重視:
- 👉 P14s Gen 6 AMD(軽くてバッテリー持ちが良い。メモリは32GB推奨)
- テンキー必須:
- 👉 P16s Gen 4 AMD(大画面でExcelやコードが見やすい)
🎨 3D CAD・デザイン・動画編集
- 持ち運び頻度が高い:
- 👉 P14s Gen 6 Intel(dGPU搭載の14インチは貴重)
- 画質にこだわるクリエイター:
- 👉 ThinkPad P1 Gen 8(Tandem-OLEDとSD Expressカードスロットが必須)
🤖 AI開発・大規模解析・HPC
- 予算を抑えて環境構築:
- 👉 P16v Gen 3(自分でメモリ増設すればコスパ最強)
- 世界最強の環境が必要:
- 👉 P16 Gen 3(192GBメモリとRTX 5000で、ローカルLLMも余裕で動く)
ThinkPad Pシリーズは、プロフェッショナルの仕事を止めないための「信頼できる道具」です。
あなたのワークスタイルに合った最適な一台を選んで、2026年のビジネスを加速させてください。
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