ThinkPad P16v Gen 3/P16s i Gen 4/P14s i Gen 6 発表!違いを徹底比較【2025年9月発売予定】

  • URLをコピーしました!

LenovoはIFA 2025に合わせて、モバイルワークステーションの新モデル ThinkPad P16v Gen 3/P16s i Gen 4/P14s i Gen 6 を発表しました。

いずれも最新の Intel Core Ultra 200Hシリーズ を搭載し、AIワークロードにも対応。フラッグシップのP16 Gen 3やP1 Gen 8よりも手に届きやすい価格帯で、幅広いユーザー層をターゲットにしたラインアップです。

\ 9/11までの期間限定セール実施中 /

目次

P14s i Gen 6/P16s i Gen 4:兄弟モデルとして刷新

まず注目は、今回新たに「i」が付いた P14s i Gen 6P16s i Gen 4

P14s i Gen6
P16s i Gen4

内部仕様はほぼ共通で、違いはサイズとテンキーの有無だけです。

  • P14s i Gen 6:14.5インチ画面、テンキーレス、重量1.6kg〜
  • P16s i Gen 4:16インチ画面、テンキー付き、重量1.82kg〜

どちらも以下の共通仕様を備えています。

  • CPU:Intel Core Ultra 200Hシリーズ(最大16コア/5.4GHz)
  • GPU:NVIDIA RTX PRO 1000 Blackwell(最大8GB VRAM、オプション)
  • AI性能:最大539 TOPS(CPU+NPU+GPU合計)
  • メモリ:最大96GB DDR5-6400
  • ストレージ:PCIe Gen5 SSD 最大2TB

「P16s i」の “i” が意味するものとは?

今回初登場した「P16s i」というモデル名の “i” は、ThinkPadの命名規則上これまでにない新しい記号です。記事の文脈や製品仕様から推測してみました。

Intel専用モデルを示す“i”

これまで「ThinkPad X13s」などで“s”はSnapdragonモデルを意味しました。同様に、P14s i/P16s iでは、AMD版と区別するためのIntel版識別と考えられます。

メインストリームを強調する新しい区分

P14s/P16sは従来から「軽量メインストリームWS」でしたが、AI対応世代で改めて“i”を付け、ハイエンド(P16/P1)との差別化を図った可能性があります。

👉 つまり、「P16s i」はIntel Core Ultra搭載のメインストリームWSを表す新しい命名ルールと読み解けます。将来的に「P16s AMD」版が登場した場合、この“i”が区別のための重要な役割を担うと予想されます。

P16v Gen 3:一段上のパフォーマンスモデル

一方の P16v Gen 3 は、同じ16インチサイズでも 「s」系(P16s i)より上位の性能を持つパフォーマンス重視モデル です。

  • CPU:Intel Core Ultra 200Hシリーズ(最大16コア/5.4GHz)
  • GPU:NVIDIA RTX PRO 2000 Blackwell(最大16GB VRAM、オプション)
  • AI性能:最大897 TOPS(s/i系より大幅に上)
  • メモリ:最大96GB DDR5-6400(ECC対応可)
  • ストレージ:PCIe Gen5 SSD 最大4TB(RAID対応)
  • バッテリー:90Wh(ユーザー交換可)
  • 重量:約2.1kg〜

P16s iと見た目は似ていますが、内部のグラフィックス性能(GPU)が大きく違うのがポイントです。P16s iでは「RTX PRO 1000(8GB)」までなのに対し、P16vでは「RTX PRO 2000(16GB)」を選択可能。つまり、画像処理能力やAI演算性能が倍近く向上しています。

その結果:

  • CADや建築設計などで扱う複雑な3Dモデルをスムーズに動かせる
  • AI推論や大規模データ解析を高速に処理できる
  • 動画編集やレンダリングの仕上げ時間を短縮できる

といったメリットがあります。

マイク

P16s i=「軽量でコスパの良い16インチWS」P16v=「プロの現場で本格的にAI/3Dワークをこなせる上位モデル」という住み分けです!

主要仕様比較表

それぞれのモデルの特徴をもう少しわかりやすく整理するために、P14s i/P16s i/P16v の3機種を並べて比較してみましょう。P14s iとP16s iは「サイズ違いの兄弟モデル」、P16vは「ワンランク上の性能モデル」という関係性が一目で分かるはずです。

スクロールできます
モデル画面サイズGPUAI性能 (TOPS)メモリストレージ重量特徴
P14s i Gen 614.5インチRTX PRO 1000 (8GB)最大539最大96GB DDR5-6400最大2TB (Gen5)1.6kg〜軽量・テンキーレス
P16s i Gen 416インチRTX PRO 1000 (8GB)最大539最大96GB DDR5-6400最大2TB (Gen5)1.82kg〜16インチ+テンキー
P16v Gen 316インチRTX PRO 2000 (16GB)最大897最大96GB DDR5-6400/ECC対応最大4TB (Gen5, RAID)2.1kg〜高性能GPU・AI処理向き

サステナビリティと信頼性

これらのモデルもP1やP16 Gen 3と同様に、リサイクル素材の採用・プラスチックフリー梱包・環境認証(EPEAT Gold/ENERGY STAR/TCO 10.0)を取得。企業のESG調達基準を満たし、長期的に安心して導入できる環境配慮設計が施されています。

  • 企業ユーザーにとっては、環境配慮型PCを導入することがCSRや調達基準の安心感につながります。
  • 個人ユーザーにとっては、高性能と同時に「地球にも優しい1台」を所有できる誇りを得られます。

価格と発売時期

  • P16v Gen 3:1,939ユーロ(約33.5万円)〜
  • P14s i Gen 6:1,569ユーロ(約27.1万円)〜
  • P16s i Gen 4:1,599ユーロ(約27.6万円)〜

いずれも欧州で2025年9月発売予定。日本での展開は未定ですが、過去モデル同様に数か月以内に投入される可能性が高いです。国内販売時は、直販キャンペーンなどによりモデルによっては異なりますが20〜30万円前後に落ち着くと予想されます。

まとめ

今回発表された P14s i/P16s i/P16v は、いずれも最新のIntel Core UltraプロセッサとAI対応GPUを備えたモバイルワークステーションですが、立ち位置がはっきりと分かれています。

  • P14s i/P16s i は、14.5インチと16インチのサイズ違いの兄弟モデル。軽量で持ち運びやすい筐体に最大539TOPSのAI性能を搭載し、日常的なCAD作業、教育用途、モバイル環境でのAI開発などに適した「コストパフォーマンス重視のWS」です。
  • P16v は同じ16インチでも、GPUをRTX PRO 2000まで拡張可能にしたことで処理性能が倍増。AI推論や大規模な3Dレンダリング、建築設計、映像編集といった本格的なプロ用途に最適化された「上位パフォーマンスモデル」と位置付けられます。

つまり、「軽量さと価格を優先するならP14s i/P16s i」「AIや3Dを本格的に活用するならP16v」と選び分けるのがポイントです。

👉 ThinkNaviでは、国内展開や最新キャンペーン情報をいち早くお届けします。 ブックマークやSNSフォローで最新情報をチェックしてください!

\ 9/11までの期間限定セール実施中 /

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次