ThinkPad T14 Gen6 ILL｜AI時代のビジネスを加速する14型Copilot+ PC【2025年最新】

7つの特徴

ThinkPad T14 Gen6 ILL は、Copilot+ PC 世代の完成度を誇る14型メインストリームです。ここでは、その魅力を整理した「7つの特徴」を紹介します。購入前にまずこのポイントを押さえてください。

製品仕様まとめ

項目	内容
製品名	ThinkPad T14 Gen6（Intel／Lunar Lake）
OS	Windows 11 Pro 64bit（その他エディション選択可）
CPU（プロセッサー）	インテル® Core™ Ultra 7 vPro® Enterprise 268Vインテル® Core™ Ultra 7 258Vインテル® Core™ Ultra 5 vPro® Enterprise 238Vインテル® Core™ Ultra 5 228V
グラフィックス	CPU内蔵 インテル® Arc™ グラフィックス
メモリ	オンボード 32GB LPDDR5x-8533（最大32GB、増設不可）
ストレージ	256GB／512GB／1TB／2TB SSD（M.2 PCIe-NVMe Gen4、OPAL対応）
ディスプレイ	14.0型 WUXGA (1920×1200) IPS液晶・マルチタッチ対応／Privacy Guard対応／光沢なし・ブルーライト軽減／省電力パネル／DBEF5仕様
カメラ	5MP＋IR Webカメラ（プライバシーシャッター付）
オーディオ	Dolby Audio Speaker System、Dolby Voice対応
通信機能	Wi-Fi 7（IEEE802.11 be／ax／ac／a／b／g／n）Bluetooth 5.4／5G Sub6対応（オプション）／有線LAN（RJ-45）
インターフェース	USB4（Thunderbolt™ 4対応）×2USB 3.2 Gen1 ×2（うち1基Powered）HDMI、マイク／ヘッドホン・コンボ・ジャック、RJ-45
セキュリティ	TPM 2.0セキュリティチップパワーオン／スーパーバイザー／NVMeパスワードケーブルロックスロット（2.5×6mm）、HPD対応
指紋センサー	選択可（電源ボタン一体型）
キーボード	フルサイズ6列／89キー（Copilotキー搭載）TrackPoint＋3ボタンクリックパッド／バックライト選択可
ポインティングデバイス	TrackPoint＋3ボタンクリックパッド
カードスロット	なし
本体寸法（幅×奥行×高さ）	約315.9×223.7×10.9（前端）〜16.13（後端）mm最厚部 約21.95mm
本体質量	約1.46kg〜（構成により異なる）
バッテリー	57Wh リチウムイオンポリマーRapid Charge対応（約1時間で80％充電）
カラー	ブラック
堅牢性	MIL-STD-810H準拠（耐衝撃・耐振動・高温・低温・防湿試験クリア）
セキュリティスイート	ThinkShield（ハードウェア・ソフトウェア・サプライチェーンの総合保護）

インターフェース

ThinkPad T14 Gen6 ILL は、ビジネスに必要な主要ポートをしっかり装備。モバイル利用を前提に、外部ディスプレイ接続・周辺機器・急速充電まで幅広く対応します。

CPUの特徴

第2世代Core Ultra「Lunar Lake」採用

ThinkPad T14 Gen6 ILLは、インテル® Core™ Ultra（Lunar Lake／シリーズ2）を搭載。

これは、2025年登場の第2世代AI対応アーキテクチャであり、CPU・GPU・NPUの3つの演算エンジンを高効率に統合したCopilot+ PC向け最新プラットフォームです。

従来のMeteor Lakeから大幅に刷新されたSoC設計により、AIタスク・グラフィック処理・省電力性能のいずれも進化。特に「Vシリーズ（Lunar Lake）」は、軽量ノート向けに電力効率とAI性能を両立しています。

⚡ 最大118TOPSのAI性能

内蔵NPU「Intel® AI Boost」は最大48TOPSを発揮し、GPU（Intel® Arc™ Graphics）とCPU演算を合わせると総合最大118TOPSという圧倒的AIパフォーマンスを実現。

これにより、画像生成・音声認識・ノイズ除去・テキスト要約などの生成AI処理をローカルで完結できます。クラウド接続が不要なため、応答性の高速化とデータプライバシーの強化にもつながります。

🔍 「Memory on Package（MoP）」構造で高効率化

Lunar Lakeでは、メモリをCPUパッケージ上に統合する「Memory on Package（MoP）」を採用。これにより、従来のメモリスロット方式に比べてレイテンシの低減と消費電力の最適化を実現。LPDDR5x-8533メモリと組み合わせることで、軽量ノートながらハイパフォーマンスを維持します。

🎮 Intel® Arc™ Graphicsによる描画性能

GPUには、統合型のIntel® Arc™ Graphics（最大64TOPS）を搭載。一般的な内蔵グラフィックスを超える性能を発揮し、AI画像処理・動画編集・軽量3DアプリケーションなどのGPUアクセラレーションにも対応。ビジネス用途だけでなく、クリエイティブ作業にも適したバランス設計です。

🔋 超低消費電力と静音動作

Lunar Lake世代では、AI推論・動画再生・ブラウジングなど軽負荷時の電力制御を最適化。「Intel Thread Director」がリアルタイムでワークロードを判定し、必要最小限の電力で最大効率を引き出すことで、静音性と駆動時間を大幅に改善しています。

Aura Edition & Copilot+ PCとは？

💡 Copilot+ PC──AIを標準装備した新しいPCカテゴリー

Copilot+ PCとは、Microsoftが定義するAIネイティブPCの新基準です。

従来のWindows PCと異なり、高性能NPU（Neural Processing Unit）を内蔵し、クラウドに依存せずローカルでAI処理を実行できるのが最大の特徴です。

ThinkPad T14 Gen6 ILLはこのCopilot+ PC認定を受けたモデルで、AI支援機能「Copilot」をキーボードの専用キーからワンタッチで起動可能。

生成AIを活用した要約、画像生成、スケジュール提案、メール下書き作成などをクラウド接続なしで高速・安全に処理します。

さらに、「Recall」や「Cocreator」など、Windows 11の次世代AI体験にも最適化。AIが作業履歴や文脈を理解して支援することで、これまでの「作業するPC」から「共に考えるPC」へと進化しています。

🌌 Aura Edition──Lenovo独自のAI最適化とデザイン思想

“Aura Edition”とは、LenovoがCopilot+ PC世代に向けて設計した、AI最適化・省電力・感性デザインを統合した特別エディションの総称です。

T14 Gen6 ILLもこの思想を継承し、

• AI処理を中心としたSoC設計（Lunar Lake）
• Memory on Package構造による高効率な省電力化
• 人感センサーやPrivacy Guardによる知的UX設計
• ThinkShieldによるセキュリティ強化

といった技術的特徴を組み合わせています。

つまりAura Editionは単なる“見た目の特別モデル”ではなく、AIを活かし、人の感覚や作業リズムに寄り添う設計思想を表しています。

🧠 Copilotキーで始まる新しいワークスタイル

T14 Gen6 ILLには、キーボードに専用のCopilotキーを搭載。

キーを押すだけでWindows Copilotを呼び出し、AIが瞬時に文書作成・要約・検索などを支援します。
「AIを使うために操作する」のではなく、いつでも自然にAIが寄り添うワークフローを実現するのがCopilot+ PCの真価です。

おすすめ構成とカスタマイズの注意点

ThinkPad T14 Gen6は、CPUやメモリ、ストレージ、ディスプレイ、セキュリティ機能など幅広いカスタマイズが可能です。ただし、最新の Lunar Lake（MoP設計） を採用しているため、特にCPU＝メモリ容量が直結するなど、購入後の増設ができない部分もあります。

CPUとメモリの選び方

ThinkPad T14 Gen6 ILLは、最新のIntel® Core™ Ultra（Lunar Lake）を採用し、CPUとメモリが一体化されたMemory on Package（MoP）構造を採用しています。

そのため、購入後のメモリ増設は不可。CPU選択時にメモリ容量（16GB／32GB）も同時に決まる点に注意が必要です。用途に応じて、CPUとメモリの組み合わせを慎重に選びましょう。

Intel® Core™ Ultra 5 228V

もっともバランスの取れた標準CPU。軽快な動作と静音性を両立し、オフィスアプリやWeb会議中心のワークスタイルに最適です。メモリは16GB構成で十分快適に動作します。

• 最大クロック：4.5GHz
• AI性能：約90TOPS前後
• 推奨メモリ：16GB
• 特徴：省電力設計で発熱が少なく、バッテリー駆動時間を重視した構成
• おすすめ用途：営業／在宅ワーク／社用モバイルPC

Intel® Core™ Ultra 5 238V（vPro対応）

vPro® Enterprise対応で、IT部門による遠隔管理やセキュリティポリシー適用に最適。性能的にも228Vより余裕があり、複数アプリを並行して使うユーザーにも向いています。業務システムやクラウドアプリを多用するなら、32GB構成を選ぶと快適です。

• 最大クロック：4.7GHz
• AI性能：最大約97TOPS
• 推奨メモリ：16〜32GB（業務負荷に応じて）
• 特徴：リモート管理・セキュリティ強化に優れた企業向けCPU
• おすすめ用途：社内標準PC／IT管理環境／セキュリティ厳格な職場

Intel® Core™ Ultra 7 258V

AI推論やグラフィックス性能を強化した上位CPU。Intel® Arc™ Graphicsにより、画像編集や動画処理、AI生成タスクでも高いパフォーマンスを発揮します。AIやデータ解析ツールを活用するなら、32GB構成一択がおすすめです。

• 最大クロック：4.8GHz
• AI性能：最大約115TOPS
• 推奨メモリ：32GB（固定構成推奨）
• 特徴：AI処理・GPU性能のバランスが優れ、生成系アプリに強い
• おすすめ用途：AI支援活用／画像編集／動画プレゼン資料作成

Intel® Core™ Ultra 7 268V（vPro対応）

最大5.0GHzのクロックと最高118TOPSのAI性能を誇るフラッグシップ構成。複数の仮想環境・開発ツール・AI生成アプリを同時に動かすような負荷でも安定動作します。長期運用やプロフェッショナル用途を想定するなら、この構成が最適です。

• 最大クロック：5.0GHz
• AI性能：最大約118TOPS
• 推奨メモリ：32GB固定
• 特徴：AI処理・開発・分析タスクすべてに対応する最強構成
• おすすめ用途：開発者／データ分析者／管理職・リーダー層のメインマシン

用途別おすすめCPU詳細一覧表です。

用途	おすすめCPU	メモリ構成	特徴
軽快なモバイル業務中心	Ultra 5 228V	16GB	省電力・静音重視
企業導入・リモート管理重視	Ultra 5 238V（vPro）	16〜32GB	管理性・安定性が高い
AI活用・画像／映像編集	Ultra 7 258V	32GB	高AI性能＋強力GPU
高負荷業務・開発環境	Ultra 7 268V（vPro）	32GB	最上位・長期運用向け

T14 Gen6 ILLのメモリはオンボード（増設不可）のため、購入時の選択が非常に重要。一般用途なら16GBで十分、AI活用やマルチタスク前提なら32GBを推奨。どのCPUでもAI支援「Copilot+」機能をフルに活かせるが、　処理速度・将来性を考慮するとUltra 7シリーズ＋32GB構成が最も安定した選択です。

OS

ThinkPad T14 Gen6 ILLでは、初期導入OSとして Windows 11 Home と Windows 11 Pro が選択可能です。

購入時には、このWindows 11の中から 「Home」か「Pro」、そして 「日本語版」か「英語版」 を選ぶことになります。

• Windows 11 Home 64bit – 日本語版 / 英語 (US・UK)
  • 一般的な個人向けエディション。使いやすさを重視したシンプルな構成で、日常的な作業や学習利用には十分です。👉 コストを抑えて導入したい個人ユーザーに最適。
• Windows 11 Pro 64bit – 日本語版 / 英語 (US・UK)
  • ビジネス利用を想定した上位エディション。BitLocker暗号化やリモートデスクトップ、グループポリシー管理など法人向け機能を標準で備えています。👉 セキュリティや管理性を重視するビジネスユーザーにおすすめ。

Microsoft Office

ThinkPad T14 Gen6 ILLでは、プリインストールされる Microsoft Office を選択できます。購入後に自分で追加も可能ですが、最初から導入しておくとライセンス管理やセットアップの手間が省けて便利です。

選択肢は以下の通りです。

• なし（自分で後から用意する）
• Office Home & Business 2024（個人向け／法人向け）

どちらも「買い切り型（永続ライセンス）」で、一度購入すればずっと使えるタイプです。ただし価格は ＋35,200円 と高額なので、慎重に検討しましょう。

個人向けと法人向けの違いは、利用規約とサポート対象の範囲にあります。たとえば、法人向けライセンスは法人名義での導入や再ライセンスが認められているため、企業や団体での利用に適しています。一方、個人向けは家庭や個人事業主向けで、家庭用PCなどに導入するのに最適です。ソフトの内容（Word、Excel、PowerPoint、Outlook）は同じです。

以下のような方には、Office付き構成を選ぶメリットがあります。

一方で、最近は Googleドキュメントやスプレッドシート などの無料クラウド型オフィスも充実しており、軽い文書作成や表計算なら十分代用可能です。そのため「Officeどうしようかな…」と迷う場合は、まず “なし”で購入 → 必要になったら後から導入 でも安心です。

また、学生や教職員であれば、教育機関向けの無料・割引プログラム（例：Office 365 Education）を利用できるケースもあります。

ストレージ

ThinkPad T14 Gen6 ILLでは、最大1TBのM.2 PCIe NVMe SSD（OPAL対応）を選択可能。最新のPCIe Gen5モデルでは、従来のGen4 SSDと比べて約1.7倍の転送速度を実現します。V/H系CPU構成は PCIe 5.0 x4、U系CPU構成は PCIe 4.0 x4。※Gen5 SSDをU系に搭載した場合は Gen4相当の性能 で動作します。

256GB SSD（PCIe Gen4 ）

最もベーシックな構成。WindowsやOffice、日常業務のファイル保存であれば十分な容量です。ただし、Teamsの録画データや画像・動画を多く扱う場合は早めに容量が不足する可能性があります。

• タイプ：PCIe Gen4 TLC OPAL対応
• 読み書き速度：約5,000MB/sクラス
• おすすめ用途：文書中心の軽業務／営業用サブノート／コスト重視ユーザー

512GB SSD（PCIe Gen4 / OPAL対応）

容量とコストのバランスが良く、一般的なビジネス用途には最も現実的な選択。大量のPDFやプレゼン資料、画像ファイルを扱うユーザーにも安心です。

• タイプ：PCIe Gen4 TLC OPAL対応
• 読み書き速度：約5,000MB/sクラス
• おすすめ用途：標準的なビジネス利用／社内標準機として導入

512GB SSD（PCIe Gen5 Performance / OPAL対応）

最新のPCIe Gen5対応ドライブ。シーケンシャル読み込み速度は最大9,500MB/sに達し、AIアプリのキャッシュ生成や高解像度画像の展開処理をよりスムーズに実行できます。AIアシスタントやクリエイティブ用途を意識するなら、この構成が最適です。

• タイプ：PCIe Gen5 TLC OPAL対応
• 転送速度：Gen4比 約1.7倍
• 追加費用目安：＋約38,500円
• おすすめ用途：AI生成アプリ／画像編集／高負荷業務

1TB SSD（PCIe Gen5 Performance / OPAL対応）

T14 Gen6 ILLのおすすめ構成。最新のGen5性能に加え、AIモデル・大容量データ・開発環境をローカルで保持したい
エンジニアやクリエイターにも十分な容量を確保できます。価格上昇幅が比較的抑えられているため、長期運用前提なら最もコスパ良好です。

• タイプ：PCIe Gen5 TLC OPAL対応
• 転送速度：最大9,500MB/sクラス
• おすすめ用途：開発者／AI研究／動画・画像素材を多く扱う業務

ストレージ性能比較

容量	規格	速度（目安）	特徴	おすすめユーザー
256GB	PCIe Gen4	約5,000MB/s	標準構成・軽量業務向け	文書中心・営業職
512GB	PCIe Gen4	約5,000MB/s	バランス型・社内標準構成	一般ビジネス
512GB	PCIe Gen5	約9,500MB/s	高速処理・AI対応	画像編集・AI業務
1TB	PCIe Gen5	約9,500MB/s	大容量・高耐久	開発・クリエイティブ職

ディスプレイ

T14 Gen6 ILLでは、

• マルチタッチ対応の基本モデル
• 省電力パネル
• 高色域100%sRGB
• 視線覗き見を防ぐPrivacy Guard搭載モデル

の4種類から選択できます。

14型 WUXGA IPS（1920×1200）／タッチ非対応・45%NTSC・400nit

最も標準的でコストパフォーマンスに優れた構成。ビジネス文書やWebブラウジング、Teams会議など一般用途に十分な輝度と解像度を備えています。非光沢パネルのため、オフィス照明下でも反射が少なく見やすいのが特徴です。

• 輝度：400nit
• 色域：45%NTSC
• リフレッシュレート：60Hz
• おすすめ用途：文書作成／会議／一般的な業務PC

② 14型 WUXGA IPS（1920×1200）／マルチタッチ対応・45%NTSC・400nit

タッチ操作に対応した基本モデル。会議中のメモ書きやスクロール操作、PDF資料への注釈などが直感的に行えます。
指紋が付きにくい反射防止コーティングが施されており、ペン非対応ながら軽快なタッチ操作が可能です。

• 輝度：400nit
• 色域：45%NTSC
• リフレッシュレート：60Hz
• おすすめ用途：商談・プレゼン・打合せメモ共有

③ 14型 WUXGA IPS（1920×1200）／100%sRGB・省電力・500nit

高輝度かつ広色域の表示が可能な上位モデル。sRGB 100%対応により、写真やデザイン素材の色再現性が大幅に向上します。ブルーライト低減と省電力設計により、長時間作業でも目が疲れにくいのもポイント。AI会議中でも被写体や背景がより自然に映ります。

• 輝度：500nit
• 色域：100%sRGB
• リフレッシュレート：60Hz
• 特徴：省電力・高色再現性・視認性重視
• おすすめ用途：画像編集／Web制作／資料デザイン

④ 14型 WUXGA IPS（1920×1200）／100%sRGB・500nit・Think Privacy Guard搭載

覗き見防止機能「Think Privacy Guard」を備えた最上位モデル。Fn＋Dキーで瞬時にプライバシーモードをオン／オフでき、公共の場でも安全に業務が可能です。高輝度500nit・広色域100%sRGBの高品質表示を維持しながら、情報漏えいを物理的に防止します。

• 輝度：500nit
• 色域：100%sRGB
• リフレッシュレート：60Hz
• 特徴：視線制御機能搭載・ブルーライト軽減
• おすすめ用途：出張・カフェ・空港などでの作業／機密資料の閲覧

ディスプレイ比較表

モデル	タッチ	色域	輝度	特徴	用途
WUXGA IPS（45%NTSC／400nit）	✕	45%NTSC	400nit	標準構成・コスパ重視	一般業務・文書
WUXGA IPS（45%NTSC／400nit／タッチ）	○	45%NTSC	400nit	直感的操作・反射防止	プレゼン・商談
WUXGA IPS（100%sRGB／500nit／省電力）	✕	100%sRGB	500nit	高色再現・目に優しい	デザイン／長時間作業
WUXGA IPS（100%sRGB／500nit／Privacy Guard）	○	100%sRGB	500nit	覗き見防止・セキュリティ重視	出張・公共スペース

内蔵カメラ

T14 Gen6 ILLには、IRカメラ＋1080p FHDカメラ（一体型） が標準搭載されています。

• 5MP＋IR（プライバシーシャッター付） の高解像度カメラを搭載。オンライン会議でも被写体を鮮明に表示できます。
• IR（Windows Hello 顔認証） により、パスワード入力なしで即座に安全ログイン。
• プライバシーシャッター で物理的に映像を遮断でき、セキュリティ面も安心。

このIR＋FHDカメラ一体型は、「高画質映像」「高いセキュリティ」「安心のプライバシー保護」 をすべて兼ね備えており、ビジネスからプライベートまで幅広く安心して利用できます。

指紋センサー

ThinkPad T14 Gen6 ILLは、電源ボタン一体型の指紋センサーを搭載可能です。

電源を入れると同時にWindowsへのログインが完了し、スリープ解除もワンタッチ。

TPM 2.0チップと連携することで、認証データは暗号化され安全に保管されます。

顔認証を搭載しない構成でも、指紋センサーがあれば高いセキュリティを維持でき、外出先でのログイン操作もスムーズ。利便性と安全性を両立した実用的な機能です。

キーボード

ThinkPad T14 Gen6 ILLは、ThinkPad伝統の6列配列を採用したフルサイズ・防滴仕様キーボードを搭載。
打鍵感の高さと静音性を両立し、長時間タイピングでも疲れにくい設計です。

配列は日本語（JIS）と英語（US）から選択可能。どちらもバックライト付きで、暗所や夜間の作業時にもキーの視認性を確保できます。

また、本モデルではAI対応を象徴する「Copilotキー」を新搭載。ワンタッチでWindows CopilotやAIアシスタント機能を呼び出せるため、検索や要約、翻訳などをスムーズに行えます。

• キートラベル：1.5mm（Fn列・中央キーは1.35mm）
• バックライト：2段階調光対応
• Copilotキー搭載：AI操作をショートカット化
• 選択肢：日本語配列（標準）／英語配列（＋¥1,100）

ThinkPadならではの高い剛性と打鍵安定性はそのままに、AI時代に最適化された最新仕様です。

日本語キーボードと英語キーボード。

バックライトキーボードが光っている様子

電源アダプターの選び方- 標準ACとスリムGaN/Nano GaNの違い

ThinkPad Tsシリーズでは、電源アダプター（充電器）も用途に応じてカスタマイズが可能です。標準装備のものに加えて、軽量・コンパクトなGaN（窒化ガリウム）仕様のアダプターがオプションで選択できます。

現在、選べるアダプターは以下の3種類です。

種類	特徴・メリット	価格差
65W ACアダプター	最もスタンダードなモデル。堅牢でコスト重視。やや大きめ・重めだが信頼性重視派向け。	追加料金なし（標準）
65W スリムGaN ACアダプター	GaN素材を採用し、従来比で小型・軽量化。持ち運びが多い人におすすめ。コンパクト設計。	＋2,200円
65W ウォールマウントNano GaN ACアダプター	GaN技術採用＋壁コンセント直付け設計。最も小型・軽量。カフェや出張先でも省スペースでスマートに使える。	＋3,300円

公式サイトの口コミまとめ

🧠 AI利用にも最適（日本／星5）

5年前のXPSから買い替え。生成AIを多用するようになり購入しました。
パフォーマンスは大幅に向上し、AI PCとしても全く問題なし。
AI処理の安定性とスピードに満足。

💼 Great travel laptop that still has power（海外／星5）

GIS解析用途で使用中。処理速度とメモリ性能が非常に良く、
デスクトップの代わりとして出張先でも十分使える。
軽さと性能のバランスが高評価。

⌨️ Solid laptop（海外／星5）

堅牢な作りで、薄型ながら信頼性が高い。
キーボードの品質はさすがThinkPad。

💡 Perfect for everyday use（海外／星5）

大学院で使用。性能が素晴らしく、タッチ機能にもすぐ慣れた。
通学・持ち運び・研究用途にも最適。

🧳 Fresh Lenovo laptop（海外／星5）

T480から買い替え。動作が速く、複数アプリを同時に動かしても快適。
従来モデルからの移行でも違和感が少ない。

💰 Excellent value（海外／星5）

価格と品質のバランスが非常に良い。
Eシリーズより上位ながら、コスパが高く信頼性抜群。
サポート体制・耐久性・価格の総合満足度が高い。

⚠️ 一部指摘（星3）

😕 サポート対応への不満（海外／星3）

購入したうち1台が初期不良で交換対応となったが、
オンサイト保証内容やサポート窓口の説明がわかりにくかった。
製品自体は高性能だが、顧客対応の改善を望む声も。

レビュー総括

評価項目	平均スコア	コメント
性能	★★★★★ (5.0)	AIタスク・ビジネス利用ともに高速かつ安定
キーボード	★★★★★ (5.0)	打鍵感・耐久性・配列設計に満足の声多数
デザイン・携帯性	★★★★☆ (4.7)	軽量で持ち運びやすい、堅牢さも維持
価格満足度	★★★★★ (5.0)	性能とコストのバランスに優れる
サポート	★★★☆☆ (3.0)	初期不良対応や保証説明に改善要望あり

ThinkPad T14 Gen6 ILLは、従来のTシリーズの堅牢性・信頼性を維持しつつ、AI対応PCとしての処理能力・省電力性・モビリティを大きく進化させたモデルです。

特にAIアプリやクラウド連携を日常的に使うユーザーからの満足度が高く、「持ち運べるビジネスワークステーション」として高評価を獲得しています。

一方で、購入時の保証プランやサポート体験については改善の余地があるものの、製品自体の完成度・信頼性は非常に高く、現行Tシリーズの完成形といえるモデルです。

まとめ

ThinkPad T14 Gen6 ILLは、ビジネス現場で求められる信頼性・堅牢性・操作性に加え、新世代CPU「Intel® Core™ Ultra（Lunar Lake）」によるAI処理性能と省電力性の両立を実現した、Copilot+ PC世代のスタンダードモデルです。

14型の扱いやすいサイズに、最大32GBのMOPメモリと第2世代Intel® Arc™ グラフィックスを搭載し、表計算から画像処理、AIアシスタントの活用まで、幅広い業務をスマートにサポートします。

さらに、Wi-Fi 7／5G対応、Dolby Voice対応マイク、電源一体型指紋センサー、そしてCopilotキーを備えたバックライト付きキーボードなど、モバイルワークに必要な快適性と安全性をすべて備えた万能機。

「軽く・強く・賢い」この1台は、まさにAI時代のThinkPadを象徴するモデルです。