「タブレットの手軽さ」と「ワークステーション級の処理能力」。 この相反する要素を、ThinkPadの伝統である堅牢ボディに凝縮した一台、それが ThinkPad X1 2-in-1 Gen 10 (IAL) です。
本モデルは、最新の Intel® Core™ Ultra プロセッサー (Arrow Lake) を搭載した、レノボが誇るフラッグシップ2-in-1 PCです。
現在、メディア等で「驚異的なバッテリー持ち」と話題の兄弟機「Aura Edition (Lunar Lake搭載)」が存在しますが、今回レビューするArrow Lake版の役割は明確に異なります。それは、妥協なき「パワー」の追求です。
最大16コアのCPUとIntel Arc GPUがもたらす圧倒的なパフォーマンスは、動画編集やマルチタスク、そしてAI処理までをストレスなく消化。360°回転ヒンジによる変幻自在なスタイルは、デスクワークからプレゼン、クリエイティブなスケッチまで、あらゆるビジネスシーンに即座に適応します。
「性能も、使い勝手も、一切妥協したくない」 そんなプロフェッショナルのための、最強のモバイルパートナーを徹底解説します。
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7つの特徴
ThinkPad X1 2-in-1 Gen 10 IAL は、フラッグシップらしい完成度を誇る Arrow Lake搭載ビジネスモバイルです。 ここでは、その魅力を整理した「7つの特徴」を紹介します。購入を検討される際には、まずこのポイントを押さえてください。
最新Intel Arrow Lake搭載。最大16コア+Arc GPUで圧倒的パフォーマンス
高性能CPU「Intel Core Ultra (Series 2) H/Uシリーズ」と内蔵Arc GPUを搭載。重い資料編集や画像処理、AIアプリも快適にこなします。省電力版のLunar Lakeとは一線を画す「パワー」が持ち味です。

360°ヒンジで、使い方を自由に
ノート、タブレット、テント、スタンド──状況に合わせて自在に変形。会議ではスタンドモード、出張先ではタブレット+ペンでサインやメモも快適。1台でビジネスからクリエイティブまで柔軟に対応します。

Lenovo Yoga Pen対応。直感的な書き込み・スケッチ体験
オプションのLenovo Yoga Penは、磁気吸着(本体側面)+USB-C充電に対応。メモ取り・図面修正・イラスト制作など、紙のような自然な書き心地を実現。クリエイティブ業務や現場記録にも最適です。

最大64GB LPDDR5x メモリ+PCIe Gen5 SSDで超快適
最大64GBの高速メモリ(オンボード)とGen5 SSDに対応。大容量データや動画編集も余裕でこなせます。 (※Gen5 SSDはHシリーズ構成など一部モデルで選択可能)

OLED/IPSの高精細14型ディスプレイ
2.8K OLED(有機EL、最大120Hz)またはWUXGA IPSを選択可能。高輝度500 nitで屋外でも見やすく、Eyesafe 2.0認証で長時間作業も安心。動画編集やプレゼン資料も鮮やかに映し出します。

Wi-Fi 7&5G Sub6対応。どこでも高速・安定通信
最新のWi-Fi 7に加え、オプションで5G Sub6 WWANも搭載可能。オフィスでも外出先でも、高速で安定した接続を確保します。eSIM対応でモバイル環境の切り替えも簡単です。

MIL-STD-810H準拠の堅牢設計+Rapid Charge対応
軽量アルミボディながら、米軍規格テストをクリアした高耐久設計。57Wh バッテリー+Rapid Chargeで、約1時間で80%充電。長時間稼働が求められるビジネス現場でも安心して使えます。

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重要な違い:Lunar Lake版 と Arrow Lake版、どっちを選ぶ?
Gen 10には、CPUの異なる2つのモデルが存在します。レビュー記事を読む際や購入時は、ここを混同しないことが重要です。
| 特徴 | Arrow Lake版 (本機) | Lunar Lake版 (Aura Edition) |
| 型番末尾 | IAL | ILL |
|---|---|---|
| 重視する点 | ピークパワー・コア数 | 省電力・バッテリー持ち |
| CPUコア | 最大16コア (パワー重視) | 8コア (効率重視) |
| NPU (AI) | 標準的 | 強力 (Copilot+ PC準拠) |
| おすすめ | デスク作業が多い、動画編集をする、マルチタスク重視 | 外出がメイン、充電器を持ち歩きたくない |
海外メディア(CNETやPCMagなど)で絶賛されている「Gen 10」の筐体クオリティ、キーボードの打鍵感、ディスプレイの美しさは、このArrow Lake版でも完全に共通です。つまり、「世界が高評価したボディ」に「パワフルなエンジン」を載せたモデルと言えます。

製品仕様まとめ
ビジネスの現場で求められるスペックを網羅した、ThinkPad X1 2-in-1 Gen 10 (IAL) の基本仕様です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 初期導入済OS | Windows 11 Pro 64bit ※その他のエディションも選択可能 |
| プロセッサー | インテル® Core™ Ultra 7 vPro® Enterprise プロセッサー 265H インテル® Core™ Ultra 5 vPro® Enterprise プロセッサー 235H インテル® Core™ Ultra 7 vPro® Enterprise プロセッサー 265U インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 255U インテル® Core™ Ultra 5 vPro® Enterprise プロセッサー 235U インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 225U |
| セキュリティ・チップ (TPM) | あり |
| その他のセキュリティ機能 | パワーオン/スーパーバイザー/システムマネジメント/ハードディスク(NVMe)パスワード対応 セキュリティキーホール、HPD(人感検知)機能 |
| メモリー | オンボード:16GB/32GB/64GB(最大64GB) メモリースロット数:0(増設不可) |
| ストレージ | SSD:256GB/512GB/1TB/2TB(PCIe対応) |
| 光学ドライブ | 非搭載 |
| ビデオ・チップ | CPU内蔵(インテル® Arc™ グラフィックス/インテル® グラフィックス) |
| ディスプレイ | 14.0型 2.8K OLED(2880×1800)/マルチタッチ(10点)/ブルーライト軽減 14.0型 WUXGA IPS(1920×1200)/マルチタッチ(10点)/Privacy Guard対応・省電力モデルあり |
| インターフェース | USB4(Thunderbolt™ 4)×2 USB 3.2 Gen1(Powered USB)×1 USB 3.2 Gen1 ×1 HDMI マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック |
| ワイヤレスWAN | 対応(4G LTE/5G Sub6/eSIM対応) |
| ワイヤレスLAN | Wi-Fi 7(IEEE802.11be/ax/ac/a/b/g/n) Wi-Fi 6E(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n) Bluetooth v5.4**** |
| イーサネット | 非搭載 |
| オーディオ機能 | Dolby Atmos®, Dolby Voice® 対応 |
| カメラ | 全モデルプライバシーシャッター付き 8MP+IRカメラ(MIPI/人感検知機能) FHD 1080p+IRカメラ |
| カードスロット | 非搭載 |
| キーボード | フルサイズ(6列)JIS配列/89キー(Fn, PgUp, PgDn, Windows, 指紋認証, Copilotキー) TrackPoint+3ボタンクリックパッド or 触覚タッチパッド/バックライト付き |
| 指紋センサー | あり(キーボード内蔵) |
| ポインティングデバイス | TrackPoint+3ボタンクリックパッド/触覚タッチパッド |
| 本体寸法(幅×奥行×高さ) | 約 312.8 × 217.65 × 15.49 mm |
| 本体質量 | 約1.22kg〜(構成により異なる) |
| バッテリー | 3セル リチウムイオンポリマー(57Wh)/Rapid Charge対応(約1時間で80%) |
| バッテリー駆動時間(JEITA3.0) | 最大:動画再生 約14.3時間/アイドル時 約33.5時間(構成・環境により異なる) |
| 本体カラー | グレー |
| 注記 | *カスタマイズにより構成変更可能 **構成により寸法・重量は異なります ***利用状況・環境により駆動時間は変動します ****BluetoothバージョンはOSやWi-Fiモジュールの更新状況により異なる場合があります |
インターフェース
ThinkPad X1 2-in-1 Gen 10 IALは、約1.22kgの軽量ボディながら、ビジネス利用に必要な主要ポートをしっかり搭載しています。 薄型2-in-1にありがちな「USB-Cしかない」という不便さはなく、HDMIやUSB-A(四角いUSB)もドングルなしで直接接続可能です。

右側面
- 電源ボタン
- 本体左側に配置。スリープ復帰やタブレットモードへの切り替えもスムーズ。
- マイクロフォン/イヤホン・コンボ・ジャック(3.5mm)
- オンライン会議や音声通話に便利。外部マイク・有線イヤホンの接続に対応。
- USB 3.2 Gen1
- マウスやUSBメモリなど、標準的な周辺機器との接続に最適。
- HDMI
- 最大4K/60Hz出力に対応。プレゼンや外部モニター利用も快適。
- ケンジントン・ナノセキュリティスロット
- 2.5×6mmサイズのワイヤーロックを装着可能。オフィスでの盗難防止に有効。
左側面
- Powered USB 3.2 Gen1(Always On対応)
- スリープ中でもスマートフォンや周辺機器の充電が可能。
- Thunderbolt™ 4(USB4, 40Gbps)×2
- 超高速データ転送に加え、映像出力やPower Delivery(充電)に対応。
- ドッキングステーション接続で複数モニターや外部GPU拡張も可能です。
- nanoSIMカードスロット(WWAN対応モデルのみ)
- 4G LTE/5G Sub6通信対応。eSIM機能にも対応し、出先でもモバイルネットワークを利用可能。
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CPUの特徴:AIとパワーを両立する「Arrow Lake」
ThinkPad X1 2-in-1 Gen 10 IALの心臓部には、Intelの最新アーキテクチャを採用した Core Ultra プロセッサー (Series 2 / Arrow Lake) が搭載されています。
兄弟機であるLunar Lake版が「省電力・効率」に特化しているのに対し、本機が搭載するArrow Lakeは「パフォーマンスと拡張性」を重視した設計です
用途で選べる「H」と「U」
Arrow Lake版の最大の特徴は、利用シーンに合わせて2種類のCPUシリーズから選択できる点です。
| シリーズ | 特徴 | 向いている人 |
| Hシリーズ | 【パワー重視】 最大16コアの強力な演算能力と、高性能な「Arc Graphics」を搭載。動画編集やデザイン業務も快適。 | クリエイター エンジニア デスクトップ並みの性能が欲しい人 |
|---|---|---|
| Uシリーズ | 【バランス重視】 発熱と消費電力を抑えた設計。バッテリー持ちと静音性に優れ、一般的なビジネス業務に最適。 | 営業職 事務・管理部門 持ち運びが多い人 |
「AI × GPU」で業務効率を加速
本機はNPU(AI専用プロセッサー)を内蔵しており、「Intel AI Boost」によりAI処理を効率化します。 さらに、Hシリーズに搭載される Intel® Arc™ Graphics は、前世代の統合GPUと比較してグラフィック性能が飛躍的に向上しています。
- Web会議: 背景ぼかしやノイズキャンセリングをNPUが処理し、CPU負荷を低減。PCが重くなりません。
- クリエイティブ: Adobe LightroomのAIノイズ除去や、Premiere Proの自動文字起こしなどが高速化。
- ローカルAI: クラウドにデータを送らず、PC内でセキュアに生成AIチャットなどを実行可能。
企業導入に必須の「vPro® Enterprise」
ThinkPadを選ぶ大きな理由の一つがセキュリティです。 Arrow Lake版の一部のモデル(Core Ultra 5 235H / 265Hなど)は、インテル vPro® プラットフォームに対応しています。
これにより、情シス部門による遠隔管理(リモート管理)や、ハードウェアレベルでのセキュリティ強化が可能になります。企業一括導入や、機密情報を扱うプロフェッショナルにとって、vPro対応はLunar Lake版(一部構成)に対する明確なアドバンテージとなる場合があります。
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失敗しないカスタマイズ構成ガイド

ThinkPad X1 2-in-1 Gen 10 IALは、用途に合わせて細かくスペックを選べるのが魅力です。しかし、中には「購入後に変更・増設ができないパーツ」も多く含まれています。 長く快適に使うために、以下のポイントを必ずチェックしてから注文してください。
CPUの選び方:あなたに最適な「1つ」はどれ?

カスタマイズ画面で選べる4つのCPUは、すべて最新の「Core Ultra(シリーズ2)」です。 どれを選んでも普段使いには十分すぎる性能ですが、「処理速度(Ultra 5か7か)」と「ビジネス機能(vProの有無)」の違いがあります。
以下の比較表を参考に決めてみてください。
| CPUモデル | 特徴・違い | こんな人におすすめ |
| Core Ultra 5 225U | 【コスパ最高】 追加料金なしで選べる基本モデル。 事務作業やネット閲覧ならこれで十分快適です。 | ✅ 価格を抑えたい方 ✅ Word/ExcelやWeb会議が中心の方 |
|---|---|---|
| Core Ultra 5 235U (vPro®対応) | 【セキュリティ強化】 標準モデルより少し処理が速い。 企業向けの管理機能(vPro)に対応しています。 | ✅ 会社で使うPCとして購入する方 ✅ 仕事のデータをより堅牢に守りたい方 |
| Core Ultra 7 255U | 【パワー重視】 Ultra 5より性能が高い上位版。 複数のアプリを同時に開いても動作が重くなりません。 | ✅ 動画編集や大量のデータ処理をする方 ✅ 「パソコンが遅い」というストレスをゼロにしたい方 |
| Core Ultra 7 265U (vPro®対応) | 【全部入りの最上位】 最も処理能力が高く、セキュリティ機能も完備。 妥協のない最高スペックです。 | ✅ 予算度外視で「一番良いもの」を使いたい方 ✅ 3〜5年先まで性能不足を感じずに使い続けたい方 |
- 「Ultra 5」と「Ultra 7」どっちが良い?
-
- Ultra 5:一般的なビジネス用途(メール、資料作成、Web会議)ならこちらで十分です。
- Ultra 7:動画編集をしたり、ブラウザのタブを何十個も開くような「重い作業」をするなら、パワーに余裕があるこちらが安心です。
- 「vPro (ブイプロ)」って何?
-
- 個人利用なら不要です。「vProなし」のモデルを選んで安く済ませましょう。
- 法人利用(会社用)の場合、システム部門が遠隔でPCを管理したりセキュリティを守るために使われます。「vPro必須」という社内規定がある場合のみ、これを選んでください。
OSの選び方:Homeか、それともProか?
OS(基本ソフト)は、標準の「Windows 11 Home」と、ビジネス向けの機能を強化した「Windows 11 Pro」の2種類から選択できます。 さらに、グローバルに活躍する方向けに「英語版OS」も追加料金なしで選ぶことが可能です。
迷ったときは、以下の表を参考に決めてください。
| OSの種類 | 特徴・違い | こんな人におすすめ |
| Windows 11 Home | 【個人利用ならコレ】 一般的な家庭用パソコンと同じ標準エディション。ネット閲覧、動画視聴、個人でのOffice利用なら機能に不足はありません。 | ✅ 個人で購入・利用する方 ✅ コストを抑えたい方 |
|---|---|---|
| Windows 11 Pro | 【ビジネス標準】 セキュリティ機能(BitLocker暗号化)や、遠隔操作(リモートデスクトップ)のホスト機能など、仕事に必須の機能を備えています。 | ✅ 仕事で使う方(特に法人) ✅ 会社のセキュリティ規定がある方 ✅ 情報漏洩対策をしっかりしたい方 |
ThinkPadの直販サイトでは、OSの言語を**「日本語版」だけでなく「英語版 (US/UK)」**に変更することも可能です(無料)。
- 日本語版:通常はこちらを選んでください。
- 英語版:メニューや設定画面がすべて英語になります。外資系企業にお勤めの方や、プログラミング環境を英語で統一したいエンジニアの方に選ばれています。
- ※後から言語パックで表示言語を変えることもできますが、最初から英語版を選べるのは直販ならではのメリットです。
Microsoft Office:サブスクがおすすめ


「なし」を選んで、サブスク版を契約するのが正解。
カスタマイズ画面では、プリインストール版の「Office Home & Business 2024」を選択できますが、価格は約3.5万円と高額です。
しかも、ここで追加するOffice(OEM版)は「このPC 1台限り」のライセンスです。市販のパッケージ版とは異なり、将来PCを買い替えたとしても、新しいPCに権利を移すことはできません。
ここではあえて「なし」を選択し、別途「Microsoft 365 Personal(サブスクリプション版)」をAmazonや楽天で購入することを強くおすすめします。
- 複数台で使える: PC、タブレット、スマホなど最大5台まで同時使用OK。
- 1TBクラウド付き: 写真やデータをたっぷり保存でき、スマホ連携も快適に。
- 実は安い: Amazonや楽天のセールやポイント還元を利用すれば、公式サイトで追加するより安く手に入ることが多いです。
PCが届くのを待つ必要はありません。「オンラインコード版」なら、今すぐ購入してライセンスキーを受け取れるので、新しいPCが届いた瞬間からOfficeを使えます。
【学生・教職員の方へ:ちょっと待った!】
購入する前に、所属する学校のライセンスを確認してください。 多くの大学や教育機関では「Microsoft 365 Education」という包括契約を結んでおり、在学中は無料で最新のOffice(デスクトップ版)が使えるケースが多いです。 個人で買うと二重払いになってしまうので、まずは学校のITセンターやポータルサイトをチェックしましょう。もし学校のライセンスが使え
メモリの選び方:後悔しないための「32GB」推奨

ThinkPad X1 2-in-1 Gen 10 IALのメモリは、基板に直接ハンダ付けされている「オンボード」タイプです。 購入後に裏蓋を開けて増設・交換することは一切できません。
現在選べるのは以下の2種類です。将来を見越して慎重に選びましょう。
| メモリ容量 | 特徴・違い | こんな人におすすめ |
| 16GB | 【基本構成】 事務作業、ブラウジング、動画視聴など、一般的なビジネス用途であれば十分動作します。 コストを最優先するならこちら。 | ✅ 価格を抑えたい方 ✅ 同時に開くアプリが少ない方 (Excelとブラウザだけ、等) |
|---|---|---|
| 32GB | 【ThinkNavi推奨】 Web会議をしながら資料を開き、裏でチャットアプリを動かす… といった現代のマルチタスクも余裕でこなせます。 PCの寿命(快適に使える期間)が確実に伸びます。 | ✅ 3年以上快適に使いたい方 ✅ アプリを閉じずに切り替えて使う方 ✅ 「動作が重い」ストレスを感じたくない方 |
結論:「迷ったら32GB」が正解です。
Windowsやアプリは年々アップデートで重くなっていきます。「今は16GBで足りる」と思っていても、2〜3年後にはメモリ不足で動作がモッサリしてくる可能性があります。 後から増やすことは物理的に不可能です。1年あたり数千円の投資と考えて、最初から32GBにしておくことが、結果的に最もコスパの良い選択になります。
(※2025年現在、直販サイトでは64GBモデルは選択できません)
ストレージの選び方:「Gen4」で十分? それとも「Gen5」?

ThinkPad X1 2-in-1 Gen 10 IALのストレージは、全モデルで高速な「SSD (M.2 PCIe NVMe)」を採用しています。 カスタマイズのポイントは、「容量」と、データの読み書き速度を決める「規格(Gen4 または Gen5)」の組み合わせです。
現在選択できる構成を整理しました。
| 容量 | 規格 | 追加コストの目安 | こんな人におすすめ |
| 256GB | Gen4 | 標準構成 | ✅ クラウド保存がメインの方 予算を極限まで抑えたい方向けですが、OSやアプリで半分近く埋まる可能性があるため注意が必要です。 |
| 512GB | Gen4 | +17,600円 | ✅ 【コスパNo.1】 一般的なビジネス利用ならこれで困ることはありません。最もバランスの良い選択です。 |
| 512GB | Gen5 | +35,200円 | ✅ 最新規格を試したい方 爆速ですが、体感速度の向上に対して価格差(Gen4の倍)が見合うかは用途次第です。 |
| 1TB | Gen4 | +59,400円 | ✅ 【ThinkNavi推奨】 動画、画像、資料をPC内にどんどん保存したい方。数年は容量不足に悩みたくないならコレ。 |
| 1TB | Gen5 | +74,800円 | ✅ クリエイター・開発者 大容量データを扱う際、Gen5の転送速度が作業時間の短縮に直結する方向け。 |
| 2TB | Gen5 | +162,800円 | ✅ 最強スペックが必要な方 動画編集の素材置き場や、ローカルAIモデルの保存など、プロフェッショナルな用途に。 |
画像にある通り、同じ容量でも「Gen5 Performance」を選ぶと価格が跳ね上がります(例:1TBの場合、差額は約1.5万円)。
- PCIe Gen4 (Gen4 TLC OPAL): 現在の主流規格です。Windowsの起動もデータのコピーも十分に高速で、一般的な業務で「遅い」と感じることはまずありません。基本的にはこちらを選んで、差額をメモリやCPUに回すのが賢い選択です。
- PCIe Gen5 (Gen5 Performance TLC OPAL): 最新の超高速規格です。理論値ではGen4の約2倍の速度が出ますが、発熱しやすく高価です。「4K動画素材を頻繁に移動する」「数GB単位のデータを毎日扱う」といった明確な目的がある場合のみおすすめします。
迷ったら「512GB Gen4」または「1TB Gen4」を選べば間違いありません
ディスプレイの選び方:「見やすさ」か「映像美」か?

ThinkPad X1 2-in-1 Gen 10 IALのディスプレイは、すべてのモデルでタッチ操作に対応しています。 選ぶ際のポイントは、「画面の質感(映り込み具合)」と「解像度(画質)」です。
現在選べる4つのパネルを、特徴ごとに分類しました。
| パネル種類 | 追加コスト | 特徴・メリット | こんな人におすすめ |
| WUXGA IPS (反射防止) | 標準 | 【スマホに近い見え方】 適度な光沢があり、文字や写真がクッキリ見えます。 完全にマット(非光沢)ではありません。 | ✅ 標準的な画質で十分な方 ✅ タブレットのようなクリアな画面が好きな方 |
|---|---|---|---|
| WUXGA IPS (光沢なし) | +4,400円 | 【ビジネス推奨】 照明の映り込みを最大限に抑えた「完全なつや消し」仕様。 長時間作業でも目が最も疲れにくいです。 | ✅ Office作業がメインの方 ✅ 蛍光灯の反射が気になる方 ✅ テキスト入力が多いライター・事務職 |
| 2.8K OLED (有機EL) | +26,400円 | 【圧倒的な映像美】 黒が締まり、色彩が鮮やか。120Hz対応で動きもヌルヌルです。 ただしバッテリー消費は早くなります。 | ✅ 写真・動画編集をする方 ✅ 映画や映像コンテンツを楽しみたい方 ✅ スマホのような高精細画面が欲しい方 |
| Privacy Guard (覗き見防止) | +59,400円 | 【特殊フィルター内蔵】 ボタン一つで視野角を狭め、横からの盗み見を防ぎます。 | ✅ 新幹線やカフェでの作業が多い方 ✅ 画面フィルターを貼りたくない方 |
重要な違い:「反射防止」と「光沢なし」って何が違う?
画像の上部にある赤字の注釈が非常に重要です。
- 反射防止 (Anti-reflection / AR): 「半光沢」のようなイメージです。少しツヤがあり、色が鮮やかに見えますが、光沢なしパネルに比べると多少の映り込みがあります。最近のタブレットやスマホに近い質感です。
- 光沢なし (Anti-glare / AG): ThinkPad伝統の「マット(つや消し)」加工です。表面がサラサラしており、背景がほとんど映り込みません。書類作成などの「文字を読む作業」にはこちらが最適です。
内蔵カメラ

選択の余地なし。標準で「高画質+顔認証」を搭載。
カスタマイズ画面での選択肢は 「IRカメラ、1080p FHDカメラ」 の一択となっており、標準で搭載されています。
- FHD 1080p: 一般的なHD画質(720p)よりも鮮明で、Web会議で「画質が良い」と好印象を与えられます。
- IR(赤外線): Windows Helloの顔認証に対応しています。パスワード入力なしで、画面を見るだけで瞬時にログインできるため、セキュリティと利便性が両立されています。
ポインティングディバイス:好みに応じて

ThinkPadの操作性を決める重要なパーツです。以下に2つのタイプの特徴をまとめました。
※現在の直販モデルでは、どちらを選んでも「WWAN(LTE/5G)非対応」となる構成が多いようです。モバイル通信を必須とする方は、構成選択時に「WWAN対応」が表示されるか必ず確認してください。
クリックパッド

【保守派・確実性重視】 従来通り、独立した3つの物理ボタンがあるタイプです。 「カチッ」とした確実なクリック感を求める方や、手袋をして操作する現場などではこちらが安心です。
触覚タッチパッド(Haptic TouchPad)

【★推奨・先進派】 物理的な沈み込みを廃止し、振動でクリック感を再現する最新パッド(ハプティック)です。 パッド上部まで全域でクリック可能になり、操作領域が広がります。静音性や耐久性にも優れており、これからの主流となるデバイスです。
キーボード:配列は「使い慣れた方」でOK

打鍵感(キーストローク約1.5mm)の良さは共通です。 どちらを選んでも、暗い場所で便利な「バックライト」は標準装備されます。
- 日本語配列 (標準): 【多くの人に推奨】 Enterキーが大きく、日本語入力の切り替え(半角/全角)もスムーズです。特にこだわりがなければこちらを選びましょう。
- 英語配列 (+2,200円): 【プログラマー・シンプル派】 キーの印字がアルファベットのみでスッキリしています。ホームポジションがズレにくいですが、Enterキーが横長になる点や、日本語入力切替の操作が異なる点には注意が必要です。
バックライトキーボードが光っている様子

ThinkPadのキーボードの打ちやすさの秘密や、赤ポチ(トラックポイント)の使いこなし術については、以下の記事でさらに深掘りしています。


電源アダプター:「スリムGaN」一択
標準アダプターのままだと、せっかくの986gが台無しになります。

カスタマイズ画面で最も注意すべき罠がここです。 X1 2-in-1 Gen 10 の標準電源アダプターは、昔ながらの「黒いレンガ(箱型)」タイプです。 持ち運ぶには重くてかさばり、ケーブルの付け根が弱りやすいという口コミもあります。
ここで+2,200円を追加し、最新の「GaN(窒化ガリウム)」モデルへ変更することは、もはや義務と言っても過言ではありません。
①Lenovo USB Type-C 65W ACアダプター

【据え置き用 】
特徴: 本体だけで約220g。さらに太い電源コード(約60g)が加わり総重量は約300g。持ち運びには不向きです。
ユーザーの声: 「電源部の大きさがネック」「付属品の予備として購入したが、やはり大きい」

\ ThinkNavi推奨 /
【究極のモバイル派へ】
特徴: 最新素材「GaN」採用で、標準の半分以下のわずか93g。プラグも折りたためる最強モデルです。
ユーザーの声: 「小型軽量で持ち運びが楽」「出張用カバンに隙間ができた」

【今回は選ばなくてOK】
特徴: 一見良さそうですが、プラグが折りたためない致命的な弱点があります。カバンの中で邪魔になるためおすすめしません。
スタマイズ画面では、必ず②「65W USB Type-C GaN ACアダプター」を選択してください。
- 標準(レンガ) → 重い、デカイ、コードが邪魔。
- GaN(Nano) → 軽い、小さい、コードすっきり。
この劇的な違いが、たった+2,200円で手に入ります。後から単品で買うと約5,000円するので、ここで変えておかないと絶対に損をします。
▼ 「標準 vs GaN 詳細比較表」を開く
| 項目 | ① 標準 (レンガ) | ② GaN (Nano) | ③ ウォール |
| 価格 (カスタマイズ) | 標準 (0円) | + 2,200円 | + 2,200円 |
|---|---|---|---|
| 本体サイズ | 46 x 108 x 29 mm (分厚い箱型) | 65 x 31 x 31 mm (極小スティック) | 56 x 29 x 56 mm (サイコロ型) |
| 本体重量 | 約 220g + 太いコード | 約 93g (最軽量) | 約 175g |
| プラグ (刃) | – (コード接続) | 折りたたみ可 | 折りたたみ不可 |
| メリット | デスク裏に隠すなら 安定感あり。 | 圧倒的に軽い。 持ち運びの負担ゼロ。 | ケーブル紛失なし。 |
| デメリット | 重い・かさばる。 付け根が弱いとの声あり。 | コンセント形状により 隣を塞ぐ場合がある。 | プラグ収納不可。 カバンで邪魔になる。 |
| 判定 | 【我慢】 持ち歩きには不向き | 【絶対推奨】 X1 Carbonの相棒 | 【非推奨】 選ぶ理由がない |
もちろん、充電ポートは汎用的な「USB Type-C (PD対応)」なので、Ankerなどのサードパーティ製充電器も問題なく使用できます。 「純正アダプターとAnker、どっちがいいの?」と迷っている方は、以下の記事で人気モデルとの比較を徹底解説していますので、あわせてご覧ください。

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実際の使い勝手・評判(公式サイトレビューより)
レノボ公式サイトには、実際に本機(Gen 10)を手にしたオーナーから、満点の「星5つ」評価が続々と寄せられています。 国内のThinkPadファンからグローバルなビジネスユーザーまで、その満足度の高さが伺えるコメントをピックアップしてご紹介します。
「キーボード」と「パワー」で選ぶならコレ(日本国内ユーザー)
評価:★★★★★ 5.0 「ThinkPadのキーボードが好きで他に選択肢が無く、この機種のこのCPU(Arrow Lake)が出るのを待って購入しました。予想通り素晴らしい機種です。これからも追加で購入することがあれば、迷わずThinkPadを購入します。」 (出典:公式サイトレビュー )
「入力デバイスの王者」としての信頼は健在です。薄型化が進むモバイルPCの中で、ThinkPadだけが持つ独特の打鍵感はGen 10でも継承されています。 特に注目すべきは、話題の省電力版(Lunar Lake)ではなく、パフォーマンス重視のArrow Lake版(IAL)を指名買いしている点です。「妥協のない性能」と「打ちやすさ」を求める玄人ユーザーにとって、このモデルが正解であることを裏付けています。
5年前のモデルとは「別次元の速さ」(海外ユーザー)
評価:★★★★★ 5.0 「5年前のX1 Yogaからの買い替えですが、読み込み、ログイン、処理速度のすべてが爆速になりました。(中略)Ultra 9プロセッサーを気に入っています。大きな進化です。」 (出典:公式サイトレビュー )
数世代前のPC(第8世代〜第10世代Coreなど)を使っている方なら、その進化に驚くこと間違いなしです。Arrow Lake世代のプロセッサーは、OSの起動から重いアプリの立ち上げまで、あらゆる動作をキビキビとこなします。
仕事・学校・エンタメ、これ1台で完結(海外ユーザー)
評価:★★★★★ 5.0 「学校、仕事、音楽鑑賞、動画視聴まで、あらゆる用途で完璧に動作します。冷却システムは以前のノートPCより遥かに静かで、バッテリー持ちも素晴らしいので充電器を持ち歩かなくなりました。」 (出典:公式サイトレビュー)
2-in-1ならではの柔軟性が高く評価されています。特に冷却ファンの静音性についての評価は、集中して作業したいユーザーにとって嬉しいポイントです。 (※バッテリー駆動時間は構成や使用環境により異なりますが、筐体の完成度はシリーズ共通の強みです)
まとめ:ThinkPad X1 2-in-1 Gen 10 (IAL) は誰におすすめ?
ThinkPad X1 2-in-1 Gen 10 (Arrow Lake) は、「妥協なき性能」「携帯性」「2-in-1の柔軟性」のすべてを高次元でまとめた傑作です。
話題のLunar Lake版が「持ち運び特化」だとすれば、このArrow Lake版は「デスクワークもクリエイティブもこなす万能選手」。 オフィスではマルチモニターでバリバリ仕事をこなし、会議室や移動中にはタブレットやペンを活用する──そんなハイブリッドな働き方に、これ以上の相棒はありません。
- デスクトップ級の処理能力を持ち歩きたい、パワー重視のビジネスマン
- ペンを使って直感的にアイデアをまとめたり、図面修正をするクリエイター
- 3年〜5年先まで快適に使える、最高スペックのPCを探している方
- ThinkPad伝統の「打ちやすいキーボード」が絶対に譲れない方
決して安価なモデルではありませんが、その価格に見合うだけの「生産性」と「体験」を約束してくれます。 フラッグシップの証であるX1ロゴと共に、あなたのビジネスを加速させてください。
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