ThinkPad X1シリーズの中でも、360度ヒンジとタッチ・ペン入力に対応するのが「ThinkPad X1 2-in-1」です。
2026年現在は、最新のGen11 Aura Editionと、2025年モデルのGen10 ILL(Lunar Lake)/Gen10 IAL(Arrow Lake)が主な選択肢です。
同じX1 2-in-1でも、
「最新のGen11を選ぶべきか?」
「省電力重視ならGen10 ILL?」
「CPU性能重視ならGen10 IAL?」
と、用途によっておすすめモデルが変わります。
本記事では、Gen11・Gen10 ILL・Gen10 IALの違いを比較しながら、2026年にどのモデルを選ぶべきかをわかりやすく整理します。
結論を先にまとめると、
- 最新モデルを長く使うならGen11
- 省電力・バッテリー重視ならGen10 ILL
- CPU性能重視ならGen10 IAL
- 中古で選ぶならGen9以降
が基本的な選び方です。
旧「X1 Yoga」から「X1 2-in-1」へどのように進化したのか、360度ヒンジやペン入力といった2-in-1ならではの特徴もあわせて解説します。
現在買えるX1 2-in-1
2026年現在、X1 2-in-1を購入するなら、中心となるのはGen11とGen10の3モデルです。
最新のGen11 Aura Editionに加えて、2025年モデルのGen10には、省電力を重視した**ILL(Lunar Lake)と、CPU性能を重視したIAL(Arrow Lake)**があります。
| モデル | モデル年 | 特徴 |
|---|---|---|
| Gen11 | 2026年 | 最新世代 |
| Gen10 ILL | 2025年 | 省電力・バッテリー重視 |
| Gen10 IAL | 2025年 | CPU性能重視 |
選び方をシンプルにすると、最新世代ならGen11、省電力重視ならGen10 ILL、CPU性能重視ならGen10 IALです。
現在Lenovo公式でチェックしたいのは、次の3モデルです。
X1 2-in-1
Gen10のILLとIALは、同じGen10でも性格が異なります。ILLは省電力・モバイル重視、IALはCPU性能重視と考えると分かりやすいでしょう。
より詳しい違いは、専用記事で比較しています。

では、Gen11・Gen10 ILL・Gen10 IALの中から、どのモデルが自分に合うのかを先に整理してみましょう。
結論|おすすめモデル
2026年にX1 2-in-1を選ぶなら、最新性・省電力・CPU性能のどれを重視するかで決めると分かりやすいです。
| こんな人におすすめ | 選ぶモデル |
|---|---|
| 最新モデルを長く使いたい | X1 2-in-1 Gen11 |
| 省電力・バッテリーを重視したい | X1 2-in-1 Gen10 ILL |
| CPU性能を重視したい | X1 2-in-1 Gen10 IAL |
3モデルの位置づけを図で整理すると、次のようになります。

迷った場合は、まずGen11とGen10の価格差を確認してみましょう。
最新世代を長く使いたいならGen11。2025年モデルまで含めて選ぶなら、省電力・バッテリー重視はGen10 ILL、CPU性能重視はGen10 IALと考えるとシンプルです。
中古まで含めて価格を抑えたい場合は、後半で紹介するGen9以降も選択肢になります。
次に、Gen11・Gen10 ILL・Gen10 IALの主な違いを比較していきます。
Gen11・Gen10を比較
X1 2-in-1のGen11・Gen10を比べると、大きな違いはCPU世代と、どこに性能の重点を置いているかです。
最新のGen11はIntel Core Ultra シリーズ3へ進化。Gen10は、Lunar Lakeを搭載するILLとArrow Lakeを搭載するIALに分かれ、省電力性とCPU性能のどちらを重視するかで選べます。
| モデル | 主なCPU | 特徴 |
|---|---|---|
| Gen11 | Core Ultra シリーズ3 (Code Name: Panther Lake) | 最新世代・長期使用向け |
| Gen10 ILL | Core Ultra シリーズ2 200V (Code Name: Lunar Lake) | 省電力・バッテリー重視 |
| Gen10 IAL | Core Ultra シリーズ2 200 U/H (Code Name: Arrow Lake) | CPU性能・マルチタスク重視 |
- Gen11は、2026年の最新世代です。Core Ultra シリーズ3を搭載し、最大64GBのLPDDR5XメモリやPCIe 5.0 SSDにも対応。最新世代を長く使いたい場合は、まず候補にしたいモデルです。
- Gen10 ILLは、Lunar Lake世代のCore Ultra 200Vシリーズを搭載。メモリをCPUパッケージ上に配置するMoP(Memory on Package)を採用しており、モバイル利用や省電力性を重視した構成です。
- Gen10 IALは、Arrow Lake世代のCore Ultra U / Hシリーズを搭載。ILLとは方向性が異なり、CPU処理性能やマルチタスク、大容量メモリを重視したい人に向いています。構成によって最大64GBメモリを選択できます。
3モデルをシンプルに整理すると、
- Gen11=最新世代
- Gen10 ILL=省電力・モバイル重視
- Gen10 IAL=CPU性能重視
という位置づけです。
ここからは、まず最新モデルのGen11から詳しく見ていきます。
Gen11|最新世代
ThinkPad X1 2-in-1 Gen11 Aura Editionは、2026年モデルの最新X1 2-in-1です。
Intel Core Ultra シリーズ3へ世代が進み、360度ヒンジやタッチ・ペン入力といった2-in-1ならではの使い方を維持しながら、CPU・メモリ・ストレージなどの基本性能が強化されています。
重量は構成によって約1.14kg〜と、360度回転ヒンジを備えた14インチ2-in-1として高いモビリティを維持。最大64GBのLPDDR5Xメモリ、58Whバッテリー、PCIe 5.0 SSDにも対応しています。
Gen11の進化点
Gen11で注目したいポイントは、次のとおりです。
- Core Ultra シリーズ3を搭載
- 最大64GBのLPDDR5Xメモリ
- PCIe 5.0 SSDに対応
- 58Whバッテリーを搭載
- 約1.14kg〜の軽量設計
- 360度ヒンジ・タッチ操作に対応

最新モデルを長く使いたい人や、CPU世代や基本性能の新しさを優先したい人にはGen11が向いています。
一方、最新世代にこだわらなければGen10も有力です。特にGen10は、省電力重視のILLとCPU性能重視のIALを選べるため、用途がはっきりしている場合は価格差も含めて比較するとよいでしょう。
Gen11のCPU、ディスプレイ、ペン入力、各モードでの使い勝手などをさらに詳しく知りたい方は、個別レビューで解説しています。

最新世代よりも省電力性やCPU性能の方向性を選びながら価格を抑えたい場合は、次のGen10をチェックしてみましょう。
Gen10|用途で選ぶ
ThinkPad X1 2-in-1 Gen10は、2025年モデルです。
Gen10の特徴は、同じ世代の中にILL(Lunar Lake)とIAL(Arrow Lake)の2モデルがあり、使い方に合わせて選べることです。
最新のGen11にこだわらず、省電力性やCPU性能など重視するポイントが明確な人には、Gen10も有力な選択肢です。
ILLとIALの違い
選び方をシンプルにすると、次のようになります。
- Gen10 ILL:Lunar Lake|省電力・バッテリー重視
- Gen10 IAL:Arrow Lake|CPU性能・マルチタスク重視
ILLは、Core Ultra 200Vシリーズを搭載した省電力重視のモデルです。外出先で長時間使うことが多い人や、バッテリー持ちを重視する人に向いています。
一方のIALは、Arrow Lake世代のCore Ultraを搭載。CPU処理性能やマルチタスクを重視する場合はこちらが候補です。
つまり、
持ち運び・バッテリー重視 → Gen10 ILL
処理性能・マルチタスク重視 → Gen10 IAL
と考えると分かりやすいでしょう。

ILLとIALは同じGen10でも性格が大きく異なるため、より詳しいCPU性能やバッテリー、メモリ構成などの違いは専用記事で比較しています。

省電力・バッテリーを重視する方はこちら。

CPU性能を重視する方はこちら。

Gen10は、最新世代より価格を抑えながら、自分の使い方に合わせてILLとIALを選べるのが魅力です。
続いて、現在の「X1 2-in-1」が、従来のX1 Yogaからどのように進化してきたのかを簡単に整理します。
Yogaからの進化
現在のThinkPad X1 2-in-1は、以前「ThinkPad X1 Yoga」と呼ばれていたシリーズの流れを受け継いでいます。
360度回転するヒンジを使い、ノートPCとしてだけでなく、スタンド・テント・タブレットのように使える基本コンセプトは現在も共通です。
大きな転換点となったのがGen9です。
この世代からシリーズ名が「X1 Yoga」から「X1 2-in-1」へ変更され、製品の特徴である2-in-1スタイルが、より分かりやすい名称になりました。
名称変更とペンの進化
名称だけでなく、ペンの使い方も変化しています。
従来のX1 Yogaでは、本体内部に収納できる小型のペンが特徴でした。一方、近年のX1 2-in-1では、より使いやすいサイズのペンを利用するスタイルへ移行しています。
つまり、シリーズの流れをシンプルに整理すると、
X1 Yoga
360度ヒンジ+ペンを備えたプレミアム2-in-1
↓
Gen9:X1 2-in-1へ名称変更
2-in-1という特徴を前面に
↓
Gen10
ILL / IALの2方向へ展開
↓
Gen11
最新CPU世代へ進化
という流れです。

名前は変わりましたが、360度ヒンジ・タッチ操作・ペン入力を活用できるX1シリーズの2-in-1モデルという基本的な位置づけは変わっていません。
Gen8以前のX1 Yogaを含め、過去のX1シリーズを詳しく確認したい方は、歴代モデルの記事も参考にしてください。

続いて、X1 2-in-1ならではの360度ヒンジとペン入力の使い方を整理します。
2-in-1ならではの特徴
X1 2-in-1の魅力は、通常のノートPCとして使えるだけでなく、360度回転ヒンジとタッチ・ペン入力を活用して使い方を変えられることです。
仕事ではノートPC、打ち合わせではスタンド、資料を見るときはタブレットと、シーンに合わせてスタイルを切り替えられます。
360度ヒンジ
ディスプレイを360度回転できるため、主に次の4つのスタイルで使えます。
- ノートモード:通常のPC作業
- スタンドモード:動画視聴やプレゼン
- テントモード:省スペースで画面を見せたいとき
- タブレットモード:タッチやペン操作
通常のクラムシェル型ノートにはない、利用シーンに合わせて形を変えられる柔軟性がX1 2-in-1の大きな特徴です。

ペン入力
X1 2-in-1はペン入力にも対応しており、画面へ直接書き込めます。
PDFへのコメント、会議中のメモ、資料への手書き、簡単なスケッチなど、キーボードとマウスだけではしにくい操作を直感的に行えるのがメリットです。
特に、資料を見せながら説明したり、その場で画面へ書き込んだりする使い方では、通常のノートPCとの違いを感じやすいでしょう。
一方、360度ヒンジやペン入力をほとんど使わず、軽さを最優先するならX1 Carbonの方が向いている場合があります。
次に、X1 CarbonとX1 2-in-1の違いを簡単に整理します。
Carbonとの違い
X1 CarbonとX1 2-in-1は、どちらもX1シリーズの14インチモバイルPCですが、選ぶポイントは明確に異なります。
軽さを優先するならX1 Carbon、タッチ・ペン・360度ヒンジを活用したいならX1 2-in-1が基本です。
| 比較ポイント | X1 Carbon | X1 2-in-1 |
|---|---|---|
| 軽さ | ◎ | ○ |
| 360度ヒンジ | ― | ◎ |
| タッチ操作 | △ | ◎ |
| ペン入力 | △ | ◎ |
| タブレット利用 | ― | ◎ |
| 通常のPC作業 | ◎ | ◎ |
X1 Carbonは、薄型・軽量なクラムシェル型ノートとして、持ち運びやすさを最優先したい人に向いています。
一方、X1 2-in-1は少し重量が増える代わりに、画面を360度回転させてタブレットのように使ったり、ペンで直接書き込んだりできるのが大きな違いです。
そのため、
- 軽さ・持ち運び重視 → X1 Carbon
- タッチ・ペン・画面回転重視 → X1 2-in-1
と考えると選びやすいでしょう。
X1 Carbonを含めた現行X1シリーズ全体の違いは、こちらの記事で詳しく比較しています。

X1 2-in-1を選ぶことが決まったら、次は新品だけでなく中古・型落ちまで含めて、どの世代を狙うかを考えてみましょう。
中古はGen9以降
X1 2-in-1を中古で選ぶなら、ThinkNaviではGen9以降をひとつの目安としています。
Gen9は、従来の「X1 Yoga」からX1 2-in-1へ名称が変わった最初の世代です。現在のシリーズにつながるモデルとして分かりやすく、中古価格を重視する場合の候補になります。
中古での優先順位をシンプルに整理すると、
- Gen10:型落ち・中古の第一候補
- Gen9:価格重視なら候補
- Gen8以前:積極的にはおすすめせず、価格や状態をよく確認
と考えるとよいでしょう。
Gen10はILL・IALとも比較的新しい世代なので、新品との価格差が大きければ中古も有力です。
さらに購入価格を抑えたい場合はGen9まで広げて探せますが、中古品では世代だけでなく、バッテリー状態・メモリ容量・SSD容量・ペンの有無・保証の有無も確認しておきましょう。
中古の購入先
販売店や整備済み品を含めて探したい場合はAmazon、価格を重視して個人出品まで含めて探したい場合はメルカリが候補になります。
現在の中古価格・取扱状況をチェック! /
安さ重視ならメルカリ、保証付きならAmazon
Gen8以前のX1 Yogaまで含めて過去モデルを調べたい方は、歴代X1の記事で詳しくまとめています。

中古を含めても、2026年時点ではGen11・Gen10・Gen9の中から予算に合わせて選ぶと整理しやすいでしょう。
まとめ|おすすめモデル
2026年にX1 2-in-1を選ぶなら、最新性・省電力・CPU性能・価格のどれを重視するかで決めると分かりやすいです。
- 最新モデルを長く使う → Gen11
- 省電力・バッテリー重視 → Gen10 ILL
- CPU性能・マルチタスク重視 → Gen10 IAL
- 中古で価格を抑える → Gen9以降
迷った場合は、まずGen11とGen10の価格差を確認してみましょう。
最新世代を選びたいならGen11。2025年モデルまで含めるなら、バッテリー重視はGen10 ILL、CPU性能重視はGen10 IALと考えるとシンプルです。
さらに価格を抑えたい場合は、Gen10の型落ち・中古や、Gen9まで広げて探す方法もあります。
X1 2-in-1は、360度ヒンジとタッチ・ペン入力によって、通常のノートPCとは違った使い方ができるのが魅力です。
軽さだけでなく、画面を回転させて使う場面やペン入力を活用するかどうかも含めて選ぶと、自分に合ったモデルが見つかりやすくなります。
現在の販売価格や構成は変わるため、購入前にLenovo公式で最新情報を確認してみてください。
X1 Carbonを含めたX1シリーズ全体から選びたい方は、こちらの記事も参考にしてください。





