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X1 2-in-1完全ガイド|Yogaからの進化と選び方【2026年版】

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ThinkPadの最高峰「X1シリーズ」において、王道のクラムシェル(ノートPC型)であるX1 Carbonと双璧をなすのが、360度回転ヒンジを搭載したマルチモードPC「ThinkPad X1 2-in-1」です。

長年「ThinkPad X1 Yoga」の名で愛されてきましたが、Gen 9を節目に名称が現在の「X1 2-in-1」へと刷新されました。「名前が変わって中身はどうなったの?」「結局、X1 Carbonとどちらを選ぶべき?」と迷われる方も多いのではないでしょうか。

ThinkPad X1 Carbon完全ガイドでも解説している通り、Carbonが「究極の軽さ」を追求しているのに対し、2-in-1は「アルミボディの高級感とクリエイティブな柔軟性」が最大の持ち味です。

本記事では、X1 2-in-1(旧Yoga)シリーズの独自機能や進化のポイント、そして最新モデルの選び方を徹底解説します。ビジネスにタブレットや手書き入力の利便性をプラスしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

※まだX1シリーズ全体のモデル選びで迷っている方は、先にThinkPad X1の選び方!最新4機種の特徴とおすすめをご覧ください

目次

X1 2-in-1(旧Yoga)とは?

ThinkPad X1 2-in-1は、その名の通り「1台で2役」をこなすコンバーチブル型のノートPCです。単にディスプレイがタッチ対応しているだけでなく、ディスプレイが背面に360度回転する独自構造を持っています。

ビジネスの現場では、通常の「ラップトップモード」に加え、以下のモードが活躍します。

回転ヒンジとマルチモード

X1 2-in-1の最大の武器は、状況に応じて4つの形状(モード)に変身できることです。

  • ラップトップモード: 通常のノートPCとしての利用。ThinkPad伝統の打ちやすいキーボードで、資料作成やメール返信を快適に行えます。
  • テントモード / スタンドモード: キーボードを背面に隠して自立させるスタイル。対面でのプレゼンテーションや、新幹線・飛行機の狭いテーブルで動画を視聴する際に、省スペースかつ画面を相手に見せやすいのが特徴です。
  • タブレットモード: ディスプレイを完全に折り返すスタイル。移動中に立ったまま資料を確認したり、ペンでメモ書きをする際に威力を発揮します。

マグネット吸着ペンの進化

旧「X1 Yoga」シリーズを知るユーザーにとって、最も大きな変化が「付属ペン」の仕様です。

以前のX1 Yoga(Gen 8まで)は、本体内部に収納できる細いペンが採用されていました。紛失のリスクが低い反面、「細すぎて長時間握ると疲れる」という声もありました。

「X1 2-in-1」への名称変更のタイミング(Gen 9以降)で、ペンは本体側面にマグネットで吸着・充電するタイプ(Lenovo Slim Pen)へと進化しました。これにより、鉛筆に近い太さと握りやすさを獲得し、イラスト作成や長時間の文字入力が格段に快適になっています。 (※モデルや構成によりペンの付属状況が異なる場合があるため、購入時は仕様をよくご確認ください)

「Yoga」からの名称変更の理由

長らく親しまれた「Yoga」という名称が消えたことに驚いた方もいるかもしれません。

現在、Lenovoにおいて「Yoga」ブランドは、主にコンシューマー(一般消費者)向けのプレミアムPC(Yoga 7i / 9iなど)として展開されています。そこで、ビジネス向け最高峰であるThinkPadブランドの中で、より機能的で分かりやすい名称とするために「ThinkPad X1 2-in-1」へと統一されました。

名前は変わりましたが、「堅牢性(Milスペック準拠)」と「使いやすさ」を両立したビジネスツールとしてのDNAは、確実に継承・進化しています。

X1 Carbonとの決定的な違い

兄弟機である「X1 Carbon」とスペック(CPUやメモリ)だけで比較すると、その違いは分かりにくいかもしれません。しかし、実機を手に取るとそのキャラクターは全く異なります。

「とにかく軽さ重視」ならThinkPad X1 Carbon完全ガイドで紹介しているCarbon一択ですが、2-in-1には「重さを許容してでも選びたくなる」独自の魅力があります。ここでは3つの観点で比較します。

素材:アルミ vs カーボン

最大の違いはボディの素材です。

  • X1 Carbon: カーボンファイバーとマグネシウム合金を使用。ThinkPad伝統の「マットブラック」で、しっとりと手に馴染む、少し柔らかみのある質感が特徴です。
  • X1 2-in-1: 天板から底面までCNC削り出しのアルミニウム素材を採用しています。カラーは「ルナグレー」で、金属特有のひんやりとした手触りと、高い剛性(カッチリ感)があります。

ビジネスシーンで「道具としてのタフさ・黒さ」を求めるならCarbon、「洗練されたプレミアム感・金属の質感」を求めるなら2-in-1が満足度が高いでしょう。

重量:持ち運びの境界線

毎日持ち歩くユーザーにとって、重量差は無視できないポイントです。

  • X1 Carbon: 約 980g 〜(構成による)
  • X1 2-in-1: 約 1.3kg 〜(構成による)

その差は約300g〜400g。「ペットボトル1本弱」の違いですが、カバンに入れた時の感覚は大きく異なります。 常にカバンに入れて移動し続ける営業職の方には、1kgを切るCarbonの機動力が勝ります。一方、社内移動がメインの方や、車移動が多い方であれば、2-in-1の重量感は剛性感の裏返しとして頼もしく感じられるはずです。

機能:タッチと画面の光沢

ディスプレイの仕様も大きく異なります。

X1 Carbonは基本的に「非光沢(ノングレア)液晶」が主流で、タッチパネルはオプション扱いです。照明の映り込みが少なく、事務作業に最適化されています。

対してX1 2-in-1は、全モデルが「マルチタッチ対応」です。画面表面は強化ガラスで覆われているため、基本的には光沢(グレア)寄りですが、反射防止(ARAS)加工が施されており、ギラつきは抑えられています。 指でのスクロール操作や、PDFへの赤入れ、顧客への画面提示などの「操作性」を重視するなら、2-in-1のディスプレイが圧倒的に便利です。

【活用法】どんな人に向いている?

「1台で何役もこなす」X1 2-in-1は、特に以下のような職種・用途の方に選ばれています。

1. 営業・プレゼンが多い人

外出先での打ち合わせでは、ノートPCモードで議事録を取りつつ、説明時にはくるっと回して「スタンドモード」や「タブレットモード」で資料を提示。 紙の資料を配る手間が省け、画面への書き込みでスムーズな意思疎通が可能です。「説明用デバイス」と「作業用PC」を1台に集約できます。

2. 研究者・手書きメモ派

数式やフローチャート、アイデアのラフスケッチなど、キーボードだけでは表現しにくい情報を扱う方に最適です。 最新モデルのペンはマグネット吸着・自動充電に対応しており、いつでも紙のノート感覚でPDFへの赤入れや講義資料の作成が行えます。

3. クリエイティブ作業の補助

動画編集やイラスト制作を本格的に行う専用機ではありませんが、2.8K OLEDモデルなどを選べば、発色の良さを活かした画像確認や簡易編集に強みを発揮します。 「外出先でもクリエイティブな確認作業をしたい」というニーズに応えます。

歴代モデルと中古の選び方

X1 2-in-1(旧Yoga)は、2016年の初代から毎年進化を続けています。 「昔のモデルと何が違うの?」「中古で買うならどれ?」という疑問にお答えします。

歴代スペック変遷

初代から最新モデルまで、CPUの世代や筐体サイズ、重量の変化などを網羅した詳細な年表を作成しています。各モデルの細かいスペック違いを知りたい方は、以下のデータベース記事をご覧ください。

中古の狙い目は「Gen 6」以降

中古での購入を検討する場合、おすすめは2021年に登場した「Gen 6」以降のモデルです。理由は大きく3つあります。

  1. ディスプレイ比率が「16:10」に: 縦方向の情報量が増え、今のビジネスアプリが快適に使えます(Gen 5までは16:9で画面が細長い)。
  2. Web会議機能の強化: Gen 6以降はカメラやマイク性能が向上しており、リモートワークに適しています。
  3. アルミ筐体の完成形: デザインが現行モデルに近く、古さを感じさせません。
  • コスパ重視なら: Gen 6 〜 Gen 7
  • 性能重視なら: Gen 8 〜 Gen 9(最新機能に近い)

最新Gen 10の選び方(ILL / IAL)

2025年モデルである「ThinkPad X1 2-in-1 Gen 10」を選ぶ際、最も注意しなければならないのが「ILL」と「IAL」という2つのシステム構成の違いです。

外観はほぼ同じですが、中身(CPUの設計)が全く異なり、得意とする作業が明確に分かれています。

バッテリー重視なら「ILL」

「ILL」モデルは、Intelの最新アーキテクチャ「Lunar Lake(Core Ultra Series 2)」を採用しています。

このモデルの最大の特徴は、驚異的な電力効率です。メモリをプロセッサに統合することで消費電力を劇的に削減しており、外出先でACアダプターなしで一日中作業したいモバイルワーカーに最適です。

  • メリット: 実働で20時間を超えるようなロングバッテリー(※構成による)、発熱が少なくファンも静か。
  • デメリット: メモリの増設や交換が完全に不可能(購入時に決定する必要あり)。マルチコア性能の絶対値はIALに劣る。

「充電を気にせずどこでも仕事をしたい」という方は、迷わずこちらのモデルを選んでください。

処理性能重視なら「IAL」

「IAL」モデルは、「Arrow Lake(Core Ultra Hシリーズ等)」を採用した、従来の進化系とも言えるパフォーマンス重視のモデルです。

コア数(頭脳の数)が多く、複数の重いアプリを同時に立ち上げたり、動画編集や大量のデータ処理を行う場合に真価を発揮します。

  • メリット: デスクトップPCに迫る高い処理能力。高負荷な作業でもカクつきにくい。
  • デメリット: ILLモデルに比べるとバッテリー消費は早い。高負荷時にファンが回りやすい。

「2-in-1でもメインマシンとしての絶対的なパワーが欲しい」という方は、こちらが正解です。

新機能「Aura Edition」

Gen 10には、AIを活用した「Aura Edition」機能が搭載されています。

  • Smart Share: スマホをPCの画面端にコンコンと当てるだけで写真を転送。
  • Smart Care: リアルタイムでサポートを受けられる機能。
  • Shield Mode: 覗き見を検知して自動で画面をぼかすセキュリティ機能。

まとめ:こんな人におすすめ

ThinkPad X1 2-in-1は、単なる「画面が回るパソコン」ではありません。X1 Carbon譲りの極上のキーボードとパフォーマンスに、「書く・描く・見せる」というクリエイティブな自由度を上乗せした、現代のビジネスに最適なマルチツールです。

特に、以下のような方に自信を持っておすすめします。

  • ペンを活用したい人: PDFへの赤入れ、アイデアのラフスケッチ、商談中のメモ取りをデジタル化したい。
  • 対面コミュニケーションが多い人: 画面を相手に向けたり、タブレット状態で資料を見せながら説明する機会が多い。
  • 「モノ」としての質感を重視する人: プラスチックや塗装の質感ではなく、ひんやりとした金属の剛性感や高級感を所有したい。

もしあなたが「1gでも軽く」を最優先しないのであれば、X1 2-in-1がもたらす多様な使い方は、毎日の仕事に新しい発見を与えてくれるはずです。

ご自身のワークスタイルに合わせて、最適なモデルを選んでみてください。

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